年明けに作った八朔ジャムを友人にプレゼントしたら、商品化を勧められたので、すぐその気になって作ることに
ただ、食品衛生法により自宅のキッチンで作ったものを販売するわけにはいかない
そこで製造を引き受けてくれる会社を探し、数社に問い合わせたのが1月中旬のこと
その中に、少数ロットで引き受けていただける老舗和菓子屋さんにめぐり逢うことが出来た
実は今日、2回目の試作品の味見をしてきたところ。
1回目は、砂糖の量を加減する必要があった
原因は仕入れた八朔そのものが、酸味が全くなく、ネーブルオレンジのような甘味の強いものだったから
果肉も八朔特有のサクサクとした粒感がない。もちろん、それはそれで甘くて美味しいんだけど、「これは八朔なの?」と疑問に思ってしまった
わたしの八朔のイメージは、苦くてくちびるがとんがるほど酸っぱい果物
子供のとき、お風呂上がりによく食べた味。それは薄皮を剥いた八朔に、砂糖がたっぷりとかかっていて、ほろ苦くて酸っぱーいあの味
当時はいまみたいに甘い果物に恵まれていなかった。だから、イチゴや八朔、夏みかんに砂糖をかけてたべることが多かったと記憶している。
でも大人になって、八朔の苦さも酸っぱさも、喜んで受け入れられるようになった
だから、甘い八朔は求めていないの
2回目の試作品では、酸味をレモンで加え、砂糖を限界まで控えてつくっていただいたので、爽やかでやさしい味に仕上がっていた
元の果実の味を再現したいから、極力甘さ控えめが好きだけど、糖分が少なすぎると傷みやすいので、適切な量を加える必要があり限界の量にしていただいたのだ。
これで無事5月のイベントで販売出来そうです
すでにラベルも準備万端
あとはイベント前日のラベル貼りを待つばかり
まさかのジャムづくりが、現実になりました