記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

気まぐれなGoogle map パリ滞在記

2023年10月15日 19時28分51秒 | Paris

 

 

パリ万博が開催された1900年代には、166箇所あったエクトル・ギマール設計のアール・ヌーヴォー建築のメトロの入口。なんと第一次世界大戦時には、時代遅れと否定され、ほとんどが取り壊されてしまった

唯一パリに2駅だけ、オリジナルが残っている

そのひとつがポルトドーフィーヌ駅だ。これはひとめ見ておきたい

 

パリ滞在4日目の朝に行くことに決めた

 

モンパルナス駅からだと、6番線でシャルル・ド・ゴール・エトワールまで行き、2番線に乗り換えて終着駅が目的地。

 

地上に出ると、早速Googleマップを開いた。

 

ちょうど出口周辺が工事中だったので、マップ通りには行けず、そして駅のそばにあるパリ・ドフィーヌ大学に向かう生徒達の間に混じって渡る横断歩道

 

渡った先で学生達とは逆方向に歩き出した。なぜかGoogleマップが示しているところは、どうみても芝生のど真ん中

かといって歩道からこの広場に行くには車道を乗り越えないといけない。このままだと、円形状の広場の周りを一周してしまうではないか

そこで、朝の通勤で忙しい時間ではあるが、歩いている方に尋ねることにした

 

50代くらいのマダム、頭にスカーフを被っていたので、イスラム教徒の方だったのかもしれません。

 

用意しておいたポルト・ドーフィーヌ駅の写真を見せて、「ここに行きたいんです!」と訴えたら「通勤途中にあるからついてきて!」と、答えてくれた

 

一緒に歩いて行くと、Googleマップが示した円形広場からどんどん遠ざかっていく。なんだ、やっぱり全然違うじゃない

 

そして、ネットでしか見たことがなかった姿が前方に現れると、「ここよ」とマダムが指を指しながら言った。

 

思わず「Je suis tres contente!! とても嬉しいです!」と言うと、マダムが「Moi aussi!! 私もよ!」と笑顔で答えた。

そして、会社がこっちだからと言って、歩いて去っていった。

 

Googleマップは何を勘違いしたのかそれともあの芝生の中に実は隠し扉でもあるのだろうか?

 

いずれにしても、見たかった駅は実際に使用されているのだから、ここの出口から出てきたかった

 

改札の名前を見ておくべきだったけど、出口はひとつしかなかったような気がしたんだけどな

 

それにしても、Googleマップを100%信用していると、痛い目に遭うことが十分わかった

 

知っている界隈なら途中までの案内で充分だが、初めての場所の時は要注意です。
iPhoneに付いている地図と照らし合わせてみるといいかもしれない

 

 




羽か何かを広げたようなデザイン!
鉄とガラスでできているが、とても脆そうな雰囲気。ペキっと割れてしまいそうな感じがまた魅力

 

この曲線画、なんか惹かれます


なんだか、モゾモゾと動き出しそうな雰囲気!!
 
 
こちらは18区にあるアベス駅
これも唯一残されたオリジナルです


 

 


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