記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

橋めぐり

2009年03月07日 21時42分38秒 | Weblog
清洲橋をスタートして勝鬨橋までのコース
清澄白河駅から歩いて7分ほどすると突如ブルーの鉄橋が現れた。今まであまり見たことのないブルーかもしれない。紺でもなく、青でもない不思議な色。そして優雅で風になびいているような姿に一目惚れしてしまった。
正直いうと、橋はセーヌに掛かる橋が1番だと思っていた。
形は洋風でも電灯をみるとやはり和風である。
あの土門拳さんが被写体に選ぶのも納得。
隅田川沿いを散歩しているとパリにいたころを彷彿とさせる。ときおり行き過ぎる水上バスがセーヌ川クルーズのバトームッシュみたいだ。川の広さも似ているし、とても気持ちがいい。初めは電車に乗っていた時に聞いていたiPodをつけたままだったが、川の音が好きだったことを思い出した。一定のリズムで波が岸にぶつかる音は、不安や怒りをすべてまっ平らにしてしまう。一週間の疲れをキレイさっぱり洗いながしてくれる。心にある不安が取り除かれると、新たな希望が生まれるのだ。
そう、だから川が好きだったんだ。
初めての隅田川散歩コースだったが予想以上の収穫だった。久しぶりのフィルムカメラのシャッター音に感動していたら、あっと言う間に36枚撮りフィルム三本使い切っていた。モノクロです。ここに載せた写真はコンパクトのデジカメにおさめたもの。
今日は出足が遅かったので、次回は朝日を浴びる時間に行ってみたい。



永代橋

散った桜も見てほしい

水位観測所はカモメの憩いの場

カモメ以外は出入り禁止のようだ。

勝鬨橋

かつては跳ね橋だった。
Sさんのお父さんは橋があがった時に滑って遊んでいたようだ。

fine ART photographer Masumi
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芸は身を助ける

2009年03月07日 10時27分33秒 | Weblog
入社して間もないTさんと先日お昼を食べに行った。面と向かって話すのは初めて。
Tさんは沖縄フリークだった。私も大学一年のクリスマスに同級生のYちゃんと一度だけおとずれたことがあるが那覇市内周辺をまわるツアーだった。(これまた珍道中なのだが!またの機会に記す)星の砂があるという竹富島はまだ訪れていない。
だが竹富島でなくても星の砂は見られるそうだ。
一ヶ月の予定で沖縄に滞在した彼女は、たまたま乗ったタクシーの運転手から仕事の誘いを受けた。Tさんは簿記1級を持っており経験も豊富だったので、経理の仕事を手伝うことにしたのだ。その結果、一ヶ月の予定がなんと一年に変わっていた
親御さんもさぞかし心配したことだろう。

私にとってパリが第二の故郷であるのと同様に、Tさんにとって沖縄は第二の故郷なのである。
毎年訪れるのが楽しみだそう。
Tさんの場合、自分の身ひとつあれば特別場所も選ばず仕事ができる。海外でもいけそうだ。だが私の場合、いくら資格があるとは言え、自分一人だけでは仕事は出来ないのだ。歯科用ユニット、歯科用機材、レントゲンがなければ、診断はおろか歯を削ることも出来ないのだ。


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橋が見たい

2009年03月05日 08時07分14秒 | Weblog
久しぶりの朝の東西線。
JRが10分遅れているので振り替えたのだ。
二年前は通勤で利用していた。ただ東西線は物凄い混雑なので不安だ。そしてもう一つ難点を思い出した。走行中よく停止すること。今も止まった。まあそれはさておいて、いつもとは違う、車窓からの風景が新鮮だ
永代橋が見られるかもしれない。ワクワクしていたら斜め前の席があいた。「ラッキー」と、思わず座ってしまった。うっ、これでは橋を見ることが出来ないじゃないかかといって朝の通勤ラッシュで座れることなんていまだかつてない貴重な体験をみすみす棒に振るなんてこともしたくない。結局、窓に背を向けるも首だけはしっかり窓に向くことにした。しかしリサーチ不足だったので、一体どちら側に橋がみえるのかがわからない。快速に乗ったので東陽町手前、地下に入るまでが勝負だ。斜め前方に隅田川が見えてきた。後ろを振り返り朝日を浴びて反射する水面の先を見つめるがうっすらしか見えない。前に向きなおると清洲橋らしき形の橋が見えた。あれは清洲橋だったのだろうか?
地図とにらめっこしなきゃ。
しかし、恐れていた混雑は全くなかった。かつての通勤時間よりも一時間以上早かったからだろう。東西線も悪くはないかも


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アラキドン酸

2009年03月04日 23時00分19秒 | Weblog
知ってましたか?
ヒトの体内における必須脂肪酸のうち、アラキドン酸は頭に効くんです
1日の朝日新聞日曜版に載っていたサントリーの記事

最近物事をコロッと忘れることが多い。
例えば薬を飲もうと思って流しに来たのに、流しに立った瞬間、何しにここに来たかを忘れている。まあすぐに思い出すが、そのうち思い出せなくなるじゃないかと不安だ。
アラキドン酸は年齢とともに低下する記憶力と認知力を回復させることが可能だというのだ。一時、こちらも必須脂肪酸であるDHA:ドコサヘキサ塩酸が記憶力アップと話題になり、ちょうど国家試験が近かった我々は、親が心配して錠剤をひとビンあてがわれた友人もいた。私は特に気にしていなかったが、魚の目のまわりの脂ののった部分をたべるようにしてみた。まあ、劇的な変化はなかったようだ。摂取する量が少なかったんだろう。
一日10万個の神経細胞が死んでいく中、大切な記憶をとどめておくために必要なサプリメントなのかもしれない。

参考;サントリーアラキドン酸

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いろんな人がいます

2009年03月02日 07時04分46秒 | Weblog
最近気になっていたこと。
私が好きで作ったものを人にあげることがある。
もちろんお返しを期待するようなたちでは決してない。私の場合、作っている時間に満足してしまうからだ。旅先でのお土産もおなじだ。相手を思い浮かべながら選ぶのがたまらない。
ただ、なんの反応もないとつまらない。ションボリしてしまう。
だからもしかしたら反応を示さない人にとっては有難迷惑なのではないだろうかと解釈するようにした。そんな話を母親にしたところ、やはり無反応な人々は結構いるらしいことがわかった。
例えば我が家で気に入っている中華屋さんがある。わりと庶民的なたたずまいで、味は保証付き。(ここの海老チリが大好き!)そんな店に連れていったことがあったらしい。そのうちの一人は完食するも全くの無反応。あとの二人は笑顔で感想を述べた。後日、無反応の人は家族を引き連れ、自宅からは少々離れたその中華屋さんを訪れたのだと。

母親が言うには、やはりおいしいと思ったから家族を連れていったわけで、ただ単に反応出来ない性格なのではないかと言う。
そうなのかな。
何れにしても、お料理やお菓子、お土産などの類いは、相手の反応がないと次回を遠慮してしまう。誰だって喜んだ顔がみたいもん。
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おいしいものには目がない

2009年03月01日 18時25分42秒 | Weblog
たしか先週あたりの王様のブランチで紹介していた鯛焼きやさんの達磨。
なんとも不思議な出で立ちに目が点になったのと、具だくさんのとろーりつぶあんに一目惚れ。
たいやきのまわりにはみ出た生地が板のようにくっついているのだ。
是非とも食してみたい。早速ネットでしらべると、紹介された上野以外に神田と八重洲にあるようだ。神田が本店らしいが、八重洲に行くことにした。記憶違いでなかなかお店が見つからない。通りを歩いている人に聞いても場所が東京だし、週末だから、詳しい人が少なそうだ。しばらく途方にくれていると、鯛焼きらしきものを恥ずかしそうに食べている女性を発見!まるで獲物をみつけた獣のように逃してはならぬとすかさず近寄り、「すみません、その鯛焼きやさんはどこにありますか?」と聞いてしまった。ふたりして一笑した女性は私にたいやきを食べているところを見られた恥ずかしさ、私はそこまでしてでも手に入れたいという思いを知られた恥ずかしさだ
鯛焼きやさんはなんと私がかつて働いていた勤務先のほぼ目の前だった。
やはり列が出来ている。まわりの板がぱりぱりでおいしかったですよ~
このまわりの板をはがしているとこどもの頃お祭りでやった型抜きを思い出した。知ってますか?
あれって、かなり辛抱強くないとやり遂げる事ができない。私、大好きでした!!!






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アートな時間

2009年03月01日 13時55分27秒 | Weblog
二人の写真展を見てきた。
一つはマイケル・ケンナさん、もうひとつは土門拳さんだ。
マイケル・ケンナさんの写真は静寂感が漂っている。フランス北部、モンサンミッシェルを写した作品群はモノクロでしっとりとしたあじわいがあった。入口に何册か日本を撮影した写真集が閲覧できた。なんとも言えない、日本の厳しい自然を感じた。東京で生活を送っているとあまり感じないが、静寂の中に写し出される厳格な空気感が伝わってきた。たしかに日本だとわかる写真。
一方、土門拳さんの作品は酒田市の記念館を訪れたことがあるので、おさらいになるかと思ったが、なかなかどうして、様々なジャンルの作品を見ることが出来た。なかでも1番のお気に入りは藤田嗣治さんの写真だ。ミシンに向かっている姿、ウエスタン風な風貌でポーズをとる姿など見たことのない作品だったからだ。
古寺巡礼もすばらしいが、子供をみつめた作品が好きだ。その時の時代を表すキーパーソンになっているからである。

土門拳さんも、白洲次郎さんと同じように、一本筋の通った人なのだ。決して妥協は許さない、納得がいくまでとことん粘る。それは自分自身を信じているからこそなせる技なのだと思う。

そうそう、最近気になっていたモノクロの橋の写真、てっきり外国人が撮った作品かと思っていたら土門拳さんの作品だった。永代橋かと思いこんでいた私は近くに住むOさんに行き方を教わったばかり。ところが実際は清洲橋だった。ならば私の永代橋を撮ってみようじゃないか。







東京大丸の入り口でかわいいチューリップたちが迎えてくれました。

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