記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

ラブレター

2009年07月04日 15時27分00秒 | Weblog
同期の友人宅へ久しぶりのお泊まり。
電車に揺られること2時間。途中山肌から顔を覗かせるラブレターは藤野駅から見る事が出来る。いつもこの不思議な手紙を見るとなぜか幸せな気持ちになる。ハートのシールが一層想像力を掻き立てるのだ。
これが〆のマークだったら味気ない手紙、事務的なものとなってしまう。
あの手紙の中には何が書かれているのだろうか。
今回はじめて気付いた。手紙に手がある。手の大きさに比べると手紙が大き過ぎる。子供か妖精の手みたい
それがまたこの手紙にストーリーを与えている。

メールがコミュニケーションツールとなった今だからこそ、手紙を書くことの意味を改めて感じさせてくれた。
最近全く書いてないよ。しかもラブレターなんてもっての外だ
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安心できるのは

2009年07月04日 13時31分17秒 | Weblog
ネットで予約した皮膚科に来た。
以前の職場の友人から聞いて場所も分かりやすく、新しくてきれいと言うので行ってみようという気になった。
まだオープンしたてでとても静か。完全個室とは聞いていたが、他に患者がいないこともあって実に静かである。美容皮膚科もやっているので女性を重視したインテリアデザインになっていてパウダールームのアメニティも商品の一部なのであろう、充実していた。
看護士の女性が個室から出てきて名前を呼び、診察室へと案内してくれた。中に入るとカラフルな柄のシャツを着た院長先生が座っていた。なんかアロハシャツを着たオフィスのフロントにでも来たみたいだ。主訴を述べいままで何年もほったらかしにしていながら我流で薬を試していたことを告白した。ただ都合の悪いことに、今は症状が治まっていた。だからうっすら赤くなっているだけで剥がれた皮膚を採取することが出来なかった。結局ステロイドのローションを処方され、悪化したときに来てくださいという事になった。
院長先生は派手な出で立ちとは逆に穏やかすぎるほどの人柄に見えた。なんと言っても話し方がゆったりとしている。早口の先生は次の患者がいるから早く済ませたいと体全体で訴えてるみたいだからだ。だから疑問や質問が出来ない空気が充満している。私もどちらかというとスローな話し方である。
相手が早口な場合はわざとスローに話すようにしている。それは相手のペースを乱す為。つまり一方的な訴えから、理解を求める会話に変えるのだ。相づちも早口には合わせない。トーンも大切。高すぎるのも低すぎるのも不安を与える。高すぎるのはなんだか本心じゃないみたいに聞こえてしまう。他人行儀というイメージ。一方低すぎるのは聞き取れないのに加え、自信がないように感じる。私が安心するのはやや低いトーンだ。
院長先生はこの二つを備えていた。だから安心してピアスの質問もできた。開けるならここにお願いしたい。
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不思議な体験

2009年07月04日 10時13分38秒 | Weblog
一浪したとき、私は池袋にある駿台予備校の姉妹校に通っていた。
はじめての寮生活に親の期待とは裏腹に一浪を満喫していた。
実家から持参したものの中に、ネコのぬいぐるみがあった。それはシャム猫のぬいぐるみだった。本物に一番近い作りのシャム猫だった。だからほんとに生きてるネコみたいに可愛がっていた。あるとき枕の隣にいたシャム猫がいなくなったので部屋中探した。寮生活のひと部屋なんてせまいもの。6畳一間だ。だから見つからないわけがないのにどういうわけか姿を消してしまった。だから毎晩寝る前に見つかりますようにとお願いをした
しばらくたったある日、お風呂に入ったら右側のおしりがヒリヒリしたので恐る恐る手で触ってみると鋭利な切り傷が幾何学模様のように出来ていた。恥ずかしかったが隣で体を洗っているなおちゃんにも見てもらった。やはり不思議な切り傷に二人して驚いた。行きの満員電車の中で新手のチカンに遭ったのかと思ったが気付かないわけもなく、おしりに達する以前の服が切れていない。謎に包まれたままだった。
ただあの鋭利な傷から猫の引っ掻きキズを思い出した。まさかとは思いつつ、ベッドを調べた。敷布団をひっくり返し、板を剥がしてみた。
やっぱりあのぬいぐるみのシャム猫がいた。
もちろんこんな話信じてくれる人はいないだろう。でも私は信じている。自分の居場所を知らせる為に私にサインをつけたのだ。でもせめて背中か腕にして欲しかったな
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