まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

堪能させて

2006-02-18 10:00:51 | Weblog

頂きました。『鬼平犯科帳』イヤー、よかったわ。
独特の陰影のある映像、無駄のないそれでいて充分に見せてくれる脚本、そして、おなじみの、はまり役の役者陣・・・

登場するだけで暗い過去をうかがわせる密偵役の面々。中でも、私は「伊三次」役の三浦浩一がひいきなのよ。この人のこもった重い声や目付きが、静かな情熱を持ち、それをひた隠しにしている雰囲気がよく出ていると思って、もうぞくぞくして、登場するだけで嬉しい。
小林稔持が惹きつけてくれた、私はこの人は大根かと思っていたので、ごめんと謝るしかないわ。それぐらい、ドラマの全体の中に溶け込んではまっていた、と、思う。

で、吉右衛門さん。長谷川平蔵か中村吉右衛門か。大人な男ってほれぼれする。若い人たちも好きなんだけれど、あんなに渋くなると、もう、惚れるしかない!
一時太って、また、平蔵役に飽きているんじゃないかなと思った時があったけれど、(時代劇役者は痩身でなきゃ、という固い信念があるわけ)昨夜は素晴らしかった。鬼と仏の使い分けの見事なこと。
このドラマを見ていると、人々がほんのちょっとの気遣いを示し、示された人はそれに深く感じ入り、恩を忘れないという心の有り様をしみじみ感じさせてくれる。時々、江戸時代に生まれたかったわ、と思うときもあって・・・

この頃、見たい番組があるようになって刺激されるわ。

 

 

コメント
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