現物を持って、植物学者同級生のもとへ。
なんたって、名前が分からないなんてつぶやくと、誰もが「あのもんとこへ行けや」という人なのですから。
たちどころに、この葉からいうとモクレン、こちらザクロと解決。
ついでといっては何だが、得意げに私も、
「国仲の土手でクサフジを見かけたんだけど、ここら辺りにもおる?」
とクサフジの名前を強調して聞いた。
バラを見に行く途中で、遅刻友と「あれはなんだなんだ」と大騒ぎしたほどの群落。
検索で自力解決して得意になっていたのよ。
「どこでもいるがさ」とあっさり。
「でもなあ、佐渡にはクサフジはないと思うけど、どこで見た?」と追及されてしどろもどろ。
「そりゃあ、ナヨクサフジだと思うわ」きっぱり教えていただきました。
クサフジとナヨクサフジ。どこで見分けるのか!?
で、「似たのを見つけたのよ、ありゃあなんだろうね」さらにしつこく聞く私。
「うーん、多分ニワフジだと思うけど、あんた、それ、木だった?」 鋭い。
そうか、そんなところをチェックしなければならないのか。更にしどろもどろ。
「木だったら、ニワフジだと思うよ」
私のあいまいな説明を聞いてるだけでやおら図鑑をとりだし、索引からすっとページをめくって、「こんなだった?」と聞いてくれる。
もう感心するやら驚嘆するやら。
身近にすごい人がいるものだと、改めて見直しました。
「タニギキョウ」 も教えてもらいました。これも気になって気になっていた野草。
どこで見たか、いつ頃見たか、は基本的な追及事項でして・・・
「実物も写真も見てないと断定はできないけれど」とご本人はあくまでも謙虚。
おかげですっきり!やはり名前を知ることは大事だもの。
で、負けじと、自力解決したこの方。 イタチフジ。
6月半ば、東海岸線を歩いていたとき、崖を覆うように咲き乱れていました。