まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

八月も終わり

2010-08-31 12:55:28 | くらし

 

八月も終わり。
暑い暑い八月に地元同級生の義父様、横浜友のお母様が天寿を全うして旅立たれ、二人は介護の大仕事を終えた。

 オオバギボウシ

 

小、中、高校を通じて全く接点のなかった同級生とは、二人とも介護をしているという共通の諸々で、顔を合わせると話をするようになった。
早くにご主人に先立たれ、ひとりでお子さんを育てあげてほっとする間もなく、同居していたご主人の両親の介護生活が始まったという十数年の生活。
まったく気の休まる時がなかったと・・・
「よく頑張ったねえ」と、とても自分にはできないなとの思いを言外に込めて言うと、
「だってねえ、主人に死なれて、他に私がどうできたと思う?」
本当にその通りだ、もう首うなだれるしかない。彼女は言う。
「介護の話は、したことがない人にはいっくら言うても分かってもらえんから、私は言わない」
穏やかな外見に似ず、どこまでも強い。
「もうひとり残っているわ」
彼女の介護生活はもうしばらく続く。

 

 2番花のカーネーション


横浜友の場合は、横浜に帰るたびにお母様の様子を聞いていた。
一つ一つの出来事が自分の場合と重なって、彼女の気持ちがなんだか自分のことのように映し出されることもしばしばだった。
肩にしょっていた重いものがおろされて、すうっと軽くなったのか。
それとも、すかすかして思わず手をやってしまうのか。

長い介護の生活から一息ついて、彼女にもゆっくり休んでほしい。

 

 ナツズイセン

 

父は、このひと月で、ひと回りもふた回りも細くなった。


 

コメント (2)
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