佐渡の薬屋談義で横浜に帰ると言うと、
薬屋ご主人と鞄やご主人が、
「そんな帰ってなんするさ。向こうも、うるせーのんがおらんで、のんびりやっとるんだから、行ったらかえって迷惑だがさ」
と冷やかす。ま、そうかもしれないけれど。
夫婦でいると夫のペースに合わせる場面もあり、ひとりが好きな私も気遣いはそれなりにする。
それでも、やはり夫婦二人でいるよさはあるわけでして。
会話に疲れ、会話を楽しむこともあるわけでして。
相手の好きなものの献立を考え料理することは、一人食事よりはるかに料理しがいがあるのでして。
佐渡に帰ると、生活そのものがすべて自分のペースで、煩わされることもなく。
感情を乱されることもなく。
それはまた楽ちんでもあり淋しくもあり。
それぞれを楽しむことにしているけれど・・・
(夫はどう思っているのか?って、うーーん、分らん。)
4月。
今年は横浜の桜を見ることが出来なかったな。
*写楽*
観て、佐渡に帰ります。