まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

猫の額ほどの庭

2011-07-20 13:18:24 | 

父が入院していた今年の春ころから、実家の狭い狭い庭ともいえない地面を自分好みに・・・
それまで植えてあったスイセンやなんやかやを引っこ抜いて、それでも父が育てていたサツキは庭に地植えするなど少しは配慮したわ、父よごめん。

今日は父の月命日。はやいものであちらに逝ってからひと月立つ。
「父さんの顔が思い出せないのよ」
と言ったら、夫が、遺影の顔がそうだねか、と答えたけれど、どうもあの顔はそうではない気がする。変ね。

  仏壇の花を新しくし、墓参りにも行って来た。   

 






久しぶりにお膳を作り仏様に供えて、「父さん、やっとご飯が食べられるね」と声をかけたら我ながらおかしくなってしまったわ。



亡くなってからの早い時分、キタサンに、「お父さんにお膳供えているか?」と聞かれて、「毎日ご飯炊くのが面倒だから炊いた時だけね」と言ったら、

「まああ、あんたコシオサンみてみい。ご主人が亡くなってから3年間、毎朝ご飯とみそ汁とおかずをこしらえて供えとったってよ。子っちゃやっぱり薄情だなあ」
と目を剥かれたわ。ほんとだ。
いいんだ!その代り液体の米をしっかり供えているもんね。父も相好を崩していることだろうよ。

父が見たら、「なんだ、この雑草だらけの庭わ」と嘆くだろうなあ。

私が植えた花を父はこっそり抜いていたんだから。

それほど好みが違うんだから。

 

 

 

葬儀の日も暑かったけれど、今日はそれ以上に暑い。そして、抜けるような青空。

コメント
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