黒雲の方向を眺めても・・・雨の気配は一向にせず。
横浜の方が涼しいわ、なんてほざいていたのがいけないのかしら。
どうだ!こっちだって負けてないだろ、っていきり立っている輩がいるのかしら、ね。
我が腹部の成長を止めようと固く決心しても動けない。運動は無理よ。
やっぱり引っくり返る。
で。それ用に借りてきた本を無理な姿勢で読む。
引っくり返って読むにはまことに申し訳ないと思いつつ、かといってなあ書斎で(あれば)読むにはなんだしなあ、って我が家にはソファもないし。やっぱり引っくり返る。
田辺聖子さん
田辺さんの本を手に取るのはほんとに久しぶり。30年ぶりくらい、だと思う。
カモカのおっちゃんシリーズ読んでた頃以来だもの。
やっぱり楽しい、面白い、しみじみする。
何しろ引っくり返っているからすぐに意識なくす状態に陥るゆえ、まだ半分までしかだけれど。
中に。
電話口でお嬢さんにご自分の名前『聖』ねを説明したところ、届いた手紙は、
「田辺恥子先生」になっていたって。
ここらあたりの件はぜひご本でお読みくださいませ。おかしいのなんの。
飽きてくると、いやいや一気に読み終わるのがもったいないので、途中で、
杉本章子さん 信太郎人情始末帖シリーズを挟んで。
「水雷屯」はシリーズ2作目。
私、図書館に在庫の本から読み始めたから、先に5作目までを読んでいたの。
でもいいのよ、別に。そこが短編シリーズのいいところですぐに信太郎を取り巻く江戸の世界に入り込めるもの。
そんなこんなで、引っくり返って読むやら涎垂らすやらしているとすぐに夕方になって。
我が家の夕食はものすごく早いから、晩酌しながら食べ終わると。
(昨日の夕焼け)
本日も暮れゆき、無事終了、となるわけでして。ありがたや。
(ま、ときにこんな生活を毎日続けていいものか、と思わなくもない)