日曜日の公園。ヤマボウシの赤い実。
かすかに秋の気配が・・・
私も嫌いだけれど。
母は晩年、この季節になると淋しがった。
夕暮れ時は特に淋しいと言った。
お盆が行ってしまうと泣きたくなるほど淋しい、と嘆いた。
せめて私が新潟に住んでてくれれば、と悔やんでいた。
「なんかあっても横浜から1日で来られるよ」
と慰めても心理的にずいぶん遠いと感じていたのだろう。今ならよく分かる。
今日はそんなことを思い出している。
葉も少し色づいて
テニス練習に興じる少年たち
サッカーボールで遊ぶ青年たち
「人生の秋」なんてまだまだ遠いきみたち。なんて。