ひざ痛はそこそこに改善されたけれど。
チュウゴンさんが健康麻雀のとき、
「俺この間整形外科に行ったら、診察は20秒だったよ。先生に今日は20秒だったって言っておいたけど」
と言うから笑った。確かその前は1分と言ってたなと思いだした。
チュウゴンさんが通っている整形外科は以前私も通っていた。
なかなかの医師で、骨密度を計測すると言うから「別にいいです」と断ったら、その根拠は?ときた。
「なんとなく大丈夫だと思ってますから」なんて返事したら「理論的でない」ときっぱり言われて計測する羽目に。
でも、私は好きな先生だったの。
ただ、通うのにはもう遠くなって。原チャで10分でも交通量が激しいところだから怖いのよ。
それで行かなくなったの。本当はそこがいい。
今度の整形外科は雨ならバスでもOKの近所。
9月に病名と程度を知りたくて、それと湿布薬が欲しくて受診した。
程度は2.5というレベル。整体師さんがちょうど真ん中ですねと判断したことがどうにも引っかかって。
私としては、真ん中より少しはましかなと思っていたからね。不服なわけよ。
それで9月中は仕方なくリハビリに都合4回通って、さあ10月だ。もう一度診察受けよう、と待ち構えていた。
受付終了、あっという間に名前を呼ばれて診察室へ。
「いかがですか?」お決まりのセリフ。
はあ、可もなく不可もなくともごもご言ったら「じゃあリハビリ続けてください」とカルテを閉じようとしたから
ちょっと待って!プレイバック!じゃないね。私は強引に、
「せんせい、この間レベルは2.5とおっしゃったんですけど、それって真ん中レベルのことですか」と詰問した。
だってせっかく時間割いて病院に来ているのに5秒で追い返されたら困っちゃう。訊くことは訊く。
2.5なんて医学的じゃないこと言った?おっしゃいました、確かに。
なんてやり取りで、先生は再度レントゲンを見直したわ。
うーん、これは3に近いかな、いや2に近いか。5が悪いほうね、2に近いところのレベルってこと。
そうか、まだ3まではいってないんだなと私は十分納得して診察室を後にした。
それさえはっきりすれば後は整形外科には用はないわ。リハビリももういいの、全部お断りしてきれいさっぱり。
思うに、入院設備もなく手術もしない町の整形外科は、命のやり取りにも関係ないから診察も簡単ね。
そんなこと言ったら身もふたもないか。
お世話になる人はたくさんいるんだから。高齢者になればなるほどお世話になるんだから。
うーん、でもやっぱりそう思うわ。