世尊寺を出て道なりに歩いて。
彼岸花を見ながらゆるゆる歩いて行くと、木立の向こうに五重塔が見えてくる。
五重塔が見えてくるとちょっとワクワクして「妙宣寺に来た」の感が強くなる
相川の長坂茂三右衛門と金蔵の親子二代を棟梁とし、
文政8年(1825)に建立されたものである。
そうな。秋、紅葉の向こうに五重塔、素晴らしいのよ。
妙宣寺は、日蓮聖人に帰依した佐渡人最初の檀那・日得上人が、
弘安2年(1279)以前に開いた金井新保の道場「阿仏房」を前身とし、
天正17年(1589)に現在地へ移った際に妙宣寺の寺号を起こしたといわれている。
と説明を丸々コピー。
本堂
本堂横の壁にこんな板絵 何でしょうね
祖師堂
この祖師堂前のシダレザクラがこれまたきれいで
境内の池に水連がまだ花開いていてうれしくなった。
妙宣寺はいつ来ても手入れが行き届いていて清々しい。
静かでだれ一人いない。ちょっと怖くなったくらいよ。
そろそろバスの時間、一台逃すと1時間はぽつんと待たなければならない。ほんと。
バス道路に出る前の道に。
で、次は真野公園まで行くつもりでいたのにすでに気力体力限界よ。
向こうからちょうど両津行バスが見えたので、急遽変更、帰ることに。
フリー乗車区間でどこでも乗れるから、大急ぎで反対側に渡って手を挙げた。
ああよかったわ、どさっと座席に腰を下ろす。
途中からは車内もタクシー状態、乗客は私ひとり。佐渡の路線バス状況ね。
半日にもならない路線バス旅、それでも秋の佐渡を味わって満足する。