娘の同級生のおかあさん、近所に住むアンドウサンとは会えば話が弾む。
いつぞや。
いつも一緒だけど旅行とかも行くのと聞いたら、なんとお答えになったと思います?
「いやだ、夫といっしょの旅行なんて場所を移動しただけじゃないの。それなら家にいた方が増しよ」ですって。
いやあ、腹抱えて大笑いしたわ。確かに。そんな発想もあるのね。
そんな場所移動しただけの我らの2日目、龍安寺・仁和寺見学は世界遺産だというだけで夫が決めた。
駅前から乗車しようとしたバスがJRバスで、市バスの1日乗車券が使えない。もったいない。
そこで思いがけない夫の行動。
なんと速攻観光案内所を見つけてあそこで聞いて来ようですって。
ふつうの人なら何でもない当たり前の行動だけれど、夫にとっては画期的なできごとなのよ。
そこで聞いたとおり、52番のバスに乗って終点立命館大学前で降りて、
きぬかけの径をてくてく歩いてたどり着いた龍安寺。
山門を振り返るとお坊さんが3人
鏡容池 美しい池 庫裡から中に入る。
方丈の襖絵 臥龍梅図 方丈の前が石庭
社会科見学の小学生が石の数を数えていた。
そうか京都市内の小学生はふつうに世界遺産の見学をするのね。贅沢だわ。
前を行くフランス人観光客の団体さん 光圀公寄進と言われている蹲 中心の口を共用して『吾唯足知』の文字
苔と裸木が美しい・・・が
山門のところで別の小学生団体の男子が「サクラが咲いてたらきれいだろうね」と言ってるの。
駈け寄ってハグしたかったわ。その通り。人混みか風景か、どちらを取るか選択は実に悩ましい。
次に歩いて向かったのが仁和寺。
バス通り前の仁王門は威風堂々としていてまことに結構。写真は後ろ側から。
2日目はお庭拝見がメイン。本坊内見学。
お庭とともに白書院だの黒書院だの宸殿だのの重厚な建物か重なり合う美しさ堪能。
唯一見た花のある木
国宝の金堂へと歩くお坊さんたち。
鬼瓦がとても面白いのめずらしいの。
まだまだ固い蕾の御室桜を横目で見て、仁王門前のバス停から三条京阪行きのバスに乗り込んで
建仁寺に向かいました。それはまた明日に。
落ち葉なんかが瞬く間に飛んでくるでしょうに・・・・
そう言えば、僧侶になった甥が京都で修業していた時、毎日毎日落ち葉掃きだと言ってましたっけ。
どうなってるのかしらと思うくらいでして。
花いっぱいのガーデンもため息ですけれど、
簡素な日本庭園も訴えるものがあります。
お庭を見て思い出しました。
そう、行きました。
ましてや京都お寺となるとたくさん見すぎて・・・
思い出されてよござんした。