古稀を超えたとたん、悲しいくらいに身近な人たちの訃報や病気療養中の話が飛び込む。
いくら自分とのかかわりは薄くともやりきれなく切なくなって、時に暗い縁なし沼の底に落ち込んでいく。
高校時代の同級生もそのひとり。
この3月にもうひとりと湯河原へ1泊旅行をしようと計画していたのに。
3人で何回か旅行に行ってたのよ。そこへ1月初め「行けなくなった」との連絡が。入院しているとのこと。
そういえば年賀状が変だったわね、ともうひとりの友と電話で話す。
いつもていねいな彼女が、年賀状が遅れて届く一筆の添え書きがないなどと、ちょっと違和感があったのは
そういう事情があったのかと合点がいく。
「そっとしておいてほしい」の気持ちを聞けば、何をするにも躊躇するが散々迷って取りあえずCメールを送る。
思いがけず病室からの電話があって。まだ元気な声で経緯と症状を伝えてくれた、そして「がんばるね」って。
でも「母が72で亡くなったから、私ももういいかなと思うこともあるのよ」と、気になる言葉もあったりして。
2月3月と1回ずつメールをしても返信は来ず。家の人に様子を聞いたりして思いを馳せるしかない。
どうしても想像は悪い方へと膨らむ。
4月は1回も連絡しなかったが、ずっとずっと気になっているので一昨日思い切ってメールした。
すると速攻、折り返しすぐに電話が。もう嬉しかったわ、ただただ嬉しかった。
電話する気になってくれたんだって。
治療のせいか、声が変で話している内容はよく分からなかったけれどそれはいいの。
もう5か月近く病室にいる彼女が、少し前向きになってくれていることが分かり、ひたすらよかったよかったと。
「元気になって私の顔見なきゃ、また会おうね」と伝え、少しづつでもいいから快方に向かうことを祈った。
そして昨日。Eテレ「おかあさんといっしょ」にチュッパ出演。
イクメンお父さんが何回も葉書を出して当選したらしい。
そりゃあ、8時になると夫とテレビの前でにらめっこですよ。チュッパはどこだとそれしか観ていない。
はい、いましたいました。意外とみんなと一緒に楽しんでいるじゃないの(写真はいつものチュッパだけれど)、
じじばばはびっくり。飛んだ跳ねた手を挙げた笑ってると、チュッパだけにロックオンよ。
お兄さんの前のチュッパ
風船が取れないチュッパ
いい記念になりました。そういうことでして。
遊べるなんて偉くなったもんだねぇ。
風船が取れないところがチュッパらしい。
私も小さい頃は親の後ろに隠れている子供だったわ。
信じられないって?!!
私も取れなかった口よ。
一人っ子はどうしてもそうなるわね。