あああ、ちょいとでいいから出かけたいのにな。
こんな思いがふつふつわくけれど、なんとなく遠慮するものがあって。
つまらん。
雨の日に家にこもっていると、なおのことつまらん。
狭い庭を眺めたり、パソコン麻雀やったり、数独したりしてもつまらん。
掃除でもせよ、の声が脳内からするけれど無視。
夕食時に夫と「仕方ない、一杯やるか」「アルコール消毒でもしようか」
のひと時がせめてもの憂さ晴らし。あああ。
(写真はすべて散歩中の家の花壇です)
昨日はまことに上天気で原チャぶっとばす。
生協で買い物して信号待ちしていると、横にお散歩中の保育園児が並んでいる。
「お行儀よく並んでいてえらいね」なんてついつい。ほら会話に飢えているから。
1年生じゃないよ、お弁当食べに行くの、と可愛いお返事。顔がほころぶわ。
帰り道、公園横でエンドウサンご主人とばったり。
手にはトイレットペーパーがひとつ。
「うちのが買って来いってうるさいんだよ。一人一つだって。高くなってるねえ」
ま、こんなご時世だから仕方がないねえ。と嘆きつつ別れた。
家の近くに来たらソウチャンが庭から「こんにちわ」って。
幼稚園がお休みだからエネルギーを持て余しているのね。
「今度1年生だもんね、そこがソウチャンのお部屋?」
と指さして訊くと、嬉しそうに「うん」とお返事よ。
道路に落ちた椿の花を拾っていたシンチャンママは、
「マスクしているけど花粉症よ。コロナじゃないから」
知ってるよ。笑ったけどみんな神経質になっているものね。
昼ごはん食べ終わって、近所のハクモクレンみようと家を出たら、
階段掃除をしているモリタサンが。ほんとに久しぶりだ。
啓蟄じゃないけれど、皆さん陽気に誘われて家を出るのね。
具合はよくないの、でも今日はこんな天気だから掃いているのよですって。
そして。
「お宅のミモザ、家の中からきれいに見えるでしょ。
家から見るようにしたんでしょ」と指摘されて。
さすがモリタサン、ばれたか。道路側から見るとほんとに無残な姿だからね。
「うちのベランダから見てもきれいよ」とは言ってくれたけれど。
いやあ、ほんの一言二言の会話にもならない会話だけれど、
同じ顔見て同じような話をしているよりは、ずっとスキっとする。
おかげで元気が出たような気がするわ。
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