今朝も穏やかな空、きりっとした冬の青空はどこへ行ったんだとさがすくらい。
少し膨らんだ半月がまだ残っている。今日は暖かくなるんですって。
9日成人の日。
午前中ぐだぐだしていたけれど、あまりの気持ちの良い陽気に、こうしちゃいられない
もったいないと用事作って無理やり横浜へ。天気がいいから地下鉄はやめて京急利用。
ホームに出たらなにやら騒がしい、下りホームが混んでいる。おまけに上りには回送電車が
入ってきてこちらは始発状態。ま、横浜方面は行くのねと乗り込んだ。
お隣に座った女性と「どうしたんでしょうね」なんてやりとり。人身事故のためとのこと。
「あんまり天気がいいから、もったいないから横浜まで行こうと思って」と同じこと
考えるひとがいるのね「私もですよ」って。話はそこから。
洗濯物取り入れるから3時には帰らなくてはと、おっしゃる。
5時に母が施設から帰るのでそれまでには終わらせなくてはと続ける。
「あなたのお母さん?母娘ならいいですね」なんて気楽に言ってはいけない。
実の母娘だから遠慮がなくてついつい言葉が荒くなるそうだ。聞いていた息子に
「ひでえこと言うな、俺覚えていてそうなったときそっくりおんなじこと言ってやるよ」
と言われるくらいですって。自分でも分かっているけど止められないって。
いつぞや紙パンツを洗濯機に入れてしまい、ゼリー状のものが衣類全部にくっついてすべて
破棄する羽目になったそうだ。それ以来、洗濯機に入っている洗濯物は全部点検して。
そしたらある日、洗濯袋に紙パンツが入っていて。もう切れてしまったんですって。
声が大きくなって「入れないで、って言ったでしょ」と怒鳴ってしまったそう。
するとお母さんの言葉、ちなみに91歳だそうだ。
「そんなに大きな声を出さないで、近所に聞こえて恥ずかしいでしょ」
怒りは倍増したそうよ。と、ここらあたりで横浜駅到着、約15分の会話。
ふたりしてホームに降りたらその女性が、
「つまらない話を聞かせてしまってすみません」と謝るので、
「いえいえ、言ってしまっても、もうここで終わりですからいいんですよ」と。
そう、見知らぬ二人でまた会うこともないだろうから、言いっぱなし聞きっぱなし。
引きずることはない。
「それじゃまた、ってまたはないわね」と言うから笑ってしまった。
ま、生きていればいろいろある、多かれ少なかれ。そんなことを思った車内の会話。
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