注文の多い客

私のことです、はい。
佐渡でのこと。
日曜日、ちょこっとロングライドの応援をして。久しぶりに日帰り温泉へ。

佐渡生活のとき、いつもお世話になっていた整体師さんがいた。
五十肩の痛みも膝関節の痛みもそれなりに軽減してくれて、私はとても頼りにしていた。
それが、去年あたりから休業になっていて残念でならない。ほんと。

　矢車草

で、この度は温泉の整体師さんにお願いする。くれぐれもぽきぽきするやつはやらないでねとお願いして。
1時間の施術を終えて部屋を出たら、受付のお嬢さんとばったり。
「どうでした？」と聞いてくれたから、ちょっとだけ遠慮しながら。

「もう、にんにくの匂いが凄かったわ。客商売だからまずいんじゃない。私が帰ったらそれとなく言っておいてくれる？」と注文。
お嬢さん、あらあそれはね、と笑って、言っておきますねと請け負ってくれる。

　エンレイソウ

2度目の入浴から出て来たらまたもやその方と会って。ついでだわと、
「あのね、さっきは言わなかったけれどやっぱり言うね」

直接肌に触る所はタオルなり手ぬぐいなり使うようにしてね。
一生懸命やってくれてるからご本人さ汗びっしょりなのよ、汗で湿っている手が触るからちょっとね。気持ち悪い。
それから、サプリメントのサービスってその人がつまんで渡してくれるのも・・・私の手のひらに直接容器の口から渡してほしいわ。

注文が多かったかしら。
でも、2度目の入浴はするつもりがなかったのに気持ちの悪さ払拭のためだったんだもの。

もうひとりの受付嬢の方も聞いていて、
「初めてまだ1週間しかたっとらせんし、若い人だから気が付かせんだわね。なんかのときに言うときますね」
って。
あっ、指はツボに入ってとっても気持ちよかったからそれも言っといてね、とお願いする。
張り切ってお仕事はじめたのに注文ばかりじゃあめげちゃうといけない、なんといってもこれからの人だからさ。
うるさいおばさんの小言を糧にしていい整体師さんになってね、応援する。

実はもう一つあるのよ、注文が。
マットレスは顔の部分の穴が開いているのを使用してください。
苦しくて顔をどの向きにしてよいか、困ります。
儲かったら取り替えてね。

 

おまけ　こっそりその2

  

デジブック 『紺碧の海　３月の佐渡』

オオイワカガミ

雪割草やシラネアオイが咲くころに合わせて佐渡に帰ると、

オオイワカガミはまだ開花せず、つやのある大きな葉を見るのみ。
ぴかぴか光る葉だけでさすがの私でもオオイワカガミと分かり、やっぱりまだかいな、とちと残念におもうのよ。
この花の色と形が大好きだから。

5月も中旬この時期に合わせるとオオイワカガミにお目にかかれるが、シラネアオイはそろそろ終わりに近づいて。
住んでいるときは、ね、両方愛でていたからほんと贅沢だったわ。

で光を照り返すので「岩鏡」の名が付いたというオオイワカガミ。
何枚も写真を撮りたくなるけれど、あとが大変だろと脳内命令出動。はい。

蕾が可愛い

林の中に濃いピンクが目立つ

こんなに花がたくさんくっついて俯くなんて

柔らかい茶色の葉　開いてもせいぜいこのくらいの大きさ　慎ましやか

どんな色の花とも相性抜群

どの山野草も見飽きない。

想定外の人

どこかしらなんとなく愛嬌のある遅刻友の話。
先週ドンデン高原ハイキング関係エピソードね。

　クロモジ

火曜日の夜電話がかかってきた。
「今日行って来たっちゃ。サンカヨウある所分かったから、いっぱいあって見事だったわよ。ドンデンライナー予約するね」って。
頼むわ、あなたが頼りよ、ついて行くからね。

木曜日、佐渡に着いた夜、電話がかかってきた。
「7時40分のバスで行って10時に帰るのんでいい？あんた、案内所に行かんでもいいし、電話で予約できるからしとくわ」って。
えっ！まだ予約しとらんかったのかい、と思ったことは内緒。そうだわ、ギリギリの人だったんだ、これは想定内だったわ。
いいわよいいわよ、ついて行きます。

金曜の朝10時ごろ、電話がかかってきた。
「今から20分後にあんたんちに行くから」って。
えっ？私は慌てたね。やることがいっぱいあったのよ。大急ぎで緊急のやつから片付けて行った。
待てど暮らせど・・・
「あらあ、20分っていうたけど1時間もたってしもうたね」って。ま想定内のこと、いいのよいいの。
「やっぱりさ、10時に帰るバスだと時間が足らんかもしれんわ」
と手書きの地図を見せて説明する。挙句「あんた、急いで電話かけてくれえっちゃ」

そうねそういうことだわ。
ライナーは満員だというから、いつ電話かけるか分からない遅刻友に任せておかなくてよかった。危なかった。
と何度も言うが、ここまでは想定内、と言うことに。

　ドンデン高原

さて決着したので私、恐る恐る、
「今日しかないからさ、マサチャンママのところに行って来たいんだけどいいかね」
と切り出すと、
「はあはあ行って来いっちゃ。私とは山で時間がたっぷりあるからさ行って来いっちゃ」って。気前よく。そして。

「私さ、ここで留守番しとるっちゃ。ゆっくりするし」
と言うからもうびっくりを通り越して二人して笑ったね。大笑いよ。当のご本人も腹を抱えて笑っているし。

ふつう、そんなら私も帰るっちゃ、とか言うわよね。
それが「留守番しとるし。ゆっくりするから。」だなんて大物だ。ほんと、想定外の人だ。
後から聞けば１２時半ごろ帰ったって。カタログをじっくり読んでたんだって。

　ドンデン高原

長くなったけれどもうひとつ言わせて。
土曜日当日のピッタリ8時（8時50分のバス予約）遅刻友に電話した。遅れるなよと釘を刺すために。
「今から出るし」って。「自転車で行くからあんたんちに寄るから」って。
えーー！まだ８時よ。私は８時半に出るからねと伝えるつもりだったのに。
ということは８時１０分には来るわ。慌てたね、顔も洗ってなかったからさ。

ところが３０分になっても来ない。仕方ない、リュックかついで角まで迎えに行くと向うからやってきた。
後から聞けば、そん時は花に水をやっていたんだって。
催促かと思って取り敢えず「これから」って言っといたんだって。
「蕎麦屋の出前みたいだね」と自分で言うからもう１枚も２枚も上手だ。

　両津湾を見る

想定外の人は小心者の私には予測がつかないというものよ。
えっ？いちいち腹なんかたてません、そういう人なんだから。

山の小さな小さな白い花

4月になると、いや3月の末から雪割草は咲いたかしら、今年はカタクリに会えるかしら、シラネアオイはまだだろうな、
なんてそわそわするけれど。
（カタクリといえば、どこの山道だったか曖昧で残念なのだけれど、山道がカタクリで埋まっていて、ちょっとちょっといいのかしら
踏んでもの思い出が強烈で。以来それを越えるカタクリに出会ってない）

5月の半ばにドンデン山に行くのは初めて。

　　

カタクリもニリンソウも終わりに近かった

この時期、サンカヨウのほかにも咲き始めている白い小さな愛しげ（いとしげ、佐渡弁ね）な花が。

ズダヤクシュ

チゴユリ

ミヤマカタバミ

ユキザサ　花はまだ

小さくないけれど　タムシバ

 

バスで山荘までの道を登って行く道中には*ウワミズザクラが満開。
楽ちん登山はほんとに楽しい。

日比谷公園で昼めし

月曜日佐渡からの帰りに神代植物公園によってバラを見たかったけれど残念！休園日。
他も休園休館が多し。仕方ない諦める。
そうだわ、お弁当買って日比谷公園（昨日は凄かったわね）で食べよって。

　

話変わって。
NHKテレビが番組時間変更が多くてわけ分からん状態だけれど、
「サラメシ」が8時台に移動してきたことだけは嬉しい。
で、昨夜も拝見、中井貴一さんの元気な時にしんみりしたナレーションにこちらもちょっと。
それでタイトルいただきました。無断使用。

　　
（記念撮影していた飼い主さんに混ぜていただいて私もパチリ）

ところが、直接南口から出たから駅地下のお店に寄れず手ぶら。ま、いっか何とかなるわと歩いた。
なんとかなった。

こちらのレストランを見つけた。ん、洋食屋。日頃絶対食べないドリアでお腹いっぱい。
1100円のお値段と見合っておいしかた。

本当はこうやりたかったの。憧れ。

 

日比谷公園

最後の1枚は帝国ホテルの正面玄関植栽。
バラの見ごろは過ぎていました。

 

会いたかった サンカヨウ

「あんた、サンカヨウがたくさん咲いとる所に連れて行ってもらうことになったし。私見てくるからその後行かせんか」
と遅刻友からの電話。
「あんたが春に来いせんちゃおかしいっちゃ」って。
ゴールデンウィークも終わって、テレビや写真で見る山々の緑の美しさに私もその気になっていた。
ちょうど天気予報も晴天続き。行く行くいくっちゃってなわけで急きょ決まって。

ずっとずっと会いたかった*サンカヨウ（山荷葉）
2010年5月29日が最初で最後になっていたのよ。6年前か。
雪割草やシラネアオイは毎年会っているから、ま今年はドンデン行きはいいか、なんて思っていたのが。

ドンデン山荘の山道のすぐそばに咲いとるから私らでも行けるっちゃ。
なんて聞いては会いたい気持ちが募る。
いろいろ珍道中があったけれど（これについてはまた後日）ついにお目にかかれたわけ。はい。
興奮しました。

湿り気のある林の中でひっそりと咲き　群生している

「荷葉」というのは蓮（ハス）の葉のことで、葉を蓮（ハス）に見立てて、
山の蓮（ハス）という意味で名づけられたものである

というとおりに、花に比して葉が異様に大きいのよ
その分、花がとても可憐

この日は晴天だったので白い花がそのまま開いていたが、
6年前は小雨が降っていて霧の中で見つけたら、透き通っていてそれはそれは神秘的だった。

この写真がその時

もう忘れられない。

 

ハマナス咲いて

両津港に着くと寂しい風景だな、と感じて。
それが歩いて実家に着くころにはすっかり馴染んで。
いいなぁと。
土曜日の早朝 タソガレ場所



ハマナス咲いて



3日間はやっぱり短い。
佐渡汽船 両津港待合室、これから船に乗ります。
昨日のライダーさんたちもいます。

佐渡ロングライド210

いやあ早い速い。9時過ぎにはもう海岸沿いを通過しているのですもの。
佐渡ロングライド210。
佐渡1周210キロを走りきるなんて。鉄人だわ。
女性も男性に負けず通過して行ったわ。





可愛い応援に笑顔と手を振って応えてくれるライダーさんたち













みなさん無事完走してくださいね。
5月の爽やかな佐渡を満喫してくださいませ。

佐渡 ドンデン高原を歩く

ただいまです。
今回の佐渡行きのいちばんは今日のドンデン高原ハイキング。
遅刻友の誘いがあって勇んで駆けつけた次第。もちろん天気予報確認済み。

平べったい四角い建物の後ろのお山

ドンデン山荘まではバスで1時間弱。膝痛抱える我ら二人にはぴったり。
後はだらだらのんびり歩くだけですから。
山荘前から両津方面を望む

左 両津湾

金魚の形の加茂湖

右 国仲平野

さて歩き始めます。

新緑が美しい
のんびりゆっくり歩いて

避難小屋まで来るといちばんの急な登りに

外海府の集落が見えます

両津湾も見えます

頂上に着きました 息切れが激しい 金北山が遠くに
ここまで来れば最終地の山荘はすぐ
ぶらぶら歩いて３時間 ちょうどよいの だから疲れません
山荘の食堂で乾杯して

いちばん会いたかった方に会えて大感激


サンカヨウ

海もあれば

こんにちは。本日2度目の投稿です。
今回はむりくり来たので滞在日時が短いのです。
その中であれもやらねばこれもまた、と自分大活躍。
ようよう落ち着いて座りました。はい。

あれもやらねばのニリンソウおじさん田んぼ訪問。





ちょうどおじさんがいて、トキが田んぼに来た話しをひとしきり聞いて。
これからかあさんと長谷寺の牡丹見に行って来るわ、ですって。





郵便局へ荷物を出しに行ったついでに。