箱根の紅葉見物から帰って、早速、テレビで相撲見物。今日の大一番は全勝白鵬対栃煌山戦。誰れもが熱戦を期待していた。栃煌山は、前日、(先場所、まさかの注文相撲に破れた)横綱鶴竜に復讐し、圧勝している。この勢いで、白鵬も撃破してくれるものと強く期待していた。強くというのは、わが稀勢の里がふたつ前の取組で、豊の島に不覚の黒星を喫してしまったから、是非とも、栃煌山に勝ってもらいたかった。
その大一番。なんと白鵬が、猫だましを!これは、注文相撲とはいわないが、実質、”変化相撲”。今場所、嘉風戦にも”変化相撲”をみせているので、今場所、二度目。先場所優勝の鶴竜と並んだ。
猫だましって、なあに?という読者の方も多いと思うので、ちょっと、説明しておきたい。小兵力士だった舞の海さんの得意技で、立ち合いと同時に、相手力士の目の前で、両手をパッチと叩き、相手に目をつぶらせ、変わり身で有利な状況をつくる、いわばだまし討ち。今回、栃煌山はやっと、土俵際でこらえて、反撃に移ったところ、何と、白鵬、二度目の猫だまし・・・・。先場所、鶴竜が稀勢の里に対する二度の変化を彷彿とさせるような出来事。
逆に言えば、これで白鵬の優勝はなくなった。明日はさすがに、汚い立ち合いは出来なくなり、稀勢の里に完敗。そのあとは、めろめろ連敗で、屈辱の九州場所になるのは間違いにゃー。
ああ、これで、今日の稀勢の里のぶざまな敗戦のもやもやを晴らすことができた!ああ、いい気持ち
。。。。。
念のため、ウィキペディアで”猫騙し(ねこだまし)”を調べてみると、こんな説明が。
猫騙し(ねこだまし)とは相撲の戦法の一種。立合と同時に相手力士の目の前に両手を突き出して掌を合わせて叩くこと。相手の目をつぶらせることを目的とする奇襲戦法の一つ。相手に隙を作り、有利な体勢を作るために使われる。・・・普通の立合いではかなわないような、はるかに強い相手に対する一発勝負に使われる。失敗すると一気に持って行かれてしまう可能性がある。最近では舞の海が比較的多く用いていた。上位力士では三重ノ海が大関時代に横綱北の湖にやっているが敗れている。
そして、なんと、今日の取組まで、以下のように緊急追加されている。言ってみれば、歴史に残る、”横綱の猫だまし”だったのである。
2015年11月場所10日目、横綱白鵬が関脇栃煌山に対し、立ち合いに猫騙しを見せた。
。。。。。
歴史的快挙!白鵬の猫だまし。
あたいは、猫だましじゃなかよ。本当にねむいんや。 おやすみなさい。