気ままに

大船での気ままな生活日誌

2024年展覧会美女ベスト10 よいお年を

2024-12-31 18:17:14 | Weblog

こんばんわ。

いよいよ大晦日となりました。昨日の2024年展覧会ベスト10に引き続き、展示された作品中の美女ベスト10を発表して、今年の締めとしたいと思います。

同一展覧会からは複数、選出しないというルールにしています。それでは、ぼくの選んだ美女ベストテン、今年は個性的な美女も何人かランクインしていますので、どうぞご笑覧下さい。

第1位 トリオ展の三美人マティス《椅子にもたれるオダリスク》、萬鉄五郎《裸体美人》、モディリアーニ《髪をほどいた横たわる裸婦》(トリオ展/東近美)

第2位 恥じらいのヴィーナス(ナポリ国立考古学博物館)テルマエ展/パナソニック汐留美)

第3位 ミュシャの夢想 -シャンプノア (ミュシャ展/茅ヶ崎美)


第4位 マティスのブルーヌードIV (マティス展/国立新美)

第5位 斎藤清の土偶(B)(ハニワと土偶の近代/東近美)

第6位 高橋由一の花魁(大吉原展/芸大美)  

第7位 蕗谷紅児の花嫁(蕗谷紅児展/そごう美)

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第8位 中原淳一の少女 (中原淳一展/そごう)



第9位 尾形光琳の秋好中宮図(光琳展/MOA美)

第10位 伊東深水の吉野太夫(花・フラワー・華2024/山種美術館)

次点 夕顔(ホリ・ヒロシ展/文豪の人形たち/北鎌倉古民家ミュージアム)

今日の朝焼け、鴎、夕富士

これにて、2024年のブログを締めたいと思います。この1年、たくさんのご来場、心より感謝申し上げます。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

それでは、みなさん、よいお年をお迎えください。いい初夢を。一富士。

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ぼくの2024年展覧会ベスト10 

2024-12-30 21:12:22 | Weblog

こんにちわ。いよいよ、年も押し迫り、新年まであと一日となりました。毎年、30日は恒例の”ぼくの展覧会ベスト10”発表の日となっておりまする(笑)。

定年後、ぼちぼち展覧会を見るようになって、次第に数が多くなり、5,6年ほどたった2012年にはじめて”マイベスト10”を発表。なんと、今回で13回目となる。もともと芸術には縁もゆかりもなかったが、何となく気が合って続いている。だからベスト10選出もなんとなく良かったなあという程度の差で決めている(笑)。最盛期には年100展以上見ていたが、コロナ以降、落ちてきて、今年も70展程度にとどまった。その中からの今年のマイベスト10、すんなりとはいきませんでしたが、なんとか、以下のように決定しました。ご笑覧下さい。

ぼくの2024年展覧会ベスト10

第1位 はにわ展 (東博)
第2位 マティス展/自由なフォルム(国立新)
第3位 光琳 国宝「紅白梅図屏風」×重文「風神雷神図屏風」(MOA)
第4位 TRIO展 (東近美)
第5位 モネ展/睡蓮のとき(西美)
第6位 中尊寺金色堂展 建立900年記念 (東博)
第7位 本阿弥光悦の大宇宙展 (東博)
第8位 復刻開館記念展 (出光美術館)
第9位 ミュシャ展/アール・ヌーヴォーの美しきミューズ(茅ヶ崎美)
第10位 印象派/モネからアメリカへ(東京都美)

次点1 神護寺展/空海と真言密教のはじまり (東博)
次点2 法然と極楽浄土展 (東博)

はにわ展

マティス展

光琳展(国宝「紅白梅図屏風」×重文「風神雷神図屏風」)

もうひとりの僕が選ぶベスト10

第1位 大吉原展(芸大美)
第2位 蕗谷虹児展 大正・昭和のモダニスト(平塚美)
第3位 111年目の中原淳一展(そごう美術館)
第4位 テルマエ展・お風呂でつながる古代ローマと日本(パナソニック汐留美術館)
第5位 ハニワと土偶の近代 (東近美)
第6位 手塚雄二の寛永寺根本中堂の天井絵、叡岳双龍 (そごう美)
第7位 水木しげるの妖怪 百鬼夜行展(そごう美)
第8位 空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン(東京ステーションギャラリー)
第9位 福田平八郎X琳派”展(山種美術館)
第10位 高野光正コレクション 発見された日本の風景(横浜高島屋)
次点 ノスタルジア/記憶の中の景色 (都美) 

歌麿 吉原の花 (大吉原展)


文学展・科学展・写真展など合わせてベスト10

第1位 天空の贈り物展 KAGAYA/星空の世界 (そごう美)
第2位 巨大恐竜展 (パシフィコ横浜)
第3位 木村伊兵衛展 /写真に生きる(東京都写真美術館)
第4位 安倍公房展(神奈川近代文学館)
第5位 帰ってきた橋本治展(神奈川近代文学館)
第6位 昆虫マニアック展(科博)
第7位 ホリ・ヒロシ展/文豪の人形たち(北鎌倉古民家ミュージアム)
第8位 養老せんせいの虫展 鎌倉文庫館
第9位 2024+CP(カメラ・映像展示会)パシフィコ横浜
第10位 高橋まゆみ人形展・郷愁 (北鎌倉古民家ミュージアム)
次点 2024年報道写真展 日本橋三越
次点 カップヌードルミュージアム 横浜

何とか今年も(元気で)、三つの展覧会ベスト10を送り出すことができほっとしている。ベスト10入りしていないが、ぼくがよく通った美術館の美術展も忘れることはできない。地元の鏑木清方記念美術館はじめ、山種美術館、根津美術館、出光美術館、三の丸尚蔵館の日本美術の特別展はほぼすべて見ている。慣れ過ぎてしまっているので、特別なことのない限り、ベスト10入りはめったにしない。

明日は展覧会美女ベスト10を発表し、2024年を締めたいと思います。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

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”溢れる詩情と浪漫 鏑木清方と中澤弘光”展 明けの三日月

2024-12-29 20:59:44 | Weblog

こんばんわ。いよいよ年も押し迫りましたね。今日も展覧会の積み残しをひとつ。

鏑木清方記念美術館は地元でもあるし、シルバー世代の鎌倉市民は無料ということもあり、よく利用する。すでに終わった展覧会であるが、”溢れる詩情と浪漫 鏑木清方と中澤弘光”展を記録しておこう。今回は、清方だけではなく、ぼくの知らない画家、中澤弘光の作品をはじめて見ることができた。中澤弘光関連の小冊子もいただいたので、絵画の解説などはそれを参考にした。

中澤弘光(1874-1964)は、清方より4歳上で、同世代を生きた洋画家である。清方は、中澤の詩情豊かな画風を”理想的写実派”と高く評価し、彼が描いた舞妓や奈良の風景の小品を手元に置いていたという。ここでは洋画の作品ばかりだが、新版画も手掛けたこともあるようだ。以下、本展に飾られた作品のいくつかを紹介しよう。

中澤弘光 《舞妓》 昭和33年 弘光は旅好きで、国内ではとくに京都、奈良を好んだようだ。鴨川沿いの宿で舞妓さんを呼んで、モデルになってもらったとのこと。

中澤弘光《少婦》明治33年 弘光が師事した黒田清輝がフランスから持ち帰った外光派(自然光を感じさせる明るい色彩)の画風。背景の豊かな緑、夏の日差しが作り出す木陰、人物の涼やかな着物姿。油彩でありながらかろやかなタッチで描かれている。

中澤弘光《山の湯》大正2年 箱根の木賀温泉の情景。田山花袋との共著”温泉周遊”に収められている。浴場に満ちる湯気、水面にうつる人物の影など、”温泉の画家”といわれた弘光の卓越した表現。

以下、清方の作品3点

舞妓 昭和5年

清方 暮れゆく沼 明治33年

秋宵 明治36年

今年も随分、鏑木清方記念美術館に通ったが、来年も是非。

今朝の”明けの三日月”と薄紅富士。

月の出直後の”明けの三日月”。午前5時50分頃。

赤みがかっている。

日の出が近づく頃。

明後日(31日)が新月なので、明日、日の出前のわずかな時間で見えるかどうか。これが2024年、最後の月かも。

薄紅富士

夕富士

では、おやすみなさい。

いい夢を。

大谷選手夫妻にリトルルーキー!ドジャース、早くもお父さんを越える10億ドル先行契約か(笑)。

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円覚寺の名残りの紅葉 明けの三日月

2024-12-28 22:02:41 | Weblog

こんばんわ。

いよいよ年も押し迫りましたね。”かまくら紅葉”は一昨日、瑞泉寺で〆たつもりでしたが、やっぱり円覚寺の名残りの紅葉も捨てがたいと、ここに報告する次第でござりまする(汗)。そして、おまけに夜明け前の”明けの三日月”も。

円覚寺の名残りの紅葉

鎌倉で一番早く紅葉が見頃となる円覚寺だが、そのときの紅葉が散ってしまった今頃、行くとはっとするような名残りの紅葉に出会うことができる。

山門前の紅葉

山門をくぐってからも。

山門の先の仏殿の戸口に来年の大河ドラマのポスターが。円覚寺がロケ地になるようだ。蔦屋重三郎が主人公、これは面白そうだ。北斎や歌麿ら各浮世絵師の配役も楽しみ。

方丈前の百観音の紅葉も見頃に。

続燈庵の参道もいちょうと紅葉で華やぐ。

その隣りの黄梅院の山門の額縁紅葉。

山門前の掲示板には真民さんの詩。今日の詩は”知足”。”足らざるを知る”でなく、”足を知る”と読む。

ここでいつも終わりだが、ふと漱石が逗留した帰源院への坂道を思い出した。やはり染まっていた。

帰源院の山門。漱石の名作”門”はここでの逗留が元になっている。

垣根の隙間からみえる紅葉がいつも鮮やか。

国宝鐘楼への旧道は銀杏の絨毯。

つい、忘れてしまうが、円覚寺の年の瀬紅葉も見逃したくない。

今朝の”明けの三日月”

4時半頃の明けの三日月。月の出直後で赤みがかっている。12月31日が新月(旧暦朔日)。

日の出前、6時過ぎ頃。

日の出とともに消えてしまう、か弱い月。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

今日の豪快な夕焼け。富士山も恐れをなして隠れてしまう。

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トプカプ宮殿博物館展(出光) 百草蒔絵箪笥と飯塚桃葉展(根津)  

2024-12-27 21:17:38 | Weblog

こんばんわ。

ぼくはここ10数年来お遊びで、年末に”ぼくの今年の展覧会ベスト10”を発表している。候補となる展覧会は、ぼくが実際、見て、本ブログの記事にしているものとしている。机の上に散らばっている美術展のちらしをめくってみると、まだ未記載の展覧会がいくつもあった。そのうちの二つを今日、簡単にメモ程度になってしまうが、記載しておこうと思う。これらがベスト10に入るかどうか、30日の発表をお楽しみに。

トプカプ宮殿博物館展(出光美術館)

先月中頃、出光美術館の”最後の”展覧会、トプカプ宮殿博物館展を見て来た。”最後の”というのは、出光美術館は帝劇ビルの一画にあるのだが、ビルの建替工事のため、しばらく帝劇と美術館が休館するのだ。

まず、出光美術館から本展についてのご挨拶を。日本とトルコ共和国が外交関係を樹立して100周年を迎えた本年、両国の友好を記念した特別展を開催します。トプカプ宮殿博物館ならびにトルコ・イスラーム美術博物館から金銀や宝石で彩られた宝物、さらには中国陶磁などの至宝が集結。出光美術館からはトプカプ宮殿博物館の中国・日本陶磁と類似する作品をはじめ、当館が誇る中国・日本陶磁の名品や華やかなトルコ陶器を厳選します。世界の人々を魅了してきた名宝の競演にどうぞご期待ください

ということで、以下のような眩いばかりの作品が並びました。写真撮影禁止なのでちらしの写真をまとめ撮りしています。興味のある方は解説文もどうぞ。

第1章 華やぐ宮殿の宝物(トプカプ宮殿博物館)

第2章 中国陶磁の名品 東西交流の証(1)(トプカプ宮殿博物館と出光美術館)

第3章 日本陶磁の名品/東西交流の証(2)(トプカプ宮殿博物館と出光美術館) 

第4章 色彩鮮やかなトルコのタイル・陶磁 (出光美術館)

アジアとヨーロッパをつなぐ悠久の国際都市、トルコ・イスタンブルは15世紀中頃からオスマン帝国(1299-1922)の首都となりました。歴代のスルタン(帝王)は、この地に築かれたトプカプ宮殿に居住し、政務をつかさどります。その後16世紀に入り、オスマン帝国は中東、北アフリカ、中部ヨーロッパにまたがる最大領域を形成しました。トプカプ宮殿には貴金属をはじめ、東アジアからヨーロッパにおよぶ地域の珍しい宝物が集められ、彼らはそうした品々を使用したり、飾ったりしながら大切に継承しました。その所蔵品には当時の世界最高峰である中国・景徳鎮窯や龍泉窯などの極めて良質な陶磁器が含まれ、宮廷コレクションとしては質量ともに世界屈指と評されています。くわえて日本陶磁も数多く舶来、所蔵されています。一方、出光美術館も中国・明時代を中心に皇帝・宮廷用に焼かれた官窯作品や江戸時代に海外へ輸出された陶磁器を有しており、中にはトプカプ宮殿博物館の作品の類品も知られています。(公式サイト)

出光美術館の休憩室から皇居のお堀端が見渡せるが、左方に日比谷公園がみえる。11月中頃の公園の木々が秋色に染まり、うつくしい。この風景もしばらく、お別れ。

百草蒔絵箪笥と飯塚桃葉展(根津美術館)

根津美術館の庭園の紅葉が素晴らしく、毎年、出掛けている。庭園の紅葉の様子は当日、報告しているが、そのときの展覧会の方はまだだった。

本展は、根津美術館が所蔵する、飯塚桃葉(初代・?~1790)が制作し、阿波徳島藩主・蜂須賀家に伝来した「百草蒔絵薬箪笥」の国の重要文化財指定記念展である。

この薬箪笥と共に豪華な内容品がすべて展示されている。また、その最大の特徴である蓋裏の百草図を手掛かりに、本作の制作背景を18世紀後半の博物学と美術の様相の中に探る、というものである。ここも出光美術館同様、けちんぼ美術館で写真撮影が出来ない。今年から写真撮影OKとなった三井記念美術館、開所当初から撮影OKのアーティゾン美術館に追従してほしい。以下、ちらしの写真から。

あの日(12月7日)の庭園の紅葉。最高の見頃だった。展覧会は翌日、最終日だった。

ふたつとも素晴らしい展覧会でした。

では、おやすみなさい。

いい夢を

二十七夜の明けの三日月と夕富士。

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”かまくら紅葉”の〆はやっぱり瑞泉寺 河津桜開花

2024-12-26 21:22:10 | Weblog

こんばんわ。

いつも、”かまくら紅葉”の〆は瑞泉寺にしているので、まだ早いと思いつつ一週間ほど前に瑞泉寺に”下見”に行った。ここのメインは山門周辺のイロハモミジだが、そのときはまだ早かった。満を持して、今日、出掛けた。

2024年もあと5日。今年を締めるのにふさわしい紅葉でしたよ。

長い参道の坂を登って山門に到着。鮮やかな紅葉が山門を覆う。

山門から覗く本堂。

山門手前にも大きなイロハモミジが幾本も。これは吉田松陰逗留碑の傍の紅葉。

塀の向こう側、本堂境内も紅葉で輝く。

山門をくぐって振り返る。塀の外側の紅葉もすごい。

斜めから。塀の内側の紅葉と外側の紅葉を重ねて。これが12月末の紅葉。正月までもちそう。

お見事でした。”かまくら紅葉”の〆はやっぱり瑞泉寺ですね!

本堂にお参りする。次回は本堂前の牧野富太郎博士命名の”黄梅”が咲く早春に。

帰路、鎌倉宮の神苑の紅葉を通りから見る。ここも遅い紅葉で、今が盛り。いつまでも青いままという紅葉もある。今日は入らず、外からチラ見。

鳥居前の河津桜、1週間前にひとつ蕾を膨らましていたので、もういくつも咲いているかと思ったら、見つからない。

ようやく枝の陰に一つ見つけた。今季、初見!いつもより遅いかな。

神苑にも若木が数本あり、随分、花を咲かせたが、去年、枯れてしまったようだ。鳥居前にも3本あるが、それぞれ開花時期が違う。これが一番早い。またお正月にでも。

 

では、おやすみなさい。

いい夢を。

明けの”三日月”と夕富士

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クリスマスの日に初蝋梅、初水仙、名残りの紅葉 明月院にて

2024-12-25 21:23:11 | Weblog

こんばんわ。

今日25日はクリスマス。クリスチャンではないですが、メリー クリスマス!教会ではなく北鎌倉の明月院に出掛けてきました。素晴らしいプレゼントがもらえましたよ。初蝋梅と初水仙。どちらも今季初めて見ました。それもクリスマスの日に!

クリスマス初蝋梅

ロウバイは通常、1-2月が花期で年内に咲き始めるのは少ない。明月院には10数本のロウバイの木があるが、そのうち、早咲き系の数本は12月10日ごろ咲き始めた年もある。

まだ咲いたばかり。まるで蝋細工のような花で、この名がある。

名残りの紅葉を背景に。

クリスマス初水仙

ヤグラ前の水仙畑で数輪開花。先日の瑞泉寺では咲いてなく、鎌倉では初見。

日本水仙。ロウバイと共に、これからの寒い冬を咲き続ける。

もうここの紅葉はおわったかと思っていたら、境内の数本の大もみじがまだ最盛期。うれしい名残りのクリスマス紅葉。

クリスマス紅葉

北条時頼公墓所前の大もみじ。

”巨石パワー”をもらった”石の上にも〇年”の大もみじは2週間前より華やかに!

本堂近くのもみじも。

本堂の裏庭が明月院の紅葉どころで、2週間前に見頃だったが、さすがに終盤。でも日の光を借りれば、結構、魅せてもらえる。

クリスマスの日にこんなにたくさん、名残りの紅葉を魅せてもらい幸せ。

今朝のクリスマスムーン。もうすぐ”明けの三日月”。

クリスマス富士も顔を出してくれた。

楽しいクリスマスでした。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


今日一番のクリスマスプレゼント。

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2024年、納めの美術展は国宝・雪松図で クリスマス紅葉(妙本寺)

2024-12-24 21:24:50 | Weblog

こんばんわ。

2024年、納めの美術展は円山応挙の国宝・雪松図で、となりました。日本橋の三井記念美術館の”唐ごのみ/国宝・雪松図と中国の書画”展にて。

雪松図は、毎年、暮れから正月にかけて公開されるが、何と、初めて、撮影が許可されました。”史上初”は大谷翔平と大の里でだいぶ使った言葉だが、ここでも使いたい(笑)。本ブログ史上初の写真公開となりまする。それだけでめでたい。

”雪松図”は、円山応挙の代表作で唯一の国宝。六曲一双で、右隻は、堂々とした黒松に雪が降り積もる。雪は和紙の地肌の色というのだから驚く。そして、左隻には二本の赤松に積もる雪。母子のような松。近寄ってみると、松の葉が針のように描かれている。ここでも雪は”描かず”に描いている。そして背景は華やかな金泥。継ぎ目のない大判の貴重な高価な和紙を使用している。北三井家と親交があり、財政的な支援があったのだろう。

右隻

左隻

一部、アップ。松の葉がていねいに描かれている。雪は和紙の地肌色。

撮影許可されたのは、この屏風だけではなく、展示室4(北三井家旧蔵の書画)のすべての作品。他の展示室は今まで通り不許可。

ここに、20点ほど展示されているが、ぼくの好みでいくつかを選んで載せたい。

(伝)とはいえ、牧谿のお猿さんが見られたのはうれしい。

猿猴図 2幅(伝)牧谿 
枯木につかまる猿と竹にぶら下がる猿を描く牧谿は南宋の水墨画家で室町時代以降、日本で絶大な人気を誇る。

麝香猫図 (伝)徽宗 明時代・16 ~ 17世紀 

鷺図 (伝)趙孟頫 明時代・16 ~ 17世紀

海鶴蟠桃図 (伝)呂紀 明時代・16 ~ 17世紀 表具を含めると縦2メートル以上の大幅

長寿を象徴する鶴と桃を描く。

11幅対として伝わった沈南蘋の掛け軸、そのうち4幅。

内2幅。

藤花独猫図 沈南蘋 清時代・18世紀 藤、芍薬、タンポポなどの花とぶち猫。

檀特鶏雛図 沈南蘋 清時代・18世紀

三行書 (伝)董其昌 17 ~ 18世紀 董其昌は明時代屈指の文人で、日本の文人画家に強い影響を与えたとのこと。

なお展示室、1,2で、”拓本コレクターとその蒐集品”の10数点が展示されいる。石碑などの字を拓本にとり、それらを蒐集したという珍しい作品。以下、代表作をちらしの写真から。

石鼓文 中権本(宋拓)戦国時代・前 5 ~前 4 世紀

展示室 5 では墨跡と書。

重文・古林清茂の墨跡 与無夢一清語 元時代・泰定 4 年(1327)

国宝・雪松図を含む展示室4の作品が撮影でき、素晴らしい展覧会でした。

 

クリスマス紅葉(妙本寺)

かまくらの”年の瀬紅葉”、浄智寺に続き、妙本寺でも見頃になりました。祖師堂横の池の周囲の紅葉です。折しも、今日はクリスマスイブ。うれしいクリスマス紅葉となりました。

山門の紅葉。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

今朝の月と富士山。

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浄智寺の”年の瀬紅葉” 下弦の月

2024-12-23 21:18:49 | Weblog

こんばんわ。

例年、年の瀬まで紅葉を楽しめるお寺は鎌倉には三つある。瑞泉寺と妙本寺、そして浄智寺。今年は全体的に紅葉が遅かったが、遅い紅葉として知られている新宿御苑のもみじ山の紅葉が燃えるように染まっていたので、瑞泉寺の先日の下見に続き、浄智寺へ出掛けた。瑞泉寺はまだ早かったが、ここはもうOKと云っていいでしょう!

浄智寺総門の向こうの黄色のもみじが見頃になっている。

門をくぐれば紅葉も群れ成して。

鐘楼門へ向かう石段の右側に紅葉が並ぶ。もう見頃!

惣門方面を振り向く。

鐘楼門。ここのモミジは青いのも混じる。

鐘楼門の向こうは本堂。本堂前の銀杏の絨毯は色褪せてきたが、紅葉は鮮やかに。

書院方面への道

書院の庭園。四季折々、野趣に富む草花の群生を魅せてくれるが、紅葉華やかな頃は目立たぬようにひっそりとしている。

向かいの森の道。

布袋さまにご挨拶。今日は日向ぼっこか。

布袋さまの前の大紅葉が華やかに染まっていた。

七福神の布袋さまにお正月での再会を約束し、書院の表玄関に出る。ここの大もみじも輝いていた。

茶室から奥の庫裏と思われる建物の庭の紅葉もすごいのだが、今年はイマイチ。

もう明日はクリスマスイブだというのに、この見事な紅葉。大満足でお寺を出た。目の前に拡がる風景もお見事。紅葉と銀杏のハーモニー。

ここから源氏山の登山口まで上がる道も紅葉が楽しめる。

途中に日本画家、小倉遊亀の旧居の玄関口だけが残っているが、そこの紅葉。小津安二郎監督もこの近所に住んでいた。

遊亀さんは、晩年、105才まで、北鎌倉に住んだ。女性としては三人目となる文化勲章を受章した。松園さんが最初。山岡鉄舟門下の小倉鉄樹と結婚、平成7年、女性初の鎌倉市名誉市民となった。

コーちゃんの休日(都現代美術館、1960)越路吹雪がモデル

さらに先へ。

年の瀬の鎌倉紅葉、まずは浄智寺で成功!

今年最後の下弦の月(夜明け)

うす紅富士

では、おやすみなさい。

いい夢を。


年の瀬の夕空

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2024年報道写真展 パリ五輪メダリスト&大谷翔平がいっぱい

2024-12-22 22:21:07 | Weblog

こんばんわ。

昨日、家内と日本橋へ出て、三越で毎年、開催される報道写真展を見てきました。2024年といえば、金メタル20個もとったパリ五輪、そして、ホームラン王、打点王の二冠、50-50の大記録で2年連続のMVPをとった大谷翔平選手。金メダリストと翔平がいっぱいのうれしい写真展でした。

いきなり翔平とデコピンが入り口でお出迎え(笑)。背広姿の人々は石破総理をお出迎えしていたようだ。あとで知ったことだが、この少し前に来られ、自分の報道写真にサインをされたとのこと。

展示室に入ると、いきなり、女子やり投げの北口榛花さん!ぼくが”パリ五輪メダリストベスト10”の第1位に選んだ選手。史上初の女子フィールド競技での金メタルはすごい。

この写真も。もぐもぐタイムのひととき。トドみたい、と誰かさんに云われたとか。たしかに(笑)。

ぼくのベスト10の2位に入った体操個人総合、金メタルの岡慎之介選手。やはりここでも選出されていた。前回(東京大会)金メタルの橋本大輝選手と一緒に喜ぶ。

 

岡慎之介の鉄棒分解写真。本人のサイン(左下の金色の文字)もある。

柔道も頑張った。巴投げの角田夏美選手。

レスリング・グレコローマンの文田健一郎の投げ。

卓球ニッポンの早田・張本組、中国選手を破りガッツポーズ。

男子フルーレ団体で悲願の金メタル。

100メートル準決勝。サニブラウン9秒96も決勝に残れず。

エッフェル塔前を競歩。

ベルサイユ宮殿を背景に馬術。”初老ジャパン”の大岩選手。

パリ五輪開会式。

さて、お待ちかね、大谷翔平選手の名シーンがぞくぞくと出てきますよ。

大谷選手のホームランの祝福はヒマワリの種シャワー。

このシャワーは、40-40のインタビューのとき。

決めた!夢の50盗塁!

この日、50号ホームランも放ち、前人未到の50-50を達成!

53号ソロ。

地区シリーズで同点ホームラン。ファンも万歳!ぼくは、この写真が一番好き。

デコピンの始球式も話題を呼びました。

大谷選手、悲願の世界一。

ドジャース優勝報告会で。真美子さんとデコピンと。

おすもうさんは二点だけ。2024年に二人の大物新人登場。

大の里、史上最速で新大関に。”唯一無二”を誓う。

尊富士は110年振りの新入幕優勝を果たす。来たる初場所は大の里と優勝を争いたい。

石破新総理誕生。右端にサインがある。もう少し早く到着していれば、サインの場面を見られたのに(笑)。

悲しいコーナーも。元旦に能登を襲った大地震。

入り口に速報の写真。ノーベル平和賞、惜別の人など。

被団協にノーベル平和賞。

惜別コーナー。ご冥福を祈ります。

三越日本橋本店といえば中央ホールの天女(まごころ)像。吹き抜けの5階に届くようにそびえる壮大な天女の像。三階の席で鑑賞。

製作にあたったのは名匠・佐藤玄々。京都の妙心寺内にあるアトリエで、多くのお弟子さんとともに約10年の歳月を要したとのこと。昭和35年(1960)完成。平成12年には大々的に修復工事が行われた。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

豪華な天女像の前にはシンプルなクリスマスツリーが似合う。

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