おはようございます。旅先、熱海からの投稿です。
先日は浅草サンバカーニバルを楽しんできました。サンバの本場は、言うまでもなくリオデジャネイロ。魔女の宅急便で有名な角野栄子さんが、ナポリをみてから死ね、という言葉があるけど、リオがその言葉にぴったりのところ、と展覧会紹介ビデオの中で語っていた。角野さんは、早稲田大学教育学部を出たあと、1959年、24才の時にブラジルに移り、2年間滞在。その体験をもとにサンパウロのサンバの踊りの好きな少年の暮らしを描いた”ルイジンニョ少年、ブラジルをたずねて”をはじめて書いた。それから7年の雌伏ののち、童話をかき始めたとのこと。
昭和10年生まれというから、82歳。現在も童話を描き続けている。若々しいお顔で、美人でもあり、ぼくはあまり知らなかったのだが、一ぺんにファンになってしまった。9月2日にご本人のトークがあるようなので、できれば行ってみたい。それに鎌倉にお住まいとのこと。そういえば、八幡さまのぼんぼり祭でも見たような。来年からはしっかりと雪洞の写真を撮って、ブログに載せねば。
横浜山手の県立神奈川近代文学館で、角野栄子/魔女の宅急便展が開催されている。
「誰でも魔法をひとつは持っている」そんな思いをこめて、角野栄子が20年以上書き続けた魔女キキの成長の物語、『魔女の宅急便』全6巻。『スパゲッティがたべたいよう』を第1作として、すでに36作刊行されているアッチ、コッチ、ソッチの「小さなおばけ」シリーズ。本展では、長く読み継がれるこのふたつのシリーズを軸に、角野の多彩な作品群を、原画や原稿、創作ノートなどで紹介します。豊かな想像力とユーモアに支えられた〈魔女とおばけ〉の世界へようこそ!(サイトより)
魔女の宅急便は、スタジオジブリで1989年にアニメ化され、すっかり有名になった。これは、シリーズの第1巻のみをもとにしている。キキが魔女として生きることを決意し、13歳の春の満月の夜、相棒の黒猫ジジと共に旅立った。コリコの町でグーチョキパン屋の粉置き場を改装して、”魔女の宅急便”を開業した。その頃までが第1巻で、そのあとキキは成長し、結婚し、子供も出来て、と年を重ねて行く。2009年の”魔女の宅急便 /その6それぞれの旅立ち”の完結編まで20年以上にわたるシリーズなのだ。
展示構成は次のようになっている。
第一部 魔女の宅急便
第二部 幼年童話
第三部 作家の軌跡
第二部では、可愛いおばけ、アッチ コッチ ソッチが主人公の童話が紹介され、第三部では、角野さんの世界中の魔女コレクションなども見ることができる。
魔女の人形
角野が集めた膨大なコレクションの一つ、”ソゾさん”。
佐々木洋子画”スパゲッティがたべたいよう”
それでは、みなさん、今日も一日、たまには魔法でもかけて、お元気で!