気ままに

大船での気ままな生活日誌

おめでとう、大谷選手 悲願の世界一に

2024-10-31 22:17:53 | Weblog

こんばんわ。

大谷選手が悲願のワールドチャンピオンになりました。おめでとうございます。6年間のエンゼルス時代、一度もポストシーズンに進めず、いつも九月は消化試合。”ひりひりした九月”をとドジャーズに移籍。その一年目で”ひりひり九月”どころか、”ひりひり十月”のポストシーズンを勝ち抜き、なんと世界一になってしまった。

ドジャースの世界一への原動力は、MVPトリオと讃えられる、大谷、ベッツ、フリーマンの打撃力であることは言うまでもないが、とりわけ新加入の大谷選手のパワーに依るところが大きい。レギュラーシーズンでは、打率、本塁打、打点、盗塁のいずれも自己ベストを更新。54本塁打と130打点で2冠を手にした。加えて、史上6人目の「40本塁打&40盗塁(40-40)」だけでなく、前人未到の「50-50」も達成した。

ポストシーズンでも、地区シリーズでのパドレス戦初戦で起死回生の3ランで追いつき、勝利をもぎとったし、ナ・リーグ優勝決定シリーズの対メッツ第三戦でも、ドジャース、2勝目を決定づける豪快な3ランを放ち、流れをつくった。ワールドシリーズでは、第二戦目に盗塁で左肩に亜脱臼を起こし、十分な働きが出来なかったが、痛みをこらえて全試合一番打者で出場、1安打のみだったが、睨みをきかせた存在感は大きく、ドジャース優勝へ大きく貢献した。

おめでとう、大谷翔平選手!

今日の試合は大逆転!ジャッジのホームランも出て前半、5対0。今日はもう負け、ロスに帰って決めればいいか、と思っていたが、5回、突如、ジャッジの凡ミスからヤンキースの守備陣が崩れ、たちまち同点に追いつき、さらに8回に逆転し、ワールドチャンピオンになる。

大谷選手のインタビュー。今シーズン、最高の形で終えられてうれしい、と。また、真美子夫人とデコピンへの感謝の気持ちも。

トミージョン手術のリハビリで投手封印のシーズンだったが、DHだけで前述の素晴らしい成績。今季ナ・リーグMVP受賞も確実視されている。

さて、来シーズンは二刀流再開。サイヤング賞とホームラン王同時受賞なんて夢のような成績を挙げてくれるのでは期待している。そして、ワールドシリーズでは、優勝決定の試合に、昨年のWBCのときのように、クローザーとして登場し、ジャッジを三球三振に、とか。

2024年3月から10月までたっぷり楽しませてもらった。ありがとう、大谷選手。来年もお願いします。

それでは、おやすみなさい。

いい夢を。

コメント (7)
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福田平八郎x琳派 山種美術館 大谷ドジャース、1敗

2024-10-30 22:38:02 | Weblog

こんばんわ。

山種美術館で、没後50年を記念し、”福田平八郎X琳派”展が開催されている。同館では平八郎作品を多数、所蔵していて、ぼくも、個々の作品は何度も見ているが、これほど多数の展示は、(ぼくが見た限りでは)2012年の”福田平八郎と日本画モダン”展以来のことである。そのときは、平八郎の代表作、重文の”漣(さざなみ)”(大阪中之島美術館蔵)が来ていた。今回はそれはないが、山種美術館蔵に個人蔵を含めて26点、加えて平八郎が好んでいた琳派関連の作品も30点ほどある。ぼくには珍しく、小図録も買ったので、そこの写真も載せて記録しておこうと思う。今回は福田平八郎編のみとし、琳派編は次回にと思っている。

福田平八郎は大分に生まれ、京都の美校で学び、1919(大正8)年)には帝展に初入選する。大正期はモティーフを入念に観察し、写実的な作品を制作していたが、昭和に入ると、単純な色面と大胆な構図による独自の画風の作品を制作する。モダン日本画とか呼ばれ、彼自身の言葉では”写実を基本にした装飾画”だそうだ。

(公式サイトによると)徹底した細密描写により写実を極めた大正期の代表作《牡丹》から、造形の特徴を見事に捉えた筍とデザイン的な竹の葉が融合した《筍》、丸みを帯びた餅と直線的な形の折り鶴との対比が見どころの《紅白餅三鶴》(個人蔵)、絶筆とされる《彩秋遊鷽》(個人蔵)まで、初期から晩年にいたる優品の数々を展示している。以下、年代順に並べる。

桃と女 1916(大正 5)年 屏風

牡丹 1924(大正 13)年

鮎 (1940(昭和 15)年)

芥子花 (1940(昭和 15)年頃)

彩秋(1943(昭和 18)年 )柿の葉の紅葉とススキ

筍 (1947(昭和 22)年)

牡丹(1948(昭和 23)年頃 )

桃(1952(昭和 27)年頃)個人蔵

鮎(1956(昭和 31)年)

竹 (1957(昭和 32)年 )個人蔵

紅白餅三鶴 (1960(昭和 35)年頃)個人蔵

漣 (20 世紀(昭和時代) )個人蔵 重文の漣の下絵(?)

鴛鴦(1968(昭和 43)年 )個人蔵

林檎(1970(昭和 45)年)個人蔵

彩秋遊鷽(1971(昭和 46)年)個人蔵 遺作と云われる。初めて見た。

うっとりするような作品ばかりで、楽しめました。(つづく)

大谷ドジャース、1敗

ワールドチャンピオンに王手をかけた大谷ドジャース。初回にフリーマンが(ブレーブス時代からの)ワールドシーズン6試合連続ホームランの離れ業で、先制し、今日もドジャースが4連勝で一気に決まりかと思われた。しかしそうは問屋が卸さなかった。3回にヤンキースのジャッジではなく、若手のボルピ遊撃手が逆転満塁ホームランをかまし、追いすがるドジャースをそのまま突き放した。優勝決定に待ったをかけた。もし、明日も勝てば、優勝決定はロサンジェルスに持ち越される。

このまま勝てば、WSのMVP確実だったフリーマン。こういう活躍を大谷にしてもらいたかった。

大谷は怪我が癒えたようで、スイングも普通に戻った。ヒットも飛ばし、センター大飛球も。ジャッジも初安打でご両人とも復調の兆し。明日は両者にホームランが期待できそう。

また、明日の試合の始球式は元ヤンキースの松井秀喜さんのようだ。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


ミロ 絵画(西美)

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手塚雄二の寛永寺根本中堂の天井絵(叡岳双龍) 大谷ドジャース、早くも王手!

2024-10-29 21:26:02 | Weblog

こんばんわ。

先日、横浜そごう美術館で手塚雄二展を見て来た。院展でお馴染みの日本画家で、やさしくしっとりとした風景画を描かれる。しかし、今回の目玉は、”叡岳双龍”という天井画。荒々しい二頭の巨大な龍が金色の空から舞い降りてくる図。

展示室に入ると、いきなり、その巨大な天井画が横たわっている。縦6メートル、横12メートルの大作。

上野の寛永寺の創建400年を記念して根本中堂に奉納されることになった天井絵”叡岳双龍”である。2025年の奉納前の一般公開である。巨大な天井絵であるので、一目で二頭の龍(阿吽龍)を見ることが出来ない。天井絵の前に2、3メートルほどの高さの展望通路があり、そこから眺めても手前の龍しか見えない。こちらは阿吽龍のうち、阿龍。

下へ降りて向こう端の龍を見る。阿吽龍のうち吽龍で丸い宝珠をもつ。

二頭の阿吽の龍は、中国では皇帝のみ使用が赦されたとい五本爪の龍で、吽龍は宝珠を掲げ、阿龍の手には薬師如来を意味する梵字がラビスラズリ(青色)によって描かれている、という。よく見ると、阿龍の手の中心に青色がみえる。

寛永年間に作られた天井板(古材)に直接、墨や白土、金、プラチナなどで描いたそうだ。板に直接描くのは珍しく、支持体に合う画材を慎重に吟味したとのこと。墨は数百年後、上塗りがはげても、残るので、上質な中国明時代のものを用いたという。

小下絵も展示されている。これで全体の構図が良く分かる。

寛永寺根本中堂。東博から5分ほどの距離にある。2025年に奉納されたら、是非、拝見したいものだ。

大谷ドジャース、3連勝で、ワールドチャンピオンに王手

第2戦で左肩を亜脱臼した大谷翔平は予定通り、先発出場した。やはり、まだ痛いようで、出塁したときには、ユニフォームの胸元をつかみ、左肩に負担をかけないようにしていた。先頭打者ホームランはなかったが、初回、四球を選び、フリーマンのホームランで先制のホームを踏んだ。SNSでは「大谷が全力疾走しなくても済むようにホームランでゆっくり返してくれるフリーマンの優しさ」とのエールも(笑)。

ヤンキースはジャッジの一発が今日も出ず、3連敗。一方、ドジャースは、早くもワールドチャンピオンに王手をかけた。

このワールドシリーズは東西の名門人気球団の43年振り対決、加えて大谷とジャッジのホームラン王対決と熱戦が期待された。しかし、初戦のフリーマンのさよなら逆転満塁ホームラン以来、ヤンキースがすっかり元気をなくしてしまった。また、ジャッジ、大谷もノーアーチだ。

明日が最後の試合になるかもしれないが、両スーパースターの豪快な一発と手に汗握る熱戦を見てみたいものだ。大谷選手、無理はしないで、との声もあるが、やはり、本人としては、長年の夢のワールドシリーズ制覇を先発メンバーとして飾りたいだろう。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

うすくれない(手塚雄二)

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西美のフェルメール作品 大谷、第3戦出場のもよう

2024-10-28 11:20:15 | Weblog

おはようございます。

上野の国立西洋美術館の常設展にフェルメール作の”聖プラクセディス”が展示されている。これは、2015年3月17日から展示が開始され、フェルメール好きなぼくは、その初日に見に行っている。いわくつきの作品で、フェルメール作とはいっても疑問がもたれている。しかし、昨年(2023年)にアムステルダムで史上最大規模のフェルメール展が開催され、約35点とされるフェルメールの現存作品のうち、実に28点が展示されたが、そこにこの作品が入っている。フェルメールのおひざ元での展覧会からの”招聘”なので、世界的にも”フェルメール作”と認められてきたのではないだろうか。

この作品はこれまで、写真撮影禁止だったが、先日はほかの作品同様に撮影自由になっていた。アムステルダムでお墨付きをもらった自信か(笑)

ここには、こういう簡単な説明がある。

2015年の初公開のときには、もっと詳しく書かれたリーフレットがあり、ぼくの当時のブログにうつしているので、9年振りに再度紹介したい。

本作(聖プラクセデス)は、1969年に初めて、フェルメール作ではないかという説が出され、その後、ワシントン・ナショナル・ギャラリーの学芸員のフェルメール専門家が、その説を支持する論文を発表し、一躍、有名になった。2014年のオークションで、ある個人収集家(日本人らしい)が本作を購入、2015年に西美に寄託された。これまで、真作か、贋作か、調査研究が行われてきてるが、最終的な結論は得られていない。当館では”フェルメールに帰属”として寄託を受けているので、美術フアンや専門家に実際、観てもらい、検証の機会を提供しようというものだ。

さらに、リーフレットは、こう続ける。本作は、イタリア人画家フェリーチェ・フィケレッリ(1605-60)の同主題に基づいて、23才のフェルメールが模写したものではないかというのだ。そして、二つの絵の写真が並べられている。これをみると、”フェルメール作”は、手に十字架をもつ点が原作とは違っている。さらに、空の青色には高価なラピスラズリも用いられているという。また、フェルメール説のきっかけとなったサインと年記(Meer 1659)が画面に記されているが、筆跡等で反論もあるとのこと。さて、真偽はどうか。いずれにしても、フェルメール全作品制覇を狙う人は、みておかねばならないかも(笑)。真作だろうが、贋作だろうが、とてもいい絵でしたよ。この作品だけ写真撮らせもらえないのは残念!(このときから、9年間、撮影禁止だった)

この日、西美でモネ展を見て来たが、ここも一部だが、写真撮影可能でしたよ。それはのちほど。

大谷、ワールドシリーズ第3戦出場のもよう

昨日、ニ盗の際、左肩の亜脱臼が生じ、痛そうな顔で引き揚げたので、てっきり、治療に時間がかかり、ワールドシリーズの3戦以降は欠場と思われた。ところが、今朝のロバート監督は、もう、ニューヨークに来て練習を開始している、第3戦は本人の希望があれば出場させるとも表明。

そのあとモーニングショーで総選挙結果のああでもないこうでもない論議のあと大谷ドジャーズへ。元大リーガーの井口さんが、ぼくも亜脱臼やってますよ。はずれた肩を入れ直して、テープを貼って、すぐ試合に出場しましたよ。これを聞いて安心しましたね。なにせ、トミージョン手術のリハビリ期間中にホームラン王をとってしまうスーパーマン、大谷選手のこと。こんなことは蚊にさされたようなものかもしれませんね。

こっちまで元気が出てきたぞ(笑)。明日は大谷はジャッジと共にホームランで、5対4でヤンキースに勝たせてあげよう。ロスに帰って優勝を決めたい。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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ドジャース連勝でNWへ 大谷、肩亜脱臼で欠場か 

2024-10-27 22:31:18 | Weblog

こんばんわ。

大谷の夢舞台、ワールドシリーズ(WS)第二戦。先発、山本由伸がヤンキース打線を7回途中まで無失点に抑え、勝利投手確実となった7回裏にまさかの暗雲が立ち込めた。なんと四球で出塁した大谷が二盗を決行した際、アウト宣告後、立ち上げられず、痛そうに顔をしかめた。ロバーツ監督、トレーナーらが駆けつけ球場は騒然となった。

ロバーツ監督は試合後、”左肩亜脱臼”で軽傷だと説明したが、今後の出場は不透明だ。恐らく、残りのWSは欠場となるのではないか。そうなると、ニューヨークでのヤンキース投手陣と大谷の対決、そして何よりも東西のホームラン王対決もなくなり、楽しみが激減してしまう。高額なチケット代を支払った人々の落胆ぶりが目に浮かぶようだ。いや、誰よりも大谷選手自身が一番、悔しい思いをしているはず。

ドジャーズは山本由伸投手の好投で、ヤンキースに連勝。ワールドチャンピオンにあと2勝と迫った。大谷不在でもド軍の打線は好調なので、明後日からのニューヨークの連戦で、一気に4連勝で決めたい。いや、3勝2敗でロスに戻り、第6戦で由伸先発で優勝を決めるのがいいかな。大谷ももちろんベンチに入り、皆で優勝を祝うというシナリオ。

この日の朝の夜明けの空と月。ドジャーブルーの空もうつくしく、大谷の怪我の予兆はみじんもなかったのだが。

では、おやすみなさい。

いい夢を。(大谷の怪我が軽傷でありますように)

ロゼッティ 愛の杯 (西美常設展より)

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大谷ドジャース、WS先勝 はにわ展(4) 

2024-10-26 21:35:16 | Weblog

こんばんわ。

待ちに待った大谷ドジャースのワールドシリーズ(WS)がいよいよ始まった。東西の名門人気チーム同士の対決とあって、日米とも大騒ぎである。チケット代も高騰し、最も安い席で約800ドル(約12万円)だそうだ。ぼくは無料、解説付きのテレビ桟敷でのんびり観戦。

大谷の先頭打者ホームランを期待したが、センターに高々と上がったボールは惜しくも柵越えはならなかった。そのあと、ヤンキースとドジャースの両先発が好投、1点を争う緊迫した投手戦となった。大谷は、このあと、8回裏にあわやホームランのライトフェンス直撃の2塁打を放ち、相手の守備が乱れたすきに三塁まで進む。そのあとベッツの犠打で本塁を踏み、同点とした。延長戦に入り、10回裏、ドジャースのフリーマンに劇的なさよなら逆転満塁ホームランが出て、ドジャースが先勝した。

試合後のNHKのインタビューで「フリーマンの最高の本塁打で、最高の勝ち方を1戦目に持ってこられたんじゃないかなと思います」と語り、(大谷の)WS初安打には「いい打席だったんじゃないかなとは思います、1死で三塁までこれたのは大きかったかなと思います」と話した。

フリーマンのインタビュー中に金髪の美女(奥さん)が飛びついてきた(笑)。

明日2戦目は、山本由伸が先発。ホームで連勝し、ニューヨークへ向かいたい。

。。。。。

はにわ展(4)

東博で開催中の”はにわ展”のつづきです。本日の5章とエピローグで完了となりまする。

全体の章立ては以下の通り。

プロローグ 埴輪の世界
第1章 王の登場
第2章 大王の埴輪
第3章 埴輪の造形
第4章   国宝 挂甲の武人とその仲間
第5章   物語をつたえる埴輪
エピローグ  日本人と埴輪の再会

第5章   物語をつたえる埴輪

埴輪は複数の人物や動物などを組み合わせて、埴輪劇場とも呼ぶべき何かしらの物語を表現します。ここではその埴輪群像を場面ごとに紹介します。例えば、古墳のガードマンである盾持人(たてもちびと)、古墳から邪気を払う相撲の力士など、多様な人物の役割分担を示します。また、魂のよりどころとなる神聖な家形埴輪は、古墳の中心施設に置かれ、複数組み合わせることで王の居館を再現したのではないかと考えられます。このほか動物埴輪も、種類ごとに役割が異なります。この章の動物埴輪は、従来にないダイナミックな見せ方で展示します(公式サイトより)。

◎ 両面人物埴輪 和歌山市 大日山35号墳出土 古墳時代・6世紀

埴輪 盾持人 群馬県高崎市 保渡田八幡塚古墳出土 古墳時代・5世紀 など4点

埴輪 力士 福島県泉崎村 原山1号墳出土 古墳時代・5世紀 など3点

埴輪 杯を捧げる女子 群馬県高崎市 上芝古墳出 古墳時代・6世紀

埴輪 琴をひく男子 伝茨城県桜川市出土 古墳時代・6世紀

埴輪 二人童女 栃木県足利市 熊野古墳出土 古墳時代・6世紀

埴輪 踊る人 伝群馬県出土 古墳時代・6世紀

◎ 埴輪 ひざまずく男子 群馬県太田市 塚廻り4号墳出土 古墳時代・6世紀
◎ 埴輪 ひざまずく男子 茨城県桜川市青木出土  古墳時代・6世紀

◎ 家形埴輪  奈良県桜井市外山出土 古墳時代・5世紀

いろいろ

動物埴輪いろいろ

馬形埴輪 群馬県前橋市 白藤古墳群Ⅴ-4号墳出土 古墳時代・6世紀

牛形埴輪 大阪府高槻市 今城塚古墳出土 古墳時代・6世紀

鹿型埴輪

鵜形埴輪

親子の情愛

埴輪 子を背負う女子 栃木県真岡市 鶏塚 古墳時代・6世紀

埴輪 乳飲み児を抱く女子 茨城県ひたちなか市 大平古墳群出土  古墳時代・6世紀

◎ 水鳥形埴輪 兵庫県朝来市 池田古墳出土 古墳時代・5世紀

エピローグ  日本人と埴輪の再会

古墳時代が終わると埴輪は作られなくなりますが、江戸時代に入ると考古遺物への関心が高まり、埴輪がふたたび注目を浴びるようになります。著名人が愛蔵した埴輪、著名な版画家の斎藤清が描いた埴輪、埴輪の総選挙(群馬HANI-1グランプリ)でNo.1になった埴輪など、芸術家や一般市民など幅広い層で埴輪が愛されています。ここでは近世以降、現代にいたるまで埴輪がどのように捉えられてきたかについて紹介します。(公式サイトより)

ひよこ形埴輪 (三船敏郎が所持した埴輪)

寅さん埴輪

笑う男子(群馬HANI-1グランプリ優勝)

武人埴輪模型 明治天皇が眠る伏見桃山陵の”御陵鎮護の神将”と同じ形で作られたもの。

さいごは少し、端折りましたが、これで、はにわ展シリーズ、完了といたします(完)。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

ミレー アヒルの子(西美より)

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はにわ展(3)国宝・挂甲の武人と仲間たち 

2024-10-25 21:54:39 | Weblog

こんばんわ。

東博で開催中の”はにわ展”は、”埴輪・挂甲の武人”の国宝指定、50周年記念と銘打っている。今回、この国宝1号に続く国宝、重文などを含む約120件の埴輪が親分のいる上野に集結している。すでに第三章まで紹介しているが、いよいよ、本展のメインイベント、国宝・挂甲の武人とその仲間たちのいる第4章へ入る。

全体の章立ては次のとおり。

本展の章立て

プロローグ 埴輪の世界
第1章 王の登場
第2章 大王の埴輪
第3章 埴輪の造形
第4章   国宝 挂甲の武人とその仲間
第5章   物語をつたえる埴
エピローグ  日本人と埴輪の再会

第4章   国宝 挂甲の武人とその仲間

埴輪として最初の国宝となった「埴輪 挂甲の武人」(東博蔵)には、恐らく同じ工房で制作されたと思われるよく似た埴輪が4体ある。そのうちの1体は、現在、アメリカのシアトル美術館が所蔵しているが、それも今回、里帰りし、計5体の”挂甲の武人”が史上初めて一堂に集合した。

一堂に集合した5体の「埴輪・ 挂甲の武人」。

では、それぞれの挂甲の武人の表側と背中側を。◉ :国宝 ◎:重文

◉ 埴輪 挂甲の武人 群馬県太田市飯塚町出土 古墳時代・6世紀 東博所蔵

最初の国宝指定のはにわ。教科書や切手などでお馴染み。頭から足まで甲冑を着用している稀有な人物埴輪。最近、修理を終えたが、その際、新たな弓を復元している。

◎ 埴輪 挂甲の武人 群馬県太田市成塚町出土 古墳時代・6世紀群馬・(公財)相川考古館所蔵 
背中に矢入具である靫(ゆぎ)を背負う。彩色が残り、袴にある鋸歯文には赤白灰を塗分ける。

◎ 埴輪 挂甲の武人 群馬県太田市世良田町出土 古墳時代・6世紀  奈良・天理大学附属天理参考館所蔵
5体の中では末っ子。矢入れ具(胡録)を腰に下げ、袴は無文。腕が硬直したように下がり、整然と立つ。

埴輪 挂甲の武人  群馬県伊勢崎市安堀町出土 古墳時代・6世紀 千葉・国立歴史民俗博物館所蔵
矢入れ具(胡録)を腰に下げ、両手は下げ、静的な動作をしている。下のシアトル美術館蔵のものと非常に似ており、1体分の破片から2体を復元したのではという研究者もいる。

埴輪 挂甲の武人  群馬県太田市出土 古墳時代・6世紀  アメリカ、シアトル美術館
昭和36年に古物商を通して渡米した。63年振りの里帰り。

。。。。。

隣りの部屋にこの二体。

埴輪 挂甲の武人(彩色復元)原品:群馬県太田市飯塚町出土 古墳時代・6世紀 制作:文化財活用センター
令和5年(2023)東博所蔵

東博所蔵の国宝・埴輪 挂甲の武人には白、赤、灰の三色の彩色が残存する。赤はベンガラ、白は白土、灰は白土にマンガンを混ぜたと考えられている。それらを使用し、彩色を復元した。

こちらの部屋にもう一つの国宝・挂甲の武人 がいる。群れるのが嫌いらしい(笑)

◉ 埴輪 挂甲の武人 群馬県高崎市 綿貫観音山古墳出土  古墳時代・6世紀 文化庁(群馬県立歴史博物館所蔵)

令和2年に 綿貫観音山古墳出土品が一括、国宝に指定されたが、この中にこの埴輪も入っていた。国宝埴輪の2点目である。頭頂部に筒型飾りをつけた特徴的な冑をつけ、左手で弓を握り、右手で太刀の柄頭(つかがしら)をつかむ。甲冑を着込んだこの武人は被葬者自身を表したのではないかという説がある。

なかなかのイケメン!

(つづく)

大谷、「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に

いよいよ明日からワールドシリーズが始まるが、その前日に大谷選手にうれしいニュースが入ってきた。老舗スポーツメディア「スポーティング・ニューズ」の年間最優秀選手「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に選出されたのだ。これは、選手、監督らの投票によって選ばれる賞なので、大谷選手には、野球記者の投票で選出されるMVPよりうれしいはず。また、両リーグで一人で、大谷が60%ほどの票を集め、ジャッジで40%だったという。おめでとう。これで気分よく、明日の試合に臨めることだろう。なお、大谷が同賞を受賞するのは21年以来3年ぶり2度目で、複数回受賞するのは、11人目という快挙。

ワールドシリーズでもジャッジ選手を圧倒したい。がんばれ、大谷!

では、おやすみなさい。

いい夢を。

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ダリア展 上野東照宮ぼたん苑

2024-10-24 20:59:16 | Weblog

こんばんわ。

上野東照宮のぼたん苑は春だけはない。秋には、牡丹に負けない華やかなダリアが咲き乱れる。今年も出掛けてきました。

上野東照宮の水舎門をくぐるとすぐ左がぼたん苑。

ぼたん苑入口

牡丹と同じように和傘のダリアが迎えてくれる。

次々と見頃のダリアが現れる。

150株の色とりどりのダリア。今回は品種名を省略します。

こんな飾りも。

ダリアの間にいろいろな秋の草花も。

フジバカマ

白花ホトトギス

孔雀草

吾亦紅

ぼたん苑の向こうが上野動物園、そこの(寛永寺)五重塔が見える。

五重の塔とダリア

では、また来年もおひまなら来てね(ダリア)。はい、参ります。

上野東照宮にお礼お参り。

すばらしいダリア展でした。そのあとは国立西洋美術館のモネ展へ。こちらも良かったですよ。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


ルーベンス 眠る二人の子供 (西美常設展にて)

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はにわ展(2)

2024-10-23 22:23:59 | Weblog

こんばんわ。

東博の”はにわ展”のつづきです。今日は第3章について。

本展の章立て

プロローグ 埴輪の世界
第1章 王の登場
第2章 大王の埴輪
第3章 埴輪の造形
第4章   国宝 挂甲の武人とその仲間
第5章   物語をつたえる埴
エピローグ  日本人と埴輪の再会

第3章(埴輪の造形)

古墳時代(3世紀中頃 – 7世紀頃)の埴輪が出土した地域は北は岩手県、南は鹿児島県まで及ぶ。日本列島の幅広い地域で、埴輪は作られたが、それらの埴輪は、当時の地域ごとに習俗の差、技術者の習熟度、また大王との関係性の強弱によって、表現方法に違いがある。ここでは各地域の高い水準で作られた埴輪や、地域色ある独特な造形の埴輪を紹介している。◎ :重文

特殊器台・特殊壺 岡山県新見市 西江遺跡出土 弥生時代・2~ 3世紀 吉備地方で祭器として用いられた器台と壺。埴輪のルーツ。

朝顔形円筒埴輪 奈良県天理市 東殿塚古墳出土 古墳時代・3~ 4世紀 器台と壺が合体。

鰭付楕円筒埴輪 奈良県天理市 東殿塚古墳出土 古墳時代・3~ 4世紀 楕円筒形の埴輪に鰭(ひれ)がついたもの。前後に船の絵画が線刻で描かれている。のちの船形埴輪の表現と共通するものが多い。

◎ 子持家形埴輪 宮崎県西都市 西都原古墳群出土 古墳時代・5世紀 中心の家(親)の周りに四つの小さな家(子)。

◎ 船形埴輪 大阪市 長原高廻り1号墳出土 古墳時代・4~ 5世紀 船べりに櫂を支える軸受けが並ぶ。当時の船の構造がわかる。

模造 船形埴輪 原品:三重県松阪市 宝塚1号墳出土 古墳時代・5世紀 船底が深い外洋航行用の船。船内を飾る太刀や蓋(きぬがさ)と呼ばれる日傘。円筒台に乗る。

短甲形埴輪 群馬県藤岡市 白石稲荷山古墳出土 古墳時代・5世紀

馬形埴輪 三重県鈴鹿市石薬師東古墳群63号墳出土 古墳時代・5世紀 長いたてがみかふさ飾りか。飾り馬、東海以西でみられる獣脚の表現。

椅子形埴輪 群馬県伊勢崎市 赤堀茶臼山古墳出土 古墳時代・5世紀 古墳時代は椅子に座ることで権威を示した。

◎旗を立てた馬形埴輪 埼玉県行田市 酒巻14号墳出土 古墳時代・6世紀 旗をたなびかせ駆け抜ける。戦闘用の馬。

◎ 埴輪 天冠をつけた男子 福島県いわき市 神谷作101号墳出土 古墳時代・6世紀 美豆良(みずら)を垂らし頬紅をつけた端正な顔立ちの男子。三角文で飾られた天冠をつける。

埴輪 あごひげの男子 伝茨城県出土 古墳時代・6世紀 長い髭と先のとがった帽子。千葉県北部から茨城南部に見られる地域色が強い埴輪。

◎ 武装石人  福岡県八女市 鶴見山古墳出土 古墳時代・6世紀 甲冑で身を固める武人,石で出来た埴輪で重厚感あふれる。北九州に君臨した筑紫君一族の存在感を示す。

大刀形木製品 &靫形木製品  奈良県桜井市 小立古墳出土 古墳時代・5世紀 木の埴輪,コウヤマキ製

武装石人 福岡県八女市 鶴見山古墳出土 古墳時代・6世紀  ヘビー級の武人

 次回はいよいよ本展の目玉、”国宝 挂甲の武人とその仲間”が登場します。(つづく)

では、おやすみなさい。

いい夢を。

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はにわ展 東博(1) 

2024-10-22 22:34:14 | Weblog

こんばんわ。

東博で10月16日から”はにわ展”が始まったが、その初日に見て来た。土偶の展覧会はよく開かれ、ぼくも”国宝土偶展”をはじめいくつか見ているが、これだけの規模の”はにわ展”は初めてだ。土偶は縄文時代の土人形に対し、埴輪は古墳時代(3世紀中頃 – 7世紀頃)の王の墓である古墳に立て並べられた素焼きの造形である。

本展では写真撮影が許可されているので、写真と共に記録しておきたい。東博平成館二階で開催されている。

次のような章立てになっている。

プロローグ 埴輪の世界
第1章 王の登場
第2章 大王の埴輪
第3章 埴輪の造形
第4章 国宝 挂甲の武人とその仲間
第5章 物語をつたえる埴
エピローグ 日本人と埴輪の再会

では、各章ごとに。

プロローグ 埴輪の世界

お出迎えは ”踊る人々”。

踊る人々 熊谷市 野原古墳出土 古墳時代・6世紀 片手を挙げる所作のペアの埴輪。儀礼に際して踊る姿とされるが、近年、馬をひく姿(馬子)という説もある(笑)。修理後初公開の有名な埴輪!

第1章 王の登場

埴輪は王(権力者)の墓である古墳上に立てられるが、古墳からは副葬品も多数出土する。本章では、国宝の副葬品のみの展示で、古墳時代を振り返る。古墳時代前期(3~4世紀)の王は司祭者的な役割であったので、宝器を所有し、中期(5世紀)の王は武人的な役割のため、武器・武具を所有した。後期(6世紀)は官僚的な役割を持つ王に、金色に輝く馬具や装飾付大刀が大王から配布された。以下、◉:国宝 ◎:重文

◉ 鍬形石◉ 車輪石◉ 石釧 天理市 ・東大寺山古墳(古墳時代・4世紀)腕輪形石製品が多量に出土している。

◉ 衝角付冑 熊本県和水町 江田船山古墳出土 古墳時代・5~ 6世紀

◉ 金銅製鈴付大帯 古墳時代・6世紀 高崎市 綿貫観音山古墳出土 鈴がつく唯一の事例、亡くなった王がつける。

◉ 金銀装頭椎大刀 県高崎市 綿貫観音山古墳出土 古墳時代・6世紀

第二章 大王の埴輪

ヤマト王権を統治していた大王の墓に立てられた埴輪。天皇の系譜に連なる大王の古墳は、古墳時代前期は奈良盆地に築造され、中期に入ると大阪平野で作られるようになる。倭の五王のとしても名高い、大阪府の百舌鳥(もず)・古市古墳群は世界文化遺産に登録されている。そして後期には、継体大王の陵とされる今城塚古墳が淀川流域に築造される。本章では、古墳時代の埴輪を、その出現から消滅にかけて時期別に見ることで、埴輪の変遷をたどる。

◎ 円筒埴輪 奈良県桜井市 メスリ山古墳出土 古墳時代・4世 器体円筒埴輪、日本最大の埴輪として知られる。

模造 盾形埴輪 原品:奈良市 佐紀陵山古墳出土 古墳時代・4世紀 本体が関東大震災で失われた。

水鳥形埴輪 大阪府堺市 大仙陵古墳(仁徳天皇陵古墳)出土 古墳時代・5世紀 王の亡くなった魂を運ぶ役割をもってつくられた。

今城塚古墳の埴輪 高槻市 今城塚古墳出土 古墳時代・6世紀 今城塚古墳は6世紀前半に造営された最大級の前方後円墳。継体天皇の墳墓説が有力。

家形埴輪 今城塚古墳出土 古墳時代・6世紀 日本最大の家形埴輪。三つのパーツから成る家。屋根は現代建築にも通じる千木(ちぎ)と鰹木が載せられ大王に相応しい家。

盾型埴輪  今城塚古墳出土 古墳時代・6世紀

捧げ物をする女子&挂甲の武人 今城塚古墳出土 古墳時代・6世紀

(つづく)

では、おやすみなさい。

いい夢を。

埴輪猿(古墳時代6世紀)

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