こんにちわ。
大晦日となりましたが、恒例の2021年展覧会ベスト10に引き続き、展示された作品中の美女ベスト10も発表して、今年の締めとしたいと思います。
同一展覧会からは複数、選出しないというルールにしています。このルールがないと、たとえば、今年の場合、福富コレクション展、あやしい絵展、新版画/進化系UKIYO-Eの美展に独占されてしまいそう。それでは、ぼくの選んだ美女ベストテン、どうぞご笑覧下さい。
第一位 刺青の女(清方)(コレクター福富太郎の眼展) この展覧会には美人が勢ぞろいしている。その中で選出したのでやはり全体でもトップにしなければと。清方には珍しい妖艶な女。
第2位 盃を持つ女(雪岱)小村雪岱スタイル展 これも何度か見ているが雪岱美人を入れないわけにはいかない。
第3位 裸体婦人像(黒田清輝)三菱至宝展 あの”腰巻事件”の絵がこれ。静嘉堂所蔵だったとは。
第4位 髪梳ける女(橋口五葉)新版画/進化系UKIYO-Eの美 この展覧会にも深水、小早川清など美人が目白押しだが、やはり、これを。
第5位 幻覚(踊る女)(甲斐庄楠音)あやしい絵展 この展覧会には妖しい女がたくさんいたが、これを代表で選出。松園さんの”焔”も出展されたが、ぼくが見たときは替えられていた。もし見ていればこちらだったが。
第6位 ヴァランティーヌ・テシエの肖像(マリー・ローランサン)フジタ色彩の旅 ローランサン美人は久しぶり、箱根のポーラ美術館で。
第7位 四季江戸名所・夏・不忍池(渡辺省亭)渡辺省亭/欧米を魅了した花鳥画 花鳥ばかりでなく、省亭が美人画も描いていたことにびっくり。
第8位 ゆく春(川瀬巴水)川瀬巴水展(荒井寿一コレクション)これも、巴水唯一の美人画。同じ清方門下の深水の美人画に比べるとイマイチだが、貴重な作品をみせてもらった。
第9位 桃花裸婦(藤島武二)ひろしま美術館コレクション展 ここにも裸婦美人がいっぱい。選ぶのに苦労した。是非、一度、ひろしま美術館へ。
第10位 狐それとも鬼になりましょか(梅原幸雄)春の院展 院展にも現代美人があちこちに居たが、春の院展からこれを選ばせてもらった。
今年の展覧会は不作と思っていたが、美人画に限ると、豊作でした(笑)。選ぶのに苦労しましたよ。
この作業を終えると、ぼくの一年の”ブログ仕事”はおわる。地震転落によるパソコン入院事件もあったが、スマホで何とかしのいで、1日、休んだだけで済んだ。ぼく自身も”ギックリ腰事件”があり、10日ほど歩けなかったが、あとは年相応に健康で、まずまずの一年だった。もう体力の長期低落傾向は止められないが、来年も今年並みに活動し、大晦日に展覧会美人ベスト10を発表できるよう願っている。
それでは、みなさん、良いお年を!
今朝の有明の月。お月さまの大晦日はあと二日ほど。