気ままに

大船での気ままな生活日誌

桜さくらサクラ 御苑編

2009-03-31 18:21:05 | Weblog
3日間ほど実家に泊まっていた。ひとり暮らしの母が退院して家に戻ったが、2週間ほどは子供たちで交代で泊まることにしたのだ。とはいっても、昼間は相変わらず、あちこち徘徊していた。今の時期では、どうしても桜である。今日も、新宿御苑、千鳥ヶ淵の桜を観て、山種美術館の”桜さくらサクラ展”まで観てきてしまった。昨日はおとなしく実家の近くの公園の桜だけだったが、一昨日は上野公園、そして東博のお花見も楽しんできた。

ブログも休んでしまったので、少しペースをあげて、投稿したいと思う(笑)。順不同ということで、まず記憶に新しい、今日の御苑の桜を紹介したい。

池の周りの枝垂れ桜が満開でした。カメラマンや”画家”がいっぱい。

色っぽくっていいですね(汗)。上村松園の描く美人みたい。

これこそ、本当に色っぽかったです。花の数がすごい。ピンク色が強めの”コヒガン”という品種だそうです。千駄ヶ谷門に近いところに2本。ちょうど見ごろでした。咲かせて咲かせて桃色吐息(笑い)。

枝振りもいいです。ここのはみな巨木(老木とはいいません;汗)なのが好きです。

下枝から咲き始めている巨木。

巨大な幹にも花を咲かせて。

巨大な足をからませて。

もうさくらんぼつけている品種。”修善寺寒桜”葉っぱはもちろん若葉です。

若葉といえばもみじも。これから芽吹きも楽しめる時期に入りましたね。ああ、いそがしい。一昨年、あそびすぎて帯状疱疹になってしまったノダ。気をつけねばナラヌノダ。ハイカイ好きな人は気をつけてね。

きぶす、じやないキブシとレンギョウのコンビも素敵だった。

休憩所前の源平桃。いつも、本当にきれい。同じ木に紅白の桃の花が咲くのです。咲かせて咲かせて紅白吐息(笑)。


トリは、やっぱり美女と桜。菱田春草の”桜下美人図”、山種美術館で観ました。
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入生田の枝垂れ桜

2009-03-28 10:00:46 | Weblog
枝垂れ桜シリーズ第3弾(笑)。小田原、入生田(いりうだ)の枝垂れ桜を観に行ってきました。小田原から箱根登山電鉄に乗り、箱根湯元のひとつ手前の駅、入生田で下車。この案内にほっ。5,6分咲きとのこと。


ここから、長興山紹太寺を経て、20分ほど結構、急な坂道を登ると、県下一の名木、樹齢300年以上という巨大な枝垂れ桜に巡り合うことができます。5,6分咲きというより、もう見頃といっていいくらいでした。あちっこっちから眺めました。観客も少ないし、ゆっくり”拝観”できました。

保護柵があり、外側から茶店のベンチに座って鑑賞します。

青空に映えるしだれた枝の桜。

このあたりはミカン畑が多く、そちらから撮ってみました。左側のも、少し若い桜です。後継者が育っています。

年代を感じさせる幹。

。。。

ここは、あの大奥を仕切った、春日の局ゆかりの地でもあります。家光の乳母であったことから重用されたのです。小田原城主であった稲葉正勝の実母にあたり、お墓も、この桜から5分ほど歩いたところにあります。

稲葉家の御墓。


この墓地の周りにまむしそうが沢山咲いていました。


近くに、亡くなれた大木に、”おくりびと”のこけちゃんがやさしい手つきでお化粧をしていました。映画の、あのチェロの演奏がきこえてくるようでした。



山路のすみれ。山路きて 何やらゆかし すみれ草 (芭蕉)”野ざらし紀行”に出てくる俳句で”蕉風”を確立した句だそうですね。(”市民講座”の先生の話)




ヒューガミズキの”大木”にも驚きました。


桜以外にも、そのほかたくさんの春の花々に出会うことができた楽しい1日でした。


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小石川後楽園の枝垂れ桜

2009-03-27 10:18:49 | Weblog
六義園の枝垂れ桜を観て、南北線に乗って後楽園に。小石川後楽園の枝垂れ桜、ここのも是非、見頃のときに観てみたいと思っていたのです。去年も訪ねたのですが、もう終わりかけていたときでした。

この日(25日)はちょうど見頃でした。バックが青空ならもっと良かったですけどね。門を入ってすぐの桜、”馬場桜”という名前です、婆桜ではないですよ(笑)。うしろに東京ドームホテルが見えます。ドームもみえますが、曇天と同色でよく撮れません(苦笑)。



このほかに、何本も枝垂れ桜があります。そして、染井吉野のお母さん、江戸彼岸桜も見頃を迎えていました。


エドヒガンです。


桜といえば、西行さん。後楽園内で西行堂(跡)をみつけました。水戸徳川の藩祖の時代に小野荘兵衛作の西行木像が安置されていたそうです。お堂は戦災により焼失していますが、可愛い狛犬は残っていました。





西行堂のすぐ傍をゆかしい小川が流れていました。九代斉昭が西行の”道のべに しみづながるる 柳かげ しばしとてこそ 立ちどまりつれ”にちなんで”駐歩泉”と名付けたそうです。



こんなお堂も。お堂ではなく、酒亭だそうです。”九八屋”という名がついています。昼酒は九分、夜の酒は八分に、控え目にという意味だそうです。ハイわかりました、気をつけます(大汗)。

キブシも見頃になっていました。鎌倉湖畔のキブシもそろそろ観にいかねば(汗)。

水戸名産品コーナーも。梅や納豆。茨城県民のころはよく水戸に行きました。さすが歴史ある県都です、土浦やつくばとは格が違います(笑)。


揚州周延の ”あつま美人 後楽園”明治36年作だそうです。


いろいろ楽しめた後楽園でした。そうそう、”後楽園”の意味は”天下の憂いに先立って憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ”という故事からつけられたそうです。知らなかったでしょ。センセイ方にも知ってほしいですね(笑)。
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母の退院

2009-03-26 21:42:19 | Weblog
立春の日に、83歳にして、生まれて初めての入院生活を開始した母が、今日、7週間ぶりに退院しました。川崎の朝は小雪がちらついていたようですが、ぼくらが病院を出る頃は、すっかり晴れ上がり、絶好の退院日和となりました。

家に帰って、家族で、軽い退院祝いのランチパーテー。母も一口ビールに、ああ、おいしいの声。看護婦さんに、お酒はたしなむ程度ならいいですよ、と言われたからと、早速実践(笑)。

看護婦さんの仕事って大変ね、入院してはじめて知った、と母。同室の患者さんの夜中のナースコールにも、すぐ駆けつけ、やさしく接している姿を何度も目撃したそうです。亀井勝一郎さんだったと思いますが、職業に貴賤はないけれど、男性の職業としては職人さん、女性の職業としては看護婦さんが自分としては一番好きだねと述べられたことを思い出しました。たしかに、やさしい、包容力のある心をもっている人でないと、病人を看護できませんもんね。そういう職業を選ぶ女性はやっぱり素敵な人だと、ボクも思います。
。。。

母が入院した頃は梅の花でしたが、実家の近くの公園は桜が咲き始めていました。


黄色い花では、福寿草から山吹の花に代わっていました。


母の庭は、もうこんなに花盛りになっていました。


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六義園の枝垂れ桜

2009-03-26 07:45:18 | Weblog
ご近所の枝垂れ桜が見頃になってきたので、早速、毎年訪ねている駒込の六義園の枝垂れ桜を観に行った(汗)。大船始発の湘南新宿ラインで池袋まで出て、山手線で駒込へというコースをとった。ゆっくり座れて、乗り換えも1回で済み、時間的にも早く現地に到着した。染井門(ソメイヨシノの染井)に、”只今見頃”の表示があった。うれしか(熊本弁)、うれちい(幼児語)、うれしい(標準語)



目指すは、枝垂れ桜。ととととっ(走る様)。

1年ぶりの”再会”。♪逢えなくなって 初めて知った 海より深い 恋心
こんなにあなたを 愛してるなんて ああ ああ 鴎にも わかりはしない♪

松尾和子さんを彷彿させる、妖艶なお姿。


横顔もおうつくしい。


うしろすがたも、とろけるよう、というか、グラマー(爆)。


顔を近づけると、ぽおと頬を赤らめ、恥じらうお姿も何やらゆかしい。


雨が降ってきましたので、また来年の”再会”を約束して早々に、次の目的地、小石川後楽園に向かいました。♪仲よく二人 泳いだ海へ ひとりで今日は 来たわたし 再び会える日 指折り数える ああ ああ 指先に 夕陽が沈む♪
。。。

ここ六義園は川越城主だった柳沢吉保が元禄15年(1702)に築園した大名庭園です。古地図がありました。この地図の一番右端中央です。江戸城の北側になります。この当時は大名屋敷があちこちにあり、それぞれが緑の庭園をもっていましたから、江戸は、当時、世界一のグリーン都市だったと聞いたことがあります。それらが現在まで緑地として残されていれば、東京は、素晴らしい緑の都市になっていたでしょうね。

あ、そうそう、この枝垂れ桜は”江戸彼岸”の変異系(しだれ)だそうです。そういえば、染井吉野は江戸彼岸と大島桜の交雑種でしたね。染井は地名で、この近くです。



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ご近所の桜

2009-03-25 09:03:26 | Weblog
今朝の散歩で、ご近所の満開の桜を撮ってきましたのでご紹介します。

枝垂れ桜が満開です。むむむ、ということは六義園のも満開か、さっそく行かねば(汗)


青木神社の桜も。これはしだれていない。ソメイヨシノではないことは確か。満開というより葉も出て、散りはじめている。


石段を上り、境内から観る。富士山が見える場所、富士と桜のツーショットを撮りたかったけれど、春霞でダメ。


ここにはりっぱなソメイヨシノの樹がある。2,3分咲きでしょうか。


ついでにここの神社の狛犬を。阿吽の2匹。守りの要、松坂と岩隈のようだ。



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号外出る WBC連覇 

2009-03-24 18:57:54 | Weblog
午後5時頃、大船駅前で号外が出ました。もちろん、侍ジャパンのWBC連覇のニュースです。早速、みなさんにおすそ分けします(笑)。延長10回表、イチロー、執念の勝ち越し2点打には鳥肌がたちました。日本全国の大歓声が聞こえるようでした。9回裏、ダルが打たれた時は、オリンピックの敗戦を思い起こし、もうだめかと思いました。良かった、良かった、ばんばんざいです。



ここまでくるには、イチローだけではありません。今日、力投した岩隈、そしてMVPの松坂、そして村田や青木等、みんなの活躍があったからです。侍ジャパン全員の力の結集があったからこそです、侍ジャパンだけではなく、日本国民の満願です。・・でも、負けていたら、何ていわれるか、何事も勝てば官軍ですね(爆)。

もちろん、10時半から試合終了まで、全部観てましたよ。気まま世代の特権です(汗)。イチローの、こんなうれしそうな顔、みたことありませんね。

・・・
加えて、大相撲も、ボクの応援する稀勢の里をはじめ、豪栄道豪太郎、豊真将まで勝って、さらに加えて、日馬富士が朝青龍を破りました。



野球も相撲も理想的な展開で、ルンルン気分というか気分爽快というか、サイコウの気分です。

さらに加えて、今日はボクの誕生日。おいしいお刺身と昨日の残りのキムチ鍋(ちょうど良かった韓国戦勝利にぴったり)で、これから祝杯をあげます。



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嬉しい日の彼岸桜

2009-03-24 09:56:25 | Weblog


昨日の、WBC準決勝での侍ジャパンの快勝、嬉しかったですね。松坂が先頭打者ホームランを打たれ、ひやりとしましたが、すぐ追いつき、後半は思い通りに得点を重ね、9対4の余裕ある勝利となりました。これで、前回のWBC日米戦の、あほんだらアンパイアによる悔しい敗戦の、借りを返しましたね。

ボクはこの試合を、母が入院している病院の待ち合い室で観ていました。この日が放射線治療の最終日で、担当の医師から治療経過等についてきくことになっていたのです。

最新の照射技術による治療結果は順調で、はじめ心配された副作用もほとんどなく、数日後に退院してもよいという、うれしい言葉をいただきました。

侍ジャパンは勝つし、母の退院も決定という、嬉しい1日となりました。帰りは、うきうき気分で、ひと駅先の北鎌倉まで行ってしました。まだ咲いているであろう、東慶寺のハクモクレンでも観てこようと思ったのです。

ハクモクレンより、見事だったのは彼岸桜でした。咲き乱れていました。なるほど”お彼岸”に咲くから彼岸桜なのですね。こんな見事に咲いている東慶寺の彼岸桜ははじめてです。気分も良かったせいでしょうか。

本堂前のしだれ桜も咲き始めていました。


ハクモクレンは入口近くの大木の花はもうひとつでしたが、茶室に近い、若い木がたくさんの花をつけていました。


あそこの彼岸桜も咲いているだろうと、浄智寺まで足を延ばしました。名木、タチヒガンです。


三部咲きくらいでしょうか。今週中には見頃を迎えそうです。


日向みずきでしょうか、土佐みずきかな、これは見事に咲き乱れていました。


原ジャパン、今日もお願いしますよ。打線も東慶寺の彼岸桜のように咲き乱れる予感がします。


今日はこれから、病院ではなく家でゆっくり観戦します。

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西脇順三郎と仏像

2009-03-23 07:25:11 | Weblog
ボクの父が眠る、川崎北部にある古寺に、西脇順三郎の詩碑が建っている。

雲の水に映る頃
 影向寺の坂をのぼる
  薬師の巻毛数える秋
    (西脇順三郎)

詩集”旅人かえらず”の83番に詠まれているもので、自筆の碑文である。昭和15年10月に、当時大学院生だった、のちに慶大の美術史の教授となる相内武千雄と共にこの寺を訪れて、その様子は”あざみの衣”の中の”夏から冬へ”に詳しい。川崎の誇る文化財を世界的詩人がその作品の中に詠われたことを永遠に記念して建立した。概略、そのような意味の説明文が石碑の裏面に刻まれている。

もちろん、ボクの若き日に西脇順三郎の著作は何冊か詠んだことはあるが、それらは、すべて随筆集で、詩集を詠んだ記憶がない。これを機にもう一度、随筆と詩集ものぞいてみようと思う。

詩碑


西脇が詠んだ、薬師三尊像等が保管されている宝物館。お彼岸のときだけ開放する。


現在は重文だが、以前は国宝だったらしい、その復活運動の著名。ボクも署名した。西脇が拝観したころは国宝だったのだろう。




影向石(ようごうせき)。当寺のいわれとなった霊石。くぼみに常に霊水がたたえられている。この水に雲が映ったのだろうか。


影向寺に向かう坂道は結構きつい。その途中でみかけた花。ワイフが茶花でつかったばかりだという。ばいも(編み笠百合ともいう)という名だそうだ。

緋鯉がいっぱいの池。


ワイフとふたりでの御墓参り。いつも一緒の母が入院中で来られなかったのがさびしかった。
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フラワーセンターの春/華やぎと侘び

2009-03-21 09:09:15 | Weblog
先日観た、畠山記念館の展覧会”日本の春・華やぎと詫び”を思い出し、こんなタイトルをつけてみました(笑)

春分の日、午前中の雨まじりの曇天が、うそのように晴れ上がった午後(そしてWBC韓国戦の大勝に気分も最高で)、10日振りに大船フラワーセンターを訪れました。すっかりフラワーセンターの春は華やいでいました。

まず、桜から。
トップバッターは”春めき”。文字通り、春めいて、華やいでいました。

そして”敬翁桜”。翁とは思えない華やぎです。加山雄三さんだって古稀になってもあのは華やぎです。”青春”は心のもちようですね。

10日前、全盛期を迎えていた、玉縄桜とおかめ桜は、もうすっかり葉桜になっていました。これからはいよいよお染ちゃん(ソメイヨシノ)や八重ちゃん(八重桜)の時代。今年はどこに行こうかな。大阪の通り抜けも一度は行かなければ。

そして、華やぎの花桃。紅白で妍を競っていました。ゴルフの桃子ちゃんもがんばってね。ワイフと同じ熊本出身です。


華やぎのハクモクレン。これほど、見事に花をつけたハクモクレンはめったに見られませんね。


これは、こぶしですが、これも大木で花を思い切りつけています。♪ こぶし咲くあの丘 北国の春♪を口ずさんでしまいました。

紫モクレンとハクモクレンの交配種だそうです。はなやかですね。


華やぎばかりでは、タイトルの”詫び”が生きてきません。いくつか詫びの美を。

温室内では、ヒスイカズラが10日前より、ずっとりっぱになっていました。翡翠色が見事です。この翡翠色、ちょっと無理して”詫び”にしました。花の色としては”詫び”側に入るでしょう。


バナナの木の下に、こんな大きなバナナの房が置いてありました。横に説明書があって、あまりに大きな房で、重くて木から落ちてしまったそうです。”おくられびと”となってしまいました。究極な詫びです(笑)。


このスミレは”悲劇のすみれ”と呼ばれています。自生地の沖縄でも絶滅してしまい、現在は植物園などでの栽培で生き延びているそうです。”おりづるすみれ”という可憐な名前がついています。”詫び”の美ですね。
”山路きて なにやらゆかし すみれ草”


華やぎと侘びのコンビ。

華やぎのつつじ(吉野)・・吉野の桜、また行きたいです。


春の華やぎと侘び、本当に三月っていいですね。ボクと母は3月生まれなんです。いいとき生まれました(笑)。
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