気ままに

大船での気ままな生活日誌

正月晦日 浄智寺の蝋梅と夕富士 

2013-01-31 18:48:06 | Weblog
一月末日、正月晦日。節分もすぐそこに。

北鎌倉の浄智寺の蝋梅が見頃になってきた。香りも一人前に。






寒椿も。


大船観音さま。 早々と明日、節分の豆撒きとのこと。お相撲さんもよく来られる。武双山関が来られたときに行ったことがある。数年前、白鵬関が来られたが、長蛇の列だったのでパスした。今年は女子プロレスラーのジャガー横田さんと女優の伊藤かずえさん。どうしようかな。行列の様子で決めよう。花より団子、豆より美女になりそうだけど。





帰宅すると、夕富士が晦日正月を〆てくれた。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都物語 清水寺にて

2013-01-31 12:04:12 | Weblog
京都二日目の朝のことでごじゃりまする。京都新聞の市民版にこんな記事が載っていたんでごじゃる。

こけむした斜面を寒風がなでる。東山区の清水寺。参拝者が詰めかける清水の舞台に背を向け、無数の石仏が身を寄せ合ってたたずむ。石仏群の歴史はおよそ150年前にさかのぼる。明治政府の”神仏分離令”で廃仏毀釈運動が各地でわきおこる。京都でも多くの石仏が破壊され、鴨川などに打ち捨てられた。無惨な姿に、市民たちは心通わせた石仏が失われるのは忍びないと、寺の境内に運んだ。市民に救われた命。安住の地に腰を落ち着けた石仏たちは今、何を想うのだろう。

自由気ままなぼくらは、その日、一番の訪問先をここにしようと決めたのだった。その石仏群は拝観門の手前の、成就院方面に向かう石段を登るとすぐのところにあった。地蔵、釈迦、大日如来、ほとんどの仏像がそろっているとのこと。中央には、なんと千手観音さまが。明治の元勲の子孫は合す顔がなかっぺ。

新聞記事


清水の舞台。 し、静か。真冬はイイね。


舞台に背を向け、ひっそりたたずむ石仏群。前垂れをつけてもらって。


千手観音さまも


境内を散策していると、ところどころに石仏群が。これらもみな同じ由来らしい。そうだ、アテルイの碑もあるはず、と最近はじまった”火怨・北の英雄 アテルイ伝”を熱心にみているワイフが言う。それは、舞台から下る道の最後の方にあった。立派な顕彰碑で、阿弖流爲(アテルイ)・母礼(モレ)の碑とあった。裏面にその顕彰の由来が書かれていた。

八世紀末頃、日高見国胆沢を本拠とした蝦夷の首領アテルイは中央政府の数次にわたる侵略と十数年に及ぶ奮闘空しく、ついに坂上田村麻呂の軍門に降り、同胞のモレと共に都に連行された。田村麻呂は敵将ながら、両雄の武勇、人物を惜しみ、助命嘆願をしたが、容れられず、河内国で処刑された。この史実に鑑み、田村麻呂が開基の清水寺境内に顕彰碑を建立する。

この碑は、1994年に関西胆江同郷会と関西岩手県人会、京都岩手県人会によって建造されたとのこと。田村麻呂も草場の影で喜んでいることだろう。



清水寺にて歴史物語を垣間見た。多様な伝統文化の破壊、少数民族の駆逐、こうした大罪を犯しながら、今の日本はあるんじゃ。これからも、気をつけにゃあかんにゃー。隣りの大国もひでえにゃー。

そうそう、仁清と乾山(手前)の碑もありましたよ。いつも、紅葉や桜ばかりに目が入って、気付かなかった。真冬の京都はイイね。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初場所予想結果はどうなったか

2013-01-31 08:18:45 | Weblog
恒例の、初場所予想結果はどうなったか、ご報告が遅くなりました。すまんでごわす。千秋楽から京都に遊びに行っていたので。京帰り、ブログ初仕事が、初場所予想結果というのはちと気が重いでごわす。だってサ、ぼくの予想はほとんど、はずれてしまったといってよいから。

第一に、先場所9勝におわった日馬富士が復活するかどうかでは、復活なし、せいぜい10勝と予想した。それが、ななななんと15戦全勝優勝
第二の、大関を陥落した把瑠都が10勝を上げ復帰できるかどうかでは、復帰なし、せいぜい8勝と予想した。これだけはぴたりだった。
第三の、豪栄道が大関の足固めの星を残せるかどうかでは、間違いなく11勝は挙げ、来場所に大関昇進をかける、と予想した。それが、なななんと、やっと勝ち越しの振出しに。

そして、第四の、優勝力士は?もちろん稀勢の里。これもはずれてしまった。ぼくが応援に行った13日目。日馬富士戦に勝っていれば、どうなったか分からなかったが、見事に負けて、それ以降3連敗というぶざまな成績。いつもの10勝大関に終わってしまった。こんなことでは、三月場所も期待できない。いつもやさしい吾輩も、今年はきつく言う!

でも、多少は希望がある。三強の内、白鵬は長期低落傾向に入っているので、どんどん弱くなる。一方、日馬富士は、最近5場所の成績をみると、8勝、全勝、全勝、9勝、全勝と、成績にムラがある。一つ負けると、大きく崩れる傾向がある。その隙を狙えば、稀勢の里にもいつかはチャンスが巡ってくる。それに弟弟子の高安の成長が好材料だ。来場所は幕内上位に上がってくる。ただ、本名の高安の四股名はそろそろ改めてほしい。(円)○高●安では、成績にムラがある誰かさんみたいになってしまう。四股名を変えなければならぬ。兄弟子を横綱にさせるために”無私の精神”で戦う使命感をもたせるために、新四股名は”稀勢のムシ”とする。私を無くし、”稀勢の虫”となって働いてもらう。もしも、働かず、”稀勢の無視”になったら、(体罰するとマスコミに怒られるから)、ふんにゃ&くすぐりの刑&ちゃんこ一食抜きの刑でこらしめる。冗談は抜きにしないで(笑)、ムシはムシでも、両力士とも角界一、二の稽古の虫。相撲の神様、大鵬関が天上からみている。必ずや、ふたりで優勝決定戦をする時代がやってくるゾー。


そして、個々の力士の成績の予想も、下記のように、無惨な成績に終わりました。7勝9敗負け越しです。 ぼくの生まれ月の三月場所こそ、全勝優勝したいと思います。
。。。。。

初場所の星取りの予想(左)と実際の成績(右)。いつものように、一差までは○、それ以外は●。 

稀勢の里13勝2敗/10勝5敗●;白鵬13勝2敗/12勝3敗○;豪栄道11勝4敗/8勝7敗●;日馬富士10勝5敗/15勝0敗●;鶴竜9勝6敗/8勝7敗○;琴奨菊8勝7敗/8勝7敗○;琴欧洲8勝7敗/10勝5敗●;把瑠都 8勝7敗/8勝7敗○;妙義龍8勝7敗/7勝8敗○;栃煌山6勝9敗/8勝7敗●;安美錦6勝9敗/9勝6敗●;松鳳山6勝9敗/4勝11敗●;豊ノ島5勝10敗/6勝9敗○;魁聖5勝10敗/6勝9敗○;豊響3勝12敗/5勝10敗●;旭天鵬2勝13敗/4勝11敗●

7勝9敗の負け越し

お見事、日馬富士


お見事、富士 (新幹線の車窓から見た富士市の富士山)


ミゼラブル稀勢の里


ああ無情、関ヶ原付近の雪。 関ヶ原の決戦(日馬富士戦)に敗れた稀勢の里の心象風景 五本の木が負け数と同じ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都から”東京家族”

2013-01-30 21:52:35 | Weblog
京都から”東京家族”の感想文を投稿しようと(笑)書き始めている。

世界的名画、小津安二郎監督の”東京物語”のリメーク作品ということで、早速、観てきた。さすが、話題作だけあって、年末にみた”ミゼラブル”並みの混みようだった。

映画が始まる。東京の郊外に住む医者の長男の家に、瀬戸内海の小島に住む老夫婦が訪ねてくる。しかし、忙しい息子夫婦に、かまってもらえない。海の見える横浜のホテルに泊らされたが、つまらなくて一日で戻ってしまう。しかし、息子夫婦の家ではその日、夜遅くまでの集会が予定されていて、泊れない。で、老父は旧友を訪ねることにし、老母は、フリーターの頼りない末息子の家に泊まりに行く。と、ここまでは、前作とほぼ似たストーリー。正直言って、あまり面白みがない。

しかし、末息子(妻夫木聡)の婚約者(蒼井優)が、突然、老母の前に現れてきたころから、身を乗り出して観るようになる。前作では、原節子がその役だったが、夫である息子はすでに亡く、未亡人だった。なので、ここからは、新しい展開となる。妻夫木と蒼井優の”恋物語”が挿入されるのだ。東北大震災のボランティア活動で知り合ったふたりだった。一目みて、好きになったのは息子だけではなく、老母もそうだった。すっかり嬉しくなる老母。しかし、翌朝、長男の家で急死してしまう。

そのあとのストーリーは、前作路線に戻る。郷里での葬儀。兄妹夫婦はすぐ帰ってしまうが、二人は、数日間、老父のめんどうをみる。帰る日、老父がはじめて蒼井優に口を開く。”あなたはいい人だ”と心から礼を言い、頭を下げる。わたし、ずるいんです、と、本当の気持ちはこうなんです、と正直に語る蒼井。二人が帰り、一人、海辺の家に残される老父。

このように、ベースのストーリーは”東京物語”だが、”家族”をテーマに撮り続けてきた、山田洋次監督ならではの風味も加えられた”新東京物語”になった。ぼくのような小津作品を何度もみている人は、もちろんのこと、そうでない人にも静かな感動を与えてくれることだろう。

撮影に”小津式”ローアングルが多用されていたが、小津さんも、草葉の陰から(ローアングルで)涙を浮かべて、観賞していたに違いない。

老父母 橋爪功と吉行和子


末息子と婚約者 妻夫木聡と蒼井優




。。。。。

追記(午後9時)

京都小旅行を終え、無事、我が家に戻りました。今日は、京都の町歩きと下鴨神社境内にある鴨長明ゆかりの社などを見学。明日以降、京都日誌を綴りたいと思います。
帰宅して、今日の朝日新聞朝刊の文化欄をみてびっくり。タイミングよく”山田洋次/東京家族を語る”の記事が。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風姿花伝 観世宗家展

2013-01-29 06:29:49 | Weblog
京都からのスマホ投稿です。

観阿弥生誕680年、世阿弥生誕650年記念として、”風姿花伝/観世宗家展”が、松屋銀座で開かれていた。うっかり、新春早々、行っていたのに記事にするのを忘れていた。そのあと、松屋で開催された”古書市”の記事を書いているときに思い出したのだ。

この展覧会のお目当ては、日本最古の能楽論として名高い、”風姿花伝”。その原本でもあるという、世阿弥直筆の”花伝第七別紙口伝”。”秘すれば花なり 秘せねば花なるべからず”の有名な言葉が記されている頁が展示されている。そして、”花伝第六花修”の”マズ一サイノ事ニ、序・破・急アレバ、コレヲ定ムル事、コレワ、次第次第ナリ”の頁。両方とも、紙が焦げ付いている。”多門院日記”にも記述があり、天文12年の大火により、焼け残ったものだという。こういう貴重な資料が、今も見られるのはうれしい。また、十七世観世大夫元忠による写本、”風姿花伝”の巻子本が観世宗家に伝来していて、それも展示されている。

観世流の能「面と装束」も華やかに飾られている。唐織や縫箔などの能装束の豪華さ、絵柄の豊富さに目を見張る。オーム、鳩(鳩サブレのような鳩)、尾長鳥など、そして、百合や稲穂など動植物の模様が素晴らしい。そして、能面も多様な表情をもつ、若い娘から老人までずらりと並ぶ。その中には、平安、室町、江戸時代作の重要美術品も。

お能の舞台も、もっと見なければと思いつつ、ビデオの”羽衣”を観ていた。

花伝第七別紙口伝 ”秘すれば花なり”


能面


能装束





。。。。。
追記

きょうの京都は暖かで散歩日和でした。清水寺から祇園へ。等伯の襖絵を見たり、細見美術館で若仲見たり。(^_^)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勝坂縄文展 神奈川歴博

2013-01-28 06:16:34 | Weblog
京都からのスマホ投稿です。

横浜の県立歴史博物館で”勝坂縄文展”が開催されている。なかなか面白い展示構成だったな、と一通り見終えて、帰ろうとしたら、入口付近から、学芸員さんのギャラリートークと思われる、大きな声が聞こえてきた。近寄ってみると、学校の先生らしい顔つきをした中高年のグループが耳を傾けていた。まず、トップバッターとして選ばれていたのは(先日のブログでちょい顔出しさせた)”縄文の貴公子”だった。話が面白かったので、そのあともついていき、また一回りみてしまった。

はじめに、”勝坂縄文”について簡単に説明しておこう。勝坂は地名で、相模原市の勝坂(かっさか)遺跡からきている。しかし、”勝坂縄文”は、この勝坂遺跡から出土したものだけではない。正確にいえば、”勝坂式縄文”で、時代的には中期縄文の、およそ、5,000年から5,500年前までであり、地域的には、神奈川、東京、山梨、長野など関東、中部地方まで拡がっている。あの有名な茅野の”縄文のビーナス”もこれに属する。この国宝はここには来られていないが、その複製品が、”縄文のちびーなす”というチビの可愛い土偶と並んで展示されている。

さて、”縄文の貴公子”。いい表情してるでしょ、頭だけですが、大きさは日本一といっても良い、と得意気な若い学芸員さん。もっと有名にしたいんです、大規模な”土偶展”にも呼ばれるようにしたいと。ただ、本当に土偶であったのか、人面把手なのか、まだ決定的な証拠はないようだ。ぼくとしては(大男のようだから)お相撲さんの土偶であってほしい(笑)。この貴公子が横浜市栄区の公田で出土したことを聞いて、余計に親しみを感じた。我が家から、その辺まではよく散歩する”ご近所”なのだ。

有孔鍔付土器というのがあって、これも実は用途がはっきりしないのだそうだ。上が平らである、小さな穴がぐるりと上部を囲んでいる。太鼓ではないかという説もあり、これにネットで買った豚の皮を被せてみたんです、と学芸員さん。叩くと、いい音がする太鼓になっていた。縄文人は動物の皮は簡単に手に入るし、お祭りにつかったかもしれない。でも、子供たちに聞くと、いろんな答えが出てきて面白いらしい。夜中に使うおまるではないかという子供もいたそうだ。なるほどと見学者の人たちもうなずいていた。

この学芸員さんの企画だと思うが、”人間としての縄文人”というテーマのセクションも、とても面白かった。土器のひし形模様が最後の方で合わなくなって、小さくなったり、空白になったりしてる例。これは、へたっぴーの作品。また、同種の土器を並べ、どちらが上手ですか、と問いかける。大人はたいてい、この整った方に軍配を上げるのですが、子供たちはそうではないんですよ、と言う。子供たちの方が汚れのない目でみているのかもしれない(笑)。でも考えてみれば、白隠さんの書だって、最後の文字は余白がなくなって小さな字に収めている。朝鮮の壺や茶碗だって、整ったものより、ゆがんだものが数寄者には好まれた。すると、へったぴー縄文人は、決まりきった形、模様には飽きた、天衣無縫の芸術家だったともいえる。

縄文土器は芸術だ!と言ってのめり込み、芸術写真を撮り、絵を描いたのは岡本太郎。彼の作品も展示されている。2006年、茅ヶ崎美術館でみた”岡本太郎のまなざし&湘南の原始美術”展で太郎と縄文の関係を知った。

最後のコーナーでは、相模原市の勝坂遺跡の、大山柏氏による発掘に関する歴史資料や出土品の数々を見学できる。考古学フアンの方は必見。

”勝坂縄文”マップ 関東各地、長野県も。


土偶のいろいろ
1縄文のビーナス(複製品)、2 ちびーなす、 3山梨生まれ 4相模原生まれ


土偶のいろんな顔


有孔鍔付土器


土器の模様や形

優勝カップのような/取ってのついたカップのような


UFOのような/蛙の模様のような


ぼくが縄文の貴公子だよ~ん


また来てね


。。。。。
追記

きょうの京都は、天気雨ならぬ天気雪。風情がありましたよ。特別公開の襖絵を見たり、冬の京都はいいなあ(^_^)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千秋楽は京都で

2013-01-27 05:47:02 | Weblog
大相撲初場所は、14日目で日馬富士の優勝が決まってしまった。期待した稀勢の里は、この日、白鵬にも負けて、4敗。またもや初優勝を逃す。もう千秋楽はみてもみなくてもよくなったので、京都に遊びに行ってきます。でも、一応、京都のホテルでは千秋楽は観るつもり。

稀勢の里は期待はずれだったが、同じ鳴門部屋の弟弟子、高安の活躍にはおどろき。14日目も勝ち、2敗を維持し、結びの一番の結果次第では、幕内優勝の可能性さえあった。できれば、日馬富士が敗け、稀勢の代わりに平幕優勝してほしかった。二人とも郷里が、それぞれ、牛久と土浦ということで、こちらも兄弟のようなもの。来場所は、高安の三役昇進の可能性も出てきた。稀勢の里の援護射撃で、上位陣から白星をもぎとってほしいものだ。

それでは、3,4日、京都徘徊をしてまいります。その間、未発表の記事をスマホ投稿するつもりですので、いつものようにお立ち寄りください。大相撲予想の結果は帰ってから報告します。
 。。。。。

14日目

日馬富士、優勝決定


○白鵬 ●稀勢の里


期待される高安


連日満員御礼 ぼくが行った13日目も。がんばれ大相撲。

......
追加、京都にて千秋楽観戦

トホホ稀勢の里、3連敗(泣)
日馬富士、全勝優勝。安部さんから総理大臣杯(^_^)

高見盛、引退。ご苦労様でした。

きょうはきょうはく(^_^)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀座で古書市&あっぱれ北斎展

2013-01-26 09:09:25 | Weblog
昨日のお相撲はさびしい結果になってしまったが、両国に行く前に銀座で楽しい思いをしてきた。

ひとつは銀座松屋の”第29回銀座/古書の市”。12の著名な古書店が銀座にやってきて、出店を開いている。遠くは、熊本からも来ている。美術書画と書籍類。ぼくにはとても手が届かない稀覯本から500円くらいで買える古本も置いてある。展覧会をみるように、ながめていたら、すぐ一時間くらいたってしまう。版画あるし、ぼくらの時代の少年少女雑誌はあるし、若き日の小百合ちゃんなど、スターのプロマイドなんかもつい手に取ってしまう(汗)。一方、江戸時代の古書なんか、”触れなば落ちん”という風情で(笑)、触ると、こわれそうにぼろぼろだけど、漂う風格はさすが。こういうのを買う人はどんな人だろうか、と思いながら観察する。いかにも古本屋のおやじといった風情の人もお客としてきている。偵察にきたのだろうか。毎年、案内がくるので、また来年こようと、外に出た。

そして、次は松坂屋。松松コンビと笑いたいところだが、正確には松坂屋の裏の銀座フェルメールセンター。ここでの、フェルメールの光の王国展は二度ほど見ている。もう店じまいしていると思ってたら、新たに”あっぱれ北斎!光の王国展”をやっている。あっぱれフェルメールセンター!と褒めてやりたい(笑)。よくぞ、北斎を選んでくれた。フェルメールブルーの次は、北斎ブルーでということらしい。LIFE誌が選んだ”この1000年で最も功績を残した100人”に入っているのは日本人では北斎だけ。印象派の画家たちにも影響を与えた。ビデオで千住博画伯が、構図の斬新さのみならず、身近などんなものでも画題にしてしまうことに彼らが驚愕したのではないかと話していた。

フェルメールはラピスラズリ、そしてわが、北斎はベロ藍をつかって、うつくしい青を表現した。さあ、うつくしい北斎ブルーをみてもらいましょう、と”富嶽三十六景”がフェルメールのときと同じ最新のデジタル技術で忠実に再現され、部屋に飾られている。いくつかの名作は拡大版で展示されている。何度みてもいい。富士山がもともと好きな上に(汗)、北斎が好きなんだから、このシリーズが好きなのはすっかたなかんべさ。それと滝のシリーズ、”諸国瀧廻り”も展示されている。昨年、訪れた”木曽路ノ奥阿弥陀ケ滝”ももちろんありました。

次回の展示は、広重ブルー&巴水ブルーで、お願いします。









大英博物館の展覧会にさきがけ、こんな企画も。変装していこうかな(笑)。


古書市は28日(月)までです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さびしいお相撲さん 初場所13日目国技館にて

2013-01-25 21:26:17 | Weblog
さびしいお相撲さん 初場所13日目国技館にて

その一 稀勢の里

大相撲初場所13日目。稀勢の里、全勝の日馬富士と対戦。今日は勝てば、優勝戦線に残り、勢いで優勝の可能性がぐっと高まる。負けられない一戦。
今日は国技館で応援。館内も稀勢の里戦が近づくにつれ、興奮が高まっていく。

さあ、両者、土俵に上がる。大歓声。もちろん、100%稀勢の里の応援。がんばれ稀勢の里!
さあ、立った! いいぞ、行け、行け…ああああああ がくん。稀勢の里、負ける。優勝の可能性、消滅



その二 把瑠都

今日、負ければ、大関再昇進がなくなる。相手は、稀勢の里の弟弟子、高安。あああああ、把瑠都土俵を割る。


その三 雅山

今日も負け、元大関、幕内陥落決定的。


その四 高見盛

今日は勝ったが、十両陥落か。引退の危機。



ぼくも、今日はさびしい国技館になってしもうた。でも、この子に元気をもらった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稀勢の里8連勝、白鵬に並ぶ

2013-01-24 20:50:23 | Weblog
大相撲初場所12日目。稀勢の里、昨日につづき辛勝ながら、見事8連勝。円空仏さまのご加護はつづき、10勝目。一方、優勝争いの本命と目されていた、白鵬が琴欧洲にまさかの土。稀勢、白鵬に並ぶ。全勝の日馬富士も土、であればサイコウだったが、そうはとんやがおろさなかった。

明日13日目は、いよいよ、稀勢の里と日馬富士の対戦。絶対、負けるわけにはいかない。とんでもはねても、是が非でも、白星をもぎ取らねばならない。明日は国技館に行く日。これで、願ってもないシチュエーションになった。けっぱれ、がんばれ稀勢の里。しかし、ひとつ心配があるんじゃ。おいらが両国に応援にいくと、何故か、90%の確率で稀勢が負けるんじゃ。どうしたら良かんべ。

そうだ、これまでの連勝を支えてくださった、円空仏さまにもう一度、お願いしてみよう。日馬富士戦だけの特別祈願でやんす。では、この方に。

千手観音菩薩さまでごわす。大相撲では決まり手が82手あるようですが、千手観音さまは、お名の通り、千手あるんじゃ。常総の赤鬼に金棒じゃ。 これで安心してみていられるゾ。お願いします、円空さま。



ぼくも応援しましゅ。誰じゃ、おまえは?。今日、おいでいただいたお礼でしゅ。な、ななんとな、縄文の貴公子さまではごじゃりませんか。そういえば、あなたさまは縄文一の土偶大男とお聞しております。これで、鬼に金々棒です。ご出身はどこでござんしたか? 勝坂縄文でしゅ。なななんとな、勝つですか! 縁起のいい土偶さまですこと。ただ、土がつくかもしれんでしゅ。 でも心配しないで。土は日馬富士関につけるようにしときましゅです。



稀勢の里、鶴竜を破り、8連勝。10勝2敗。


白鵬に土。琴欧洲、見事な攻め。


優勝争いは4力士に。


明日がわくわく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする