気ままに

大船での気ままな生活日誌

高畑勲展

2019-08-31 10:06:21 | Weblog

こんにちは。

おととい、竹橋の東京国立近代美術館の高畑勲展を見てきた。アニメ監督である高畑勲については、平成狸合戦ぽんぽこ、火垂るの墓、かぐや姫の物語などの作品と共に、断片的にしか知らなかったが、この展覧会で、人生を川の流れに例えれば、水源から上流、下流、河口まですべて見せてもらえたような気がする。1000点を超える制作ノートや絵コンテ、美しい背景画などの展示品、そして章ごとに代表作のアニメ画像も流れていて、とても楽しく過ごすことができた。

高畑は1959年に東映動画に入社するが、自分では絵は描かない演出助手として腕を磨く。そして、1968年、劇場用長編の初演出をしたのが、”太陽の王子 ホルスの大冒険”。このとき、高畑は上意下達の方式ではなく、共同(集団)制作という考えで進めたという。これはアニメーション史で画期的なことだそうだ。高畑も”ぼくらの青春の一時期のすべてを注ぎ込んだ思い出深い作品である”と述懐している。

そして、アルプスの少女ハイジ(1974)。演出が高畑で、画面構成(レイアウト)には後輩、宮崎駿を起用した。朝ドラのなっちゃんの現職の”作画監督”には小田部洋一。ヒロイン奥原なつのモデルとなっている奥山玲子さんのご主人とのこと。ついでながら、なつのご主人、一久さんのモデルは高畑勲とのこと。美術監督には井岡雅宏で、彼のうつくしいアルプスの風景画(背景)が並んでいる。

その後、テレビアニメの名作がつづく。母を訪ねて三千里(1976)、赤毛のアン(1979)

以上は第1章・出発点、2章・日常生活の喜び。そして3章・日本文化へのまなざし。ここでは、じゃりン子チエ(1081)、(宮沢賢治原作の)セロ弾きのゴーシュ(1982年)、(野坂昭如原作の)火垂るの墓(1988年)など。さらに、おもひでぼろぼろ(1991)平成狸合戦ぽんぽこ(1994)。日本の風土や、戦中・戦後の歴史を振り返る作品を制作。

火垂るの墓(1988年)

平成狸合戦ぽんぽこ(1994)

そして、最終章はスケッチの躍動/新たなアニメーションの躍動。高畑が最後に求めたのは、スケッチ風なシンプルな手描きの線画。それも、セル画ではなくデジタル技術を用いた。背景は水彩画風に。

ホーホケキョとなりの山田くん(1999)これも、一部上映されていたが、アニメの原点に戻ったようなほのぼとした素晴らしい作品だった。

そして、遺作となった、かぐや姫の物語(2013年)。

とても素晴らしい展覧会でした。


さて、そろそろ浅草サンバへ。

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夏のおわり 東御苑 

2019-08-31 05:52:26 | Weblog

おはようございます。

夏のおわりの東御苑です。

二の丸雑木林

何やら赤い花。キツネノカミソリのようだ。

ここにも。

ウドの花も咲き始めた。

二の丸庭園の池にはヒメコウボネが。

都道府県の木の中で唯一咲いていた鹿児島県の花、カイコウズ。



こちらは赤い実、珊瑚樹。

こちらはは、ザクロの実。

ちょっぴりさびしい、東御苑の夏のおわりでした。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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虹と夕焼雲

2019-08-30 22:27:45 | Weblog

こんばんわ。

素晴らしい朝焼けではじまった一日だったが、その後、お天気は崩れてしまった。でも、夕方には、また、見事な虹と夕焼け雲が見られました。終わりよければすべて良し!結局、素晴らしい一日となりました。

鉄塔から龍のように昇る太い虹。

さらに、その右にも虹が!ふたえの虹!

鉄塔の虹は、大きな弧を描きながら昇り、北東の空まで。中程は消えつつあったが。

そのとき、南西の空は夕焼けに。いろいろな色が混じって、虹色の夕焼けと言っていいかも。

北西の空も。



しばらくすると雲は紫色に。

さらに、紫に!まさに紫雲。

”紫雲”とは徳の高い人が亡くなるとき阿弥陀如来がお迎えにくる雲のこと。もう、お、お迎えか。 でも徳は高くないので、安心でござる。この雲を見た人は幸せになれるとも。

それでは、おやすみなさい。

いい夢を。

おまえも虹を見たのか。




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朝焼けとアルプスの少女ハイジ

2019-08-30 05:55:00 | Weblog

おはようございます。

朝5時、素晴らしい朝焼けがみられました。

うつくしい風景ですね。昨日は、高畑勲展を見てきました。ここでも、うつくしい風景を見てきましたよ。

アルプスの少女ハイジのジオラマです。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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原三渓コレクション展 後期の目玉は?

2019-08-29 06:42:22 | Weblog

おはようございます。

横浜美術館で開催されている”原三渓の美術/伝説の大コレクション。先日、後期展にも行ってきました。前期の目玉が国宝・孔雀明王だとすれば、後期の目玉は国宝・寝覚物語絵巻でしょうか。

平安後期のもので、菅原孝標の女の作と伝えられる”夜半の寝覚”を題材とした絵巻。姉の夫や冷泉帝に愛された寝覚の上の波乱の生涯。物語の後半の詞書4段、絵4段が残されている。雲母を引いた紙の上に金銀の切箔や銀の砂子が美しく蒔かれている。展示はこの一段だけ。

 これは、大和文華館の所蔵で、本展にはこの他、伝本阿弥光悦の沃懸地青貝金貝蒔絵群鹿文笛筒(重文)、乾山の武蔵野墨田川図乱箱(重文)、笠置曼荼羅図(重文)、可翁の竹雀図(重文)、文清の維摩居士像(重文)、伝毛益の蜀葵遊猫図(重文)、伝毛益の萱草遊狗図(重文)、蔡山の羅漢図(重文)などの優品がここからの出展である。

大和文華館とは?奈良市学園前の住宅街にある美術館で昭和35年(1960)に近鉄の創立50周年を記念して開館したとのこと。近鉄の五代目社長であった種田虎雄(1883~1948)が、のちに初代館長となる美術史家、矢代幸雄に託して美術品の蒐集をはじめた。所蔵品は2000件を超え、その中には国宝4件、重要文化財31件が含まれという。是非、一度、訪ねたい。今年中に実行するぞ! 

第二章コレクター三渓から。

伝毛益の萱草遊狗図(重文・大和文華館蔵)

前期の孔雀明王像の代わりに愛染明王像(重文、細見美術館蔵)が目を光らせている。

そして、第5章パトロン三渓では、前後期で、ほぼ全とっかえで、名作が並ぶ。

観山の弱法師(重文、東博蔵)三渓園の臥竜梅を描いている。下の写真と東博で撮ったもの。

今村紫紅の近江八景(重文、東博)三渓が弟のようにかわいがっていた紫紅は35歳で夭折した。

御舟の萌芽(東博所蔵)

 

この原コレクションといい、松方コレクションといい、昔の実業家は儲けた金を無駄には使わなかった。さらに原は若い有望な日本画家に財政的な支援もした。現代の実業家は?きっと、いらっしゃるのだろうが、思い浮かばない。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!錦織、勝ちましたね。夜中にスマホでチェック。

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田中、6年連続二けた勝利 ダルは通算2500奪三振

2019-08-28 21:50:47 | Weblog

おばんです。

今日は一日、雨。おかげで大リーグの生中継を二本も見ることができた。一本目はダルビッシュ。今年は運がわるく、勝ち投手の権利をもっていても、リリーフ陣が崩れ、5、6勝は損している。今日は是非とも、節目の5勝目をあげてほしいところ。

さて、どうだったか。ダル、快投!8回5安打1失点。今回はリリーフ陣がなんとか抑えて、勝ち投手となった。そして、7三振を奪う。四つ目の三振で、メジャー通算1250奪三振、日米通算2500奪三振に到達(半々の数字がイイね)。これは、日本人投手の日米通算では、野茂英雄(3122三振)、石井一久(2550)に次ぐ3人目となった。なお、日本プロ野球の2500奪三振では11人目。奪三振の最高は金田正一の4490個。 神さま、仏さま、稲尾さまは2574個で歴代9位。ダルが稲尾を超すのは時間の問題。目標は3000個ですな。がんばれダル!

つづいて、午前11時からは、ヤンキースの田中将大とマリナーズの菊池雄星の日本人対決。ここは先輩の意地で10勝目を上げ、日本人初の6年連続10勝以上としたい。

被安打3、無失点の快投で、100球目の田中投手。

そして、7回を零封し、見事な10勝目!

メジャーの日本人投手として、初の6年連続二桁勝利。メジャー123勝の野茂英雄や79勝の黒田博樹(5年連続)も果たせなかった快挙。

ワールドシリーズでの両投手の対決も夢ではない。楽しみ

両投手に花束贈呈。(フラワーセンターの主としてグリーハウスの花々)

では、おやすみなさい。

いい夢を。

女郎花と花魁草

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大船フラワーセンター 百日紅、見頃に

2019-08-28 18:08:46 | Weblog

こんばんわ。

大船フラワーセンターの百日紅園が見頃になっています。

ここは品種園になっている。いろんな品種をご覧ください。

花畑

ディア・ルージェ

ディア・パープル

ホピー

ロゼア

スノーベイビー 何と紅白二色咲き

日本庭園にもステキなさるすべりが。

酔芙蓉も期待していましたが、イマイチ。

お昼頃で、ほんのり紅の、ほろ酔い程度。一番きれいな時かな。

ジンジャー




かんれんぼく(別名:喜寿)の実

すばらしい夏の終わりのフラワーセンターでした。

 

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赤とんぼ 鳳仙花 数珠玉 瓢箪

2019-08-28 08:50:08 | Weblog

おはようございます。

赤とんぼ、鳳仙花、数珠玉、瓢箪と並べると、ぼくの子供時代の風景が浮かんでくる。三丁目の夕日の時代(笑)。昨日、大船フワラーセンターで見た風景。

赤とんぼと塩辛とんぼ

赤とんぼが塩辛とんぼにちょかいをかけて、今度は並んでとまった。

鳳仙花

数珠玉 フラセンでは鉢植えの数珠玉があったが、撮り忘れたので、数日前に撮った北鎌倉の線路沿いにずらりと並ぶ数珠玉を。

雌雄同株で、上部の葉の脇からたくさんの花穂を立てる。硬くて艶のある壷(苞鞘)の中に雌花穂があり、その先に雄花穂が垂れ下がる。果期になると、苞鞘は白、灰色、灰褐色、黒などに色づく。これに糸を通して数珠のようにつなげて遊んだのが名の由来である。(みんなの花図鑑より)

ひょうたん

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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令和元年スーパーよさこい(3)続・表参道流し

2019-08-27 09:36:50 | Weblog

おはようございます。

令和元年の原宿表参道元気祭・スーパーよさこい。今年は110チームが参加、内、よさこいの本場からは18チームが来られた。昨日、本場・高知のよさこい祭りのテレビ番組を見ていたら、今年の最高賞(よさこい大賞)は、とらっくよされ(ちふれ)で、金賞は、ほにや、濱長花神楽十人十彩の3チームであることを知った。いずれのチームもこの大会に参加している。ぼくも濱長花神楽以外はすべて見ている。

ぼくが高知のよさこい祭りをはじめて見に行ったのは、ブログ記事検索で調べるとなんと2006年のことだった。当時の感動をこんな文章で表している。懐かしいので再録しておきます。

大変なお祭りです。まず、音楽が凄いです。大音響で、鼓膜がつぶれるかと思うような、ハイテンションのロックやワールドミュージックがドドドーンと迫ってきます。そしてメロデーは、自由自在、融通無碍、勝手気まま流です。一部によさこい節の一節が入っていれば、あとは何を融合してもOKです。たいてい、「坊さん、かんざし買うをみた、よさこい、よさこい」の一節を入れています。踊りも自由気ままです。でも、音楽がこうですから、静かな、日本舞踊的なものは皆無です。ほとんど、飛んだり、はねたり、転んだり、ミュージカルのダンスのようなものです。また衣装が、それぞれのチームで趣向をこらし、見ているだけで、楽しめます。衣装のコンテストもしているようで、”南国土佐をあとにして”のペギー葉山さんが審査委員長のようでした。そのときのグランプリが十人十彩チームでした。それ以来のファンです。

その後、原宿でもスーパーよさこい祭があることを知り、毎年、万難を排して(汗)、必ず行っています。さて、令和元年のスーパーよさこいの紹介も第三回、最終回となりまする。表参道アベニューの流し踊り、はじめに原宿口ステージでも見た、高知の名門チームが次々と登場です。チーム名のよこに今回の受賞名も添えておきます。

四国銀行(高知)感動賞

とらっくよさこい(高知)明治神宮賞

国士舞双(高知)審査員奨励賞

そらいろ(東日本)パフォーマンス賞

十人十彩(高知)渋谷区長賞

十人十彩が過ぎ去ってゆく。ここで、席を離れ、追っかけへ(汗)。

 

令和元年、前期高齢者最後の夏(汗)の素晴らしいスーパーよさこいでした。あと5年は続けたい。 今度の土曜日は浅草サンバ!楽しみがいっぱい。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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お月見23連勝ならずも極楽寺の百日紅のご褒美を

2019-08-26 22:09:50 | Weblog

こんばんわ。

なんでも連勝記録をストップされるのは嫌なもの。また、ゼロからスタートしなければならないし。今日のお月見の時間帯は午前零時から午後3時まで。夜中は厚い雲であきらめていたが、昼間は晴れてきたので、なんとか白い月を見つけられるものと、たかをくくっていた。ところが、いつも、ちょうど月の居そうなところに雲がかかっている。ベランダで眺めるたびに大きなため息。

そうだ、午後は西空の拡がっている稲村ケ崎へ行こう。そこで1時間ほどねばれば、雲が切れ、わずかでも月が顔を出してくれるのではと思ったのだ。23連勝がかかっているから、もう必死(汗)。

稲村ケ崎に到着したのは、午後1時頃。

稲村ケ崎から江の島と富士山(今日は見えていない)方面の西側の空には巨大な雲が。位置的にはその雲の中に月がいるのだ。

しばらく待っても動かない。海辺のコッホ博士にお願いしたが、わしは細菌ならばなんとかするが、雲は専門外だと断られる。

新田義貞の霊にもお願いしたが、潮が引くように、雲は切れてくれなかった。

一時間ほどねばったが、とうとう、お月さまは現れてくれなかった。お月見23連勝ならず。でも、平成記録15連勝を大幅に更新したお月見22連勝は立派なもの。お月さまを褒めるべきか、ワレをほめるべきか。 どちらが欠けても、できないのだから、ダブルス戦みたいなもの、両方にご褒美を、なんてつぶやいていたら、天から、すばらしい贈り物を隣りの駅の極楽寺で頂いてしまった。

極楽寺の百日紅の銘木が見頃です!


忍性上人がらい病などの病人のため使用したと伝えられる製薬鉢。

の水に睡蓮が咲いていた。

ほおづきも薬草のひとつ。

芸術も薬のひとつ。

極楽寺は境内も撮影禁止では?と思っている方。撮影禁止の立札がなくなり、こう変わりましたのでこれからは遠慮なくどうぞ。ぼくは、数年前にお寺の人からスナップ写真なら問題なしと聞いてましたので撮っていましたが。

さらに、天から、もうひとつ、すばらしい贈り物が。帰宅途中、カルガモ親子に遭遇!8月生まれの子鴨ははじめてカモ。

明日からはカルガモ親子の動静が楽しみ。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

大巧寺のむらさきしきぶの実が色づきはじめました。

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