気ままに

大船での気ままな生活日誌

平成代名残絵巻(おさまるみよなごりのえまき)

2019-04-30 21:38:52 | Weblog

こんばんわ。平成の大晦日シリーズ、第3弾です。

平成最後の大歌舞伎(四月大歌舞伎)を千穐楽の前日、見てきました。昼の部の幕開きは、新たな元号・令和を迎える節目を記念した、平成の世を讃える新作”平成代名残絵巻(おさまるみよなごりのえまき)”でした。源平合戦の時代を舞台に、源氏と平家の人々が新たな時代に思いを馳せる物語。以下、ご紹介いたしまする。

六波羅第広間の場
ここは、栄華を極める平家の屋敷。よろこびの宴が開かれている。衣裳は明るく華やかに、襖には満開の桜と、枝ぶりのりっぱな松の木が描かれている。建春門院滋子(笑也)、平宗盛(男女蔵)、平重衡(吉之丞)、平時子(笑三郎)が次々に舞を披露する。本花道から平知盛(巳之助)が、平徳子(壱太郎)を伴って登場。徳子もまた、うららかな舞を披露する。

そして、桜が咲き乱れる清水寺舞台の場へ。鎌田正近(市蔵)と遮那王(義経の幼名)(児太郎)が再会を喜び、さらに常盤御前(福助)とも対面する。その後、遮那王は常盤御前から託された、源氏の白旗を巡って平家の追っ手や知盛と対峙するが、そこに宗清(彌十郎)が登場し、帝からの詞をもって、場をおさめる。彌十郎の台詞の中には「令和」の言葉がおり込まれ、この舞台をメモリアルなものにしている。

平知盛(巳之助)遮那王(児太郎)の対決。↓

幕が引かれたあとの両花道では、次世代を担う花形俳優の巳之助と児太郎が六方の引っ込み。

。。。。。

常盤御前:中村福助
藤原基房:河原崎権十郎
平宗盛:市川男女蔵
平知盛:坂東巳之助
平徳子:中村壱太郎
遮那王:中村児太郎
左源太:市川男寅
平重衡:中村吉之丞
右源太:市村竹松
平時子:市川笑三郎
建春門院滋子:市川笑也
鎌田正近:片岡市蔵
平宗清:坂東彌十郎

以上をもちまして、平成時代の千穐楽といたしまする。それでは、みなさん、よい令和時代をお迎えください。

では、おやすみなさい。

いい初夢を。

醍醐(土牛)山種美術館カレンダー/平成31年4月

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平成最後の安養院のつつじ

2019-04-30 11:27:24 | Weblog

こんにちは。平成最後の日シリーズ第二弾です(汗)。

平成最後の昭和の日に、葉山の花の木公園で大紫つつじが見頃になっていたので、その足で鎌倉大町の安養院に向かった。安養院とは政子の法名で政子の墓もここにある。躑躅とつわぶきの時期には必ず、訪れている。

鎌倉駅から10分ほど歩き、大町の大通りに入ると、道路沿いの石垣の上の大紫つつじが目に入ってくる。満開!一気に有頂天!

隙間から本堂が。

山門とつつじ。実はここが一番のビューポイントだが、こちら側の花のつきがいつもわるい。でも、今年は、蕾はまだたくさんあり、令和の3~5日ころが最高の見頃になりそう。昭和の日(29日)はこの程度。

樹齢700年の槇の木。開山の良弁尊観上人お手植えと伝えられる。槙のうしろに石垣上のつつじがみえる。

では、本堂うらのつつじを見に行こう。


本堂のガラス窓にうつるつつじが面白くていつもみとれてしまう(笑)。

本堂裏にある宝篋印塔と政子の墓の回りのつつじが見事。

右側の良弁尊観の宝篋印塔は、つつじにことのほか好かれている。抱きしめられている。左側の小さな仏塔が政子の供養塔。つつじにそっぽを向かれているのがさびしい。

宝篋印塔

身代り地蔵さんもつつじ見物。

すばらしい、平成最後の大紫つつじでした。

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平成最後の昭和の日に、昭和発祥の地、葉山でつつじを観る

2019-04-30 09:05:09 | Weblog

おはようございます。

今日は平成最後の日。この歴史的な日は、できれば、早朝の日の出、月の出、富士見の三本締めにしたいところだったが、生憎の天気で不可能になった。

さて、平成最後の昭和の日(4月29日)に昭和発祥の地、葉山でつつじを見てきました 昭和発祥の地とは?実は、葉山御用邸の隣りの敷地が、元御用邸付属邸のあったところ。現在”葉山しおさい公園”になっているが、大正天皇はここで崩御され、昭和天皇がこの地で皇位継承された。それで、葉山が”昭和発祥の地”なのです。

葉山の花の木公園のつつじ。お月さまでいえば十五夜ではなく十六夜の月といったところ。まだまだ魅せてくれました。

葉山町役場を望む

山の上に藤棚が。

八重桜とつつじ

下を見下ろす

大紫つつじはちょうど見頃

昭和の日に平成から令和へのお祝いの垂れ幕と躑躅を御用邸の町、葉山で見る。

それでは、みなさん、平成最後の一日をお元気で!

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カマキン、鎌倉文華館・鶴岡ミュージアムに生まれ変わる

2019-04-29 15:03:18 | Weblog

こんにちわ。

カマキンの愛称で親しまれた神奈川県立近代美術館鎌倉館が閉じたのが、2016年1月31日。あれから3年3か月、耐震改修工事を終え、鎌倉文華館・鶴岡ミュージアムとして生まれ変わり、お披露目となった。

本格的なオープンは6月8日ということで、今回は建物だけの公開となる。併せて、ル・コルビュジエに師事した坂倉準三(1901‐1969年)設計の歴史的建築の意匠を保ちながらの本改修工事の過程を、図面や模型、記録映像、写真などで紹介する展覧会も開催されている。

では、坂倉建築を久しぶりに眺めてみましょう。

新看板

八幡宮境内側からの全景

写真撮影も禁止の図面や模型の展覧会をさらっと見て、建物内部をじっくり観察。

階段

中庭を覗く

ここに、イサムノグチのこけしが居た。カマキン最終日の写真。

喫茶室のあった空間

平家池を望む空間

平家池の畔に咲くつつじ。

鎌倉街道側からの全体像。

玄関

平家池側からの旧カマキン。

新たに生まれ変わった鶴岡ミュージアムは、2019年6月8日にオープン予定。館内には八幡さま伝わる宝物や歴史に触れることのできる展示品が並べられ、映像による鎌倉の四季・文化の紹介などの企画が予定されているという。

 
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東御苑のキンラン(金蘭)、平成最後の大豊作

2019-04-29 08:57:14 | Weblog

おはようございます。

平成最後の日曜日は皇居東御苑ですごしました。お目当てはもちろん、キンラン(金蘭)、ギンラン(銀蘭)、そしてチゴユリ(稚児百合)。平成の御代の最後を飾るかのように、これらの草花が大豊作。とくにキンランはここ10数年来、こんなに咲いているのを見たことがない。それに株も立派なのが多い。さすが、御苑のキンランだけあって、咲く時を知っている。

キンラン

二の丸雑木林

あちこちにキンランが!

30センチほどのりっぱな株もいくつも。

あちこちで見つけたものを次々とのせます。大豊作の証明として(笑)。

ギンランと一緒に


3月に訪ねた時、三の丸尚蔵館の”ご即位30年展”で、陛下が読まれた歌が展示されていた。
語りつつあしたの苑(その)を歩み行けば 林の中にきんらんの咲く
(平成30年)両陛下は日曜の朝、東御苑を散策するのが日課だそうだ。このキンランもご覧になっているだろう。

ギンラン

チゴユリ

10日前に訪ねた時は、つつじは、お月さまでいえば上弦の月(見頃開始)だったが、今回は十六夜の月。ほぼ満月!

ヤマツツジもまだ満開。

とてもすばらしい平成最後の東御苑でした。さて、令和最初の東御苑はいつになるか。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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平成最後の日曜日 ビューティフルな幕開け

2019-04-28 08:40:33 | Weblog

おはようございます。

今日は平成最後の日曜日。夜明けのうるわしい月に始まって、まるで冬富士のようなうつくしい富士山。朝散歩の花々も輝いていて、すばらしい、ビューティフルな幕開けとなりました。

夜明けの月。昨日が下弦の月だった。

たっぷり雪化粧した富士山。まるで冬富士のよう。

今が盛りのつつじたち。

残る椿


残る桜(ソメイヨシノ)。令和までもちそう。がんばれ。

草花もいのち爆発!

それでは、みなさん、平成最後の日曜日をお元気で!

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藤色の富士

2019-04-27 21:49:00 | Weblog

こんばんわ。

今日は一日、曇りという天気予報。では、葉山のつつじ公園でも行ってこようかなとで出かけたら、ぽつり。大船駅まで来たら、本降りに。急遽、予定を変え、新生カマキン(前・神奈川近代文学館鎌倉館)に。1時間ほど見学して、お昼を食べて、逗子の図書館で待機していたのだが、一向に止まず、あきらめた。

5時頃、我が家に戻ると、西空が急に晴れてきて、なんと、久しぶりに富士山が姿を現した。おととい、亀戸天神の藤を見てきたせいか、今も、目に藤色のフィルターがかかっていている。

藤色の富士!

しばらく、藤色の富士を楽しんでいたが、正気に戻ると、まともな富士山になった。

お日さまは雲の影に。

そして、日が沈み、暮れなずむ町の 光と影の中 去りゆくあなたへ 贈る言葉♪ 藤色の富士よりきれいだよ。

それでは、おやすみなさい。

いい夢を。

藤色の新生カマキン

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平成最後の銀ブラ

2019-04-27 09:12:37 | Weblog

おはようございます。

平成時代も今日を含めてあと4日。おととい、有楽町から歌舞伎座へ向かうとき、これが、きっと平成最後の銀ブラになるだろうなと思って歩いた。そう思うと、何気ない景色もいとおしい(笑)。

いきなり、パンダ親子がこんにちわ。そういえば、シャンシャンちゃんは平成最後の赤ちゃんパンダだった。お母さんパンダはおすもうの番付表をもっている。そういえば、平成最後の横綱は稀勢の里だった。令和の名横綱といわれてほしかったが、あっという間に引退してしまった。

ソニービル跡地の公園。そういえば昭和にできたソニービルも平成でおわる。新ソニービルは令和に誕生。

ソニーパークの向こうのエルメスビルに描かれている絵は、はて、火の鳥か、おばけ芥子の花か、帰ってから調べたら、湊 茉莉の作品だそうだ。“うつろひ、たゆたひといとなみ”展が館内で開催されている。それも見たかった。ガラスブロックの表面に描き出された赤やオレンジ・ピンクの色(光)は朝東から日中・夕方にかけて西へと移動し、ガラスブロックの水を湛えたような潤いある表面や光の様子を更に浮き上がらせる。その光はフォーラムの内側にも赤味を帯びた光を導く。インスタレーションに用いる蛍光色の元になる蛍石フルオライトfluorite という英語名の起源は、「流れる」という意味のラテン語(fluere)に由来するが、外側と内側のインスタレーションによる「筆跡・色(光)・生命のながれ」に呼応したイメージとして、内側は「襞、文明の河のながれ」をイメージした(湊 茉莉)とのこと。朝昼晩と見てみたい。

七宝焼きの名店も、もう令和が主役。昭和、平成は遠くになりにけり。

令和を迎える帽子。和が入ってうれしい和光で。

銀座三越も平成さようなら、令和こんにちわ、の雰囲気。風船が崩し字の令和と読めないこともない。

松屋銀座の模様は、さて、なんでしょう。ルイビトンかも。

松屋の横はハナミズキの並木道。ちょうど花盛り。銀座の並木はハナミズキ。

銀座の石楠花。まるで赤い大手毬のよう。

そして、平成最後の大歌舞伎。面白かったですよ。のちほど、紹介しますので、お楽しみに!

そうそう、歌舞伎座の横にもハナミズキが咲いてましたよ。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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今、いのちがあなたを生きている

2019-04-26 11:28:14 | Weblog

こんにちわ。

鎌倉女子大の春の公開講座がはじまった。ぼくは四講座もとっている(汗)。別に試験があるわけではないから気楽に聞ける、勉強というより遊びの感覚。前年度に”徒然草を読む”を講義された竹内整一先生の今回のテーマは、”日本思想の言葉”/神、人、命、魂”。ご自身の同名の著書をテキストに、日本人が神・人・命・魂というものをどうとらえてきたのかについて、20回に渡り、分かりやすく解説して下さる。

講座案内に、「花びらは 散る 花は散らない」「今、いのちがあなたを生きている」「小さな一隅に 身をおく」「見るべきほどの事は見つ」「魂という言葉は天地万物を流れ る力の一つ」等々、思想家の言葉をわかりやすく解説しながら考えます、とあったので、今日は、時節がら、「花びらは 散る 花は散らない」かな、と推測したが、二番目の言葉だった。

今、いのちがあなたを生きている。解説を聞く前から、なんかジーンとしてしまう言葉。ぼくもいつも何となくそう感じているからかも。この言葉は親鸞の750年忌に東本願寺が掲げた統一テーマなのだそうだ。

今、あなたのいのちがあるのは、あなたに父がいて母がいたから。その父母にもそれぞれの両親がいて、祖父母もまた、と永遠の連鎖がどこまでもつづく。たとえば6代前の64人、32組のペアの中に一組でも仲たがいすれば、今のあなたはいない。無数の原因(因)と条件(縁)が寄り集まって、”大きないのち”の中から、いまのあなたが生まれてきたのだ。

あなたのいのちは、有難い、かけがえのない存在なのだ。ほかのあなたのいのちも同様。そういうあなた同士が関わりをもって生きてるのがこの世の中。大きないのちの中で一回限り、あなたは、こうして生かされているのだ。

。。。。。

20代前に遡ると100万人、さらに、さらに、さかのぼると、40億年前の原始生命体に。今、咲いているつつじもぼくらと同じ祖先。

女子大のつつじ

ぼくの散歩道のつつじ

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亀戸天神の見頃の藤を楽しむ

2019-04-26 10:08:59 | Weblog

おはようございます。

昨晩、速報として(笑)、亀戸天神の夜景の藤とスカイツリーをレポしましたが、実は明るいうちの藤もツリーも見ています。この日は歌舞伎座で昼の部を見て、日比谷線と総武線をつかって亀戸駅へ。

亀戸天神に向かう途中、いつも見る鯉のぼり商店街。

20分も歩くと、天神さまの鳥居。

この太鼓橋の向こうにスカイツリーがみえる。

太鼓橋の上から藤棚全体が見渡せる。

ツリー方面

反対側。池に写る藤棚もうつくしい。

では、下を降りて、藤見物。

どれも、見頃。何度も来ているが、これだけそろって咲いているのは初めてかも。

しょかつさいとふじ

 五歳の菅公

神牛

怒涛のように、でもやさしく咲く藤。

ツリーと共に。

夜景もすばらしいというので、しばらく、隣接する和食屋さんでお酒を。

外へでると。

生涯最高の(笑)、亀戸天神の藤見ができました。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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