おはようございます。今朝はローカルな話題です。
永年、慣れ親しんだ、松竹撮影所跡の寅さんとひばりさんのタイル壁画が、昨日、9月29日にとうとう撤去されてしまった。このことを知ったのが、たまたま、16日に喫茶店で読んだ読売新聞の記事。鉄骨と壁画本体の劣化が進み、安全上、問題ができたので撤去せざるをえなくなったという。
ぼくはここへ越してきてから10年間、ほぼ、毎日のように、顔を合せていたので、ご近所の親しい方がなくなったようで、ほんとにさびしい。撤去のことを知ってから、毎日、タイル壁画の前に立ち止まり、まじまじと寅さんとひばりさんを眺めていた。とくに、ここ数日、怪しい雰囲気になってきたので、朝夕、様子を伺い、写真も撮っておいた。
おかげさまで、最後のお別れにも立ち会うことができた。その後は、壁画と寄付者の芳名板は、松竹で保存するということなので、お会いできる可能性は、ないわけではない。しかし、たぶん倉庫かなんかに閉じ込められるだろうから、無惨な姿なぞ、見る気がしない。
安全上、問題があるなら補強すればよかっぺ。タイル画だっていくらだって修復できるじゃん。歌舞伎座ビルの利益のほんの一部を回せば済むことたい、・・急に悔しくなってきてしもうた(汗)。これで、松竹撮影所の面影を残すものは何もないがどす。とほほ。でも、昭和11年に撮影所開所記念に植えられた桜並木は残ってるがな。
それでは、ここ数日の寅さんとひばりさんのお姿を、ご披露させていただきまする。
9月27日 最後の完全なお姿
9月28日 工事開始 芳名板が除去され、タイル画の一部にカバーが掛けられた。。
9月29日 撤去完了 外側から
内側から覗くと、無惨なお姿が・・
さようなら、寅さん、ひばりさん。
いつまでも、くよくよしてもしょうがない。上を向いて歩こう、大きな夢をもとう!
この跡地に、ぜひ、松竹歌舞伎の玉三郎と海老蔵のタイル画をつくろうではないか!
モデル画をご用意しました。どうぞ、ご検討くだされませ。お富さんと切られの与三で、お願いします。粋な黒塀、見越しの松も是非。
今朝の富士山
立待月(矢印)と一緒に
初冠雪は、まだ。そういえば、松竹の映画マークは富士山だった。寅さん、ひばりさんのお別れにぴったり!
さて、今日はこれから、通勤ライナーで東京へ。松竹本社に陳情でなくて、ただのお遊びに(汗)。