気ままに

大船での気ままな生活日誌

寅さん、ひばりさん さようなら

2015-09-30 08:02:42 | Weblog

おはようございます。今朝はローカルな話題です。

永年、慣れ親しんだ、松竹撮影所跡の寅さんとひばりさんのタイル壁画が、昨日、9月29日にとうとう撤去されてしまった。このことを知ったのが、たまたま、16日に喫茶店で読んだ読売新聞の記事。鉄骨と壁画本体の劣化が進み、安全上、問題ができたので撤去せざるをえなくなったという。

ぼくはここへ越してきてから10年間、ほぼ、毎日のように、顔を合せていたので、ご近所の親しい方がなくなったようで、ほんとにさびしい。撤去のことを知ってから、毎日、タイル壁画の前に立ち止まり、まじまじと寅さんとひばりさんを眺めていた。とくに、ここ数日、怪しい雰囲気になってきたので、朝夕、様子を伺い、写真も撮っておいた。

おかげさまで、最後のお別れにも立ち会うことができた。その後は、壁画と寄付者の芳名板は、松竹で保存するということなので、お会いできる可能性は、ないわけではない。しかし、たぶん倉庫かなんかに閉じ込められるだろうから、無惨な姿なぞ、見る気がしない。

安全上、問題があるなら補強すればよかっぺ。タイル画だっていくらだって修復できるじゃん。歌舞伎座ビルの利益のほんの一部を回せば済むことたい、・・急に悔しくなってきてしもうた(汗)。これで、松竹撮影所の面影を残すものは何もないがどす。とほほ。でも、昭和11年に撮影所開所記念に植えられた桜並木は残ってるがな。

それでは、ここ数日の寅さんとひばりさんのお姿を、ご披露させていただきまする。

9月27日 最後の完全なお姿

9月28日 工事開始 芳名板が除去され、タイル画の一部にカバーが掛けられた。。

9月29日 撤去完了 外側から

内側から覗くと、無惨なお姿が・・

さようなら、寅さん、ひばりさん。

 

いつまでも、くよくよしてもしょうがない。上を向いて歩こう、大きな夢をもとう!
この跡地に、ぜひ、松竹歌舞伎の玉三郎と海老蔵のタイル画をつくろうではないか!

モデル画をご用意しました。どうぞ、ご検討くだされませ。お富さんと切られの与三で、お願いします。粋な黒塀、見越しの松も是非。

今朝の富士山

立待月(矢印)と一緒に

初冠雪は、まだ。そういえば、松竹の映画マークは富士山だった。寅さん、ひばりさんのお別れにぴったり!

さて、今日はこれから、通勤ライナーで東京へ。松竹本社に陳情でなくて、ただのお遊びに(汗)。

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立待月

2015-09-29 21:13:48 | Weblog

こんばんわ。今夜も、お月さま、きれいですね。昨日は満月で、十六夜で、おまけにスーパームーン。ぼくは、由比ヶ浜でたっぷりスーパームーンの観月散歩。生涯最高のお月見をして、その余韻がまだ、残っていて、今夜のお月さまを待ち侘びていた。十六夜の次の日のお月さまは”立待月”。夕方、月の出を今か今かと立って待つうちに月が出るのでそう呼ばれる。

今夕の”月の出時刻”はこの辺では、18時23分。東の空をみると、山の端には雲がかかっていて、昨日のスーパームーンのようには、月の出はみることが出来そうもない。でも、その雲を抜ければ、立待月がみられるはず。

18時半、念のためにベランダから見上げてみる。やっぱ、だめ。立って待つわけにはいかないから、座って待とう。一杯、呑みながら。これなら座待月だな、うっふっふっ

家内が、出たわよ、と素っ頓狂な声をあげたのは、その後、一時間もたってからのことだった。みごとなお月さまが山の上に輝いていた。これで、中秋の名月、十六夜のスーパームーン、そして十七夜の立待月と、クリーンナップトリオのお月さまを全部、観ることができた。生まれて、はいめての出来事。これも、きっと、月の詩人、明恵上人のおかげ。この夏、高山寺にお参りしたご利益か。あんがとさん、明恵さん。

あかあかやあかあかあかやあかあかや あかあかあかやあかあかや月 (明恵上人)

立待月(9月29日)

十六夜の月、スーパームーン(9月28日)

中秋の名月(9月27日)

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松嶺院 秋の花と実

2015-09-29 18:34:16 | Weblog

スーパームーンをみる前に、松嶺院の秋の花見に行った。ここには、円覚寺の塔頭で田中絹代、佐田啓二、開高健ら著名人のお墓があるが、お彼岸中は墓参者しか入れない。彼岸明けに、ここの秋の山野草などを見るのを楽しみにしている。

今回の一番花は、ぼくにとっての”初十月桜”だ。先日、瑞泉寺で冬桜の初花をみたが、十月桜はまだだった。開花時期が似ているが、十月桜は、”八重”で花弁が5~18枚、冬桜は”一重”で、花弁は5枚。前者は春にも咲くという違いがある。

十月桜。だいぶ花をつけていた。

ここには紫苑も多く、ほとんど満開になっていた。紫苑は東慶寺と海蔵寺のもいいが、ぼくが、訪ねたときは咲き始めだった。

シュウメイギク

だんぎく(段菊)

ろうやがき(老爺柿)

 

うめもどき

桔梗

ホトトギス

金木犀の大木も

お地蔵さんのうしろにが真っ盛り

萩とモンキチョウ

松嶺院

黄梅院のお茶の花も開き始めた。

いつものように、真民さんの詩で〆ましょう。

 

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藤沢市民まつりパレード

2015-09-29 10:10:05 | Weblog

日曜日、隣り町、藤沢市民まつりのパレードを観に行った。藤沢駅北口の柳通りを、ブラスバンドチーム、各地域の祭囃子保存会などが行進し、最後は町内神輿の渡御。今年は、お相撲の千秋楽と重なったため、お神輿は待機中のものだけをみて、帰った。

パレード風景をちょっとだけ

盆踊りのメロディーにのせて

海の女王と王子さま

最近、見慣れぬ三輪オートバイの行進。ドライバーは、みな熟年者。かっこいい!


吹奏楽団。高校、消防庁、警察音楽たなどのチームが次々と。



 

祭囃子のチームもつづく

二十基以上はある、お神輿が待機中。これらを見ていたら、三日ほどつづいていた腰痛がぴたりと治ってしまった。お神輿さまのおかげでござんす。おまつり好きなんだネ 

見事な神輿たち。

遊行寺のもあった



来年こそ、神輿渡御もみなければ。ただ、秋場所と重なると無理かな。

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スーパームーンをみながら由比ヶ浜を歩く

2015-09-29 08:56:46 | Weblog

おはようございます。昨夕のスーパームーンはみられましたか。ぼくは、由比ヶ浜で月の出をみてきましたよ。天文台のホームページで、月の出時刻を調べると17時40分。一方、日の入りは17時31分とあった。ほぼ、同じ時間帯で、夕陽と月の出を両方、みることができる。そして、まず候補に挙がったのが、稲村ケ崎で夕陽と富士山をみて、岬の向こう側の由比ヶ浜に移動するというコース。これが、見事に当たって、夕陽と富士山、そして由比ヶ浜で月の出をみることができた。そして、徐々にのぼるスーパームーンをみながら、浜辺を長谷まで歩いた。こんなステキなお月見は生まれてはじめてかもしれない。

まずは、スーパームーンから

稲村ケ崎から由比ヶ浜を歩いていると、数人のカメラマンがたむろしている。きっと、前日の中秋の名月も撮っているはずだから、月の出の位置を聞いてみた。材木座海岸方面の低い山から昇ってくるとのこと。ぼくは、もう少し先で待機した。

10分もすると、スーパームーンが上ってきた。ちょこっと顔をだし、それだんだん大きくなってくる。赤銅色に近い。まるで皆既月食の色みたいと思った。日本ではみられなかったが、この月は欧米では皆既月食になっているそうだ。月の出を何枚も撮ったが、手振れで、まともなのがほとんどなかったが(涙)、いくつか載せておこう。

稲村ケ崎側の由比ヶ浜で待機する人々。向こう側の材木座海岸方面から上るとのこと。

赤銅色に近いスーパームーンが山端からのぼてくる。ほんとにでかい。この大きさは実際、月の出をみたものでなくてはわからない。

そして、山の端から離れる。


大きな、大きなお月さま!

さらに、ぐんと上がる

この辺りから長谷方面へ、歩き始める。家内は東京に用事があり、夕食も別にしてある。だからゆっくりできる。海の向こうのスーパームーンをみながら浜辺のプロムナードを歩く。大潮だろうか。波がくだけて、身体にかかることもあった。プロムナードは時たま、ランニングする人と出会う程度。長谷まで、ゆっくりとお月見をしながら歩く。ときどき、お月さまをアップで撮ってみる。うさちゃんが運よく撮れればいいが。やっぱり、ぼけうさぎだった(汗)。こういうとき、小さなスタンドがあればいいんだけど。買おうかな。でも、持ち歩きがめんどうだな、やっぱり。

もう一つのは、うさちゃんがまあまあだったが、色がもうひとつ。二つ合わせて、二で割るといいかも。

長谷の近くまでくると、だいぶ、上ってきて、海面に月光が映るようになってきた。満月の”月の道”!めったにみられない。
それに、街の灯りも海に映っている。



。。。。。

スーパームーンの前は稲村ケ崎からの夕景。

江ノ島に沈む夕日

夕景七里ヶ浜

夕景富士

スーパームーンをみて、夕陽、富士山までみて、ほんとに、この日はスーパーデイだった。鎌倉駅前で飲んだ月見酒のおいしかったこと!

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大相撲秋場所の星取り予想はどうだったか

2015-09-28 11:12:01 | Weblog

さて、恒例の(笑)、ぼくの大相撲秋場所の星取り予想はどうだったか、ご報告させていただきます。

いつも、初日の相撲をみてからの予想なので、この段階では白鵬が初日黒星だったものの、休場するとは思わず、当然、有力な優勝候補の一人だった。優勝力士は、白鵬、鶴竜、照ノ富士、稀勢の里の四強から出ると考え、それぞれの対戦の勝敗を予想した。その結果、場所前も好調な稀勢が、今度こそ、13勝で初優勝、一差で白鵬と照が涙を飲み、鶴竜は11勝で及ばないとした。

ところが、連敗した白鵬が3日目から休場。これで、序盤好調の稀勢が俄然有利になると思ったが、ぼくが国技館に応援しに行った日に4連勝同志の栃煌山との対決に負けてしまった。しかし、その後、立ち直り、前半戦を連勝で乗り切り、全勝の照に一差で追走。ところが、後半戦に入り、隠岐の海と琴奨菊に連敗。ここで、三差となり、ほぼ優勝が消滅。ところが、どっこい生きていた、13日目に前日、栃煌山に敗れて1敗なった照に完勝し一差に迫った。照は怪我もし、14日目の鶴竜には分がいい。一気に初優勝の夢が広がった。奇跡の逆転優勝は90%いく!と思ったのだが・・・14日目に悪夢が待っていた。11日目に栃煌山に注文相撲で勝って、大ブーイングを受けているので、まさかひと場所に2回はしないだろう、と誰もが思ったのに、またやった!それも、前代未聞の、立ち合い不成立の変化と取り直しの変化と二回つづけてやった。新聞記事によると、はじめ右で失敗したので、二回目は左に飛んだとぬけぬけと。これは、どうしようもないわ。横綱失格だワな。

というわけで、稀勢の初優勝は、またするりと逃げて行ったが、14日目まで稀勢が優勝争いにからめたことは良かった。嘉風、勢の活躍も見事だった。遠藤も逸ノ城も勝ち越した。来場所の活躍を期待しよう。悔しさも残るけど、面白い秋場所だった。

さて、ぼくの星取り予想の評価です。優勝力士ははずしてしまいましたが、全般的には好調で(笑)、9勝5敗2分と勝ち越しました。詳細は下記をご覧下さい。

。。。。。。、

左が予想星取り/右が実際の星取り ±1までがぼくの〇、その他は●とします。途中休場は、引き分け△とします。

稀勢の里13勝2敗/11勝4敗●、白鵬12勝3敗/途中休場△、照ノ富士12勝3敗/12勝3敗〇、鶴竜11勝4敗/12勝3敗〇、豪栄道8勝7敗/7勝8敗〇、琴奨菊8勝7敗/11勝4敗●、妙義龍8勝7敗/8勝7敗〇、高安8勝7敗/途中休場△、栃煌山7勝8敗/8勝7敗〇、佐田の海7勝8敗/6勝9敗〇、隠岐の海6勝9敗/6勝9敗〇、碧山6勝9敗/7勝8敗〇、栃ノ心5勝10敗/10勝5敗●、嘉風5勝10敗/11勝4敗●、大砂嵐4勝11敗/8勝7敗●、佐田の富士3勝12敗/2勝13敗〇

ぼくの成績は、9勝5敗2分、勝ち越しましたが、二桁勝利ならずでした。

秋場所一の名勝負 〇稀勢の里●照ノ富士(13日目)

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金木犀の香り

2015-09-28 09:44:19 | Weblog

おはようございます。みなさんの街でも、今、どこを歩いても、金木犀の香りが漂っていると思います。今日は、ぼくが自慢する、大船一の金木犀をお届けしたいと思います。香りは無理ですので、ご近所の金木犀の花房をひとつつまんで、PCの横に置いて、以下の写真をご覧ください。

ぼくが自慢する、大船一の銘木とは、大長寺の金木犀。樹が大きいし、形もいいし、花つきもいい。もちろん香りも。さらに加えて、散り際がまたすばらしい。落ちた花がオレンジ色の大きな円をつくる。それは、もう少しあとの楽しみ!

大長寺の金木犀

どうです、すごいでしょ。

松と石を前景に。

自分のものじやないけど自慢したい。えへん、えへん。

白萩は咲くもよか散るもよかの九州弁

自慢したいことばかり!えっ!自慢は智慧の行きづまり とな  

 しょんぼり、朝散歩をつづけたら、同類に出会ってほっ!ぼけはじめた酔芙蓉 朝なのに一部ピンク色。昨日の花が、中秋の名月のお月見酒をまだ飲み続けているのかも。

さて、今晩のスーパームーンはどこでみようか。海辺がいいかな。

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中秋の名月 お月見は大船渡のお酒で

2015-09-27 22:09:58 | Weblog

今日は中秋の名月。朝のどんよりした曇り空を見上げ、今年も無理かなと思っていた。でも、大船と藤沢のお祭りから帰ってきて、東の空をみると、なんと、山の端の雲が一部、切れてきている。ひょっとしたらと、月の出の時刻である5時頃から、ときどき窓から覗いていた。

相撲をみながらだったので、一番、終わるごとに、チェックしていた。結びの一番、鶴竜と照ノ富士戦が始まる。予想した通り、観客から照ノ富士コールがおこる。みな、前日の横綱らしからぬ立ち合いを知っているから。ぼくも照に声援。応援が通じたのか、照が完勝した。大歓声の中、ぼくは窓に近寄る。そのときはまだ月はみえない。そして、優勝決定戦。今度は鶴竜が勝って、横綱昇進後、はじめての優勝を決める。そして、また窓に。なんと、そのときに、雲間からぽっかりと、大きな名月が現れていたのだ。

中秋の名月、現れる。

雲間から顔をみせる

で、月見で一杯をはじめる。 お酒は、大船to大船渡/岩手県復興支援産業まつりで買ってきた、大船渡のお酒、酔仙。

東北大震災が起こった2011年から地名が似ているという縁で復興支援の交流が始まった。毎年、大船のメタセコイア並木の大通りで、大船渡の物産店が並ぶ。今年も、多くの人がつめかけた。

お酒はこの売店で買った。

何といっても、一番人気は、目黒のさんま・・・ではなく、大船渡のさんま!整理券が配られ、午前中の分はもう売り切れ(無料)。秋刀魚はあきらめた。

大船渡のさんま

おいしい、おいしい

さて、お月さまは、雲に隠れたり、現れたり。大船渡のお酒をいただきながら、ときどき、ベランダに出てお月見を楽しんだ。

中秋の名月、今年は十分、楽しめました。明日はスーパームーン。大船のスーパーで買った、いつものお酒でお月見の予定。

。。。。

今日は、特別に、京都祇園祭の大船鉾にも出演してもらいましようか。同姓のよしみで。

写真は、2014年後祭りの巡行のときの
。今年は六本木ヒルズに来られていたので、来年は是非、大船to大船渡まつりにもにも来ていただきましょうか。




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明治有田/超絶の美

2015-09-27 10:25:40 | Weblog

そごう美術館で開催されている”明治有田/超絶の美”展。すごい、すごい、エネルギッシュで麗しい。たっぷり目の保養をさせていただきました。

江戸時代初期に日本初の磁器作りに成功した有田焼。来年、有田焼創業400年を迎える。その記念事業に先駆けての展覧会とのこと。ここでは明治時代の有田焼。初公開50点以上を含む約200点という豪華さ。

明治に入り、有田焼は政府により殖産興業製品として位置づけられて、トップクラスの職人が集合した。彼らは、明治政府作成の”温知図録”等をもとにして、革新的なデザイン、そして、色絵や金彩をふんだんに用いた華やかな、西洋人好みの品々を次々と制作した。

これらの作品は明治6年(1873)のウィーン万国博覧会をはじめ、フィラデルフィア万博(1876),パリ万博(1878)などに出展され、世界を驚かせ、各国から非常に高い評価を得た。実際、博覧会に出展されたものも、ここに展示されている。

人の背丈の1.5倍もあるような巨大な花瓶や径1メートルもある大皿、再現不可能と言われる細密描写の文様。そんな、明治の作品群をみていると、ふと、司馬遼太郎の”坂の上の雲”のはじめの文章が思い浮かんだ。”まことに小さな国が、開化期を迎えようとしている。「小さな」といえば,明治初年の日本ほど小さな国はなかったであろう。産業といえば農業しかなく,人材といえば三百年のあいだ読書階級であった旧士族しかなかった。明治維新によって日本人は初めて近代的な「国家」というものを持った。誰もが「国民」になった。不慣れながら「国民」になった日本人たちは,日本史上の最初の体験者として,その新鮮さに昂揚した。この痛々しいばかりの昂揚が分からなければ,この段階の歴史は分からない。そう、昂揚感が感じられるのである。

当展では明治期の有田をリードした香蘭社や精磁会社を中心に、万国博覧会への出品作品や皇族・華族が使用した洋食器、それらの元となった図案類などを展示し、明治有田の超絶の美を紹介します(ホームページより)
 
作品群
 
香蘭社・染付藤文洋食器(1910年頃) 立花家資料室
 
素晴らしい展覧会であった。

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徹子の部屋展

2015-09-27 09:19:56 | Weblog

おはようございます。今日は、大船と藤沢でお祭りがあるし、夕方には中秋の名月がのぼってくるし、是非、晴れてもらいたいと念願しているが、今のところ、どんよりとした空。

この二日、つづけて横浜で遊んでいた。はじめの日は雨だったので、屋内遊戯(笑)。東口のそごう美術館で明治の有田焼をみて、西口に廻ったら、横浜高島屋で徹子の部屋展をやっていた。どちらも、なかなか面白かった。そして昨日は、神奈川歴博で開催中の五姓田義松展をみて、街歩きもした。それぞれの展覧会を、順に紹介していこうと思う。

まずは徹子の部屋展。なんと、放送開始以来40年(1976年2月2日から)、10000回記念だそうだ。びっくり。まず、延べ1万人のゲストの名前が、出演順に書かれているコーナー。トップバッターは森繁久弥さん。別のコーナーでは、ビデオでの一口放映も。森繁さん、沢村貞子さん(浅草ではね、女はめそめそしない、ごはんの支度が遅れるでしょ、と言われて育ったのよ)、鶴田浩二(ぼくが50過ぎたって、母親にとっては、いつも小さな子供、母子関係には論理ではないんですよ)、三木のり平(喜劇役者は家では不機嫌なんでしょ、と聞かれて、そんなことはないよ、ただ普通にしてるだけだよ)、森光子、山田五十鈴とか懐かしい顔も。

インタビュー用のメモ用紙も公開されている。随分、詳しく調査されている。そして、”徹子の部屋”コンサートで着用したステージ衣装の展示や、楽屋の再現も。

キャッチコピーが”40年分の解けない魔法をご覧ください”。27日(日)、今日までです。お近くの方は駆け付けてください。面白い写真も撮れますよ。

玉ねぎ頭の写真が撮れる、魔法の鏡。


徹子さんの写真と思いきや

何と、40年間に撮った10000枚の徹子さんのピースから出来上がっています。

ステージ衣装

楽屋再現。メモ用紙も。


82歳になられた徹子さんがんばって!


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