小田急の鵠沼海岸駅から海岸に向かう途中、夕日にはまだ早いので、鵠沼郷土資料展示室に寄った。”鵠沼海岸は海水浴場からはじまった”というテーマの展示が行われていた。壁に貼られた膨大な資料を見始めたら、ボランティアらしき小父さんが近寄ってきて、いろいろ説明をしてくださり、助かった。
要約すると、明治半ばの鉄道開通以来、温和な気候が好まれ、江戸時代の砲術訓練所の跡地は日本初の別荘地として開発された。それに伴い、明治19年に鵠沼海水浴場が開設されたとのこと。当時は”潮湯治”と呼ばれ、病気の治療や療養が目的とされたようだ。その後、(いろいろ飛ばして)、近年、若者のビーチとして賑わう。ここは、サーファーの発祥地でもあり、第1回ビーチバレージャパンもここで開催された。ビーチラグビー、ビーチテニスもここから始まった。東京五輪のサーフィン女子で銅メタルをとった都筑有夢路選手は鵠沼海岸出身である。ビーチスポーツのメッカなのである。
そして、鵠沼海岸に到着。
さすが、ビーチバレーの発祥地。江の島を背景にコートが何組も。
そして海にはサーファーたちがいっぱい。コロナ明けで、待ってました!
夕日がそろそろ沈もうとしていた。
茅ヶ崎のシンボル、烏帽子岩が見えますか。加山雄三も烏帽子岩を見て育った。
烏帽子岩
富士山は?夕日からずっと離れて、右端に。まだこの時点でははきっりしない。
コロナ明けでウォーキンググループが活動開始!
平和の塔
夕日が沈み、富士山がぽっかりと姿を現した。
江の島
サーファーたちもそろそろ引き上げる。
これから、海へ向かう人も。有夢路さんかな。
華やかではなかったが、しっとりとした、なかなかいい夕景だった。
帰ろうとすると、突然、一番星が現れた。またしばらく見入ってしまった。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!