気ままに

大船での気ままな生活日誌

人間国宝展

2014-02-28 08:37:55 | Weblog

20年ほど前のことになるが、佐賀に住む大学の先輩が、友人である人間国宝作家のつくった茶碗やお皿で毎日、食事をしているとうれしそうに語っていた。ずいぶん贅沢なこととうらやましく思ったものだ。ひるがえって自分のことを考えると、身の回りには人間国宝の方の作品はないし、作品展だって、そう多くは観ていない。それが、今回、日本伝統工芸展60回記念として、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形などの工芸家、104名による”人間国宝展”が開催されているという。是非、観に行かねばと思っていた。

それでも、大倉コレクション展、黒田辰秋展と、ここたてつづけに工芸品展を観ている。残すところあと一日という日に入ったので、大変な人出。もっと早く行っとけばとちょっと後悔する。観客も多いけど、出品数も半端じゃない、150点もある。全部が人間国宝作というわけではなく、比較のために、国宝や重文の古美術の名品も並列して展示されているセクションもある。もう、2月23日に閉幕してしまったが、何とか記録に残しておこうと書き始めている。

さすが、人間国宝と、感心する作品ばかりだが、その中のいくつかを紹介することで、感想文にかえたいと思う。図録を買っていないので、写真のないものもある。

第一章 「古典への畏敬と挑戦」

加藤卓男 三彩花器”爽容” 玄関口に重文の奈良三彩壺と並べられていた作品。緑、褐、白の三彩が古くて新しい。(写真なし)

増田三男 金彩銀壺 「山背」
 
 

隅谷正峯 太刀 銘 傘笠正峯作之。国宝の刀/金象嵌銘 城和泉守所持 正宗磨上本阿(花押)に並んで、たくさんの太刀があったが、一番、切れ味が良さそうだったノデ(笑)。

上野為二 縮緬地友禅訪問着「歓喜」 鶏が着物から飛び出してきそうな。

磯井如真 蒟醤龍鳳凰文八角香盆 凸版印刷にヒントを得たという点彫り。龍と鳳凰の文様。

芹沢介 小川紙漉村文着物 民芸、沖縄の紅型から学ぶ。

第二章 「現代を生きる工芸を目指して」

今泉今右衛門 色絵吹重ね草花文鉢

松田権六 赤とんぼ蒔絵箱
 

平田郷陽 抱擁 平田の娘さんとお孫さんがモデル。幸せそうなお母さん。

市橋とし子 桐塑紙貼「風の音」 若い娘さんの浴衣姿の人形

江里佐代子 截金彩色飾筥「花風有韻」 

第三章 「広がる伝統の可能性」

鹿児島壽蔵 志賀島幻想箕立事

黒田辰秋 朱漆捩紐文火鉢 そごう美術館で黒田辰秋展をみたばかり。捩紐の大胆な文様の火鉢。

徳田八十吉(三代)耀彩壺「恒河」 

佐々木象堂 蠟型鋳銅置物「三禽」

松井康成 練上嘯裂茜手大壺「深山紅」 嘯裂とは表面の亀裂のこと。紅色やピンク色がにじみ出る。
  

生野祥雲齋 竹華器「怒濤」 これが一番のお気に入りかもしれない。どこからみてもうつくしい。照明の影までうつくしい。写真に撮りたかった。
 

”特集陳列 人間国宝の現在”が1Fで。ここは撮影可能。

すばらしい工芸作品の数々に堪能した。作家の名前も覚えたので、今後、工芸品展をみる楽しみが増えた。

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逃げる二月を追いかけて 早春の北鎌倉

2014-02-27 21:19:35 | Weblog

一月は行く、二月は逃げる、三月は去る、といわれるが、ほんとに、二月は逃げていく。もう、あと一日。逃げる二月を追いかけて、追いかけて♪ 早春の北鎌倉へ。

先ずは、北鎌倉の古民家ミュージアム。ここで、おひなさまと吊るし飾り展。

館内、吊るし雛飾りでいっぱい。その間を縫うように、一階、二階を通して、日本最古のひな人形を皮切りに、江戸時代のおひなさまや御所人形、様々なひな道具が展示されている。撮影OKなら、詳しく紹介できるのに残念無念。仕方がないから、ポスターからの切り貼りで、雰囲気だけでもどうぞ。

享保雛

古今雛

紫宸殿飾り

次郎左衛門立雛

吊るし飾り 100点も。

 

 そして、お隣りの円覚寺。逃げる二月を静かに見守っていました。

黄梅院のまんさく

真民さんの詩

なるほど。

 



 

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大事な腕時計が帰ってきた 玉縄桜も開花

2014-02-27 09:35:03 | Weblog

226の日はうれしい日であった。何故なら、ぼくの大事な腕時計が姿を消してから、2週間もたって、突然、帰ってきたのだから。行方不明になることは時々あるが、たいてい数か所、探せば出てくる。洗面所の棚とか、ぼくの机の上の展覧会ちらしの山の中とか、たたんだ蒲団の中とか。それが、今回は、ありとあらゆる場所を探したのに出て来ない。たぶん出歩いているときにぽろりと皮のベルトがはずれて(いつかそういうときがあった)、落ちたのに気付かなかったのだろう、と結論づけた。それでも、まだあきらめきれず、この2週間、たまたま、紛失した日に送られてきた景品の腕時計を代用して、様子をみていた。

この代用品の時計というのが、とんでもない代物で、文字盤の中心にどんと飛行機の模様があって、まるでそれが長針短針のようにみえる。一方、本物の針は、細くて、傾けたりして、ようやく、時間が確かめられるというもの。これは、時計じゃない!飾りもんだと!と何度、ハラをたてたことか(汗)。

ぼくら世代にとっては涙が出るほど懐かしい、城達也の語りと名曲のジェットストリーム。”午前0時の夜間飛行をもう一度”の宣伝文句に誘われて、ワイフがそのCD7巻を一括購入したのデス。そして、その景品がこの時計というわけ。その深夜放送はJAL提供だったから、飛行機の模様がつくのは仕方がなかっぺ。それにしても、もう少し実用的な面も考えてほしかったノダ。

もう、このジェットストリーム時計にも我慢の限界がきたし、今日こそ新しい時計を買おうと思っていた。そして、めったにないマンションの1日断水が始まる9時に出掛けようと、何とはなしに、いつもと違うズボンを穿いた。そして、ポケットの入れ替えをして、はっ!!!はっ!!!右ポケットに腕時計が!!! そうか、2週間はいていなかったズボン。よくぞ、新しい時計を買う前に出てくれたぞなもし。

やっぱり、お前とは縁がある、もう死ぬまで一緒だ。棺桶にも入ってもらう!!。 そして、ジェットストリーム時計さん、ありがとう、お前がいたから2週間、新しい時計を買わずに済んだンダ。

とってもうれしい日になった。そして、その日、大船フラワーセンターの玉縄桜も咲きはじめてくれて、ぼくの喜びをトリプルアクセルにしてくれたのだ。

玉縄桜開花

花桃と残雪

しなまんさく満開

和紙ちぎり絵

。。。。。

ジェットストリーム時計

ミスター・ロンリー/城達也

遠い地平線が消えて
深々とした夜の闇に心を休める時
遥か雲海の上を、音もなく流れ去る気流は
たゆみない宇宙の営みを告げています。
満天の星をいただく、果てしない光の海を
ゆたかに流れ行く風に心を開けば
きらめく星座の物語も聞こえてくる
夜の静寂の何と饒舌なことでしょうか。
光と影の境に消えて行った
遥かな地平線も、瞼に浮かんでまいります

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2・26 フラワーセンターの梅園へ 

2014-02-26 20:58:03 | Weblog

今日は2.26事件のあった日。事件というほどのことでもないが、この日は、わがマンションでもめったにない一日断水の日。午前9時から午後5時まで水道が使えない。こんな日は一日、外と、ワイフと出掛ける。幸い、春のような陽気。午前中は大船フラワーセンター。午後は茅ヶ崎の梅園を楽しみ、そのあと辻堂で映画鑑賞。そして夕方は大船で中華料理。こうして帰宅したら、何にもなかったように、蛇口から水も出て、ほっ。

大船フラワーセンターの梅園はすっかり見頃になっていましたよ。

そして茅ヶ崎の松籟庵の梅園も見頃に。

松籟庵の前の邸宅が売られてマンションになるらしい。松だけでも残ってほしい。

こういう映画を。 レオナルド・ディカプリオ主演の実在の株式ブローカーの伝記・コメディー、”ウルフ・オブ・ウォールストリート”。 18禁とは知らずに入ったが、おどろくほどのシーンはなかったデス(爆)。

 

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三浦海岸の河津桜 見頃へ

2014-02-26 08:49:23 | Weblog

先日、サントリーホールの音楽会で隣りに座った高校時代の同級の男と三浦海岸の河津桜のことを話していた。近い内に、自分たちのウオーキンググループがそこを訪ねるいう。そのこともあって、妻が退院して、自由になったので、早速、そこに出掛けてみることにした。大船からは割と便利で、JR横須賀線で久里浜まで行き、ちょっと歩いて、京急久里浜から乗り換え、10分も乗ると、京急三浦海岸だ。

駅前には十数本の河津桜が植わっているが、なんと、その桜がもう見た目は満開という風情なのだ。よくみると蕾もあるけど、ここまで進んでいるとは!やった!という感じ。駅前広場には露店も出ているし、それに結構な人出だった。

そして、京急の線路沿いの道を歩く。途中から、桜並木が始まり、菜の花もはじめの方はまだ咲いていなかったが、日当たりのよくなる途中から黄色い花をいっぱいつけていた。ピンクの河津桜と菜の花は、本当にお似合いのカップル。地元の河津も、小田急の松田の河津桜もみな、菜の花とコラボにさせている。この線路沿いの桜並木が長くつづく。こちらのは、駅前のに比べると咲が遅く、三、四分咲きかというところ。それでもピンクが強いから、この程度でも見頃といっていい。

そして小松ヶ池公園へ。

小松ヶ池。池の畔に桜並木が。水面に映る桜もきれい。

池の畔でみな弁当を食べている。

ぼくも畔りでしばらく佇んでいた。そ、そのときである。〇〇くんの声。それが何度もつづく。よくある姓だし、こんな場所で知り合いがいるはずもない、と知らんぷりしていたら、なななんと、自分ことだった。えっ!あいつがいるではないか。冒頭で述べた男!!!まさか、同じ日の同じ時間にここで会うとは。ビックリ仰天とはこのこと。こういうことは、めったにないこと(ぼくはよく遊びまわっているので、この10年で3度ほどあるが)。グループで来ているので、10分ほど話して、別れる。松田の河津桜を薦めておいたので、又、そこで会うかもしれない。これだから人生は面白い。

農家のお店も出ている。この辺は三浦大根の産地。1本100円だって。帰って、ワイフに言ったら、半値だねと言っていた。河津桜のようにきれいな大根だった。

三浦海岸まで足を延ばした。子供の頃の海水浴場といえばここだったっけ。白い砂浜がとてもきれいだった。

駅までの帰り道でお馬さんにもあった。気分爽快な早春の一日だった。

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この5日間はなかなかの忙しい日々だった

2014-02-25 08:45:00 | Weblog

この五日間は、なかなかの忙しい日々だった。えっ?サンデー毎日の人が何故?という人もいるかもしれないが、忙しかったんです!そのわけはネ、おっ家内が鬼のかく乱で入院したんです!

でもね、本当のこと言うと、たいしたことではありません。ぼくだったら、その程度のことなら、手術はしないし、だから入院もしない。だって、胆嚢に石がいっぱい詰まっているだけだもの。痛くもないし、かゆくもない。これだけ詰まっていると、激痛の伴う、胆管への石の流入の可能性も少ない、ただ胆嚢の癌の検出が困難になるだけのこと。人間ドックの先生から、この際、手術も簡単だしと、胆嚢摘出を薦められ、こうなったわけ。

ぼくも先生から説明を聞いたが、へえ、そうなんだとびっくりするほど、安全、安心。おへその近くに穴を開け、そこから腹腔内にカメラを入れて、胆嚢に焦点を合せ、テレビ画面に映し出す。一方、胆嚢近くのお腹に3か所、小さな穴を開け、鋏とかピンセットのような手術用具を入れ、画面を観ながら、摘出手術して、おへその横から取り出すというもの。切開もしないから、穴封じだけで、術後数日の入院でOKという。そんなら、いけいけとぼくも同意。

でもねったらでもね。そうは言っても、いい年だしね、もしかしたら全身麻酔のとき、おかしくなりはしないかとか、万が一、癌がみつかって、切開ということもありうる。それに、(医療訴訟のこともあるからだろうか)、先生は最悪のことも想定して説明なさるので、ひょっとしたらなんて思ってしまう。

こうして、忙しい5日間が始まったのだが、入院した日の真夜中は、真央がSPで16位に沈んだ日だったからほとんど眠っていない。早朝、都内の病院まで駆け付け、手術を見守る。予定通り、一時間半の手術を終え、先生からうまくいきましたと、摘出した胆嚢と詰まっていた石ころをみせていただいた(これは記念に頂きました)。これで一安心、ほっ。

その晩は、大船に戻ってから、手術成功祝で、ツバメで、ハムとマトンとビールと赤ワインで乾杯。そして、真夜中は、真央ちゃんの伝説となったフリーの演技を生でしっかりみて、就寝。翌日も朝早く、病院へ向かう。吐き気もなくなり、元気が出てきていたが、点滴装置ははずせない。でも回復に向かっているのは明らかだ。これで、ふた安心、ほっ。ほっ。

その晩は、我が家で、お刺身とお惣菜で回復祝い酒(汗)。夜は久しぶりに五輪は関係なく、ぐっすり眠れる。翌日は午後から見舞い。もう普通食に入っていた。その晩は普通食祝いで乾杯。そして翌日は、友人が出たサントリーホールの音楽会を楽しんで、その足で病院へ。もうすっかり元気になっていた。ぼくは、丸ビルの寿司屋さんで、早々、快気祝い。そして、今日(2・24)、無事、退院というわけ。

と、いうわけで、この五日間は、なかなかの忙しい日々だったのです。でもその間、いいこともありました。毎日、東京へ行っていたおかげで、美術展3本、音楽会1本をこなし、こちらもなかなかの成果でごわした。

・・・・・

今日(2.25)から普通の生活に。

朝散歩の風景。

大長寺の梅

砂押川のミツマタ

柏尾川の漣

さあ、サンデー毎日に戻った。早速、行動開始!今日は、河津桜だ!

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支倉常長像と南蛮美術

2014-02-24 16:05:18 | Weblog

”支倉常長像と南蛮美術”展。トーハク本館の第7室が会場で、展示品は支倉常長像と南蛮美術2点、計3点だけの、山椒は小粒でもぴりりと辛いというような展覧会だった。

まず、アルキータ・リッチ作の”支倉常長像”。大きさにびっくり。196x146の大画面。それも、椅子に座ってというのではなく、立ち姿で描かれている。だからほぼ等身大の姿を目の当たりにできる。400年前、慶長遣欧使節団の代表として、初めてヨーロッパに渡った武士、歴史的な人物と実際、向き合っているような感じ。実物大の肖像画というと、めったにみられませんね。トーハクでのクリーブランド美術館展でみた、熊本藩お抱え力士”大空武左衛門像 (渡辺崋山)”を思い出すくらいですかね。

ローマ教皇パウロ5世に謁見するためローマを訪れたときの姿で、ローマでの支倉の世話役でもあったボルゲーゼ枢機卿が描かせたものだそうだ。展示室でりっぱなリーフレットがもらえ、それに詳しい解説が載っている。なるほどとうなずく。たとえば、以下のごとくです。

このとき支倉は45歳だったが、髪の生え際には白髪がみえる(笑)。口はやや開き気味なのは、画家の前でポーズをとらされ、はにかんでいるせいか。背後の窓から、海を渡る支倉らの船が聖霊たちに祝福されている様子が見える。黒い犬のつぶらな瞳にも注目、西洋絵画では、犬は忠誠、忠義を表しますとのこと。装束の絵柄にも注目。鹿とススキ。ローマ入りは秋だったので、それに合わせたのではないかと。左上のカーテンには支倉家の紋章、”逆卍に違い矢”が描かれている。

加えて、 重文・”南蛮人渡来図屏風”(安土桃山時代・16世紀、個人蔵 ) これは日本の絵師によるもの。信長伝来のものではないかという説も。


そして、重文”世界及日本図屏風のうち 世界図屏風”(安土桃山~江戸時代・16-17世紀 個人蔵)。地図内の朱線は支倉常長の航路と一致するそうだ。

1613年10月、宮城県石巻の月浦を出港。太平洋を渡り、メキシコを経て、大西洋を進み、約1年後、スペインのマドリッドに到着する。ここでスペイン国王フェリベ三世に謁見。さらに、ローマで教皇にも謁見。約3年間ヨーロッパに滞在。帰路はメキシコ、フィリッピン、長崎を経由し、伊達正宗の待つ仙台へ。元和6年(1620)9月のことだった。

すばらしき伊達男だった、支倉常長。

 

 


 

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2月23日は富士山の日

2014-02-23 21:25:07 | Weblog

2月23日は富士山の日というから、富士山好きなぼくとしては、何か富士山関連の記事を書いておかねばと、思った。でも、今日は富士山の写真を撮っていないし、出掛けた先は、友人が演奏する、サントリーホールで富士山には縁がない。指揮者の小林研一郎やヴァイオリンの大谷康子にしてもそうだし、演奏曲目のブルックのヴァイオリン協奏曲第一番ト長調もマーラーの交響曲第5番嬰ハ短調だって、新聞屋さんのように、どう屁理屈をこねても富士山に関連させることはできない。

でもね、富士山といえば雪。残雪のサントリーホールの景色を撮ることもできたのも”富士山の日”のおかげ。で、一応、この写真を出しておくことにした。

でも、これだけでは、とても、満足できないので、この冬一番の富士山の写真を挙げておこうと思います。一月末の二宮の吾妻山からみた菜の花の富士山です。

おめでとうございます、富士山の日。この日が誕生日の方、うらやましい。もう一度、おめでとうございます。

 

 

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早春の上野公園にニニニニニ

2014-02-23 09:36:11 | Weblog

2月22日、早春の上野公園にニニニニニと含み笑いをした。だって、カンザクラがこんなにも見事に咲いていたんだもの。

そこはどこ?池の近く、都美側の方。寛永寺根本中堂跡地碑のそばです。

もうひとつ、これもカンザクラだと思うけど、桜並木の動物園口の近く。小松宮親王の銅像の前。この方は鳥羽伏見とか戊申戦争の官軍側の親分だった人。この前、三島に行ったとき、楽寿園に寄ったが、そこは小松宮彰仁親王が明治23年に別邸として造営されたものだということを知った。

トーハクで人間国宝展と支倉常長像と南蛮美術展をみて、外に出たら、ちょうど夕陽が沈むころで、またニニニニニとしたのでアッタ。


そうそう森鴎外も背中に夕陽を受けてニニニニニとしてたでごわす。

蔦の細道も山楽もみてニニニニニ

今朝は真央ちゃんをみてニニニニニプラス一


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館蔵品展 大倉コレクションの精華 III

2014-02-22 10:44:32 | Weblog

近くまで来たので、大倉集古館に寄ってみた。大倉コレクション展の第三弾として”工芸品物語/美と技が語るもの”のテーマ展示が行われていた。お蔵の中の美術品をみせてもらっているような、ここの雰囲気が好き。この日もお客さんは、ぼくを含めても三人ほど。ゆっくり、気ままに眺め、いい時間を過ごした。

重要文化財もいくつかあって、後期展では尾形形乾山作・尾形光琳画の”銹絵寿老図六角皿”が展示されている。内面見込みには巻子を読む寿老の姿が描かれている。兄弟コラボの多くは四角皿で六角皿は珍しいという。へえ、そうなんだと、しみじみとみき。

能装束が多く、目立ったが、これは、備前池田家伝来のものとのこと。トーハク常設展でもよく観ているが、花木などの模様がいろいろで楽しいし、色も鮮やか。そして、能面も。蒔絵の硯箱、香合等の品々、自在置物では蟷螂も登場。刀剣、そして、鍋島焼大川内窯の染付三方唐花文皿等の陶磁器。

田中親美(1875-1975)による平家納経/経箱・経巻の復元品も素晴らしかった。二年前のえど博・平清盛展での展示を思い出す。田中は古絵巻・古筆の専門家で、模写の達人でもある。源氏物語絵巻、紫式部日記絵詞の摸本複製も成し遂げている。

さまざまな展示物


 

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