気ままに

大船での気ままな生活日誌

京都の紅葉めぐり(3)二尊院、祇王寺

2015-11-22 17:49:54 | Weblog

11月20日(金)

落柿舎に寄って、去来の小さき墓に参って、歩みを進めると、すぐ、二尊院のりっぱな総門が待っている。ここも去年、訪ねている。本尊が釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀るので、その名がある。総門をくぐり、本堂までの長い、ゆるやかな石段を”紅葉の馬場”という。その名の通り、素晴らしい紅葉の並木道だ。

突き当りの白壁を左に折れる。

その道も紅葉の道。

白壁に映える紅葉。

そして、唐門に入る。この唐門の内側には”小倉山”の扁額が架かっている。


本堂は修繕中で見学ができない。そのお詫びとして、二尊の絵葉書がいただける。青いシートに覆われた本堂の写真の代わりに、二尊さまを。

境内の紅葉は見頃になっている。銀杏も黄金色に輝いている。


二尊院の紅葉を十分、楽しんだあと、そして、祇王寺を訪れる。平家物語にも登場する尼寺。清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が、清盛の心変わりで都を追われ、母と妹と共に出家し、ここに入った。悲恋の尼寺らしく、紅葉も密やかに染まっていた。

境内に清盛と、祇王と、母・刀自、妹・祇女の供養塔がある。

平家物語の世界に浸る人々。

淡い紅葉の祇王寺を堪能して、次の訪問先、宝筐院(ほうきょういん)方面へ向かった。(つづく)

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京都の紅葉めぐり(2)常寂光寺

2015-11-22 13:55:44 | Weblog

11月20日(金)

天龍寺出口の竹林をくぐって、常寂光寺へ。嵯峨に時雨亭(定家の小倉山山荘)跡地候補が三か所(常寂光寺、二尊院、厭離庵)あるが、同寺のパンフによると、常寂光寺の仁王門北、すなわち二尊院南にあり。厭離庵は定家の子、為家の山荘なり、と。なお、吉永小百合主演の”時雨の記”では、ここを時雨亭跡として撮影している。

ここでは、多少の緑を混えた、素晴らしい紅葉をみることができた。

仁王門へ向かう。




多宝塔

鐘楼

 

満足して、外に出る。落柿舎の柿をみて、その近くの、凡そ天下に去来程の小さき墓に参り、二尊院へ向かう。(つづく)

落柿舎

去来の小さな墓。虚子が詠んだ句。凡そ天下に去来程の小さき墓に参りけり

去来の墓にも紅葉が。

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京都の紅葉めぐり (1) 嵐山、宝厳院、天龍寺

2015-11-22 11:29:39 | Weblog

おはようございます。一泊二日の、京都の紅葉めぐりの旅から帰ってきました。お天気情報と紅葉情報をみて、二日前にホテルを予約するという、いつも方式。おかげさまで、好天に恵まれ、紅葉もまずまず、大満足して帰ってきました。では、順を追って、京都の紅葉巡りをご一緒にいかがですか。

11月20日(金)

小田原からひかりに乗り、午前10時頃には京都駅。やっと見つけたコインロッカーに手荷物を預け、すばやく(笑)、地下鉄と嵐電で嵐山へ。今日の紅葉巡りは嵯峨野と決めていた。

まず、嵐山を仰ぐことのできる渡月橋へ。紅葉はさほどでもなかったが、ここからの風景は、はるか昔の修学旅行以来、好きな場所。

舞妓はんが入ると、さらにいい景色。

桂川沿いを歩いて、宝厳院(ほうごんいん)に向かう。途中の料亭の紅葉がきれいになっていて、一安心。

その先を、右に折れて、少し進むと、天龍寺塔頭の宝厳院。ここは、ぼくのお気に入りの”もみじ寺”で、とても楽しみにしていた。ところが、境内に入ると、去年の、あの、はっとした、華やかさが感じられない。青葉のがあるかと思うと、紅葉にならず散っているものもある。一斉に紅くなっていないのだ。それでも、いいものも半分くらいはあって、まずまず楽しめた。昨晩、ある経済番組でここが使われていたが、部屋のガラス戸の向こうは、青もみじだった。”京都の紅葉生中継”というタイトルだったので、(それはまずいと)、そのあと、外に出て、ライトアップされた紅葉も映していた。

まず、その周辺の紅葉から。青もみじが目立つ。

獅子岩の近く。

その横の紅葉は見事だった。

出口からの塀沿いの道も見所なのだが、今年はもうひとつ。

ここからみる境内の紅葉と嵐山はなかなか良かった。


ちょっと、もの足らなかったでしょうか。去年の華やかな宝厳院をご覧になりたい方はこちらへどうぞ。

そして、天龍寺庭園へ。ここも沢山の観光客が。中国語が飛び交うのにはびっくり。去年はそれほど感じなかったが。庭園内の紅葉は、十分、見頃になっていた。



そして、この竹林を抜け、次の目的地、常寂光寺へ向かった。(つづく)

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