気ままに

大船での気ままな生活日誌

豪華客船と夕陽 江の島

2012-10-31 21:31:12 | Weblog
夕方、ふらりと出掛けた江の島。

自分史上初、豪華客船が江の島沖に。ここで錨を下して、お客を小舟で江の島へ運んだに違いない。


おまけに真っ赤な夕陽が。なななんとゆう幸運。


夕陽は、たちまち落ちていった。


夕空晴れて、秋風吹き、豪華客船はゆうゆうと海上に。飛鳥IIだろうか。でも微かに小さいようだ、カスかIIだろう。


ヨットハーバーまで行ってみた。


おどろいたことに、知らぬ間にキャットハーバーが、その近くに出来ていた

大統領はおまえか、不法占拠ではないのか。


すっかり日が落ちて、橋を渡り、振り返ると、豪華客船はきらきらと輝いていた。美人船の訪問に、江の島の展望塔もウインクをおくっていた。




とっても得した、めったにない1日だった。





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大塚国際美術館つづき

2012-10-31 14:25:49 | Weblog

ぼくら夫婦は、ふたりが元気なうちにと、ここ一、二年、海外の美術館巡りをしている。一昨年は、ベネルックス3国とロンドンの2回、そして今年は春に巴里に行って、名画をたくさん観てきた。そんな名画たちと、まるで再会したような気持ちにさせてくれたのが大塚国際美術館。とても楽しかった。ただ、ルーブルなどでもそうだけど、展示室が細かく仕切られているので、迷路のようで、なかなかお目当ての作品に辿りつけないこともあった。1000点余りの作品が、4つの階にわたって展示してあるのだからしょうがないかなとも思う。

主要展示は、一応、(時代別に)古代、中世、ルネサンス、バロック、近代、現代の六つのに仕分けられている。それぞれの時代の有名な画家には、たとえば、レオナルドの部屋とかフェルメールの部屋などがある。これらを全部、紹介するわけにはいかないから、ここでは独断と偏見で、順不同に気ままに紹介したい。

まず、巴里のオランジュリー美術館のモネの”大睡蓮”。あちらでは円形温室のような展示室に巨大なモネの睡蓮が囲んでいたが、こちらは、屋外。陶板絵画なので、雨も平気、かんかん照りもOKというわけ。だから、その日の天気に応じた、自然光のもとでの睡蓮を鑑賞できる。これこそ、まさにモネが望んでいたことではなかっただろうか。一回りで、春夏秋冬、一つの絵に朝昼夕と、時の移ろいが描かれている。モネ最晩年の作で、白内障になりほとんど見えない状態で描いていたそうだ。




ベルギー、アントワープの聖母大聖堂の聖壇画。ルーベンスの”キリストの昇架”、”フランダースの犬”で有名な絵だ。

現地の聖母大聖堂で撮った”キリストの昇架”。ほとんど見分けがつかない(笑)


これは、ルーベンスの部屋にあるが、その他の作品もバロックではじける(笑)


レンブラントの部屋から。 アムステルダムで観た名作、”夜警”。


アングルの部屋。オルセーで観た”泉”など。


マネ。 笛を吹く少年、フォリー・ベルジェールのバー、草上の昼食など名作ずらり



ルノワール、 お馴染みの絵


セザンヌ、 これも


ゴッホ 

旅行で観た絵が並んでいた。タンギー爺さんは、パリのロダン美術館で。オーヴェルの教会はオルセーで。モデルの教会もみた。


ゴーギャン 


ミレーとミレー



和辻哲郎の評価が低かった絵ふたつ(笑)。でも,ボッティチェッリの”春”は修復前のを観ていたから、今のを見れば評価が変わったかも。

レオナルドの受胎告知


フェルメールの部屋。5点ほど。上野を沸かした、青いターバンの少女も。


ワイフが好きな絵。 ホッペマ ”ミッデルハルニスの道”。ロンドンナショナルギャラリーで見付けたときの喜びようったら


僕の好きな絵。ラファエル・コラン ”フロレアル”コランは黒田清輝、岡田三郎助のお師匠さん。


まだまだ、たくさんの写真を撮っていますが、この辺で、大塚国際美術館の記録はおわりにしたいと思います。
とてもすばらしい、世界名画散歩でした。もう一度、ゆっくり訪ねてみたいと思っています。

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上野で三展セット

2012-10-30 22:15:07 | Weblog
今日は上野で三展セット。
一つ目は、都美のメトロポリタン美術館展。
二つ目は、トーハクの中国の王朝の至宝展。
三つ目小僧は、トーハクの出雲/聖地の至宝展。

都美の一つ目小僧


トーハク


もうひとつおまけに、トーハクの常設展。大正元年帝室技芸員からの寄贈品から

御舟 京の舞妓


黒田清輝 瓶花


白狐 下村観山


野猪 石川光明


おまけがもうひとつ、上野公園大道芸


三展セットともなると、帰りは夕方。野口英世像。


帰宅すると満月がこうこうと輝いていた。


何はなくとも秋の月
でも、今日は三展セットつきの、おいしい秋の月だった。


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原良助/絵画への小道

2012-10-30 08:16:58 | Weblog
茅ヶ崎美術館では、よく地元、湘南地区を足場に活躍している画家の個展が開催される。今回もそうで、原良助は、1975年平塚生まれで、現在、茅ヶ崎に住んでいる。

展示室に入ると、あれ、なんだか森に入ったみたい、と感じた。たしかに正面の壁には、うすい緑色に染まった大きな絵が掛けてある。よく見ると、森の、大木の伏す幹の上を少女が三人(と思ったが、同じ人が動いた残像のようだった)が歩いている。そんな森の大きな絵がほかの壁にもあって、その絵と絵の間には、夜空に満月が動いている絵が(三つの残像の月が)あっちとこっちと。そして、左を向くと、小さな四角な絵がタイルのようにたくさん貼られている。空のようだなと、思ったらそうだった。作者が一日、空を眺め、変わってゆくその姿の印象を、一枚一枚、描いたそうだ。青い空もあれば、うすい雲がかかったような白い空、夕焼けの色だろうか、カラフルな空もある。

一枚一枚の絵を見て下さい、というより、作品が並べられた展示室全体を見てね、と言ってるみたい。だから、ぼくが、はじめに感じた”森に入ったみたい”は作者の思うつぼだったのかもしれない。ぼくは森の中で木々の合間から刻々と変わる空の色をみて、やがて夜が来て、月がのぼってきて、ずっと夜の空をみている。そして、ぼくは昼も夜も木々の肌に触れ、木々の匂いを嗅ぎ、天と地の間に身をまかす。そんないい気持ちにさせてくれる空間だった。

空間そのものが芸術。そうだ、先日行ってきた、瀬戸内海の直島の 安藤忠雄の設計の地中美術館がそういうコンセプトだったっけ。





ふと思い出した、先日、行った三四郎の池。





さあ、今日は上野ハイカイだ。
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”秋爛漫” フラワーセンター

2012-10-29 19:38:24 | Weblog
秋爛漫という言葉はないと思うけど、つい、春爛漫に対抗して使いたくなってしまう。大船フラワーセンターは、今、秋薔薇が咲き乱れ、第50回神奈川県菊花大会が開催され、秋桜はじめ秋の花々も咲きそろい、まさに”秋爛漫”。では怒涛の写真攻勢。

秋薔薇




ひばりさんが愛した薔薇はどれでしょうか。葬儀にも飾られたそうです。(正解は末尾にあります)




秋桜

葉鶏頭


蕎麦の花


ジニア (シニアではありません)


台湾つばき


ダリア


百恵ちゃんが愛したダリアはどれでしょう。正解は末尾にあります。

・・・・・

どうだ、参ったか。秋爛漫といっても、文句ないだろう

どれが一番よかった? 
知らんぷりする人は花嫌いな人。これならどうかな。キジュの実。これを食べれば、少なくとも喜寿までは生きられます。


花より団子の人はここに来てください。

・・・・・
解答です。ひばりさんの愛した薔薇は、マダムビオーレです。


百恵ちゃんはダリアは嫌いです。 秋桜が大好きです。



淡紅の秋桜が秋の日の
何気ない陽溜まりに揺れている
此頃 涙脆くなった母が
庭先でひとつ咳をする


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ハロウィーンのカボチャ 弥生さまのカボチャ

2012-10-29 08:51:38 | Weblog
旅行から帰った翌日は、遠出は控え、近くのフラワーセンターへ。
おっ、ハロウィーンの飾り。そうか、もうハロウィーンだ。




ハロウィーンといえばカボチャでやんす。カボチャがいっぱい。人間と同じで十人十色だな。でもカボチャの方がりっぱにみえるよ。


カボチャが積まれたトラクターを運転する子供。


お化けカボチャも転げ廻って喜んでいたフラワーセンター。菊まつりも始まり、秋バラは見頃だった。


・・・

お化けカボチャをみて、ふと思い出した、草間弥生さま。ぼくが旅行に行く先々で必ず現れる弥生さま。今回もぬっと現れ、ぼくをうろたえさせた。ぼくがこんなに嫌がっているのに、ストーカーのようについてくるノダ。今度も、瀬戸内海のアートの島、直島で待ち受けていた。やややや、いやいや、やよいさまと突拍子もない声を上げてしまう。

地中美術館の近くのビーチには黄色いカボチャが出現した。

いやいや近づいたが、海の前に置くと、存在感があるな、と少し感心した。


そして、お別れして、さっぱりした気分で、港に着く。ふと海辺に目を向けると、ああああああああああ。
真っ赤なカボチャがギョロメでこっちを睨んでいるではあ~りませんか。やややや、いやいや、やよいさま、もうかんにんしてください。どこまで追いかけるのか


そ、そそのとき、突如、現れた女性に目が点になった。弥生さまのお孫さんか!おそろいの水玉模様ではないか。


弥生さまフアンは多い。でもぼくも、いやよいやよも好きなうち、で、本当は、弥生さまが好きなのかもしれない。
考えてみれば、○というシンプルな模様で、世界を席巻するんだからたいしたもんだ。シンプルこそベストだ!・・何事も。今日もシンプルライフで行こう。
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雪化粧富士& 夕化粧瀬戸の小富士

2012-10-29 08:16:27 | Weblog
今朝の富士山は、雪をすっぽりかぶった、雪化粧富士。いよいよ富士山の季節のはじまりはじまり。毎朝、楽しみ。




瀬戸内海に浮かぶ小富士。瀬戸内海の直島から高松に向かうフェリーからみた、小島。小富士というより、おむすび島かな。
夕化粧でとてもきれいになっていました。





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大塚国際美術館 見学

2012-10-28 11:15:55 | Weblog
一度は行ってみたかった、徳島は鳴門市の大塚国際美術館。うわさには聞いていたが、こんなに素晴らしいところとは思わなかった。はじめに入ったシティーナ礼拝堂の部屋に入ったとき度肝を抜かれてしまった。だって、本物の大きさのホール内の、アーチ状の丸天井に、ミケランジェロが38歳のときから4年の歳月をかけた描いた”創世記”や祭壇には”最後の審判”が、本物と見紛うばかりに描かれているのだ。ぼくも現地で本物を観ているが、もし、ここにたくさん欧米人の観客のさくら(笑)に天井画を眺めさせていたら、本当にローマ(バチカン国)に来ているのかと錯覚してしまうだろう。



天井画の創世記のひとつ、”アダムの創造”も確認できた。父なる神の指とアダムの指とが触れ合おうとする場面は、有名だ。


祭壇画の最後の審判。ミケランジェロの自画像もこっそり描かれている(画面、中央右下の生皮に)。


これらの絵は、大塚グループの陶業会社の特殊技術によって製造された陶板の上に写されたもので、とくに丸天井用の陶板で模造することは、最高度の技術が必要だったとのこと。その上、これら陶画は、褪色劣化がなく、2000年以上にわたって現状が維持されるとのこと。セラミック技術と美術の見事な融和といえるだろう。

これだけで、もう十分満足してしまうが、これに類した聖堂再現や、世界25か国、199の美術館に散らばっている、1000点以上の名画たちが、一同に会しているのだから、くらくらして眩暈がしそう。おまけに、名画は原寸大で、額縁までそのまま模造したというのだから、それだけも観る価値がある。写真撮影OKもうれしい。

あまりしゃっべってばかりいないで、はい、次は、イタリアのパドヴァにあるスクロヴェーニ礼拝堂。1305年、ジョット・ディ・ボンドーネが描いた、西洋美術史上でも高評価されている一連のフレスコ絵画。ブルーの雰囲気がとてもステキな金縛り。


そして、ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の”レオナルドダビンチの最後の晩餐”。いつか、イタリア仕事旅行(汗)をしたときに、寄ったが修復中でみられなかった。そして、昨秋、ロンドンナショナルギャラリーでの、夢の9作品展示の”レオナルドダビンチ展”で、おまけ展示の、オックスフォード大学所蔵の精巧な複製品をみてカンドー。今回は、なななんと、複製前、複製後の作品が向き合って展示されている。学芸員さんが、複製前の作品をみられるのは、ここだけです!と胸を張った(笑)。たしかにそうだ。こういう展示も必要だ。修復もいいけど、必要以上に直して、雰囲気を壊しているのもある。では、写真で。

修復前




修復後


おっ!その近くに、ルーブル美術館とロンドンナショナルギャラリー所蔵の”岩窟の聖母”がふたつ、並んでいる。それが、前述の展覧会の目玉のひとつだった。ここではいつでも並べて見れる。すごか。


レオナルドコーナー。ここでもロンドンの”聖母子と聖アンナと聖ヨハネ”がいる。


もちろん、この方も。ここでは、ルーブルのような厳重な屋敷牢には入っていない(笑)。


ここまで紹介しても、まだ、ごく一部。今回はこれまでにします。 東京ディズニーランドが本場ロスのディズニーランドと同様、楽しめるように、大塚国際美術館も世界の有名美術館に行ったように楽しめた。次回のブログ記事は、惜しげもなく、名画の洪水を(笑)。

大鳴門橋。このそばに美術館が建っている。
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十三夜

2012-10-27 22:28:59 | Weblog
今日は名月、十三夜。

小旅行から帰ってきた夜、大船駅で迎えてくれた十三夜のお月さま。雲間からちらりと。
その後は家につく間に、雲に隠れてしまった。わざわざ、この時に合わせて、出迎えてくれたのだ。サンクス、お月さま。


昨日の”十三夜”前夜のお月さまは瀬戸内海でみた。


瀬戸内海の夕陽も、少し欠けた”十三夜”のお日さまで観ることができた。


今日の昼はゴッホの星月夜も観ることができた。


楽しい旅行だった。詳しい話は明日以降に。
では、今日は眠いので、おやすみなさい、お月さま。
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カラフル展 松岡美術館

2012-10-27 05:12:21 | Weblog
高松のホテルからのスマホ投稿です。
これは、先日、白金台の松岡美術館に行ったときの記事です。
・・・・・

”カラフル展”、とてもよかったです。松岡清次郎が28歳から95歳まで蒐集した多種多様な膨大な作品群。「東洋陶磁」、「日本の近代絵画・現代絵画」、「中国の明清書画」、「フランス近代絵画」、「ヴィクトリア朝絵画」、「ガンダーラ仏像やヒンドゥー教神像などの古代東洋彫刻」、「現代彫刻」、「古代オリエント美術」など。ぼくの好きな作品も多い。今回は”カラフル”を切り口に、所蔵品が並べられている。写真撮影OKなのもうれしい。以下、うつくしい品々をご覧ください。

カラフルチャイナ







カラフル四季の色彩


下村観山と小松均の富士


山口蓬春


円山応挙


女性美 これはカラフルではないけれど

エミリオ・グレコ


ガンダーラ彫刻



ベネローブ


松岡美術館庭園








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