気ままに

大船での気ままな生活日誌

ぼくの2023年展覧会美女ベスト10 よいお年を

2023-12-31 15:57:37 | Weblog

こんにちわ。

大晦日となりましたが、恒例の2023年展覧会ベスト10に引き続き、展示された作品中の美女ベスト10も発表して、今年の締めとしたいと思います。

同一展覧会からは複数、選出しないというルールにしています。それでは、ぼくの選んだ美女ベストテン、どうぞご笑覧下さい。

第1位 築地明石町(清方)(東近美・重要文化財展)初の2年連続首位となりました。絵画界の原節子といってよいでしょうか。44年間行方不明で、2018年に再発見され、東近美に購入された逸品。


第2位 カピトリーノのヴィーナス (永遠のローマ展)ミロのヴィーナス(ルーヴル美術館)、メディチのヴィーナス(ウフィッツィ美術館)に並ぶ古代ヴィーナス像。

第3位 アモルとプシュケ(フランソワ・ジェラール) (ルーブル美術館展)美女は左のプシュケ。

第4位 むしの音(上村松園)(虫めづる日本の人々展)美人画では東の清方、西の松園と讃えられた

第5位 自画像(マリーローランサン展)ローランサンの描く女性はどれもうつくしいが、ご自身が一番!

第6位 佐竹本三十六歌仙絵 小大君(やまと絵展)2019年でも3位で選出されている。 

第7位 春(甲斐荘楠音展) 2019年にメトロポリタン美術館(NY)の所蔵となった作品。日本での一般公開は初めて。甲斐荘の朗らかでロマンティックな「陽」の一面を象徴する名作。

第8位 ラ・フランス(マティス展)”赤いキュロットのオダリスク”と最後まで争ったが、シンプルで明るい人柄で勝ち取る。

第9位 白い襟のベラ(シャガール)(キュビスム/美の革命展)コワい顔の人ばかりのキュビスム展からようやく探し出したシャガール美人。

第10位 翼霊(霊気を彫り出す彫刻家・大森暁生展)”背中の羽を感じる感覚”をもつ美人

次点 ペコちゃん(陶のいきもの/冨岡奈津江展)

展覧会美人を探すのも楽しい作業でした。これで、今年のブログは終了となります。

今年も多くの方にご訪問いただきありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

それでは、よいお年を!

数年振りに円覚寺方丈の池でカワセミと出会いました。

カワセミの別名はドジャーブルーバード(笑)。今年は大谷翔平選手の年でした。春にはWBCの劇的優勝とMVP獲得。秋にはMLBでホームラン王&満票MVP獲得、初冬にはスポーツ選手最高の7憶ドル契約でドジャース入団。ドジャーブルーのユニフォームも良く似合っていた。

来春に向けて羽ばたけ翔平!

来年もてっぺんへ。ホームラン王!満票MVP!ワールドシリーズMVPも。

もう一度、よいお年を!

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ぼくの2023年展覧会ベスト10

2023-12-30 21:06:28 | Weblog

こんばんわ。

2023年も残すところあと一日余りとなりました。年の瀬恒例の(笑)ぼくの選んだ”2023年展覧会ベスト10”を発表したいと思います。

昨年は入院したりして、年間50ほどしか展覧会に行けず、それでもなんとかベスト10をつくり、本シリーズ10周年につなぐことができた。今年は何とか元気で過ごせ、小さな美術展が多く含まれるが、70展ほど廻ることができた。全盛期(笑)は100展を越えていたので、随分、”体力”が落ちたものだと思う。

2018,9年のような豪華なベスト10ラインアップには遠く及びませんが、なんとか今年のマイベスト10を挙げてみました。もともと素人の勝手気まま基準で選んだお遊びですのでご笑覧下さい。

ぼくの2023年展覧会ベスト10

第1位 皇室のみやび/受け継ぐ美(三の丸尚蔵館)
第2位   やまと絵展(東博)
第3位 ルーブル美術館展/愛を描く(国立新美術館) 

第4位 江戸絵画の華/若冲と江戸絵画(プライスコレクション)(出光美術館)
第5位 古代メキシコ展(2)マヤとアステカ(東博)
第6位 重要文化財展 (東近美)

第7位 マティス展(東京都美術館) 
第8位 永遠のローマ展(都美)
第9位 甲斐荘楠音の全貌展(東京ステーション)
第10位 マリーローランサン展(アーティゾン美術館)
次点1 キュビスム/美の革命展(国立西洋美術館)
次点2 憧憬の地・ブルターニュ展(西美)
次点3 テート美術館展/ターナー、印象派から現代へ(国立新)

もうひとりの僕が選ぶベスト10

第1位 ガウディとサグラダ・ファミリア展(東近美)
第2位 横尾忠則の寒山拾得展 (東博)
第3位 京都・智積院の名宝/抒情と荘厳 (サントリー美術館)
第4位 虫めづる日本の人々(サントリー美術館)
第5位 東福寺展(東博)
第6位 京都・南山城の仏像(東博)
第7位 霊気を彫り出す彫刻家・大森暁生展(そごう美)
第8位 陶のいきもの/冨岡奈津江展(平塚美)
第9位 美しい本 湯川書房の書物と版画(神奈川近代美術館鎌倉)
第10位 玉田多紀のダンボール物語(平塚美術館)

文学展・科学展・写真展など(順不同)

永井路子の追悼展示展(鎌倉文学館)
小津安二郎展(神奈川近代文学館)

鉄道博物館(大宮)
盆栽美術館(大宮)
牧野富太郎記念庭園(練馬)
小津安二郎展(茅ヶ崎美)
井伏鱒二展(神奈川近代文学展)
2023年報道写真展(日本橋三越)

。。。。。

皇室のみやび/受け継ぐ美(三の丸尚蔵館)国宝・動植綵絵(若冲)

やまと絵展(東博)

ルーブル美術館展/愛を描く(国立新美術館)

江戸絵画の華/若冲と江戸絵画(出光美術館)鳥獣花木図屏風(若冲)

古代メキシコ展(東博) 赤の女王のマスク・冠・首飾り

重要文化財展(東近美) ”築地明石町”など清方三部作

マティス展(東京都美術館)赤の大きな室内

永遠のローマ展(都美)「カピトリーノの牝狼」

甲斐荘楠音の全貌展(東京ステーション美)幻覚(踊る女)

マリーローランサン展(アーティゾン美術館)

大晦日には、これまた恒例の(笑)、展覧会美女ベスト10を発表し、今年を納めたいと思います。どうぞお楽しみに。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


令和5年最後の居待月。

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年の瀬の吾妻山 菜の花と富士 紅葉と水仙も

2023-12-29 18:41:52 | Weblog

こんばんわ。

お正月が近づくと、ふと目に浮かぶのが二宮の吾妻山の早咲き菜の花と富士山。新春に訪ねることが多いが、年の瀬の今日、吾妻山に登った。早まったかもしれない。菜の花は十分、見頃になっていたが、富士山がおぼろだった。今朝、我が家で見た富士山もおぼろだったのに、暖かな陽気に負けて、強行した。それに到着時間がお昼頃というのも遅かったかも。

でも、この時期に見頃の菜の花の群落を見られるだけでも幸せというもの。先ずは山頂の菜の花の群落から。

菜の花

反対側から。6万株とも。

富士山

吾妻山頂上に辿り着き、最初に見える富士山。

菜の花畑の前から富士山を眺めると肉眼ではまずまずだが、写真に撮るとおぼろ富士。

富士山に焦点を合わせるとまずまずか。

相模湾も遠望できる。

吾妻山公園の万葉歌碑とシンボルツリー、エノキ。

山登りの途中、紅葉がまだ魅せてくれた。水仙も咲き始めていた。

お正月までもちそう。

水仙もだいぶ開いてきた。

菜の花だけではなく、水仙と紅葉まで見られて、ブラボーです!

新春にもう一度!

では、おやすみなさい。

いい夢を。


昨シーズンの新春吾妻山。次回はぜひこれくらいの富士山を。

令和5年最後の立待月

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冬の朝はイイね

2023-12-29 09:50:18 | Weblog

おはようございます。

冬の朝はいいね!夏なら4時起きしなければ見られない夜明けの空と明けの明星が6時起きでOK!

西の空では朝帰りの十六夜の月と紅富士(こちらも酔ってる?)。富士山は左下です。

うさぎさんは酔ってひっくり返っている。

東の空では朝日も昇ってくる。

しばらくするとお月さんが空の中に溶けるようにおぼろ月。今日の富士山は春の富士のように少しおぼろ。

冬の朝は大好き!

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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展覧会あれこれ(4)石橋財団コレクション展、清方展、北斎展

2023-12-28 22:19:00 | Weblog

こんばんわ。

いよいよ年が押し迫ってきましたね。ぼくは年末に”今年のマイ展覧会ベストテン”を発表している。その候補展覧会は本ブログ記事になっている必要がある。十二月に入って十展ほどの展覧会が未記載で残っていた。これらを何とか年内に片付けておかねばと、覚書風にと始めた、”展覧会あれこれ”シリーズもいよいよ今日が最後。3展ほどあるが、時間もないのでごく簡略に。

12月

石橋財団コレクション展(アーティゾン美術館)

ブリヂストン美術館時代からお馴染みの名画が並んでいる。

モネ ”黄昏”

セザンヌ サント・ヴィクトワール山とシャトウ・ノワール

ルノワール”すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢”

コロー 森の中の若い女

マネ”自画像”

 

ピカソ ”腕を組んで座るサルタンバンク”

安井曾太郎 F夫人

青木繁 海の幸

アーティゾン美術館

春を待つ/清方が描いた新春(鏑木清方記念館)

ためさるる日(右幅)江戸時代の長崎での踏み絵を題材に、新春に着飾って臨む遊女を描いた作品。左幅は東近美所蔵。

初夢

北斎門弟たちの藤沢展(藤沢浮世絵館)

藤沢宿や江の島を題材にした浮世絵を中心に、葛飾北斎と北斎と関わりのある浮世絵師の作品を紹介している。

北斎の描く東海道五十三次は大判のものは皆無で、大半小判横である。景観描写の初代広重作品し、宿駅風俗主眼となっている。

藤沢 平塚へ3里半(北斎)

だいぶ端折りましたが、これで今年、見た展覧会のすべてを記載することができました。年内にベスト10を発表する予定ですのでご笑覧下さい。

山本由伸、ドジャース入団記者会見。いよいよ大谷とタッグで世界中を沸かせたい。

今朝の満月、朝帰り。

今宵の十六夜の月。

少し欠けてきましたね。

翔平龍と由伸龍の夕焼雲。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

(ゴンザレス 眠り)

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展覧会あれこれ(3)皇室のみやび後期展、マリーローランサン展

2023-12-27 21:43:34 | Weblog

こんばんわ。

本来なら展覧会記事は一つひとつ、丁寧に記録しておきたいのだが、年が押し迫って、十ほどの展覧会が未記載で残っていた。これらは何とか年内に片付けておかねばと、覚書風にと、”展覧会あれこれ”シリーズを発足させ、これまで2回で一気に5展を記録することができた。さて、第3弾で終いに出来るか、GO!

12月

皇室のみやび/受け継ぐ美/後期展(三の丸尚蔵館)

三の丸尚蔵館のリニュアルオープン記念にはじまった皇室のみやび/受け継ぐ美(第1期:三の丸尚蔵館の国宝)は初日(11月3日)に参上し、それについては詳しく記録した。ただ、後期展もあり、同じ作品だが、若冲の動植綵絵は別の4幅が、春日権現験記絵は巻十九が公開される。とくに後者の絵巻はぼくの好きな”雪の御笠山と春日奥山”がある。これについては、東御苑の紅葉狩りと一緒にちらりと紹介しているが、ここでは、動植綵絵と共に(くわしい説明は抜きになるが)、写真だけでも載せておこうと思う。

若冲 国宝・動植綵絵 30幅中4幅

紅葉小禽図

棕櫚雄鶏図

梅花群鶴図

貝甲図

 

国宝・春日権現験記絵、巻十九

雪の御笠山と春日奥山

藤折枝蒔絵箱(春日権現験記絵を納めていた箱)

国宝《蒙古襲来絵詞》後巻 鎌倉時代(13世紀)前後期で場面替

国宝《屏風土代》小野道風 平安時代 延長6年(928)は前期と変わらず。

前後期、併せてみることができ、とても良かった。とくに春日権現験記絵の雪景色を5年振りに見られたのがうれしかった。来年もさらに続くので、全部、鑑賞したい。

マリーローランサン/時代を映す目展(アーティゾン美術館 、2023年12月9日 - 2024年3月3日)

マリー・ローランサン(1883-1956)は、20世紀前半に活躍した女性画家です。キュビスムの画家として紹介されることも多くありますが、「前衛的な芸術運動」や「流派(イズム)」を中心に語る美術史の中にうまく収まらない存在です。ローランサン自身は、自分に影響を与えた存在として、同時代の画家マティス、ドラン、ピカソ、ブラックの名前を挙げていますが、彼らの様式を模倣することなく、パステルカラーの独自の画風を生み出しました。彼女は同時代の状況を見つつ、時代の要請を理解して、自らの方向性を模索しました(公式サイトより)

展覧会構成
序 章:マリー・ローランサンと出会う
第1章:マリー・ローランサンとキュビスム
第2章:マリー・ローランサンと文学
第3章:マリー・ローランサンと人物画
第4章:マリー・ローランサンと舞台芸術
第5章:マリー・ローランサンと静物画
終 章:マリー・ローランサンと芸術

本展は一部、撮影可能で、それらを中心に記録していきたいと思う。やさしい色彩の女性像がほとんどだが、一部、花の絵もある。

当館所蔵作品35点に加えて、マリー・ローランサン美術館をはじめとする国内14箇所の美術館が所蔵する作品約50点、国外4箇所の美術館が所蔵する作品4点の合計約90点が展示されている。

挿絵 椿姫

二人の少女(1923)

手鏡をもつ女(1937)

ローランサンと同時代に活躍した画家たちの作品約25点も展示されている。そのうち3点。

ラウル・デュフィ ポワレの服を着たモデルたち(1943)

ドンゲン シャンゼリゼ大通り(1924-25)

モディリアーニ 若い農夫(1918)

ローランサン 題名不明

ローランサンの静物画、花の絵

五人の奏者(1935)

マリー・ローランサン《プリンセス達》1928 年、大阪中之島美術館


これは撮影禁止だったが、マリー・ローランサンの自画像とピカソの描いたローランサンを最後に。ずいぶん、印象が違いますね。

この”展覧会あれこれシリーズ”は今日で終わらず、もう一度の予定です。

。。。。。

今日は夕富士ではなく夕焼け。名残りの紅葉のよう。

令和5年最後の満月。月の出はみられなかったが、夕食前に雲間から顔を出してくれた。

しばらくすると、ほぼ無傷に。明朝の満月も期待。

では、おやすみなさい。
いい夢を。


掃いても掃いても掃ききれず。年末のお墓参りに行ってきました。

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河津桜開花 鎌倉宮 名残りの紅葉

2023-12-26 21:24:01 | Weblog

こんばんわ。

鎌倉宮(大塔宮)の第一鳥居脇に三本の河津桜の若木がある。これらは超早咲きで、例年、年内の12月中旬には咲き始める。今年は12月21日、瑞泉寺の紅葉狩りのとき寄ったが、まだ咲いてなく、蕾がピンク色に染まっていた。そろそろ咲き始めてもよい頃だと今日、出掛けた。

鳥居前の河津桜。

よく見ると、ピンクの蕾のうちいくつかが開花している!

開花確認!例年より半月ほど遅い。どうする家康はおわってしまったが、どうした河津桜!でも、何とか年内、滑り込みセーフだが、あとの二株の開花は年を越しそう。

鎌倉宮の河津桜はここだけではない。神苑内の南方社の前にもある。以前は十株はあったが、多くは枯れてしまった。去年は残った数株がよく咲いていたので、今年も大丈夫だろうと思って神苑内に入る。うっそうとした木々が生い茂っている。ここには御祭神、護良親王が9か月間幽閉されていたと伝わるお土牢もあるせいか神秘的な雰囲気に包まれている。もみじもあるが、林地内のはあまり染まらない種類が多いようだ。

この奥に御土牢がある。その前の紅葉がまだ赤い。

御土牢側からその紅葉を見ると、見事な紅葉!”名残りの紅葉”には見えない。

ここから、南方社の河津桜が見えるのだが、今年はまだ開花していない。よく見ると蕾ももっていないようだ。いよいよこれが最後か。さびしいことだ。

ここの河津桜が見られず残念だったが、本殿の屋根を背景にした名残りの紅葉を見ながら、神苑を出た。

手水舎には獅子頭守がいっぱい。御祭神護良親王が兜の中に忍ばせて自身の無事を祈ったというお守り。

ここの河津桜が始まると、三浦海岸の早咲き河津桜がつづく。わくわくそわそわ。紅葉のあとも楽しみはとぎれない。

今日の夕富士もきれいでしたよ。

お月さまは明日が満月。一時、ランデブー状態にあったジュピターさんははるか遠くに離れてしまった。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


鎌倉宮のヒメツルソバ。

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クリスマス紅葉 クリスマス富士 クリスマスムーン

2023-12-25 20:53:20 | Weblog

こんばんわ。

今日はクリスマス。今日、目にするものはすべてスペシャル。どれもみなクリスマス〇〇。とくに、この時期に華やかな紅葉がみられれば、スペシャル中のスペシャル。去年は瑞泉寺で素晴らしいクリスマス紅葉を魅せてもらった。さて、今年の紅葉は何処で?21日の瑞泉寺は少し期待はずれだったし、期待できそうなのは22日の冬至紅葉が見事だった浄智寺と15日の小雨まじりながら華やかだった妙本寺か。本命、浄智寺、穴、妙本寺というところだが、ぼくが選んだのは穴の方。10日振りに行って、まだ紅葉が残っていれば嬉しさも百倍というもの。配当金が大きいです(笑)。さて、どうだったか。当たりました、大儲け!

クリスマス紅葉(妙本寺)

山門前のクリスマス紅葉

祖師堂横のクリスマス紅葉。

今日は早朝からスペシャルだった。

クリスマスビーナス

明けの明星がいつもより輝きを増していたし、空の青さもスペシャルな翔平・由伸のカルフォルニア・ドジャーブルーだった。これぞ、クリスマスビーナス(金星)。

クリスマス富士

朝富士は紅の雲を被ったサンタクロース富士!

昼は雲帽子をとっていたが、雪化粧はクリスマス仕様。空はカルフォルニアブルー。

そしてクリスマス富士の〆は華やかな夕富士で。

クリスマスムーン

今宵の月は十三夜。満月にあと二日。クリスマスムーンにぴったりの満ち加減。近くにいた木星は遠くに離れてしまった。

明後日が令和5年最後の満月。

すばらしいクリスマスの日だった。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


近くの女子大のクリスマスツリー(本物の樅ノ木に電飾している)

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展覧会あれこれ(2)キュビスム/美の革命展、もうひとつの19世紀展 

2023-12-25 09:29:37 | Weblog

おはようございます。

まだブログ記事にしていなかった展覧会を覚書風にいくつかまとめて”あれこれシリーズ”(笑)。第2弾は国立西洋美術館の二展を。

11月

キュビスム/美の革命(国立西洋美術館)(10月3日〜2024年1月28日(日)

ピカソとブラックが開いた新たな美の扉——初来日作品50点以上を含む約140点を展示する、日本では50年ぶりとなる「キュビスム」の大型展覧会。ポンピドゥーセンターと国立西洋美術館という日仏を代表する国立美術館の共同企画によって、ついに実現します。20世紀美術の真の出発点となったキュビスムの全貌を明らかにします公式サイトより)

本展は多くの絵画で、撮影が許可されている。ここでは、それらの作品を中心に載せたい。たくさんの章に分かれている。順に。絵の選択は気まま流に(笑)。主人公、ピカソとブラックのほかに、セザンヌ、ゴーガン、マリー・ローランサン、シャガール、モディリアーニらの出演がうれしい。

本展はキュビスムの誕生前夜からキュビスム以降まで順に15章に分けて展示されている。ここでも、各章のテーマ名を載せ、その下に各作品を載せている。載せていない章もある。

1. キュビスム以前̶その源泉

セザンヌ ポントワーズの橋と堰 (1881)

ポール・ゴーガン 海辺に立つブルターニュの少女たち 1889年

2.「プリミティヴィスム」 

パブロ・ピカソ 女性の胸像 1907年6–7月

ジョルジュ・ブラック 大きな裸婦 1907年冬 –1908年6月

マリー・ローランサン アポリネールとその友人たち(第2ヴァージョン)

アンドレ・ドラン 立てる裸婦 [1907年秋]

3. キュビスムの誕生̶セザンヌに導かれて

ジョルジュ・ブラック レスタックの高架橋 [1908年初頭]

ジョルジュ・ブラック 楽器 1908年秋

4.ブラックとピカソ̶ザイルで結ばれた二人

ピカソ 女性の胸像 1909年冬 –1910年

ピカソ 肘掛け椅子に座る女性とギター奏者 1910年

ブラック 円卓 1911年秋

ブラック ギターを持つ女性 1913年秋

5.フェルナン・レジェとフアン・グリス 

6 サロンにおけるキュビスム

7 同時主義とオルフィスム̶ロベール・ドローネーとソニア・ドローネー

ドローネー パリ市 1910–1912年 本展の目玉、ポンピドゥーセンターを象徴する大作のひとつ。

ドローネー バル・ビュリエ 1913

8デュシャン兄弟とピュトー・グループ 

9 メゾン・キュビスト

10 芸術家アトリエ「ラ・リュッシュ」 

シャガール 白い襟のベラ

シャガール キュビスムの風景

シャガール 婚礼 1911–1912年

モディリアーニ 赤い頭部 1915年

モディリアーニ カリアティード 20世紀

11 東欧からきたパリの芸術家たち

レオポルド・シュルヴァージュ エッティンゲン男爵夫人 1917

12 立体未来主義 

13 キュビスムと第一次世界大戦

14 キュビスム以後

小企画展「もうひとつの19世紀 ─ブーグロー、ミレイとアカデミーの画家たち」

今、19世紀後半のフランスやイギリスの美術と聞いたときに一般に想起されるのは、フランスならば写実主義や印象派、イギリスならばラファエル前派などであろう。しかし、当時の美術界における主流は、あくまでアカデミスムであった

ウィリアム・アドルフ・ブーグロー 《小川のほとり》1875年

ジョン・エヴァレット・ミレイ 《あひるの子》1889年

ウィリアム・アドルフ・ブーグロー 《ガブリエル・コットの肖像》1890年

ブーグロー 少女 1878

ジャン=ジャック・エンネル 《ノエツラン夫人の肖像》

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

 

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展覧会あれこれ(1)日本画聖地巡礼展、青磁展、井伏鱒二展

2023-12-23 21:42:20 | Weblog

こんばんわ。

紅葉の季節がようやく終わり、ふと、ぼくの日誌(ブログ)を振り返ってみると、展覧会記事がすっぽり抜けていることに気づいた。どうしても、今、見てきた紅葉が優先し、まとめるのに時間がかかる展覧会は後回しになる。このまま放置しておくと、年を越してしまい、ぼくの年末恒例の(笑)”今年の展覧会ベストテン”の候補にもなれない。そこで、”展覧会あれこれ”シリーズとして、いくつかまとめて載せておきたい。覚書みたいな感じで。

展覧会あれこれ

11月

日本画聖地巡礼(山種美術館)(9月30日~11月26日)

ドラマや映画、アニメ、小説、漫画などにゆかりの地を、作者や作品への思い入れを込めながら訪れることを「聖地巡礼」という。「絵画」でいえば、「風景画」に描かれている景勝の地、「歴史画」に描かれている古戦場などが「聖地」になるのだろうか。日本画専門の美術館である山種美術館の今回の特別展は、「日本画」の「聖地」がテーマ。展示作品と、それにゆかりの土地の情報を並べ、美術館にいながら「聖地巡礼」の旅を味わってもらおうという趣向である(公式サイトより)

名品揃いで楽しめた。東山魁夷の京都4部作や御舟の名樹散椿、土牛の鳴門、など多数。また時間のあるときにゆっくり紹介したい。

魁夷・京都四季四部作(春静、緑潤う、秋彩、年暮る)

御舟の名樹散椿(京都・椿寺地蔵院の名木「五色八重散椿」をモチーフにした)

土牛の鳴門(鳴門の渦潮)

紅葉の季節なので、奥田元宋の奥入瀬(秋)も加えよう。”赤の奥田”の大作。

青磁—世界を魅了したやきもの(出光美術館)(11月3日(金)〜2024年1月28日(日)

本展では、青磁の誕生前夜の灰釉陶器から、漢時代に成熟し始める越州窯、日本人が愛してやまない龍泉窯青磁など、中国における青磁の展開を中心に取り上げながら、高麗や日本、さらには東南アジアなどの青磁も紹介し、世界の人々を魅了した青磁の魅力に迫ります(公式サイトより)。

ぼくは青磁といえば、”雨過天晴”の天青色と讃えられる北宋汝窯の青磁だが、世界で六点しかないのでめったにみられない。これには及ばないが、青磁の誕生前後から成熟へと歴史的に見られるのはうれしい。

青磁天鶏壺 中国南北朝時代

青磁鎬文壺龍泉窯 中国 元時代 

青磁筍形瓶 龍泉窯 中国南宋時代(重文、根津美術館)

青磁陰刻牡丹唐草文瓢形水注・承盤 朝鮮・高麗時代

青磁袴腰香炉 龍泉窯 南宋時代 重文

青磁染付宝尽文大皿 鍋島藩窯 江戸中期

井伏鱒二展(神奈川近代文学館)(9月30日~11月26日)

市井の人々の哀歓に寄り添った作品で、多くの愛読者を持つ作家・井伏鱒二(いぶせ・ますじ 1898~1993)。初期の名作「山椒魚」や、原爆による悲劇の実相を描き国際的にも評価が高い「黒い雨」のほか、「荻窪風土記」などの随筆、「厄除け詩集」、「ドリトル先生」シリーズの翻訳等でも親しまれています。本展では作品世界に加えて、井伏が愛したもの―旅、釣り、将棋、書画、焼物などの世界にも注目します。また、一番弟子である太宰治をはじめ、井伏の随筆や対談集に登場するお馴染みの作家たちとの交流を、豊富な書簡などで紹介。文学や趣味、そして人生をめぐって交わされる言葉の数々とともに、〈アチラ〉から〈コチラ〉から、井伏の人間的魅力に迫ります(公式サイトより)。

井伏鱒二は、1898年2月15日に現・福山市加茂町粟根に生まれた。代々地主をつとめた家柄で、書画骨とうが好きだった祖父に溺愛されて育った。その影響もあって、最初は文学者ではなく画家を志していたと言う。

『黒い雨』は、広島の被爆者に取材し、原爆による悲劇の実相を描いた作品。本展では、『黒い雨』の物語を完成させるために参考にした、被爆者である重松静馬の手記などを展示。事実を描くことに重点を置いて描いたという。本作は、1966年に野間文芸賞を受賞し、また世界各地で翻訳されて高い評価を受けた。

井伏の名訳で知られる唐代の詩人于武陵(うぶりょう)の詩”勧酒(かんしゅ)”の後半部分。「はなにあらしのたとへもあるぞ さよならだけが人生だ」。95歳まで生きた井伏だからこその翻訳。いぶせ銀。

受付で井伏鱒二のエッセイ”荻窪風土記”の文庫本を買う。早稲田から荻窪に移り住んだ頃の昭和はじめからの日誌。若き日の太宰治が原稿を持って訪ねてきたり、善福寺川で一緒に釣りをしたことなどが書かれている。徳川無声が阿佐ヶ谷で開いている将棋会にも参加していたようだ。ほかにも有名、無名人が登場し、軽妙な筆で彼らの人生が描かれ、面白い随筆である。今もときどき取りだして読んでいる。

今日の富士山。

今夕の月と木星。

十一夜の月

では、おやすみなさい。

いい夢を。

今日の飛行機雲。

明日のサンタのおじさん。

 

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