昨日、県立近代美術館;鎌倉で開催されていた”建築家 坂倉準三展”をみてきた。この美術館が板倉の代表作のひとつというから、まさにぴったりの展示会場である。ぼくは、古い、伝統的な建造物や廃墟の建物(笑)を観るのはわりと好きだが、現代建築にはあまり興味はもっていないし、昨年、対岸から観た、上海の”現代的な”奇抜な形のビルデング群などは、醜悪感さえ感じた。
だから、今回も、”なんでも見てやろう”の一環であった。20世紀の巨匠といわれる、パリのル・コルビュジエのお弟子さんで、1937年のパリ万博日本館の設計で、一等賞をとって脚光を浴びたということだ。
神奈川県庁の新庁舎や横浜のシルクセンター、また大阪スタジアムとかも彼の作品だという。またいくつもの研究所の設計や渋谷、新宿など巨大ターミナルのデザインも手がけている、大変な建築家なんだということを知った。
ぼくが彼に親近感をもったのは、坂倉準三がもともと大学では美学を専攻し、椅子とかテーブル等の、普段の生活に欠かせない家具類のデザインまで手がけていることだった。こういう建築家なら、建物の外見は派手で格好がいいが、内で仕事をしたり、生活をする人には不便で、居心地の悪い建物をつくるはずはないと思った。
ギフトショップの前に、彼が設計した椅子とテーブルが置いてあった。とても、座り心地のよい椅子で、ついつい、のんびり時間をすごしてしまった。
。。。
1955年、この美術館を訪れたル・コルビュジエの写真。
美術館の休憩所。
美術館全景。源平池(平家池)を前に。
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2 コメント
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- Unknown (いたくら)
- 2009-06-29 18:18:06
- 坂倉です。さ・か・く・ら
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- Unknownさま (marbo)
- 2009-06-29 19:13:11
- ご指摘どうもありがとうございました。修正しました。
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