Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

「美しいキモノ」夏号が発売されました

2013-05-20 23:55:48 | 日記
今日は私の3ヶ月に一度のお楽しみである、「美しいキモノ」の発売日でした

以前は「きものサロン」も夏号を出していたのですが、今では年2回のみの発刊に
なってしまったのが残念です。毎回2誌を見比べるのが好きだったのですが


今号の表紙はモデル出身の女優・杏さんです。我が家でよく聴いているラジオで
パーソナリティーを務めていらっしゃいますが、とっても明るくて透明感のある
方ですので、こうして着物雑誌にも登場してくださると嬉しいです


表紙で着ていた赤い絽の振袖には、びっくりしました。夏物で赤系の地色という
発想が私の中には無かったので、こういう着物もあるのかと勉強になりました。
大きな薬玉模様が描かれていて、10代~20代前半のお嬢様が親族の結婚式などで
お召しになるのにぴったりでしょうね


裏表紙で着ていた黄緑の振袖は、地色がとっても私好みです。いま作って頂いて
いる小紋や訪問着も、こんな色味に仕上がる予定です。やっぱり明るい黄緑色は
爽やかで良いですね~


これからは単衣や夏物の礼装も少しずつ増やしていこうと考えていますが、絽の
訪問着は淡藤色に鉄線柄の「染の北川」のものを持っていますので、もう少し
気軽に着られるような付け下げが欲しいところです。こちらのようにすっきりと
した柄ゆきの着物が良いかもしれませんね。数年のうちに公庄工房様にお願いを
しようと思っています


今くらいの時期に是非着たいのが、紗合わせの着物ですね。紗合わせは着られる
時期が短いので大変贅沢な着物ですが、そのぶん着ていらっしゃる方を見ると、
素敵だなぁと思います。先日の東をどりでも素敵な紗合わせを着ていらっしゃる
ご婦人がいて、失礼にならない程度に遠目で拝見していました

いつか誂えるとしたらこんな風に少し大き目のさっぱりした柄で、淡い色使いの
ものが欲しいです。この着物なら、帯次第で若い頃から年配になるまで着られる
ので、何十年も着れば贅沢過ぎるということはなさそうですし


盛夏にはどうしても淡い色調の着物が好まれますが、私は一度、真夏に濃い色の
着物を着てみたいなぁと思っています。このような濃い紫の着物は、襦袢の白が
透けて逆に涼しげに見えますよね。母が紫色の絽の色無地を持っていて、いずれ
私に譲ってくれるというので、いつか夏にお茶会があったら着てみたいです


ほかの夏物に先駆けて現在別誂えに入っている単衣の小紋ですが、地色にはこの
ような淡い藤色をお願いしてあります。あえて青系の藤色ではなく赤系の藤色に
しましたが、とても薄い色にして頂くのでそれなりに涼しげに見えるはずです。
まだ図案をお願いしている段階ですが、どんな着物になるのか楽しみです


今号では七五三の特集もありました。今まではいつか自分に子供が出来たら…と
考えながら見ていましたが、出産を控えた身になってみると以前にも増して真剣
に見てしまいますね

女の子の可能性が高いということで、三歳のお祝いの際には私が着た着物を着て
もらうつもりでいますが、七歳のお祝いには新しい着物を用意してあげたいな。
その時には、写真左側のお嬢さんのように、黒いぽっくりを履かせたいです

母の七五三ではぽっくりを履いて親戚回りをしたそうなのですが、とっても歩き
づらかったからと言って、私のときには普通の草履を用意してくれたのですが、
ぽっくりの方が可愛いので、私も履いてみたかったなぁと思いまして...せめて
娘には履かせてあげたいと思っています


履きものといえば、今号での紹介でその存在を知って、欲しくなっている下駄が
あります。津軽塗りの台のもので、この下駄自体は私の好みではないのですが、
そんな下駄があることを知らなかったので、興味深々です


津軽塗りには4種類あるのですが、そのうちの「七々子」塗りという鹿の子柄の
ものが大好きです。赤と黒の塗りがあるので、赤の七々子塗りの台に、表が白、
裏が赤、前壷も赤の鼻緒をすげた草履があったら可愛いだろうなぁと思います

下駄は白木の台のものしか持っていないので、今度探してみようかな。


雑誌には「日本の伝統染織大事典」という小冊子が付いていました。日本全国、
北から南まで各地の染物織物を紹介しているものですが、私は見事に織りの着物
には興味がないことを再確認しました

やはり目に止まるのは、京友禅や西陣織りや京縫いなど、京都ならではのもの。
同じ友禅でも東京友禅や加賀友禅には目がいきません。色調や図案などが好みに
合わないようなのです。ここまで自分の好みがはっきりしていると、着物選びや
小物選びもブレがなくて良いのですが(苦笑)

織りの着物は母や祖母が持っていた物をいずれ譲り受ける予定でいます。染めの
着物を含めて箪笥に二棹あるのですが、全部着る機会があるかなぁ

いずれ私の娘には、私の着物を含めて全て譲るつもりですが、そうすると箪笥に
四棹分以上になるはず...なんとか着物大好きな女の子に育てようと思います