Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

イタリア料理教室【デザート編・12月】

2013-12-25 23:50:56 | 日記
今日は昼間の3時間、娘を保育園に慣らし保育で預けるので、その時間を有効活用
しようと思い、イタリア料理教室に行ってきました


今日が今年最後のレッスンですが、クリスマスということで、今回はお料理では
なくドルチェ(デザート)のコースのみの設定です

イタリアのクリスマス時期の定番ドルチェと言えば、パネットーネかパンドーロ
ですが、どちらもパンのようなもので数日発酵させる必要があるため、なかなか
お料理教室で教えて頂くのは難しいようです

そこでこちらのお教室では、この時期リクエストの多いブッシュ・ド・ノエルを
教えて下さることになっています

いつも通りメニューの説明とお料理の手順の説明を受けてから調理開始


まずはスポンジ台から焼いていきます。調理前の準備として、卵は室温に戻して
おき、オーブンの天板にクッキングシートを敷いて、オーブンを190度に予熱して
おきます。卵が冷たいと泡立ちにくいので、ここは要注意です



卵とグラニュー糖をボウルに入れ湯煎にかけながら泡立てていきます。ボウルの
中身が温まったら湯煎から外して、白くもったりとするまで泡立てます。


今回は泡だて器を使っていますが、機械を使う場合には高速で泡立てておいて、
最後の1~2分はスピードを落としてゆっくり泡立てると、キメ細かなスポンジが
出来るのだそうです



そこに振るった薄力粉を入れて、ゴムべらでさっくり混ぜます。ここでどれだけ
泡をつぶさずに混ぜられるのかが成功のカギなのですが、かといって粉が残ると
焼いてもそのまま残ったままになってしまうので、加減が大事ですね



最後に牛乳を加えてひと混ぜしたら、クッキングシートを敷いた天板に流して、
カードなどを使って生地が均一になるように均し、天板をトントンと叩き余分な
空気を抜きます。


190度のオーブンで15分ほど焼いたら出来上がり。天板から出して冷ましておき
ます。今回は生徒が多く冷ます時間なども必要なので、私たちが使うスポンジは
事前に先生が焼いて下さったものを使うことになりました


次はスポンジに塗るシロップを作っていきます。水とグラニュー糖をお鍋で沸騰
させ、冷めたらリキュールを加えます。リキュールは、あまりクセのないものの
ほうが使いやすいので、今回はキルシュワッサーを入れました


クッキングシートの上に、焼き上がりの面が上になるようにスポンジをのせて、
ハケでシロップを染みこませるように全体に塗っていきます。


お好みで生クリームにもリキュールを加えます。用意をして頂いたリキュールは
キルシュワッサー・ラム・コーヒーの3種類ですが、イチゴには一番クセのない
キルシュワッサーが合いそうなので、そちらを選びました



リキュールを加えてよく混ぜた生クリームをスポンジに落とし、表面にきれいに
塗っていきます。生クリームを塗り終わったら、カットしたイチゴを端まで届く
ように3列に並べていきます。


私は先生が用意して下さったイチゴを使いましたが、ほかの生徒さんはご自分で
栗の甘露煮を持ってきてマロンバージョンにしたりと、アレンジを楽しんでいる
方もいらっしゃいました。こちらは生クリームにラム酒を加えて


中身を並べ終わったら、いよいよ生地を巻いていきます。基本的な要領としては
海苔巻きを巻くときと同じですが、スポンジは巻くと割れやすいので、力加減が
難しいところです。一番手前は割れても構わないので、ギュッと折り曲げます。



そのあとはクッキングシートを使いながらふんわり巻いていきます。このときに
きれいな「の」の字にならず、側面が楕円になってしまっていたら、定規などを
使って少しきつく巻いて形を整えておきます。



このようにきれいな円形の「の」の字になればOKです。巻き終わりの部分を下に
向けて置き、入れる箱の大きさに合わせて端をカットします。生クリームを側面
にも塗るので、箱の幅よりも控えめに切ります。


カットした部分を切り株に見立てるために、接着剤として生クリームを塗って、
ロールの上に乗せます。あまり高さを出してしまうと箱に収まらないので、箱の
サイズに合わせて高さも調節します。


次は生クリームで全体をデコレーションしていきます。ブッシュ・ド・ノエルは
木の色のようにチョコレートを混ぜた茶色い生クリームでデコレーションされる
ことが多いのですが、今回は色を付けない生クリームで、雪の積もった切り株を
表現することになっています


ギザギザの口金を付けた絞り袋で生クリームを全体に絞ったら、フォークでより
切り株らしく不規則な線を入れていきます。年輪の部分をきれいにするのが一番
難しかったですね。時間が経つと生クリームが固くなって作業がしづらいため、
なるべく手早く作業する必要があります


最後にアラザン(銀色のチョコレートの飾り)やイチゴ、砂糖で出来たサンタ
さんやクリスマスプレートを飾って完成です


自宅に先日食べたケーキについていた柊の飾りが残っていたので、そちらも
乗せてみました。より華やかになって可愛いです

いつもなら試食タイムがあるのですが、今日は一人一台ケーキを持ち帰るので、
試食はデコレーション前にカットした端の部分だけでした。あとは帰ってからの
お楽しみです

さっそく夫が帰ってきたら、カットして一緒に食べようと思います