Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

春の「をどり」の衣装合わせ

2015-02-24 23:05:29 | 京都花街
京都花街の春の風物詩「をどり」の衣装合わせが、ここ数日のあいだに各花街で
続けて行われていました

この衣装合わせはその名の通り衣装合わせが目的でもあるのですが、その一番の
目的は各をどりのパンフレット用の写真撮影。この日にとった写真が、その年の
パンフレットに掲載されるのです


(報道系サイトより画像をお借りしました)

トップバッターは19日に行われた「北野をどり」の衣装合わせ。

他の花街に先駆けて3月下旬から開催される上七軒の「北野をどり」。規模は少し
小さめのようですが、西陣の旦那衆のお膝元であるいうことで、衣装も芸も目の
肥えた旦那衆のおめがねに叶う素晴らしさとか


(報道系サイトより画像をお借りしました)

続いて20日には「京おどり」の衣装合わせが行われました。

宮川町の「京おどり」は祇園甲部に次ぐ規模で、芸舞妓数も50名を超えますが、
こちらは少し緊張のほぐれる、なんとも親しみやすい華やかな舞台です。いつも
こちらの総踊りで見られる舞妓さん方の自前の衣装を楽しみにしています


(報道系サイトより画像をお借りしました)

そして今日、24日にはいよいよ「都をどり」の衣装合わせも。

祇園甲部の「都をどり」は五花街の中で一番規模が大きくかつ開催期間が長く、
さらに一日の公演数も多いをどりです。芸舞妓は総勢100名を超え、歌舞練場の
大きな舞台に所狭しと並ぶその姿は圧巻です

挙げる手の角度までぴったりと合った総踊りなどは本当に見事の一言です



(報道系サイトより画像をお借りしました)

また毎年新調される総踊りの衣装は、最近では基本は水色地に肩から枝垂れ桜が
描かれるのがお決まりですが、裾や袖の柄は毎年変わるので、それも楽しみ

先斗町の鴨川をどりは少し時期が遅く、5月に行われます。祇園東の祇園をどりは
毎年秋頃に開催されるのでなかなか見に行く機会がありませんが、こうして春の
をどりの衣装合わせが始まったという話を聞くと、春が来たなぁと感じます