Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

イタリア料理教室【基本中級編・10月】

2015-10-14 23:45:00 | イタリア料理
今夜は夫に娘の世話をお願いして、イタリア料理教室へ行かせてもらいました


今日も基本の中級コースを受講します。このコースも残すところあと8回となり、
その8回が終われば通うコースがなくなるので、イタリア料理はしばらくお休みを
することになりそうです。でも、たまにドルチェなどを習いに来ようかな


まずはメイン料理から作っていきます。今日のメイン料理は「Bollito mist」。
北イタリアを中心に食べられている家庭料理ですが、簡単にいえばイタリア版の
おでんといったところでしょうか

茹でた野菜とお肉の料理ですが、これに欠かせないのがサルサ・ヴェルデという
緑色のソース。以前カッポンマグロを習った際に作ったパセリを使うソースで、
これをお肉や野菜につけて食べます


色々な種類のお肉を入れるのが特徴で、基本的には牛肉・豚肉・鶏肉の3種類なの
ですが、今日は豚スペアリブ、豚タン、鶏手羽元の3種類を使います。

豚タンではなく一般的には牛肩ロースや牛スジが多いそうですよ。いずれにしろ
お肉は骨付きのもののほうが良いダシが出ますので、豚スペアリブと鶏手羽元は
オススメです


お肉と一緒に煮込むのがいわゆる香味野菜と呼ばれる人参・玉ねぎ・セロリで、
そこに自家製ブーケガルニも加えます。ブーケガルニはローリエ・粒コショウ・
クローブ・セロリの葉・イタリアンパセリの茎などの、ハーブ&スパイスで。



お鍋に水を張り、豚スペアリブ・豚タン(牛肉なら肩ロースや牛スジ)を入れて
塩を加えて火にかけます。水から入れるのがポイントで、後は基本的に放置する
時間が長いのですが、一番重要なのがアク取り

お肉を入れた水が沸騰するところで一番たくさん出ますが、そのあとも少しずつ
アクが出てきますので、何度か根気良く取っていきます。


沸騰した直後に出たアクを取ったところで、香味野菜とブーケガルニを加えて、
あくを取りながら1時間半ほど煮込んでいきます。


お肉と一緒に茹でるお野菜もカットを。お野菜はジャガイモ・人参・カブなどの
野菜が基本ですが、お好みのもので大丈夫です。野菜は仕上がり10分前くらいに
鍋に入れれば十分なので、それまでは待機。


このあいだに前菜を作っていきますね。今日の前菜は「Pomodori gratinati」。
トマトに詰め物をしてオーブンで焼くお料理です。温かい状態で前菜として出て
きたり冷たい状態で付け合せとして出てきたりもしますが、やはりオーブンから
出したてのアツアツで食べるのが美味しいそうです

トマトがたくさん採れる南イタリア全般で食べられているお料理です。


トマトはヘタをくり抜いて横半分にスライスし、スプーン等でタネを取り除いて
軽く塩を振っておきます。



ボウルにパン粉・みじん切りのニンニクとイタリアンパセリ・オリーブオイル・
粉チーズを入れて混ぜ合わせたら、トマトに詰めていきます。

オリーブオイルをひいた天板にトマトを並べて上からもオリーブオイルをかけ、
200度のオーブンで20分ほど焼けば完成です


メイン料理は1時間半ほどコトコトと煮込んだところで鶏手羽元を入れて、さらに
20分ほど煮込みます。



20分経ったところで香味野菜を取り出して一緒に茹でるお野菜を入れて10分ほど
煮込めばメイン料理の完成です

盛り付けに煮汁を少しだけかけますが、基本的にお肉とお野菜にソースをかける
だけですので、煮汁がたくさん余ります。この煮汁はとっても美味しいブロード
(ブイヨン)になっていますので、漉して冷凍保存しておくと便利ですよ

ソースのサルサ・ヴェルデは以前作ったので、今回はレシピの紹介のみでした。

こちらがその時のレッスン記事です↓
【イタリア料理教室:手打ちパスタ中級編・10月】


最後にパスタを作ります。今日のパスタは「Maccheroni con crema di zucca」。
今日はマカロニを使いますが、パスタはロングパスタでもショートパスタでも、
何でもお好みのものでOKですよ



マッシュルームやパンチェッタから旨味がたっぷり出るので、かぼちゃの甘みを
より引き立ててくれますよ。かぼちゃはレンジでチンしてマッシュしても良いの
ですが、時間があればオーブンで焼いたほうが甘みが強くなって美味しいです



フライパンにオリーブオイルをひいて火にかけて、みじん切りの玉ねぎを弱火で
じっくりと炒めます。玉ねぎがしんなりしたら、スライスしたマッシュルームと
拍子切りにしたパンチェッタを加えてさらに炒めます。


火が通ったらマッシュしたカボチャを入れて少し火を通し、生クリームを加えて
カボチャを溶かしていきます。今回はマッシュしていますがかぼちゃは角切りの
状態でも良いそうです。ソースを黄色くしたい場合にはマッシュがオススメ



茹で上がったパスタをソースに加えて良く混ぜて、塩コショウで味を整えたら、
粉チーズで乳化すれば完成です

全てのお料理が出来上がったところで、お楽しみの試食タイムです


前菜はトマトのオーブン焼き。アツアツのトマトを噛むとじゅわっと旨味が口の
中に広がって、ニンニクやチーズの香りが効いていてとっても美味しいお料理。
トマトは火を入れることで甘みが引き立ちますね


パスタはかぼちゃクリームのマカロニ。かぼちゃが溶けた甘みのあるクリームに
パンチェッタの塩味やマッシュルームの風味があいまって、かぼちゃ好きには
たまらない一皿です。ロングパスタで食べるのも良さそうですね


メインはボッリート・ミスト。茹でたお肉やお野菜にそれぞれの旨味がぎゅっと
閉じ込められていて、そこにサルサ・ヴェルデを付けてたべるところは、日本の
おでんに辛子をつけて食べるそれとまさに一緒で、本当に美味しいです


食後はコーヒーを淹れて頂いてホッとひと息。来年6月でこのコースが終了したら
通うコースがないので、しばらくイタリア料理はお休みかなぁと思っていたら、
なんと先生から衝撃の発表が

手打ちパスタコースを来年7月にリニューアルするというのです私の大好きな
手打ちパスタがリニューアルとは、これは通うしかありません

来年の夏からはいま通っているプチ懐石を2ヵ月に1回にして、茶懐石を始める
つもりでいましたが、少しプランを練り直す必要が出てきました

仕事に育児に家事に趣味にと、忙しい日々はまだまだ続きそうです