【付下げの別誂え（フルオーダー）第4弾】《図案イメージ編》

本当は夏頃にはとりかかろうと思っていた新しい付下げの別誂えですが、今年の
夏は娘にかなり手がかかるようになってゆっくり着物雑誌を読む時間もなかなか
取れずにいるうちに、もうすっかり秋も深まってしまいました

いつもだとこんな着物を作りたいというはっきりしたイメージが出来上がって
いるのですが、今年はそんなことを考えるヒマもなくて、ぼんやりとこんな感じ
かなくらいのイメージしかありませんでした。

今までに挑戦したことの無い柄で気になっていたのは「雪輪」。冬の柄ですが、
雪輪の中に描く花や背景に使う植物次第で春にも秋にも着られるようになります
ので、これをメインの柄にすることは決定していました


いくつか着物雑誌を見る中で雪輪を使っている付下げがあったのですが、背景に
春の花をもってきていることが多くて、そこが悩みどころでした。背景の花には
もっとすっきりとした、南天や笹などの方が好みなのです

そして雪輪の中に描く花も古典的な和の花ということは決まっているのですが、
どんな種類にするかが決まらず…

牡丹などの大きなお花より梅・桜・椿・菊・紅葉などの小さめのもののほうが、
すっきりと仕上がりそうですね

こんなぼんやりとしたイメージで公庄工房様へオーダーの依頼をしてみました

今回は私の中ではっきり決まったものがないので、図案を確定するまでにかなり
やりとりが必要になりそうですが、それでどのような図案を送って下さるのか、
とても楽しみにしています