Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

結婚記念日ランチ@銀座「L’OSIER」(千總・水色地桧扇柄訪問着)

2015-11-27 23:09:20 | レストラン
4回目の結婚記念日に、1年ぶりに夫と2人でランチデートを楽しみました


今日お伺いするお店は、夫は何度かお食事をした事があるそうですが、私は今回
初めての場所。ミシュランの三ツ星を取った格式の高いレストランということで
きちんとした格好を、と着物でお伺いすることに


こちらの着物を着るのはとても久しぶりです。結納の時にも着た着物で、最後に
着たのは新橋芸者・ちよ美ちゃんのお披露目のお座敷だったでしょうか。かなり
長いこと着ていなかったので、久しぶりに出してきました


着物はさらっとした一越縮緬を綺麗な水色に染め上げて、春の花を描いた桧扇を
メインに、菊や萩や桔梗などが柔らかな色彩で描かれている「千總」の訪問着

帯は明るいベージュ地に、菱形の中に四つ花菱が金糸や様々な色糸を使って織り
出されている、西陣の名門「 河合美術織物」の唐織の袋帯。

帯揚げは菱型地紋のある白い綸子地にピンクの絞りで葵柄が表現された輪出し。
帯締めは明るい橙~金の礼装用の平組紐。


記念日のランチにとお伺いしたのは、銀座にある老舗のフレンチ「L’OSIER」

創業から40年以上というお店の母体は資生堂で、はじめは資生堂パーラーの中に
オープン。2007年からは3年連続でミシュランの三ツ星を獲得しました

2011年から資生堂ビルの建て替えにより休業していましたが、2013年に再開し、
再開直後は予約がまったく取れないほどの人気ぶりでした

今でも予約はすぐに埋まってしまうので、1ヶ月以上前から予約をしていました

残念ながらダイニングでの写真撮影はできないので、素敵なダイニングの様子は
お伝えできないのですが、カメラをお預けするとスタッフの方々がキッチン内で
全てのお料理の写真を撮ってくださるそうなので、お願いすることに


まず乾杯のシャンパンはピエール・モンキュイ / ブランド ブラン


始めは3種類のアミューズ。


次にフォアグラのムース ビーツのソース


前菜は帆立貝と秋トリュフのラヴィオル
コキヤージュのブイヨン オレンジの香り


前菜にあわせて選んだ白ワインは2007年 トリンバック / リースリング キュヴェ フレデリック エミール


お魚は金目鯛のパヴェ イカとシャンピニオン クルトン入りのコンディマン
カブのロティとターメリックを効かせたピューレ 甲殻類のプレスしたジュ


お魚に合わせて選んだ白ワインは2005年 ルシアン ル モワンヌ / ペルナン ペルジュレス プルミエクリュ ス フレティーユ


お口直しに出てきたのはレモンのソルベ フランボワーズソース


お肉は熊本産あか牛ロースのポワレ 赤キャベツとカシスのマルムラード
トリュフをまぶしたポテトのコンフィ 赤ワインのベアルネーズソース


お肉に合わせて選んだ赤ワインは2006年 ドメーヌ デュジャック / モレ サン ドニ


プレデセールは一口サイズの小さなお菓子が5種類。どれも作りたてです


デセールはマロンのパルフェグラッセ ほのかなスパイス風味のサブレ
マロンのコンフィとグリオットチェリーのシャーベット

このあとにとても可愛らしい小さなお菓子がたくさん載ったワゴンも登場して、
お腹いっぱいのはずなのにいくつか食べてしまいました

こちらのパンやデセールは、すべていかに作りたてを提供できるかということに
こだわって作られていて、お話を伺うとその努力のすごさに驚きました

落ち着いた静かなダイニングで素敵な器(ほとんどが私の大好きなJ.L Coquetの
ものでした)に盛り付けられた美味しいお料理を頂いて、日ごろの忙しい毎日を
すっかり忘れられた素晴らしい時間でした

夫ともこの4年間を振り返って色々な話をして、家族のこと、これからのことなど
未来の話でも盛り上がりました

とっても素敵な結婚記念日、どうもありがとう