Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

【小紋の別誂え(フルオーダー)第5弾・絽】《新しい図案編》

2014-03-26 23:53:16 | 着物
先日、別誂えをする帯の図案を決めた結果、図案から作り直しになってしまった
小紋ですが、帯に合うような新しい図案を工房から送って頂きました


やはり貝という柄にはこだわりたかったのですが、その中で古典で通用するもの
ということで、合わせ貝の柄を選びました。あまり夏限定という柄ではないもの
ですが、間違いなく貝殻ですし、中に描いて頂く柄を夏限定にして頂くことで、
夏っぽさを演出することにしました

こちらの図案では牡丹・松・撫子・橘・菊・朝顔・萩・菖蒲と、春~秋にかけて
咲く花々や通年向きの花が貝からはみ出して描かれていますが、やはり夏限定に
したいので、撫子・朝顔・菖蒲・菊・萩を残して、追加で百合・芙蓉・桔梗など
夏~秋の花を入れて頂くことにしました


合わせて描く波の模様は、前回描いて頂いたものをそのまま使えそうですので、
これで図案が確定しました

次はこれらの図案をもとに、送り見本(染めのパターン)を作って頂きます。


イタリア料理教室【手打ちパスタ編・3月】

2014-03-25 23:16:01 | イタリア料理
今日は夫に娘の世話をお願いして、イタリア料理教室に行ってきました。いつも
通りに保育園へお迎えに行って帰宅して授乳を済ませてからお教室へ

自宅の最寄り駅に着いてからまた家を出るまでに50分しかないので、それまでに
駅から自宅へ歩き、車でお迎え、授乳・お風呂の準備まで済ませるので、いつも
バタバタな気がします。それでも授乳には時間をかけて、ゆっくり過ごします


今日は手打ちパスタのコースを受講します。毎月違う手打ちパスタを教えて頂く
ことができるお教室というのはあまりないので、本当に貴重な機会です。今日は
生徒が私一人ということで、マンツーマンレッスンでした

いつも通りメニューの内容や手順のご説明をお伺いしてから、調理スタート


生地を寝かせる時間が必要なので、手打ちパスタの生地から準備していきます。

今日のレッスンで教えて頂く手打ちパスタは「Farfalle con crema di sakura」。
ファルファッレはイタリア全土で食べられている蝶々の形のショートパスタで、
日本でもおなじみですね

日本ではたまに「リボン型」と書かれていることもありますが、ファルファッレ
とは蝶々という意味なので、リボン型という表現は間違いなのですよ


強力粉・卵・塩・オリーブオイルをボウルに入れて混ぜ合わせ、ひとまとまりに
なったら体重をかけながら捏ねていきます。表面が滑らかになるまで捏ねたら、
生地を丸めてラップで包み、冷蔵庫で1~2時間休ませます。


パスタ生地を休ませている間に、メインの準備をしていきます。今日のメインは
「Capunet」。ピエモンテ州の郷土料理で、一言でいうと焼きロールキャベツの
ようなものだそうです。

中身は日本でも食べているロールキャベツと大差ありませんが、お好みで変えて
良いそうです。また、イタリアではお米を入れる人もいるのだとか

合わせるソースはトマトソースでも良いそうですが、ピエモンテではクリームの
ソースが定番だそうです。トマトクリームソースでも美味しそうですね



まずはキャベツを茹でていきます。綺麗に剥いたキャベツを芯のほうを下にして
お湯に入れ、茹であがったら冷水で冷やしてからペーパなどで水気を切ります。
芯の部分を薄くなるように削いでおきます。

イタリアではちりめんキャベツというシワシワとしたキャベツが主流ですので、
それを使って作られるのだそうです。


次は中身の準備。フライパンにオリーブオイルをしきみじん切りにした玉ねぎを
炒めたら、ボウルに炒めた玉ねぎ・合挽き肉・刻んだオリーブ・胡桃・パン粉・
卵・粉チーズ・みじん切りのイタリアンパセリを入れて良く混ぜ、塩コショウで
味を調えます。



キャベツの中央に中身の具を乗せて、手前から折り畳むように包んでいきます。
オリーブオイルをしいたオーブンシートに乗せ、粉チーズをかけたら食べる前に
180度のオーブンで20分ほど焼けばOK


合わせるソースも作っていきます。今日はネギのクリームソースを作りますよ。
イタリアではポロネギを使いますが、日本では普通のネギで構いません。ネギは
みじん切りにしておきます。



オリーブオイルをしいたフライパンにみじん切りのネギを入れたら弱火で炒め、
じっくりと旨味を引き出していきます。もうこれ以上炒めると鍋肌に焦げがつく
というところまで炒めたら、生クリームと水を加えて10分ほど煮込みます。


煮込み終わったらブレンダーで回しクリーム状に仕上げたら、塩コショウで味を
調えれば完成です


パスタソースを準備していきます。今日のファルファッレに合わせる桜クリーム
ソースは先生のオリジナルレシピ。日本の春を感じるソースですね。イタリアで
ファルファッレに合わせる代表といえばサーモン&ほうれん草のクリームソース。
こちらは秋に食べると良さそうですね


今日は桜のクリームソースなので八重桜の塩漬けを使います。塩漬けとして主に
使われているのは関山という品種の八重桜です。濃いピンク色が綺麗ですよね。
塩漬けは塩を洗い流し、水につけて戻しておきます。




水煮の筍は1cm角に切って、ロースハムは千切りにしておきます。フライパンに
オリーブオイルをしいて、筍を炒めていきます。そこにロースハムも加えたら、
桜の塩漬けを戻した戻し汁も入れます。すると桜の香りがふわりと漂いました


そこに生クリームを加えて、少し煮詰めていきます。



そのあいだにパスタの形成に取り掛かります。生地を半分にカットし、手の平で
押してパスタマシーンに通る厚さにし、メモリを下げながらマシーンで伸ばして
いきます。一度マシーンの幅に合わせて折りたたんで、再度メモリを下げながら
伸ばしていきます。いつもよりも少し厚めに仕上げます。




生地をパイカッターを使って正方形に切ったら、文庫帯を作るときの要領で二つ
山を作って折り畳んでいき、真ん中をギュッとつまんで止めます。羽根の部分を
綺麗に広げれば完成です。小さな蝶々がたくさんできました



最後には前菜の準備をしていきます。前菜は「Frico」。フリウリ=ベネツィア=
ジュリア州の郷土料理です。州都であるトリエステという街の名産品のチーズで
モンタージオというものがあり、このチーズの余りをジャガイモと合わせて作る
のが本来の作り方なのだそうです。

ただ、モンタージオというチーズはあまり日本では流通していないので、日本で
作る場合にはパルミジャーノチーズを削ったり普通のシュレッドチーズを使って
作っても良いそうです

本場ではジャガイモとチーズの比率が1対1ですが、それだとかな~り塩辛く出来
上がるので、お教室では2:1の割合で作ります。

じゃがいもは固めに茹でておき、玉ねぎはスライスしてオリーブオイルで炒めて
おいて、粗熱をとります。



茹であがったジャガイモはおろし金を使って粗めに削り、チーズと玉ねぎを加え
たら、塩コショウで味を調えます。


フライパンにオリーブオイルをしき、平たく伸ばしながら入れて弱火でじっくり
両面を焼いていきます。まるでチヂミのような見た目ですね。両面がきつね色に
なったら完成です


最後はパスタを完成させます。形成が出来たファルファッレを茹でていきます。
茹でるときにあまりお湯をぼこぼこと沸騰させると、止めた中央の部分が開いて
しまったり、羽根の部分がくっついて閉じてしまったりするので注意



ソースには水気をしっかりと切った桜の塩漬けを混ぜながら温めておいて、茹で
上がったファルファッレを入れてよく混ぜ合わせたら完成です

オーブンに入れていたメインも焼きあがったところで、早速試食タイムへ


前菜はフリッコ。とってもシンプルなお料理ですが、ジャガイモとチーズという
間違いなく美味しい組み合わせなので、ワインの進みそうな一皿になりました。
イタリアで作られるレシピではもっとチーズが濃厚で塩味が濃いので、かな~り
重めの前菜になっているようです


パスタはファルファッレ・桜クリームソース。イタリアで作られていない先生の
オリジナルレシピですが、桜の香りに優しい味のクリームソース、そして何より
春らしいピンク系の見た目に心がウキウキする、素敵な一皿でした


メインはカプネット(ひき肉入りキャベツの包み焼き)。今までロールキャベツ
というとトマトソース系のものしか食べたことがなかったのですが、ほんのりと
甘味を感じるネギのソースがぴったりでとても美味しくてびっくりしました


食後はコーヒーを淹れて頂いてホッとひと息。7月から始まる新しいコースの話や
4月にお願いしているオーダーメイドレッスンのメニューなど、楽しくおしゃべり
させて頂きました。こちらで過ごす時間が育児と仕事の息抜きになっています

また来月も3つのコース&オーダーメイドレッスンに参加させて頂く予定です


千總の小紋に合わせた八掛が染め上がりました / 千總の紫地御所解き柄小紋を予約しました

2014-03-24 23:13:24 | 着物
1月の末に購入した千總の水色の御所解き柄小紋に合わせて、いつも小紋の制作を
お願いしている工房に、八掛の染めを依頼していました

先週末、お預けしていた小紋と染め上った八掛が工房から届きました


八掛は小紋よりも少しだけ薄い色合いにしてもらって、胴裏との切り替え部分の
表移りを防いでいます



描いて頂いた柄は松の樹と小花たち。小紋の柄の中から何を抜き出して描くかは
工房にお任せしてあったのですが、少しすっきりめのこちらの柄を選んで下さい
ました。柄の色使いは小紋に準じて。

八掛も出来上がりましたので、早速仕立てに出そうと思っています


この水色の千總の総柄小紋を買ったばかりではありますが、2月20日に発売された
「美しいキモノ」に掲載されていた、仲間由紀恵さんがお召しになっている紫の
幔幕を取り入れた御所解き柄の小紋が気になっていて、先日百貨店の担当さんに
取り寄せをお願いしていました

ところがこちらの小紋は、雑誌での反響が大きかったのかすでに市場に出ている
ものは完売となってしまい入手が難しいということで諦めようかと思っていたの
ですが、なんと千總さんが追加で染めて下さることになり、染め上り次第お店に
届けて頂けるようにお願いしました

これから染めの準備に入るので出来上がりは3か月後になりますが、出来立ての
ほやほやを手にすることができるので嬉しいです

今年は千總の小紋を2反買うことになってしまいましたが、こればかりはオーダー
着物と違ってご縁のものなので、気に入るものに出会ったときには買ってしまう
ことにしています

まだ手元に無い色合いの藤色・蜜柑色・紺色系統の千總の総柄小紋は、また数年
かけてゆっくりと探していくつもりでいます


パン作り【レーズンとクルミのライ麦ハードパン】

2014-03-23 23:10:22 | 日記
この3連休は時間があったので、いつかやってみたいと思いながらもできなかった
ことを始めようかと考えていましたが、そのなかでも気になっていたパン作りを
開始することにしました

パン作りは以前からやろうと思い材料まで買い揃えていたのですが、パン作りの
ためにようやくオーブンを買ってからは出産・育児の忙しさにまぎれて、時間を
作ることができずにいました

今までもバターロールなどは作っていましたが、私がず~っとやりたかったのは
ハード系のパン作り。会社の近くはそういったパンを売っているお店がたくさん
あるのですが、自宅近くはファミリー層が多いせいか、菓子パン系や柔らかめの
パンばかりを扱っているお店しかなく、パン屋探しに苦労しているからです

今回は手始めに、夫の好きなレーズンとくるみを使って、ライ麦を入れたパンを
作ってみることにしました


ボウルに強力粉・ライ麦粉・塩・砂糖・ドライイースト・水を入れて混ぜ合わせ
ひとまとまりになったら、まな板などの台に取り出して7分ほど捏ねていきます。
湯通しして水気を切ったレーズンと炒ったクルミを混ぜながら3分ほど捏ねたら、
丸めて綴じ目を下に向け、クッキングシートを敷いたオーブン皿へ。


オーブンの発酵機能で30度で1時間ほど一次発酵させて、丸めなおして20分ほどの
ベンチタイムを置き、形成して粉を振って切り目をいれたら35度で二次発酵。

最後に250度に予熱しておいたオーブンで10分、210度に下げて20分焼けば完成


見た感じはうまくできたのですが、カットしてみると中身がぎゅっと詰まって、
まるでベーグルのような感じに仕上がっていました。おそらく一次発酵であまり
膨らまなかったせいだと思います

あとあと考えてみると、使ったドライイーストの鮮度と捏ねるときの水の温度に
敗因があったのではないかと思います

夫にも食べてもらいましたが、ぎゅっと詰まり過ぎている以外は、味も見た目も
合格点をもらえましたので、近いうちにリベンジするつもりでいます

こうして家でハードパンが焼けるようになったら、ワインのおともにもなるし、
とっても便利ですね

次はどんなものを混ぜて作ろうかと、わくわくしてしまいます


お菓子作り【苺のクラフティー】 / お茶のお稽古 / おうちごはん(イタリア料理教室の復習)

2014-03-22 23:04:48 | おうちごはん
最近は平日の時間帯に合わせて休日も早起きになってきましたが、今日も朝早く
から起き出して、娘や夫が寝ている間にお菓子作りをしていました


昨日スーパーにお買い物に行った際に、小ぶりな苺がたくさん入ったパックが
売っていたので、この可愛らしい苺を活かしたお菓子を作りたいと思い、今日は
苺のクラフティー作りに挑戦しました

クラフティーとはフランス・リムーザン地方の伝統菓子で、本来はタルト生地の
中にサクランボを入れ、卵液を流し込んで焼くプリンのようなお菓子です

タルトは省略してもかまわないようなので、今回はタルトを省略し、さくらんぼ
ではなく苺を使って作ってみました

作り方はとっても簡単。卵・砂糖・薄力粉・生クリーム・牛乳を混ぜ合わせて、
バターを塗った型に濾しながら流し込んでいきます。その上に苺を並べたら、
170度のオーブンで30分ほど焼くだけ。これだけで失敗なしです


完全に冷めたら上に粉糖を振って、冷蔵庫で冷やせば出来上がりです。とっても
簡単にできるのにお味はすご~く美味しくて、苺の甘酸っぱさと生地の甘さが、
お互いを引き立てあっています

夫も気に入ってくれたようで、ペロリと食べてしまいました

午後からは娘を連れて、お茶のお稽古へ行ってきました。最近では娘を連れての
お稽古にも慣れてきて、お互いお稽古をしているあいだの娘の世話もスムーズに
出来るようになってきました

今日のお稽古は八千代棚を使った芝点てのお点前でした。今日はじめてお稽古を
する新しい生徒さんにお客様として入って頂いたので、なんだかと~っても緊張
してしまいました。楽しくお客様側のお稽古をして頂けたかなと心配です

お菓子は、神楽坂にある梅花亭の「梅最中」と「神楽坂石畳」の2種盛りでした。
お軸は「桃花水(とうかすい)」と書かれたもので今の季節にぴったりですね。
茶花は赤い藪椿が活けられていました。

何か所かに寄ってお買い物をして帰宅するともう娘のお風呂の時間になっていた
ので、急いで娘をお風呂に入れて寝かしつけをして、ディナーの準備を開始


今日は手打ちパスタなのですが、時間がなかったのでパスタの形成は夫にお願い
してしまいました。パスタの生地自体はお昼に作っておいたので、ひとつ見本を
作っておいたら、夫が形成をしてくれました。どうもありがとう

私はそのあいだに前菜とメインの準備をして、ようやくディナータイムに


今日の前菜はかぼちゃのグラタン風スープ。玉ねぎの味をじっくりと引きだし、
かぼちゃの甘みを最大限に生かして作ったもので、コンソメもブイヨンも使って
いません。バゲットがなかったので、焼いた食パンをスープに浮かべて


パスタは菜の花のオレキエッテ。手打ちパスタらしいモチモチ食感が楽しめる、
耳たぶの形をしたパスタです。グズグズに崩した菜の花のソースをしっかりと
絡め取ってくれて、美味しい一品でした


メインはタラのコロッケ。タラは匂いのクセの強いお魚ですが、みじん切りの
ニンニクとパセリの香りで、とても爽やかな仕上がりです。特にパセリは自宅の
プランターから摘んだばかりのものを使いましたので、香りが強かったですね。
やはりハーブ系は摘みたてに限ります

食後は苺のクラフティーを食べながら、久しぶりに映画を借りてきて見ました。
子供が小さいとこういう夫婦二人のゆっくりした時間はなかなか取れないので、
とても貴重な時間を楽しみました

3連休も残すところあと1日。明日は何をしようかな