休日の朝、ふと思い立って。
夫をせき立て、いざ宇治市へ車を走らす。
お目当ては「たま木亭」のパン。
前回、大学で栄養士の卵を育てている同級生のMさんに、「ここのパンを是非食べて欲しい」
と連れて行って頂き。
その日から、寝ても醒めてもここのパンの味が忘れられない・・・。
焼きがいいのと、中がふんわりしているのがたまらない(かなり油脂類が入ってる?)
普段は食にまったく興味を示さない夫だが、この店はいたくお気に入りのようで。
実は、彼は大の菓子パン好きなのである。
特に、高カロリーのデニッシュ系が好き。
「売り切れ次第閉店になるから~」と朝食もそこそこに出かけ。
高速を2本乗り継ぎ、走らせる事40分余り。
目指すお店はわずか3畳ほどのスペース。
だが、店内には入りきれず、歩道まで溢れるお客、客・・・・・。
びっしり並んだパンの数々に目を奪われ、トングを手にした夫は絶句・・・・。
それでも「あれも買いたい、これも美味しそう」と次々とトレ―に積み上げる。
しめて、5700円なり。
それでも、他のお客様も同じ位のお会計で。皆さま、酔ったように買いまくって去っていくのだ。
何とも、不思議なパン屋の光景だった。
二人でパンの詰まった紙袋を抱え、そして抹茶スイーツで名高い「伊藤久右ヱ門」へ。
ここでも買いまくること30分。
帰宅してからは、二人で満足しながらパンを試食。
「ちょっと、全部食べんとって!私、味見すんねんから!」と、
釘を刺すことも忘れない。
ほんま、あればあるだけなんやから・・・。
そして、東京に居る娘に宅配でお裾分けする事に、めずらしく意見も一致して。
ま、たまには夫婦意見が合う事もあるんやね。
25年も一緒におったらねぇ。