株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(1.22.08)

2008-01-21 20:20:03 | 明日のモニタリング銘柄
まず、市況の確認です。

・日経先物:OSC35%(前日同値)
・日経平均:OSC35%(-8%)
・マザーズ指数:OSC37%(-5%)
・国債先物:OSC54%(+7%)
・為替:ドル円105.71円(1.1円円高)-20時13分現在

円高が急速に進んでおります。また国債先物は目安のOSC54%に今日は達しました。更に上昇するのかどうか?8月21日は56%にまで達しております。2006年には61%という記録もあります。まだ上がるかも知れません(金利は低下)。先物のOSCは16日の25%近辺までの調整は不可避かも知れません。

その前兆からか、先物はイーブニングセッションに入ってからも大暴れです。更に230円も下げて13080円まで落としております。全く、手加減という言葉を知らない輩が、無法地帯さながらに、ノックイン価格帯を荒らしまくっているようです

しかし、年の初めに今年の日経平均の予想を立てた高名な株式評論家の方々の「釈明」を聞きたいものですが、とんと筆者の耳には聞こえてきません。

業界に関係するアナリストの方々は、年末にかけてこれだけ上昇するといった調子で、年の初めに予想を立てているようですが、今日の日経ビジネスオンラインに出ていた、「主要100社を定点レポート」という記事で取り上げられていた、野村ホールディングスの記事は、正直に日経平均12000円を警告しておりましたね。

証券関係者に対して、ロイターが1月18日(先週金曜日)にヒアリングした予想レンジでは、筆者が一目を置く第一生命の嶌峰氏の4月安値11000円を除いて、安値は1月の13000円が底とのご託宣です。だとすると大寒の今日は、早々と底は近いこととなりますが、普通は大寒を過ぎて1月末から2月の初め頃の寒さが最も厳しいのではなかったでしょうかね?

それでは、くらだないコメントはこのくらいにして、予告したOSCが押されすぎの【ノックアウト銘柄編】を、筆者自身の明日のために探してみます。これらは明日もトコトン押されるでしょうが、必ずしも買い時という訳ではありません。

1.6758ソニー 
 OSC34%(-9%)買い:5100円近辺。
2.5631日本製鋼所
 OSC39%(-9%)買い:1400円近辺。
3.5541大平洋金属
 OSC33%(-10%)買い:800円近辺。
4.4543テルモ
 OSC32%(-10%)買い:5200円近辺。
5.4091大陽日酸
 OSC37%(-10%)買い:930円近辺。

途中からもう挙げるのがつらくなってきました。どれもこれも「瀕死の重傷」です。つい、寄り添って看病したくなるのが人情ですが、思わず甘い言葉(買い)でもかけようものなら、ズルズルと底なし沼に引きずり込まれそうです。先週の反発時点で急いで買いを入れた方々の「供養」が済むまでは、もう少し、時期が来るのを待つ以外にありません。

何だか不吉な言葉遣いになってきました。お化けでも我が家に出るといけませんので、もうこの辺で今日は止めにしておきます。明日はとりあえず身辺に注意しながら、まともな株に出会えるよう祈るばかりです。

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明日のモニタリング銘柄(ノックイン達成記念編)

2008-01-21 16:04:14 | 明日のモニタリング銘柄
13328円に設定されている日経平均連動のリンク債、仕手筋があたかもこの価格をねらい打ちにしたかのような、今日の後場の激しい下げでした。そして、見事に13320.5円まで日経平均を撃沈。わずか8円とはいえ、一瞬でもタッチすれば、そのリンク債を買ったお客の大損がほぼ確定し、先物をデルタヘッジしていた仕掛け人(運用元:アレンジャー)は大儲けするという算段です。

【今日のブログのタイトルは、筆者が適当に思いつきで付けたものであり、筆者は決して仕掛け人の「快挙?」を褒めている訳ではありませんので、誤解のないように。】

もう、今の相場は素人がノコノコとしゃしゃり出る相場ではないのかも知れません。

明日のモニタリング銘柄も糞もなくなって来ましたので、17日に特別編としてご紹介した時のカテゴリーに沿って、統計データのみお届けします。区分は、「該当無し」を追加して次の4つです。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了
②OSCがコンバージェンス(前日比マイナス引け)
③OSCが前日以上&プラス引け
④いずれにも該当せず

筆者がモニタリングしている約200銘柄について、①、②、③のサインがハッキリと出た件数を、1月11日からトレースしておきます。

1月11日---①133件 ②19件 ③9件  ④43件
1月15日---①155件 ②11件 ③8件  ④30件
1月16日---①97件  ②58件 ③21件 ④28件
1月17日---①5件   ②12件 ③171件④16件
1月18日---①4件   ②15件 ③154件④31件
1月21日---①26件  ②4件  ③6件  ④167件

上げの「予兆」は1月16日のように、①が大きく減って②が顕著に増え、上げ先導役の③もそれなりに増える、ということでした。今日は、④という中途半端なものが大勢を占めております。これは明日以降に①、②、③のどちらかに振り分けられる前の暫定ボックスのようなものですね。

今日の結果は皆さんの実感とあっているかと思いますが、明日以降は①が再度増えていくものと思います。そして、それが大きく減って②が顕著に増えるまでは買い控えが正解かと思います。

何しろ、日経平均の60ヶ月(5年)のMAラインである13375円も綺麗に割りました。月足のチャートをご覧頂くと、どこで下落が止まるのかおよそ分かるかと思います。12000円のラインですね。

2003年6月にほぼそのラインに到達し、そこから例の7600円までの地獄を見、そして、2004年半ば頃に再度12000円にタッチし、それがきちんと抜けたのが、あの2005年夏の郵政選挙の時でした。

また、1月1日の年の初めに、「黄金分割比率再考」というブログで書いた最後の押し目の数字は、50%押し目で12952円、61.8%押し目で11690円となっております。

従って、NYが大きく切り返さない限り、13000円どころと、その下は12000円を少しオーバーシュートして11700円あたりまでは、押される可能性まで見えて来ました。

この価格帯には、まだノックイン価格の地雷源も控えているようですので、アレンジャーはそこまで日柄を少々かけながら持っていくつもりかと思います。

以上です。

押されすぎた銘柄を今晩にでもチェックしようかと思います。気が向いたら夜にでもアップします。題して、「今日のノックアウト銘柄編」です。
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彷徨える日本株市場

2008-01-21 11:19:08 | 株に出会う
今日の寄り付きの先物は、シカゴCMEより70円も高く寄りつきました。

NYダウが崖っぷちに追い込まれているというのに、気配値をドンドンと切り上げての始値でした。これはどうしたことかと思って見ておりましたが、その反動からか、今日の前場は典型的な下げ相場です。

しかし、現物市場は朝方の先物の上げからの下落過程で最安値を付けたものが多く、その最初のリバウンドに乗っていれば、デイトレとしてはある程度の戦果は挙げられたものと思います。

ということはつまり、経験則からデイトレーディングをしている投資家は、朝1番の押し目からの反発に乗るのが最も効率的と認識しているようです。筆者の経験からもそのようなことは言えそうです。

NYダウが大幅下落の翌日などはそれが顕著です。ところが、今日のところは下げて始まったとはいえ、前日比で160円ばかりの中途半端な下落での始まりでした。ここは寄り付きで無理した分、前引けにかけてはずるずると後退を余儀なくされたようです。こういう日は分足で見るよりも、ティックチャートで見る方が下降トレンドがよく分かりますね。VWAPに近づくと売り方が待ってましたとばかりの売り攻勢です。10時前の先物の動きがそれを物語っております。

10時を過ぎてからは、今日のダウントレンドが市場参加者のかなりの部分に認識されたと見えて、下値模索の動きが優勢となりました。

今日のモニタリング銘柄ではテルモや富士フイルムそれに日産自動車といった主力銘柄は、意外と今日の前場の引け際の下げにも頑強で、2度とそこまでは降りてきておりません。仮に降りてきても、そこからの反発力は今日の相場のエネルギーからは少ないと見て、前場終了までにはすべて取り消しました。

さて、金曜日の先物のオプションの手口からすると、13250円が下値の1つの目途となります。その前に60MMAの13380円付近、そしてノックイン価格の13330円が控えておりますが。。。

後場はもし切り返すとすれば、13380円を切ってからの反転か、ノックイン価格寸前の13340円あたりからの切り返しが考えられますが、それにしても、前場の値動きからは止めるのがやっとといったところではないでしょうか?

NY市場は今日は休みですが、休み明けに12000ドル割れも想定されるため、あえて、その帰趨を見極めずに買い上がる無謀な方は、特に玄人筋になればなるほどいないと考えられます。

OSCで見ると、先物はそれでも+1%の36%ですが、日経平均は-11%の36%に戻されております。マザーズ指数も-4%の38%です。いずれも1月16日の33%と27%というベースラインへどこまで引き寄せられて反発するか、というせめぎ合いになっております。

ここはNYダウが大きく切り返さない限り、この攻防線での戦いに、今日、明日はなるのではないかと見ております。

先週2日ほど、思わぬ切り返しを見せましたが、その勢いは今日の寄り付きで少しは残り火がありましたが、そこからの上げエネルギーが乏しい日本市場の現実が露呈しております。
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