最初に各市場の現在位置を確認します。
・日経平均:OSC47%(+6%)
・日経先物:OSC35%(+6%)
・シカゴCME先物:13560円(大証、夕場比-120円)
・NYダウ:OSC33%(-6%)最下段の追加補足参照。
・マザーズ指数:OSC42%(+7%)
・為替:ドル円106.81(21銭円安)OSC36%(-3%)
・国債先物:138.13円(+20銭)OSC47%(+1%)
NYダウ、為替、国債先物の動きに反して、日経、日経先物、マザーズ指数の日本市場の切り返しが逆行しております。その反動が明日は出るものと思われます。シカゴCME価格を1つの目安に。
1つ注意しなければならないことは、やはりあまりに下げ基調が続いている銘柄というのは、何か業績上の問題が隠されていることが多いということ。このブログでも何度か取り上げた3838AQインタラクティブが下方修正しておりました。モニタリング銘柄からは外すことにします。一度ついたキズが癒えるのには1年ほどはかかるでしょう。
モニタリング銘柄は、こうした株価が底位置にあるものに焦点を当てておりますので、このような出会い頭の事故もありうることをご承知置き下さい。
1.4901富士フイルム
4130円まで下値を切り下げております。果たして明日はこの下値を防御できるのかどうか?4130円で待つ手。下げたら下げたで買いチャンスが拡がります。OSCが+7%の50%にまでコンバージェンスしております。GSポートフォリオに組み込まれている銘柄。
2.7210日産自動車
金曜日も執拗な売りに苛まれておりましたが、ここは再度の1000円割れ待ち。993円までは降りてこないかと思いますが、押し目をじっくりと待ちます。一時のゴーン流短期勝負の歪みがようやく修正されようとしており、中間決算も増益基調で格上げもされております。しかし、まだクライスラーとの関係やら、インドでの合弁事業でうまく言っていないようですね。少し、自らの利害を優先するゴーン流のやり方が災いしているのでしょう。ゴーンも損得両面をこの会社に与えているようです。
3.9793ダイセキ
好業績で買いを集めた、その反動安が来ております。3040円の安値近辺まで落とされました。明日もこのあたりまでの押し目があった時にはチョイと拾う手か。いずれにしても堅実なデフェンシブ銘柄ですので、市場が高揚している金曜日のような日は苦手。明日はあくまで3050円を意識し、3080円以下での仕込みです。
4.6666リバーエレテック
人気薄のMM銘柄ですが、ここまで売り込まれるとは。MM銘柄特有の売られすぎと判断します。OSCで見る限り16日の29%を底にして、33%、34%とコンバージェンスしております。しかし、下値を切り下げている限り買えないものです。750円が金曜日の安値ですが、週足で見ると700円近辺に抵抗線があります。最安値は2006年7月28日の681円です。とりあえず、明日以降は引けにかけて、この安値の攻防の行き末が見えた時に買い出動がよろしいかと。外国人持株比率も13%程度とそう高くはありません。業績は10月29日に中間期に大幅上方修正をしたにもかかわらず、その後ここまで下落しております。まさかこの3ヶ月で大きく情勢が変化したとも思えませんが。チョイと不可解な値動きです。
5.5108ブリヂストン
どうも株価が冴えません。1592円の安値まで金曜日は落としました。理由は不明。RSIは17%にまで下落。1月7日が18%でした。その後少しは戻しておりますので、明日も押し目からの反発は一定程度期待できるかと。
6.4548生化学工業
製薬会社が年初からの暴落過程でディフェンシブ銘柄として見直されているにもかかわらず、この株は置いてきぼりです。テクニカルには、16日のOSC30%を底にして、18日は34%までコンバージェンス。RSIも14%と底打ちを完了している模様。出来高が増えての下げで一定程度の投げは完了したのではないでしょうか。明日は、もう一度1000円割れを見て、987円という金曜日の安値を巡る攻防を見極めての買い。
7.4543テルモ
この安定優良株にしては、OSCを42%(-3%)にまで落としております。12月20日の41%以来です。明日は当然に押し目買いです。5420円という金曜日の安値が破られれば破られるほど買いチャンス到来となります。但し、引けまでにOSCを前日以上に戻しているのが条件です。OSCがもし30%台に場中に突入すれば、そこは買い場かと。
8.3774インターネットイニシアティブ
この株は新興市場銘柄のようでもあり、一部市場銘柄のようでもあり、中途半端な位置付けの銘柄ですね。この株、悪くはないと思います。それは週足をご覧頂くとお分かりだと思います。サイクリックに上下しているのは、今の日本株の中では今や珍しいのではないでしょうか。と言う訳ですが、明日に限っては349K以下、342K以上での仕込みを推奨します。
9.6767ミツミ電機
明日の地合が最初は悪くてもその後反転するならばこの株を取り上げます。OSCは+1%の34%です。任天堂人気に便乗して5640円まで行っていた株価が2870円です。その任天堂は高値から25%の下落。対するこの株は高値から約50%の下落です。同様なWii関連銘柄の6624田淵電機は、最盛期500円の株価が金曜日でも269円と46%の下落、6804ホシデンは37%の下落です。これが下請けの悲哀というものかも知れませんが、それにしてもこの株だけチョイと下げすぎではありますまいか?RSIもたったの19%です。明日は2720円以上、2795円以下で仕込んでみる手か。
10.3116トヨタ紡織
トヨタと一蓮托生の株です。同じように下げております。金曜日は2665円まで付けました。明日はこの安値が防御できるのかどうか?OSCは+7%の34%まで切り返して反転攻勢は整っております。いずれにしても2875円以下で仕込むこと。
11.6519エネサーブ
最後に1つ仕手株を。出来高が久々に100万株以上です。OSCも+11%の51%まで急伸。10月18日から続いた上昇局面の再現があるのかどうか、出来高に注目しながらのモニタリングです。行き場を失った投機マネーが跋扈する時が、この株が暗躍する時です。先日のチタン工業の資金の一部でも流れてくれば思わぬ相場になるかも知れません。出来れば322円以下の押し目で拾っておきたいところ。
以上です。新興市場銘柄はチョイと反転し過ぎです。明日は調整日と見ます。上記の銘柄はいずれも面白いポジションに位置している銘柄です。外れもある代わりに大当たりも出そうな銘柄群ですので、マークしておいて損はないかと思います。
追加補足:NYダウがご承知のように、昨年3月14日に付けた11940ドルの安値まで後一歩のところまで迫っております。まさに、下げの洪水が押し寄せ堤防は破壊を受ける寸前です。もしこれが破られると、次の下値ネックラインは11000ドルあたりになることは、心の片隅にでも入れておいた方が良さそうですね。
但し、過去に13000ドル近辺のネックラインが破られた時も、一気に下には行かずに、一度500ドル以上も戻しております。そして、それ以前の高値の山が越えられないことが明らかになって、再度13000ドル近辺まで押され、その後は500ドルも上げることができないのが分かって、今回の急落に繋がっております。つまり、一気に行くことはなく、通常は上げ下げを繰り返しながらであることはお忘れなく。これは個別銘柄にも言えそうですね。
参考:三尊型 by Nomura Securities
・日経平均:OSC47%(+6%)
・日経先物:OSC35%(+6%)
・シカゴCME先物:13560円(大証、夕場比-120円)
・NYダウ:OSC33%(-6%)最下段の追加補足参照。
・マザーズ指数:OSC42%(+7%)
・為替:ドル円106.81(21銭円安)OSC36%(-3%)
・国債先物:138.13円(+20銭)OSC47%(+1%)
NYダウ、為替、国債先物の動きに反して、日経、日経先物、マザーズ指数の日本市場の切り返しが逆行しております。その反動が明日は出るものと思われます。シカゴCME価格を1つの目安に。
1つ注意しなければならないことは、やはりあまりに下げ基調が続いている銘柄というのは、何か業績上の問題が隠されていることが多いということ。このブログでも何度か取り上げた3838AQインタラクティブが下方修正しておりました。モニタリング銘柄からは外すことにします。一度ついたキズが癒えるのには1年ほどはかかるでしょう。
モニタリング銘柄は、こうした株価が底位置にあるものに焦点を当てておりますので、このような出会い頭の事故もありうることをご承知置き下さい。
1.4901富士フイルム
4130円まで下値を切り下げております。果たして明日はこの下値を防御できるのかどうか?4130円で待つ手。下げたら下げたで買いチャンスが拡がります。OSCが+7%の50%にまでコンバージェンスしております。GSポートフォリオに組み込まれている銘柄。
2.7210日産自動車
金曜日も執拗な売りに苛まれておりましたが、ここは再度の1000円割れ待ち。993円までは降りてこないかと思いますが、押し目をじっくりと待ちます。一時のゴーン流短期勝負の歪みがようやく修正されようとしており、中間決算も増益基調で格上げもされております。しかし、まだクライスラーとの関係やら、インドでの合弁事業でうまく言っていないようですね。少し、自らの利害を優先するゴーン流のやり方が災いしているのでしょう。ゴーンも損得両面をこの会社に与えているようです。
3.9793ダイセキ
好業績で買いを集めた、その反動安が来ております。3040円の安値近辺まで落とされました。明日もこのあたりまでの押し目があった時にはチョイと拾う手か。いずれにしても堅実なデフェンシブ銘柄ですので、市場が高揚している金曜日のような日は苦手。明日はあくまで3050円を意識し、3080円以下での仕込みです。
4.6666リバーエレテック
人気薄のMM銘柄ですが、ここまで売り込まれるとは。MM銘柄特有の売られすぎと判断します。OSCで見る限り16日の29%を底にして、33%、34%とコンバージェンスしております。しかし、下値を切り下げている限り買えないものです。750円が金曜日の安値ですが、週足で見ると700円近辺に抵抗線があります。最安値は2006年7月28日の681円です。とりあえず、明日以降は引けにかけて、この安値の攻防の行き末が見えた時に買い出動がよろしいかと。外国人持株比率も13%程度とそう高くはありません。業績は10月29日に中間期に大幅上方修正をしたにもかかわらず、その後ここまで下落しております。まさかこの3ヶ月で大きく情勢が変化したとも思えませんが。チョイと不可解な値動きです。
5.5108ブリヂストン
どうも株価が冴えません。1592円の安値まで金曜日は落としました。理由は不明。RSIは17%にまで下落。1月7日が18%でした。その後少しは戻しておりますので、明日も押し目からの反発は一定程度期待できるかと。
6.4548生化学工業
製薬会社が年初からの暴落過程でディフェンシブ銘柄として見直されているにもかかわらず、この株は置いてきぼりです。テクニカルには、16日のOSC30%を底にして、18日は34%までコンバージェンス。RSIも14%と底打ちを完了している模様。出来高が増えての下げで一定程度の投げは完了したのではないでしょうか。明日は、もう一度1000円割れを見て、987円という金曜日の安値を巡る攻防を見極めての買い。
7.4543テルモ
この安定優良株にしては、OSCを42%(-3%)にまで落としております。12月20日の41%以来です。明日は当然に押し目買いです。5420円という金曜日の安値が破られれば破られるほど買いチャンス到来となります。但し、引けまでにOSCを前日以上に戻しているのが条件です。OSCがもし30%台に場中に突入すれば、そこは買い場かと。
8.3774インターネットイニシアティブ
この株は新興市場銘柄のようでもあり、一部市場銘柄のようでもあり、中途半端な位置付けの銘柄ですね。この株、悪くはないと思います。それは週足をご覧頂くとお分かりだと思います。サイクリックに上下しているのは、今の日本株の中では今や珍しいのではないでしょうか。と言う訳ですが、明日に限っては349K以下、342K以上での仕込みを推奨します。
9.6767ミツミ電機
明日の地合が最初は悪くてもその後反転するならばこの株を取り上げます。OSCは+1%の34%です。任天堂人気に便乗して5640円まで行っていた株価が2870円です。その任天堂は高値から25%の下落。対するこの株は高値から約50%の下落です。同様なWii関連銘柄の6624田淵電機は、最盛期500円の株価が金曜日でも269円と46%の下落、6804ホシデンは37%の下落です。これが下請けの悲哀というものかも知れませんが、それにしてもこの株だけチョイと下げすぎではありますまいか?RSIもたったの19%です。明日は2720円以上、2795円以下で仕込んでみる手か。
10.3116トヨタ紡織
トヨタと一蓮托生の株です。同じように下げております。金曜日は2665円まで付けました。明日はこの安値が防御できるのかどうか?OSCは+7%の34%まで切り返して反転攻勢は整っております。いずれにしても2875円以下で仕込むこと。
11.6519エネサーブ
最後に1つ仕手株を。出来高が久々に100万株以上です。OSCも+11%の51%まで急伸。10月18日から続いた上昇局面の再現があるのかどうか、出来高に注目しながらのモニタリングです。行き場を失った投機マネーが跋扈する時が、この株が暗躍する時です。先日のチタン工業の資金の一部でも流れてくれば思わぬ相場になるかも知れません。出来れば322円以下の押し目で拾っておきたいところ。
以上です。新興市場銘柄はチョイと反転し過ぎです。明日は調整日と見ます。上記の銘柄はいずれも面白いポジションに位置している銘柄です。外れもある代わりに大当たりも出そうな銘柄群ですので、マークしておいて損はないかと思います。
追加補足:NYダウがご承知のように、昨年3月14日に付けた11940ドルの安値まで後一歩のところまで迫っております。まさに、下げの洪水が押し寄せ堤防は破壊を受ける寸前です。もしこれが破られると、次の下値ネックラインは11000ドルあたりになることは、心の片隅にでも入れておいた方が良さそうですね。
但し、過去に13000ドル近辺のネックラインが破られた時も、一気に下には行かずに、一度500ドル以上も戻しております。そして、それ以前の高値の山が越えられないことが明らかになって、再度13000ドル近辺まで押され、その後は500ドルも上げることができないのが分かって、今回の急落に繋がっております。つまり、一気に行くことはなく、通常は上げ下げを繰り返しながらであることはお忘れなく。これは個別銘柄にも言えそうですね。
参考:三尊型 by Nomura Securities