株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(1.23.08)

2008-01-22 21:12:05 | 明日のモニタリング銘柄
明日のモニタリング銘柄は取りやめると書きましたが、いささか様子が変わってきていますので、市況を確認するとともに、若干のモニタリング銘柄を書きます。

・日経先物:OSC24%(-9%)
・日経平均:OSC30%(-5%)
・マザーズ指数:OSC32%(-5%)
・国債先物:OSC51%(-3%)
・為替:ドル円106.45円(52銭円安)-23日午前6時現在
・NYダウ:11971ドル(-128ドル)OSC36%(+2%)
・シカゴCME:13110円(大証比+570円)

先ほどNY市場が終了。ダウが下値から大きく切り返し。シカゴCMEは大幅高。為替は安定(23日6時半)

いささか様子が変わってきているというのは、国債先物のOSCが下落に転じていること(36銭高で終わっておりますので金利低下は今日も続いておりますが、そろそろピークアウトする兆しという意味です。)

それに反比例するような、今日の先物の下落です。OSCは何と24%に落ちましたが、昨日と異なるのは、イーブニングセッションで+30円と切り返していることです。

為替の面では、ユーロ・ドルも急な切り返し中です。円高が打ち止まった感があります。

これは、今晩のNY次第の面もありますが、反転のサインかも知れません。

テクニカル用語の簡単解説

【OSCコンバージェンス銘柄から】

・8924リサ・パートナーズ
・6767ミツミ電機
・9432日本電信電話
・4062イビデン
・6222島精機製作所

【OSCが10%前後の押されすぎ銘柄】

・3789ソネットエンタテインメント 44%(-10%)
・4502武田薬品 37%(-9%)
・5563日本電工 39%(-13%)

【25MA乖離率が70%台以下から】

・1412チャイナ・ボーチー 68%
・8936リプラス 67%
・6624田淵電機 65%

【その他気になる銘柄】

・8728M2J 25MA乖離率66%
・2159フルスピード 反発力
・3236プロパスト 業績
・9020東日本旅客鉄道 指数値
・4901富士フイルム 堅実性
・6758ソニー OSC30%
・6486イーグル工業 OSC32% 乖離率69%
・2371カカクコム 指数値
・8086ニプロ 医療安定株
・6277ホソカワミクロン 乖離幅
・4689ヤフー OSC30% 40K割れ
・5713住友金属鉱山 OSC26%

以上です。結構魅力的な銘柄群が抽出できました。これが平時ならリバウンド確実の押され方なのですが、何しろ金融不安の世の中です。周りが火に囲まれかけているというのに、今更、下着を忘れただの、おばあちゃんの写真がない、だのと悠長なことは言っておれません。命あっての物種ということですね。一体全体、何を言いたいのやら??

【22日22時半、FRB75bsp緊急利下げ】
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これはひどい落ち方ですが。。。

2008-01-22 16:09:58 | 株に出会う
今日の後場はついに猛獣の餌食になってしまいました。もう少し我慢しておれば、14時頃にかけての最後の反転でマイナスをこかなくてもよかったのですが、後数分の辛抱がたりませんでした。猛獣は日本産5631日本製鋼所と中国産の4617中国塗料の2種類です。

まさに目の前に迫り来る猛獣の迫力たるや、想像を絶するものでしたね。

さて、そうは言ってもまずは冷静にデータを分析しなければなりません。先週から続けている、下記4つのサインがどう分布しているのか見てみました。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け
③OSCが前日以上&プラス引け
④いずれにも該当せず

筆者がモニタリングしている約200銘柄について、①、②、③のサインがハッキリと出た件数の1月11日からトレースです。

1月11日---①133件 ②19件 ③9件  ④43件
1月15日---①155件 ②11件 ③8件  ④30件
1月16日---①97件  ②58件 ③21件 ④28件
1月17日---①5件   ②12件 ③171件④16件
1月18日---①4件   ②15件 ③154件④31件
1月21日---①26件  ②4件  ③6件  ④167件
1月22日---①179件 ②17件 ③5件  ④2件

昨日の④(どれにも該当せずの中途半端な位置の株)が①にほぼ移動しております。

しかし、よく見ると②も増えておりますね。まだ1月16日のような増え方ではありませんが、OSCコンバージェンスの胎動は見られます。

こうなると、昨年8月17日のあの875円も日経平均が下げた日と比べてみたくなると言うものです。主力市場だけを比較してみました。

①85件 ②2件 ③2件 ④25件

今日との違いは、④がまだ25件もあることと、②、③がたったの2件ずつしかないということですね。あの日の夜はアメリカが緊急の公定歩合の下げを行いましたが、それがないと④の25件は翌日には①に落ち込んでいたことでしょう。そして、時間が経って②や③が増えてきてリバウンドをしたのではと想像します。

今回の落ち方はひどいものですが、②のOSCコンバージェンス件数が増えていることから、明日もう一度落ちてから、①が②あるいは③に移行するようだと、明後日の寄り付きからの押し目での買いが、当面のリバウンド体勢への動きとなるのではないかと思います。

なお、そうは言っても日経先物は15時を過ぎてから、まだ無茶苦茶な売られようで、12510円にまで落とされております。今日の最安値です。これによりOSCは24%まで落ち、1月16日の25%を下回りました。2回念押しをしたことになります。

日経平均のOSCは-5%の30%です。これは8月17日に並んでおります。TOPIXのOSCは31%で、これは11月12日の28%以来の低い数字です。ついでのマザーズ指数のOSCは、-5%の32%です。12月20日から3日連続でこの32%をマークしております。

まだ押し目が足らないというのが、これらのデータから言えることですが、明日の押し目か明後日の押し目で一旦底を打つのではないかと思います。昨日のブログに書いたように、最悪12000円割れ寸前まで行くかも知れませんが、そこまで売り込むのかどうか?

持ち越しは、よりによってこんな日に内需デフェンシブ銘柄の9793ダイセキの2905円のみです。落ちてもこの株たかが知れておりますので、こういう日に仕込むのにうってつけかと。。。

明日のモニタリング銘柄は、このような状況での個別銘柄のスクリーニングはあまり意味をなさないので休みます。

これから家人と一緒に近くの「チケットぴあ」まで歩いて行って、6月に来日するアンネ=ゾフィー・ムターという女性バイオリニストのコンサートのチケットを入手する予定。このムターという女性、なかなかの評判だそうです。パンフレットに写っている写真を見ても若くて綺麗です。しかし、今日の相場で猛獣に襲われた身にとっては、何やら、振り向いている顔が、子羊を襲う前のメスライオンに見えてなりません。

ああ、早くこんな生活から脱しなければ。。。

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魔の必殺脳天逆落とし技

2008-01-22 11:20:11 | 株に出会う
しかし、市場は総悲観の様相から、何と先物は12700円と大証終値比610円も安く始まりました。

気配値はもっと下でしたが、さすがに-800円とかで始めると、嘘八百がばれて、お客さんがすべて逃げてしまいます。胴元としては閑散とした賭場になればあがったりですので、これでも控えめにスタートしたつもりでしょう。

それでもこれだけの下げで始まると、もう皆さん投げ売り状態に心理的には陥ることでしょう。そこはそこ、仕手筋も心得ておりますので、いささか篩い落としをかけながらも、ジリジリと10時半から40分頃にかけて、上値を追っていきましたね。これは朝方の売りの買い戻しかと思います。

筆者はそこで買いたくなる気持ちは抑えながら、少し下の方で狙い目の株を指しておきましたが、10時40分頃からは、いささか下落のスピードが尋常ではありませんでした。そこで急遽待ち受けていた株はほぼ撤退させました。捕まった4543テルモだけ+10円抜きの瞬間居合い抜きでしたが。

ところで例のノックイン価格ですが、寄り付きであっさりと13077円は破られております。その下は12720円ですが、途中で撃沈されました。そうなると、更にその下の12632.38円が既に野獣どもの視野に入っていることでしょう。そのための布石が寄り付きの恐怖の気配値であり、10時過ぎに賭場の参加者に見せた束の間の「オアシスの幻」でした。

前場はそういう訳で、持ち越し株もないのですが、そうした野獣軍団の動きが気になり、薄利を重ねての5勝0敗ではありましたが、もし10時半頃の高値追いを本能的に行っていたら、今頃、野獣の餌食となるところでした。5631日本製鋼所など、1400円とその上の1410円どころの大きな売り板が食いちぎられるのを見て、よほど飛びつこうと思いましたが、かろうじて「理性」が勝ちました。案の定、それが砂漠でフラフラになっている隊商に見せる「幻のオアシス」だったようです。前場終わりで1374円まで急落です。水と思って飲み込んだら砂だったので、大いにほぞを噛んでいる方も多いことでしょう。

後場もこうした必殺脳天逆落としの技が襲ってくる恐れが十分にあります。特にまだタッチしていない12632円の日経平均を狙っての必殺技ですね。これを一方では視野に入れながら、もうここまで必殺技を見せつけられると、連中の体はもう血だらけです。ここら辺で、そろそろ本当のオアシスに行って、沐浴でもして休憩したくなる心境になるかも知れません。心までは不可能なので、せめて体だけでも清潔にしたいという野獣ならではの願望ですね。通常、お腹一杯のライオンに近寄っても問題ありません。問題はお腹一杯なのかどうかがわからないことです。ひょっとすると親分が被ったサブプライムローン問題の巨大な損失の穴埋め指令が日本の胴元に来ているのかも知れません。そうなると、この程度の満腹ではなく、次々とノックイン価格を撃沈しないことには、海の向こうの親分から強いお叱りがあるのかも知れません。

そこのところの読みは、生来、野獣でもオアシスの専門家でも何でもない筆者には、読めというのがそもそも無理でしょう。

せいぜい、これらの動きについて想像力を働かせて、無謀なバクチを避ける以外にはありません。

では、後場の動きに、皆さん、呉々も用心しながら、何とか野獣どもの裏をかいて、寝首を掻けとまではとても申せませんが、せめて、お尻のあたりに溜まった脂肪をかきむしるぐらいの反骨精神を発揮されんことを強く願って、前場の感想とさせて頂きます。はい。。。
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