まず市況概況から。
・日経先物:OSC29%(前日比-5%)
・日経平均:OSC45%(前日比+3%)
・マザーズ指数:OSC36%(前日比-9%)
・ヘラクレス指数:OSC41%(前日比-7%)
・国債先物:OSC42%(前日比+4%)-金利は低下。
・ドル・円:109.32円(前日比-52銭)11日6時半現在
・NYダウ:OSC42%(前日比+6%)10日終値-追加
・シカゴCME:14505円(大証終値比+135円11日朝追加
国債先物の価格が上昇(金利は低下)し、日経先物など株式市場の下落(OSCの低下)が鮮明に出てきました。国債先物もこの先OSCで50%程度までは上げるのが常です。一方、日経先物のOSCの29%というのは、昨年8月17日の27%以来の低水準です。更に下げるなら、再度14200円を試しに行く可能性も出てきました。
一方、新興市場のセンチメントは今日はめっきりと悪化。OSCもご覧の通りの低下ぶりです。後場の後半にやけに上げていた2170リンクアンドモチベーションを引けまで見ておりましたが、238Kまで上げてから206Kまでの急降下ぶりでした。当初220K、その後215Kで指しておりましたが、節目を次々と突破するのを見て、参戦は諦めました。出来高も多く刺激的ですが、全くどちらに飛んでいくのか、運任せ、風任せの株ですね。一旦、下落のモーメンタムがつくと、こうした新興銘柄はまるで糸の切れたタコのようです。
学生時代に金に困って、やむを得ず日雇い事務所に行って土方仕事をした時、何か用事を言いつけられると、しばらく帰ってこなかった(ゆっくりとサボっていた。)ので、親方が、糸の切れたタコのようだとブツブツと文句を垂れていたのを思い出しました。
元来、一生懸命働く意欲がなく、時間が経って早く金をもらいたい一心で雇われている身に、何のモチベーションもありませんでした。リンク&モチベーションの気持ちがよく分かるというものです。
さて、そうは言っても、こっちは何とか楽をして日銭を稼がねば、こんなブログを書きながら株などやっておれません。その儲けたいという切なるモチベーションを何とか維持するための、明日のモニタリング銘柄です。
テクニカル用語の簡単解説
1.6263プロデュース
日経に好意的に取り上げられていたのが効いたのでしょう。今日は出来高が大幅に増えて3連騰です。売りからも入れますので、そろそろ反落を警戒しなければなりませんが、この株、以前はOSCを平気で70%超まで上げておりました。今日でまだ59%です。この先強気が制すれば400Kあたりまで届くのかも知れません。チョイと監視の手を緩めないで、押されたところを買ってみる手はありそうです。
本来は、熱気が冷めて、値を下げた時にこっそりと仕込む銘柄ですが、去年も1000株以上の出来高が続いた時が何度かありましたが、いずれも上げは3日だけでした。今回4連騰やら5連騰をすれば、ひょっとして、この株大化けするかも知れません。(この地合でチョイと甘いか??)
2.6787メイコー
このMM銘柄は筆者にとって難解株です。良い思いをした記憶がありません。しかし、今日はOSCが53%→39%へと急落。指数値も12月21日を下回りました。この株の癖として、今日のように大きく下落した翌日にプラスで始まれば、これは反転の兆しと見ることが出来ます。このあたりに気を付けてモニタリングすると良いでしょう。
3.6581日立工機
これもOSCが43%→34%に急落。1500円の前半あたりまでの押し目は、週足を見ると何度か経験しておりますので、明日はそのあたりまでもし落ちれば、そこからの反転に乗る手です。1部市場の銘柄ですが、結構ドラスティックな値動きをすることがあります。
4.5333日本碍子
これも値動きに異変です。OSCが45%→37%へと急落。日立工機と違って、週足は昨年の11月9日まで綺麗に右肩上がりの曲線を描いておりました。ところがその後は、斜面45度からの直滑降をまるで見ているようです。ディーゼル用に需要が拡大している筈ですが、12月19日にこの会社の社長が、「来年の営業利益は為替の影響を除けば横ばいだ。連結PERが30倍を越えたのは行きすぎで、外国人の株主が少しずつ売却していくのではないか」などと人ごとのようにインタビューに答えていたそうです。昔、ニトリの社長が同じようなことを言っておりました。しかし、今はPERも20倍を切りました。昨年5月18日の安値に並んだここからは、少しは切り返すのではないでしょうか。
5.5310東洋炭素
今日のモニタリング銘柄ですが、強烈な売り攻勢でした。途中、突っ込み買いをしてしまい火傷を負った方が大勢いらっしゃるのかも知れません。皮膚が「炭素」化していないことを祈るばかりです。しかし、それなりに切り返してOSCは前日同値の36%です。明日は一旦押されてもプラ転するかどうか注目です。
6.1518三井松島
仕手株復活なるか。この株にそろそろ注目です。OSCは46%→37%まで下落。明日も下げるでしょうから、下げ止まったと思った時に、こっそりと仕込む銘柄です。相場が停滞すればするほど、こうした遊び株がもて囃される時が必ず来ます。その宴がまっさかりになった時に逃げるのが、こうしたバクチ株への正しい対処の仕方かと。ところで三井松島という社名、どこかのきれいどころの姐さんを思い出させるではありませんか。これもこの株を仕手株たらしめている1つの理由かと。
7.4296ゼンテック・テクノロジー
今日は、身を持ち崩したついでに、この株を最後に取り上げておきます。ひと頃の出来高はありませんが、それでも5000株超です。何がこの株の人気を支えているのか?筆者に言わせれば、三井松島が「純日本風の遊び人」にもて囃されるのに対して、このカタカナ名の株は、「純洋風の遊び人」にもて囃される何かを備えているから、ということになります。どちらも一度かかわると、思わず「入れ上げる」のが特徴です。
ところでこの株、OSCが久々に31%まで落ちてきました。12月29日の29%以来の低さです。明日はずばり180Kで待ち受けましょう。そこまでくればほどほどに反発に転じるかと。もちろん、身を持ち崩すことは覚悟の上でのおつきあいです。
以上です。最初はそれなりに真っ当な優等生株を取り上げておりましたが、最後の方は、妖艶な株に引きつけられてしまい、筆者もいささか堕落してしまったようです。いや、この変な相場に自堕落になってしまっただけかも知れません。
ともあれ、明日は姉御さん達のことはきっぱりと忘れて、せめて自分だけでも正気を保って、トレードで成果を上げたいものです。しかし、成果が上がれば上がったで、ついつい純日本風か純洋風の館に引き付けられ、思わず「入れ上げて」しまいそうです。
・日経先物:OSC29%(前日比-5%)
・日経平均:OSC45%(前日比+3%)
・マザーズ指数:OSC36%(前日比-9%)
・ヘラクレス指数:OSC41%(前日比-7%)
・国債先物:OSC42%(前日比+4%)-金利は低下。
・ドル・円:109.32円(前日比-52銭)11日6時半現在
・NYダウ:OSC42%(前日比+6%)10日終値-追加
・シカゴCME:14505円(大証終値比+135円11日朝追加
国債先物の価格が上昇(金利は低下)し、日経先物など株式市場の下落(OSCの低下)が鮮明に出てきました。国債先物もこの先OSCで50%程度までは上げるのが常です。一方、日経先物のOSCの29%というのは、昨年8月17日の27%以来の低水準です。更に下げるなら、再度14200円を試しに行く可能性も出てきました。
一方、新興市場のセンチメントは今日はめっきりと悪化。OSCもご覧の通りの低下ぶりです。後場の後半にやけに上げていた2170リンクアンドモチベーションを引けまで見ておりましたが、238Kまで上げてから206Kまでの急降下ぶりでした。当初220K、その後215Kで指しておりましたが、節目を次々と突破するのを見て、参戦は諦めました。出来高も多く刺激的ですが、全くどちらに飛んでいくのか、運任せ、風任せの株ですね。一旦、下落のモーメンタムがつくと、こうした新興銘柄はまるで糸の切れたタコのようです。
学生時代に金に困って、やむを得ず日雇い事務所に行って土方仕事をした時、何か用事を言いつけられると、しばらく帰ってこなかった(ゆっくりとサボっていた。)ので、親方が、糸の切れたタコのようだとブツブツと文句を垂れていたのを思い出しました。
元来、一生懸命働く意欲がなく、時間が経って早く金をもらいたい一心で雇われている身に、何のモチベーションもありませんでした。リンク&モチベーションの気持ちがよく分かるというものです。
さて、そうは言っても、こっちは何とか楽をして日銭を稼がねば、こんなブログを書きながら株などやっておれません。その儲けたいという切なるモチベーションを何とか維持するための、明日のモニタリング銘柄です。
テクニカル用語の簡単解説
1.6263プロデュース
日経に好意的に取り上げられていたのが効いたのでしょう。今日は出来高が大幅に増えて3連騰です。売りからも入れますので、そろそろ反落を警戒しなければなりませんが、この株、以前はOSCを平気で70%超まで上げておりました。今日でまだ59%です。この先強気が制すれば400Kあたりまで届くのかも知れません。チョイと監視の手を緩めないで、押されたところを買ってみる手はありそうです。
本来は、熱気が冷めて、値を下げた時にこっそりと仕込む銘柄ですが、去年も1000株以上の出来高が続いた時が何度かありましたが、いずれも上げは3日だけでした。今回4連騰やら5連騰をすれば、ひょっとして、この株大化けするかも知れません。(この地合でチョイと甘いか??)
2.6787メイコー
このMM銘柄は筆者にとって難解株です。良い思いをした記憶がありません。しかし、今日はOSCが53%→39%へと急落。指数値も12月21日を下回りました。この株の癖として、今日のように大きく下落した翌日にプラスで始まれば、これは反転の兆しと見ることが出来ます。このあたりに気を付けてモニタリングすると良いでしょう。
3.6581日立工機
これもOSCが43%→34%に急落。1500円の前半あたりまでの押し目は、週足を見ると何度か経験しておりますので、明日はそのあたりまでもし落ちれば、そこからの反転に乗る手です。1部市場の銘柄ですが、結構ドラスティックな値動きをすることがあります。
4.5333日本碍子
これも値動きに異変です。OSCが45%→37%へと急落。日立工機と違って、週足は昨年の11月9日まで綺麗に右肩上がりの曲線を描いておりました。ところがその後は、斜面45度からの直滑降をまるで見ているようです。ディーゼル用に需要が拡大している筈ですが、12月19日にこの会社の社長が、「来年の営業利益は為替の影響を除けば横ばいだ。連結PERが30倍を越えたのは行きすぎで、外国人の株主が少しずつ売却していくのではないか」などと人ごとのようにインタビューに答えていたそうです。昔、ニトリの社長が同じようなことを言っておりました。しかし、今はPERも20倍を切りました。昨年5月18日の安値に並んだここからは、少しは切り返すのではないでしょうか。
5.5310東洋炭素
今日のモニタリング銘柄ですが、強烈な売り攻勢でした。途中、突っ込み買いをしてしまい火傷を負った方が大勢いらっしゃるのかも知れません。皮膚が「炭素」化していないことを祈るばかりです。しかし、それなりに切り返してOSCは前日同値の36%です。明日は一旦押されてもプラ転するかどうか注目です。
6.1518三井松島
仕手株復活なるか。この株にそろそろ注目です。OSCは46%→37%まで下落。明日も下げるでしょうから、下げ止まったと思った時に、こっそりと仕込む銘柄です。相場が停滞すればするほど、こうした遊び株がもて囃される時が必ず来ます。その宴がまっさかりになった時に逃げるのが、こうしたバクチ株への正しい対処の仕方かと。ところで三井松島という社名、どこかのきれいどころの姐さんを思い出させるではありませんか。これもこの株を仕手株たらしめている1つの理由かと。
7.4296ゼンテック・テクノロジー
今日は、身を持ち崩したついでに、この株を最後に取り上げておきます。ひと頃の出来高はありませんが、それでも5000株超です。何がこの株の人気を支えているのか?筆者に言わせれば、三井松島が「純日本風の遊び人」にもて囃されるのに対して、このカタカナ名の株は、「純洋風の遊び人」にもて囃される何かを備えているから、ということになります。どちらも一度かかわると、思わず「入れ上げる」のが特徴です。
ところでこの株、OSCが久々に31%まで落ちてきました。12月29日の29%以来の低さです。明日はずばり180Kで待ち受けましょう。そこまでくればほどほどに反発に転じるかと。もちろん、身を持ち崩すことは覚悟の上でのおつきあいです。
以上です。最初はそれなりに真っ当な優等生株を取り上げておりましたが、最後の方は、妖艶な株に引きつけられてしまい、筆者もいささか堕落してしまったようです。いや、この変な相場に自堕落になってしまっただけかも知れません。
ともあれ、明日は姉御さん達のことはきっぱりと忘れて、せめて自分だけでも正気を保って、トレードで成果を上げたいものです。しかし、成果が上がれば上がったで、ついつい純日本風か純洋風の館に引き付けられ、思わず「入れ上げて」しまいそうです。