株に出会う

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明日のモニタリング銘柄(特別編)

2008-01-17 22:03:37 | 明日のモニタリング銘柄
今日の市場、特に先物の動きには全くしてやられました。

前場終了後のブログに、投資顧問会社が勝手に「陰の極み」だとプロパガンダしていたと書きましたが、その投資顧問会社に残念ながら負けてしまいました。

しかし、この今日の先物の分足をもう一度見て下さい。13時までの篩い落としが実に見事です。

こうなると、ここ数日で何か前兆があったのではないかと、ふとライブドアショックの時を思い出しました。その時はOSCのコンバージェンス件数が前兆だったのです。

今、こうして書いている最中は、そのデータが当たっているのかどうかは定かではありませんが、とりあえず、何か見つかるかどうか検証してみます。対象は毎日銘柄を少しずつ入れ替えながらモニタリングしている、現在登録済の計204銘柄です。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了
②OSCがコンバージェンス(前日比マイナス引け)
③OSCが前日以上&プラス引け

204銘柄について、①、②、③のサインがハッキリと出た件数を、1月11日、15日、16日、そして17日の4日間についてトレースして見ました。その結果、

1月11日---①133件 ②19件 ③9件
1月15日---①155件 ②11件 ③8件
1月16日---①97件  ②58件 ③21件
1月17日---①5件   ②12件 ③171件

今日、1月17日は③が圧倒的なのは自明のことですが、それに至る3日間で何がキーポイントかを推定すると、

★①の件数が急減すると同時に②の件数が顕著に増加、③も増加していること。★

 とりわけ、②のコンバージェンス件数が、OSCの本来の性格から言って、翌日の上げを示唆しますので、重要なファクターとなります。

この傾向は、日経平均や先物のOSCを見ていても分かりません。市場トータルとしてのOSCは少しずつ下げていたのです。ところが、こうして統計的に見ると、昨日は今日の押し目からの上昇を明らかに示唆していたことになります。

このコンバージェンス件数の増加は、一昨年のライブドアショックの時に同様に計算した結果とも符合します。時は流れても、反転の息吹を感じる要素は変わっていなかったことになります。

今日は204銘柄についての上記の統計をとるのに時間を要してしまいましたので、明日のモニタリング銘柄は休みます。市場の見えない動きをいち早く察知することの重要性を再確認できただけで収穫です。

持ち越しは前場の急落局面で損ぎった6217津田駒工業の引けにかけての247円での買いのみです。狼狽売りしてそれより高く買い戻すという、全くもってみっともないことをしてしまいました。(この会社は1月24日に本決算がありますので注意。)

1月18日補足:

・NYダウ:OSC39%(-1%)
・シカゴCME:13365円(大証比-375円)
・日経リンク債ノックイン価格:13328円あり。
・為替ドル円:106.6円(1円2銭円高、OSC39%で-2%)

今日も荒れそうですね。
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ふらつく足どりで共食い状態

2008-01-17 11:20:18 | 株に出会う
いやはや、朝方の先物の気配に押されてか、特別買い気配の銘柄が多く、少し押してからの上げの早技にはビックリしました。

昨晩、「陰の極み、ここは絶対に買い」とか何とか、吹聴していた弱小有料投資顧問会社がありましたが、その扇動にまんまと乗ったかのようです。

その早技にはもとより筆者はついて行けず、例によって少し調整して、先物が再度朝方の高値を抜きにかかった、その最悪のタイミングで、よりによって下で指していた6217津田駒を245円で高値掴み。その後は上げる気配なし。案の定というべきか、一度は試したその高値13750円が抜けないと見るや、先物はジリジリと押されてくるので最悪の-5円での損切り。まんまと安く仕込んだ方々の餌食となってしまいました。駄目ですね、上がっていくのを見るとつい欲丸出しの本性が顔を出してしまいます。

タイトルにあるように、このように今の相場は少しでも下げる気配があると利確し利確されという、まさに共食い状態にあります。ドンドンと買い手が現れる訳ではありませんので、どうしてもこうしたタコの足の共食い状態のような修羅場を呈するようですね。

まあ、昨日のような急落はその筋も仕掛けづらいと見ているためか、前場の終わりにかけては13700円の下あたりで揉み合っております。

昨日の後場は、先物で13600円近辺にもあった、例のノックイン価格をどうしても筋の方は割り込ませたかったようです。それが2時過ぎからの予期せぬ急落という次第だったようです。

その安値で拾った方々は、当然、昨晩のうちにあちらこちらに明日は「陰の極み」で突っ込み買いとのプロパガンダを打ったものと思われます。

為替で円が突如売られたのも、国内の大口のドル買いがあったとの観測ですが、これもどうも仕掛け臭いですね。そうして、NYダウがほどほどの下げに留まっているうちに、シカゴのCMEはチャッカリと伸ばしておいて、今日の朝からの仕掛けと相成ったようです。

これは、後から分かることであって、筆者もそのことの確信が持てていれば、特に前日比ほどほどに始まった銘柄の突っ込み買いをしていたと思いますが、どうしても、昨日のトラウマもあり、30分くらいは様子を見ようということになります。

そして、2番目の上昇波動には遅れまいとする心理状態が密かに醸成されておりました。そこを、筋のお方はうまく10時過ぎの段階での見せかけの上げで突いておりました。

ああ、こんな解説をしていると、生まれつき悪い性格がさらに更に悪化しそうです。もう止めます。要するに今日の前場は負け、ということです。試し買い程度の玉でしたので、後場に何とか仕手筋を逆手にとって、このリベンジは果たしたいものです。

最後に、今日このままプラスで終了すれば、OSCもほどほどの上昇となり、今日のNYダウがプラス引けで為替も波乱がなければ、明日の前場は少なくともリバウンド局面入りかと思います。(誰でもそう思うわね。一体、為替とNYがどうなるのよ、という声が聞こえてきそう。)もし、今日の後場に更に上値追いが炸裂すれば、先日と同じように一旦利益確定で降りていた方が良いかも知れませんね。
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