株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

もし、バーナンキにこうした知見があれば

2008-01-24 23:15:00 | 株に出会う
今更、昨年10月に書いた自分のブログを引き合いに出すのも、いささか気が引けますが、生命の動的平衡システムに関する知見が、もしバーナンキの知性の一部にでも組み込まれていたら、今の世界の金融の混乱の本質について、もう少し早く気づいて何らかの対処が初動で出来ていたのかも知れません。

要するに、サブプライム証券化商品は、紛い物(まがいもの)だったということです。

詳しくはドミナント・ネガティブ現象についてのブログ参照。

それで、解決策はですって?

時間が後戻り出来ないところまで来ている以上、行き着くところまで行き着く以外にはないでしょう。
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明日のモニタリング銘柄(1.25.08)

2008-01-24 16:41:07 | 明日のモニタリング銘柄
さて、今日は全面高で終了。しかし、思ったほど取れていないと感じる方も多いのではないでしょうか? それはやはり、筆者も含めて買い時、売り時がうまくなかったということですね。

しかし、何とかプロの連中の手口の先回りをするきっかけが掴めそうです。これをチューンアップしていけば、やっと相場如何にかかわらず利益を積み上げるノウハウが溜まりそうです。そういう意味では今日は大きな収穫を得ました。

そのための前段のスクリーニングが明日のモニタリング銘柄ということとなります。

その前に、先週来トラッキングしているデータの推移を見てみます。
①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け
③OSCが前日以上&プラス引け
④いずれにも該当せず

1月11日---①133件 ②19件 ③9件  ④43件
1月15日---①155件 ②11件 ③8件  ④30件
1月16日---①97件  ②58件 ③21件 ④28件
1月17日---①5件   ②12件 ③171件④16件
1月18日---①4件   ②15件 ③154件④31件
1月21日---①26件  ②4件  ③6件  ④167件
1月22日---①179件 ②17件 ③5件  ④2件
1月23日---①12件  ②10件 ③143件④37件
1月24日---①5件   ②17件 ③169件④12件

続伸している様子が一目瞭然です。③が更に増えております。①は減っております。②が少々増えているのは、これまで上げすぎた銘柄の調整と、理由は定かではありませんが、まだ押されすぎている銘柄です。

さて、モニタリング銘柄を厳選しなければなりません。2つに分けます。業績にあまり変動はないのに押されすぎで、今日はやっとコンバージェンスしている銘柄と、市場の上げ勢いにまだついていけていない、今日は控えめな上昇に終わっている銘柄の2つのグループです。

テクニカル用語の簡単解説


【押されすぎ&コンバージェンス銘柄から】

1.4901富士フイルム
 今日は疫病神でもついているかのような値動きでした。3990円まで押されております。しかし、22日の3980円は割れておりません。OSCは+3%の47%にコンバージェンス。この株のファンにとって明日以降はチャンス到来と見ます。(実は筆者も隠れファンなんです。何せ、持っている900万画素の一眼レフデジカメが、2年ほど前に6万5千円程度で買った富士フイルム製なのです。海外に行くときチョイと重いのが難点ですがね。)

2.4644イマジニア
 今日は見事な水平飛行です。やっと長いトンネルを抜ける時と言うのはこんなもんです。

3.6849日本光電工業
 この内需優良株にいささか異変です。このところの安値まで更新。しかし、OSCは43%と5%もコンバージェンスしております。明日は、この鬱憤を晴らす日となるか?

【出遅れ控え目上昇銘柄から】

1.6301コマツ
 輸出関連銘柄の代表格ゆえ、為替の動きにも注意。

2.2914日本たばこ産業
 横浜・関内周辺でたばこを吸うと2000円の罰金が取られるそうです。しかも巡回しているのがどこかの会社を退職したような、数人の「徒党を組んだ」おじさん連中と来ています。しかしよくもまあ、こんないい加減な条例を通したものです。外で吸う分にはポイ捨てさえしなければ、良いではありませんか。誰かの衣服にたばこの火がつく可能性があるから、等という実にくだらない理由です。これは一種のファッショです。筆者はたばこを止めて40年経ちますから関係ありませんが、このニュースには全くあきれかえるばかりです。だからこの株を明日応援するという訳ではありませんが、600Kあたりの底を固めるなら、今や国際優良株の巻き返しが期待できるのではないかと。

【本音では、この世の中にたばこ産業など不要と考えております。たばこ=麻薬=体の良い国家の収入源です。若い人、早く止めた方が良いですよ。それこそ余計なことですが。】

3.7003三井造船
 これも330円まで落とされた屈辱を明日は晴らしてやって欲しいもの。

4.4704トレンドマイクロ
 ご存じウィルスソフトの大手。いささか地合とは異なる変なトレンドで動く株です。携帯用も注目されているようですが、この株はまさかサブプライムの影響などないでしょうに。筆者はこの会社のソフトは使っておりません。生まれつきへそが曲がっているせいか、量販店に行くとこの会社のソフトが大手を振りすぎているため、嫌気が指しているだけです。他意はありません。明日は稼がせて貰えればそれで十分。

5.6767ミツミ電機
 2日連続OSCを上げながら売買判断指数を落としている希有な銘柄。しかし、明日は何と言っても大御所任天堂の決算への市場の反応次第でしょう。

以上です。あと2つ、計10銘柄という切りの良い数字を希望する向きには、変な値動きの5310東洋炭素と、上げても上げても人気のない地方造船所の悲哀をかこっている7014名村造船所を挙げておきます。(そんなに上げてないか。。。)

持ち越しはなし。キャッシュ100%です。今の状態ではリスクが多すぎます。それにその日の値動きを見ながらトレードして勝てる算段さえつけば、何も持ち越すリスクを取る必要などありません。しかし、この相場は自らの胆力と知力が如何に試されることか。世の中、甘くはないということですね。幸い、試行錯誤を重ねながらも、ジェイコム君に倣っての買い一辺倒で、昨年末からはわずかですが利益を着実に積み上げてはきておりますので、これからの大変動相場でも何とか生き残っていけそうです。

忘れておりました。最後に市況を追加しておきます。

・日経先物:OSC:30%(+3%)
・日経平均:OSC38%(+4%)
・マザーズ指数:OSC43%(+7%)
・ヘラクレス指数:OSC45%(+10%)
・日本国債先物:OSC42%(-5%)
・ドル円:107.12円(32銭円安)24日終値-25日午前7時追記
・NYダウ:108ドル高 OSC51%(前日同値)-同上
・シカゴCME:13285円(大証比+275円)-同上

なお、ドル円の相場の目途については、久々に復帰した相場博士のご託宣によれば、106円60銭以上で今日引けるかどうかが焦点のようです。そういう目で今日の午後のドル円の動きを改めて見ると、その上値ラインで見事に跳ね返されておりますね。やはり博士(ハカセ)は、知力と胆力が違うようです。何とか見習わねば。。。
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10時にかけて国債先物が逆行高していたのは?

2008-01-24 11:30:22 | 株に出会う
しかし、プロの手口をよく理解しておかないと、筆者のようなうぶな投資家は罠に嵌ると言いますが、そのうぶなところが時としてプロを負かすこともあり、まあ、何とも言えませんが、今のような熾烈な相場になってくると、皆さん見ている指標がほぼ同じですので、そんな悠長なことは言ってられないようです。

昨日のNYでも債券の上昇(金利低下)から下降(金利上昇)の幅たるやものすごいものでした。これは今の金融市場の混乱ぶりを暗示しているかのようです。

今日の日本市場は、朝方の円安基調と昨日までの債券(長期国債)の価格低下(金利上昇)の流れを受けて、しかもシカゴCMEが13110円まで伸ばしていたので、高く始まったのは当然ですが、そこから先の流れは筆者も単に場中は先物の動きを見ているだけでしたが、前場の終わりにこうして、改めて、国債先物と為替の動きを見てみると、

・国債先物は10時前にピーク(金利は低下)を付け実は20銭も買われていた。
・為替は9時半ごろ円安のピーク、9時45分頃から円高に転じる。

ということになりますが、

実際には、日経先物は、この債券と為替の動きに逆らって、10時過ぎと10時半頃にピークを付け、そこからの再度の「脳天逆落とし技」の炸裂で前場の引けには、何と今日の安値の13020円まで落とされました。

国債先物は朝から債券市場が買われるという「異常値」を示していたし、為替は少なくとも10時を待たずして円高に転じていたのです。

そのあたりは、相場のプロの方々ももちろん感づいていたのでしょう。成り行きの動きの中ではジリジリと高値を10時頃まで切り下げておりました。(その裏で密かに先物をどなたかが買っていたことでしょう。)

しかしそのままだと買った先物は円高やら債券価格の上昇(金利低下)の今日のマクロな動きに一蹴され、利益をたたき出すことができません。市場のプロはそのまま引き下がるような柔な人種ではないことは皆さんも先刻ご承知のことです。

案の定、10時過ぎてから仕掛けが始まりました。分足をご覧頂くと、一度持ち上げて少し利確し、再度10時半という節目のタイミングで2度目の仕掛けです。そこで2度目の利確をかけ、後は前引けまでは成り行き任せの下落相場です。もう連中はたんまりと利益を手にした後ですので、その他大勢が慌てて売りに入るのを傍観していたに違いありません。

以上は、前場終わりにかけて筆者が時間の節目で上がるのを見て、これは少々不自然な上がり方と気が付き、買いを思いとどまると共に、改めて為替と債券の動きを見て分かったことです。

10時や10時半の仕掛けの裏で、少なくとも我々も為替や債券の動きを見ていないと、こうしたプロの手口にいとも簡単にやれれる可能性があるということですね。

前場は昨日から241円で持ち越しの6217津田駒工業を246円と247円で処分しましたが、途中で売り返済のところ、新規売りの誤発注をまたやらかしてしまいドタバタしてしまいました。ジョンベストエクスプレスはゆっくりと確認しながら操作をしないと、月に数回はこの誤発注をやらかしてしまいます。もっと修行せねば。。。

後は様子見ですが、一つ悔やまれるのは、昨日から監視体制に入っていた6330東洋エンジニアリングの朝方の気配(前日同値程度でした)に騙されたことですかね。寄り付きは425円と、ごく普通に早々と値がついたことで、今日も大した上昇はないと思い込み、特買いが続く津田駒の動きに目がいっている間に、先物の調整などなにするものぞという形でドンドンと値が切り上がっていく、そのタイミングを完全に逸しました。この銘柄にかなり神経を集中していれば結構うまい話だったと思いますが、後の祭り。後場はこの株も逆流する可能性がありますので、今から手がけるのは、それこそ出がらしのお茶を飲むようなものです。苦々しい思いをする可能性が大ですのでご注意下さい。

この株、一昨日に大型受注が発表されておりましたが、昨日は一旦上がるもその後は随分と押されておりました。そこが仕手筋の仕込みどころだった訳です。

まあ、そんなこんなのドラマを繰り返しながらも、日本市場もようやく底値を切り上げる動きになってきておりますが、NYダウが12000ドル割れからの回復を見せたとはいえ、過去のデータを見ても一度や2度は元に戻るものです。問題はその戻り方が前回の揉み合い地点の12500ドルを完全に越えるのか、それともそこまで言っては打ち落とされているうちに、ついに力尽きて谷底めがけて再度落ち出すのかの判断ができるかどうかですね。

昨日上げすぎたので今晩はその反動で少し下げるにしても、再度切り返しに転じた時にそこまで行くのかどうか、これが焦点かと思います。日本市場はその動きに追随するだけか??あまりNYダウが調子が良かった日の翌日は持ち越さない方が、今の相場は良さそうですね。全く混乱した値動きです。

この金融荒野です。飢えた狼連中(相場のプロ)も、この上からのノルマはあるは、顧客への償還期限があるはで、結構右往左往し、筆者の知らないところで「共食い」をしているに違いありません。うぶな子羊達がその乱闘に巻き込まれるのだけはご免被りたいものです。そのために、爪の垢ほどでもこのブログがお役に立てば、毎日更新している甲斐があるというものです。
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