株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(1.29.08)

2008-01-28 16:16:15 | 明日のモニタリング銘柄
後場に相場のエネルギーは残されておりませんでした。先物はついにOSCを-1%の38%に落としての終了です。金曜日の安値の13300円はずるずると割り込んだまま。

13時頃の5401新日鐵の決算が場の雰囲気を悪くしたようです。その前に、7974任天堂がストップ安に沈んでおります。この任天堂、通期の為替レートを110円にしての決算発表でしたが、この会社、何か勘違いをしているのではないでしょうか。もしまともに予想しているなら単なる馬鹿ですし、意図があってそうしたなら業績予想のメッキの剥離を自ら申し出たようなものです。このいわば日本を代表する銘柄がこうでは、センチメントが悪化の一途を辿るのもやむを得ません。

それは下記のようにテクニカル指標のトレンドにもハッキリと現れております。

注:①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。④は中立。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け
③OSCが前日以上&プラス引け
④いずれにも該当せず

1月11日---①133件 ②19件 ③9件  ④43件
1月15日---①155件 ②11件 ③8件  ④30件
1月16日---①97件  ②58件 ③21件 ④28件
1月17日---①5件   ②12件 ③171件④16件
1月18日---①4件   ②15件 ③154件④31件
1月21日---①26件  ②4件  ③6件  ④167件
1月22日---①179件 ②17件 ③5件  ④2件
1月23日---①12件  ②10件 ③143件④37件
1月24日---①5件   ②17件 ③169件④12件
1月25日---①5件   ②6件  ③181件④12件
1月28日---①114件 ②4件  ③7件  ④76件

一夜にして③が激減し、①がそれなりに増えてはおりますが、まだ「執行猶予ボックス」とも言うべき④に76件も留まっております。

とにかく②が増えないことにはどうにもなりません。

為替はまだ今日の市場が閉まっていませんが、明らかに106円60銭の終値をキープできそうにありません。今現在106円すれすれ。

逆に国債先物のOSCが金曜日に27%まで不気味に急落しておりましたが、案の定と言うべきか今日は見事に反発しております。72銭も反発してのOSCは+4%の31%です。(参考:金曜日に1枚買っていれば75万円の儲けです。証拠金は200万円。内外の金融機関がヘッジで買っているようです。)

これを見ても、再度の下落に向けて株式市場が動いていることは明らかかと思います。

明日のモニタリング銘柄ですが、一網打尽に下落の大波を受ける怖れもありますが、一応、今日のこの相場の動きと位相を異にしているためか、コンバージェンスしている銘柄からいくつかと、強気に動いている銘柄を少し、そして、チョイと早めに失速しすぎの銘柄の3つのグループに分けて、少々挙げてみます。

【OSCコンバージェンス銘柄から】買いは押し目で。

1.4503アステラス製薬 
2.9793ダイセキ

【強気銘柄から】地合にとり乗るタイミングを調整

1.3823アクロディア
2.2127日本M&Aセンター
3.5563日本電工(あわせて5566中央電工も)
4.4997日本農薬(仕手化注意)

【失速しすぎ銘柄から】

1.2914日本たばこ産業
2.6758ソニー
3.7826フルヤ金属(出来高注意)
4.9020東日本旅客鉄道
5.6502東芝
6.3436SUMCO(一転売りも)
7.6728アルバック(後200円位の下げで)
8.4689ヤフー

結構沢山出過ぎとなりましたので、もう途中で止めます。明日はとにかくNYダウが今晩下がれば、下げは確定的ですので、寄り付きの総悲観モードあたりからの反発にチャンスを求める以外にはないかも知れません。

今日は引け際の反発タイミングで2つほど仕込みましたが、その後地合が失速したため、やむなく-1Kで両方とも撤退。明日、心機一転で巻き返すこととします。

★最新市況:1月29日朝、追記
 NYダウ:OSC56%(+6%)12月26日以来の高水準へ。
 シカゴCME:13305円(大証夕場比+125円、終値比+255円)
 ドル円:終値106.88円(106.2~107.6円のレンジ相場内)
     OSCは+7%の53%へ上昇。107.6円が終値で抜けるかどうか?
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朝の一押しは買いだったが

2008-01-28 11:22:06 | 株に出会う
先物はシカゴCMEよりも40円安く寄り付き、ドル円は10時の仲値決定のためか、それとも5,10日のせいか、ドル買い(円安)に切り返し、債券先物はいきなり前日比40銭も高く始まったための利確の動きでの20銭ばかりの小反落となって始まりました。

これは何を意味しているのかというと、株式市場は安めに見積もられ、債券は高めに見積もられ、ドル円は8時45分頃に、節目の106.6円からの切り返し途上にあり、という寄り前の「捻れ現象」がなせる技かと思います。

しかし、どの指標も株式にとって前週からの下げトレンドであることには変わりありません。チョイとしたその日の綾戻しで、先物も寄りついてからは一気に下落することなく、控えめにシカゴCMEの値にタッチして、その筋への義理を果たした後は、9時21分に債券先物が切り返しに転じると、後は先物も勢いをなくしていきました。

以上の結果だけから見ると、寄り付きの突進買いが正解でしたが、それを9時20分過ぎに手放さなければなりませんでした。それに失敗すると、例えば、ボラティリティの高い4997日本農薬で見てみると、801円で始まり、842円まで9時12分に付け、その後10時前からの急落で、突進買いの方々を撃沈し、800円割れからの反発狙いの、第二次突進買いの人々にも返り血を浴びせ、後は成り行きでの下落で770円終了と相成っております。

9時30分にはこの株は手放さなければならなかったようです。ちなみにドル円のピークは9時20分あたり。債券の切り返しもそのあたり。

いやはや、色々と参考になりました。

持ち越し株はないので気楽な高みの見物でしたが、課題は、朝方のこの為替と債券市場、そして日経平均先物の分析をすばやくやることです。のんびりと今日は下がるだろうぐらいに構えておりましたので、一瞬のチャンス到来場面に乗ることは出来ませんでした。

但し、1つ簡単な指標に従っていれば、朝の切り返しに乗れたのです。それは1分足のMACDですね。朝方押された時に、シグナル線が下から抜くタイミングでの買いを入れることです。その際、為替や債券の値動きの方向性だけはチェックしておくことが最低限必要です。そして、再度シグナル線が上から割り込むタイミングですばやく売り抜く、とうい戦法ですね。

後場は今のところ旗色が悪そうですが、まだ先物にしても1330円という前日安値を割ってはおりますが、下へ下へとは持って行かれておりません。そして、OSCは何とか+1%の40%と踏ん張ってはおります。その他、日経平均、マザーズ指数、ヘラクレス指数、TOPIXなどのOSCは軒並み顕著に下落しておりますが、先行指標の先物はまだ踏ん張っている状態です。(プロはさすがにしつこい)

後は為替や先物の動き、そして海外市場の後場の動きなどがきっかけとなって、更に下に持って行かれるのか、或いは切り返しの動きを見せるのかが決まるかと思います。昼休み明けの寄り付き気配値にも注意。
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