まず市況から。
・日経先物:OSC40%(前日比-6%)
・日経平均:OSC44%(前日比-5%)
・マザーズ指数:OSC39%(前日比-2%)
・ヘラクレス指数:OSC45%(前日比-1%)
・国債先物:OSC44%(前日比-6%)
・ドル・円:108.49円(前日比-12銭)
・NYダウ:OSC29%(前日比-9%)
・CME日経先物:14510円(大証比-150円)
ダウの29%というのは8月15日以来。12517ドルの安値まで行くのかどうかが焦点。ところが、日経平均の44%は、12月20日の35%に対してまだ下げ余地あり。但し、真の安値・高値で調整した指数値では、11月29日のそれにあと40円ばかりの下落で到達。
ということは、明日の日経の押し目からの反転狙いはかなりの有効性があるかと思います。14200円の黄金分割比率まで行けばこれは買い。そこまでは行かないかと思いますが、節目の14500円に近づいて少々割れても、そこからの反転はあるのではないかと思います。しかし、これはNYダウが4日でほぼ下げ止まるという前提です。筆者はOSCが29%まで押されていることを考えると、一旦下げ止まると見ております。
念のため、もし悲観論が勝った場合はどうなるかを見通すため、日経平均のシミュレーションをしてみました。OSCが35%になるのは、寄り付きで14500円をマークしてから、どこまで下がったら良いかとのシミュレーションです。
・14500円始まりでOSCは42%です。
・そこから一直線に14200円まで下げてOSCは38%まで落ちます。
・もし14000円まで行けば、そこで初めてOSCが35%にまで落ちます。
かなり厳しい見通しです。明日から明後日にかけて、もし悲観論が蔓延すれば、来週にでも14000円までの下落がひょっとするとあり得る状況です。
しかしそうなるといわばパニック売りですので、まだそこまでは今の世界の経済情勢からは行かないと見ております。ジワリと落ちるにせよ、まだ明日は14500円割れで下げ止まると見ます。
その根拠の1つは、シカゴCMEの値動きです。14510円で止まっております。何故、もっと下げなかったのかですが、日経先物は12月7日の16120円の高値から、4日の終値で既に1460円(約9%)も下げております。シカゴCMEの4日の終値比では10%近い下げです。
対するNYダウですが、これは12月11日の高値の13780ドルからは、4日で980ドルの下げに留まっており、率にして約7.1%の下落です。日経先物と同じ日の安値を基準にすれば、約6.4%の下落です。
いくらNYダウより日経が激しく落ちるといっても、これはやはり4日に日経がオーバーシュートしていると市場は見ていると思います。
明日のモニタリング銘柄は、OSC値の下落度が激しい&低OSC銘柄を中心に見てみます。
テクニカル用語の簡単解説
1.7201日産自動車
1073円の11月22日の安値を巡る攻防からの反転期待。OSCは-14%の39%まで下落。
2.6728アルバック
10%下げたとはいえ、まだOSCは55%と高め。しかし、この株は珍しい上昇株です。本来は40%程度までは落ちるのを待った方が良さそうですが、明日に限っては4日の安値4750円割れが回避できることを確認しての買いか。
3.7867タカラトミー
これは768円という11月20日の安値への接近待ち。OSCは-10%の49%と高水準ですが、この株としては低め。785円の4日の安値を一度も割らずにそのまま上に行く可能性もあり。
4.4307野村総合研究所
主力市場の安定株の一角。8月10日の3550円の安値を明日割り込むのかどうか。テクニカル指標ではRCIがもう少し下げ足らないようです。3500円前後まで待つ戦法。
5.4617中国塗料
ボラティリティが高く依然として値動きが激しい株です。4日は急な投げが出て2度ほど920円まで突き落とされましたがすかさず買いが入っております。明日もこのラインの攻防が勝負か。
6.9022東海旅客鉄道
引き続きこの株をモニター。OSCはわずかですが+1%の24%にコンバージェンスしております。セオリー通りとすると、887Kの安値を再度試しに行って、それを耐えての上昇があるかどうか。しかしこの株、12月11日の高値の123万円からは約27%の下落です。これぞオーバーシュートの本家か?しかし、あまりにリニアに落ちすぎ。
7.4644イマジニア
先日来のモニタリング銘柄ですが、地合に押されてずるずると下値を更新しております。明日こそ、1148円の安値割れがなければ、OSCも+2%の33%まで回復はしておりますので、歯止めがかかるかも知れません。引き続きモニター。
以上です。他にOSCの下落度が激しい5108ブリヂストン、それにOSCが22%まで押されている4548生化学工業、それに新興では2121ミクシーや2127日本M&Aセンターなども面白そうですね。
・日経先物:OSC40%(前日比-6%)
・日経平均:OSC44%(前日比-5%)
・マザーズ指数:OSC39%(前日比-2%)
・ヘラクレス指数:OSC45%(前日比-1%)
・国債先物:OSC44%(前日比-6%)
・ドル・円:108.49円(前日比-12銭)
・NYダウ:OSC29%(前日比-9%)
・CME日経先物:14510円(大証比-150円)
ダウの29%というのは8月15日以来。12517ドルの安値まで行くのかどうかが焦点。ところが、日経平均の44%は、12月20日の35%に対してまだ下げ余地あり。但し、真の安値・高値で調整した指数値では、11月29日のそれにあと40円ばかりの下落で到達。
ということは、明日の日経の押し目からの反転狙いはかなりの有効性があるかと思います。14200円の黄金分割比率まで行けばこれは買い。そこまでは行かないかと思いますが、節目の14500円に近づいて少々割れても、そこからの反転はあるのではないかと思います。しかし、これはNYダウが4日でほぼ下げ止まるという前提です。筆者はOSCが29%まで押されていることを考えると、一旦下げ止まると見ております。
念のため、もし悲観論が勝った場合はどうなるかを見通すため、日経平均のシミュレーションをしてみました。OSCが35%になるのは、寄り付きで14500円をマークしてから、どこまで下がったら良いかとのシミュレーションです。
・14500円始まりでOSCは42%です。
・そこから一直線に14200円まで下げてOSCは38%まで落ちます。
・もし14000円まで行けば、そこで初めてOSCが35%にまで落ちます。
かなり厳しい見通しです。明日から明後日にかけて、もし悲観論が蔓延すれば、来週にでも14000円までの下落がひょっとするとあり得る状況です。
しかしそうなるといわばパニック売りですので、まだそこまでは今の世界の経済情勢からは行かないと見ております。ジワリと落ちるにせよ、まだ明日は14500円割れで下げ止まると見ます。
その根拠の1つは、シカゴCMEの値動きです。14510円で止まっております。何故、もっと下げなかったのかですが、日経先物は12月7日の16120円の高値から、4日の終値で既に1460円(約9%)も下げております。シカゴCMEの4日の終値比では10%近い下げです。
対するNYダウですが、これは12月11日の高値の13780ドルからは、4日で980ドルの下げに留まっており、率にして約7.1%の下落です。日経先物と同じ日の安値を基準にすれば、約6.4%の下落です。
いくらNYダウより日経が激しく落ちるといっても、これはやはり4日に日経がオーバーシュートしていると市場は見ていると思います。
明日のモニタリング銘柄は、OSC値の下落度が激しい&低OSC銘柄を中心に見てみます。
テクニカル用語の簡単解説
1.7201日産自動車
1073円の11月22日の安値を巡る攻防からの反転期待。OSCは-14%の39%まで下落。
2.6728アルバック
10%下げたとはいえ、まだOSCは55%と高め。しかし、この株は珍しい上昇株です。本来は40%程度までは落ちるのを待った方が良さそうですが、明日に限っては4日の安値4750円割れが回避できることを確認しての買いか。
3.7867タカラトミー
これは768円という11月20日の安値への接近待ち。OSCは-10%の49%と高水準ですが、この株としては低め。785円の4日の安値を一度も割らずにそのまま上に行く可能性もあり。
4.4307野村総合研究所
主力市場の安定株の一角。8月10日の3550円の安値を明日割り込むのかどうか。テクニカル指標ではRCIがもう少し下げ足らないようです。3500円前後まで待つ戦法。
5.4617中国塗料
ボラティリティが高く依然として値動きが激しい株です。4日は急な投げが出て2度ほど920円まで突き落とされましたがすかさず買いが入っております。明日もこのラインの攻防が勝負か。
6.9022東海旅客鉄道
引き続きこの株をモニター。OSCはわずかですが+1%の24%にコンバージェンスしております。セオリー通りとすると、887Kの安値を再度試しに行って、それを耐えての上昇があるかどうか。しかしこの株、12月11日の高値の123万円からは約27%の下落です。これぞオーバーシュートの本家か?しかし、あまりにリニアに落ちすぎ。
7.4644イマジニア
先日来のモニタリング銘柄ですが、地合に押されてずるずると下値を更新しております。明日こそ、1148円の安値割れがなければ、OSCも+2%の33%まで回復はしておりますので、歯止めがかかるかも知れません。引き続きモニター。
以上です。他にOSCの下落度が激しい5108ブリヂストン、それにOSCが22%まで押されている4548生化学工業、それに新興では2121ミクシーや2127日本M&Aセンターなども面白そうですね。